五月四日 木曜
天氣 晴
起床 六時二〇分
就床 十時三七分

朝起きて見たらよい花のかほりがする
眞白なぼたんが二つ咲いてゐるのだ
もう蜂が来てゐる
「本當に精が出るのね」と賞 ...
乗れないはずの船だった

意地になってもわかっている
もう負けたことくらい

干からびることのない海の上で
船はまだ心を留めている

消したい過去さえ綺麗な夜に
逃げ込んだ夢の中
...
ひろびろ青がひろがって
鳥の群れが行き過ぎる
街は熱波に曝されて
子らの午睡を浅くする

  *

ちから抜けちから抜け
胸にわだかまる戦慄を
呑み込みおれは街を行く
こんなにひろ ...
ウクライナと
転覆と山梨の女児のおかげで
みんなコロナのことを
忘れることが出来ました
私なんか
家を出て電車に乗るまで
マスクをしていないことに
気付きませんでした
ゴールデンウィー ...
ゆんべあれだけ喰って
あるしこ呑んだはずなのに
友人を載せたばかりに秤の針は
奇跡的な数値を目盛る

数字じゃないんだ、人体は
神秘なんだよぉ
奇っ怪な唄が風呂桶を揺るがす
窓なんかひ ...
{引用=幸福感}
空は絶望的に高く
駆けあがれる限界を超えて
戯れる黒い手紙たち
光は全てを晒し出すことで
わたしたちを盲信させる

記号あるいは仮面を外して
砂埃と化した男が
なお ...
夢売るかいじゅうに夢見られたくて 水溶性のチケットを握りしめた夏

穴空きズームで遠くを見てるようなぼくの毎日から
声がする

きっとまた会える あの日みたいにハルゼミの鳴き声が 雨が また ...
闇、散り散りになって
ちっぽけな逡巡を嘲笑い
睡魔に弛んだ
色褪せた脳髄の
目を瞑るに任せる
アウトサイド、口内の苦い
苦い苦い傷を噛んで
喉笛に忍び込む
血液を記録した
午前一時、 ...
勝ち五万おろしたローソンは涼し  今日でゴールデンウイークが終わる。こういう期間に家業がないと落ち込むのだが、昨今のスキー場閉鎖やコロナ禍ということもあり、暇なことに慣れてしまっている。それでも暇ながら五泊ほどの客が居たと言えば居た ... はるかぜ

ことり

えんぴつ
別の匂い、
別の音、
別の光景、
別の次元
飛び込んで
掴み取って
受け容れて

歓びに充たされ
飛翔する

記憶を遡行し
新たな銀河にたどり着いたなら
この肉体いっぱい弾け ...
うんこ
郡山
曼珠沙華
ゲリラ豪雨
うんこ
郡山
曼珠沙華
ゲリラ豪雨
うんこ

───はあ、そうきましたか・・・
なかなかやりますな

うんこ
郡山
満州国
クリティ ...

お日さまの光が 静々と
自室に射しこんできて私を照らす
このあたたかさとは裏腹に
ラジオのニュースが冷たく突き刺さる
こころに深く

私には、その時その時の
苦しみや不安があります ...
こころ囚われる瞬間
からだ解き放たれ、散るわ
羊たちの群にひと粒
黒色がいななく詩句

何もかもを見透かす瞳で
ただ愛した
あなたの為にすべてを
無想にさらす

何故としても
す ...
路地のかどから
愛しい音
特別なワケもないけれど
なでてほしい
なでてほしい

となりの窓から
優しいまなざし
今日も行こうね
一緒に行こうね

もうなにも見えないけれど
...
検死官は干潟を藪の中を、非常口から井の中の蛙まで
愚者は黒い推敲を住職と読んで
平行線のクジラをのどぼとけさまに埋め込めたと言い張る

治癒することのない常夏は尻軽なモグラ触角を囃し
街宣車 ...
価値のある負け方かどうかだ
次の種を蒔けたら価値がある
失敗に成功しているんだから
晴れ間が広がり
光の庭
洗濯物はのどかに泳ぎ
遥か遠方の戦場を
透かし彫りに浮き立たせる

微睡む日の本、昼下がり
誰一人居なくなった
遥か遠方の銃声が
無人の庭に響いている

...
○「年寄りの魅力」
豊かな経験とおだやかな心ではないだろうか

○「青春歌謡」
いつも失ったものを
思い出させてくれる

○「死」
欲望にとらわれている人には
死は恐怖である
苦し ...
飲めないと痛し悲しで日が暮れて

場が荒れてつべこべ言われる筋もない

イライラも家で完結してるから

エンタメを盗みしスパイカメラかな

我が心、皮膚一枚で守りしを
来週

静か

その時は
ようやくうたを歌う理由を
手にすることができた瞬間から
あたしの好きなうたは
聴くことができなくなる

なんども、なんども、
なんども、なんども、
この身をゆだねた
...
イチゴ色のゼリーにのせられるわたしの人生
微睡みの匙は脆く
ひと掬いもできないで夢が終る

せめてクリームで飾れば良かったわと
言う
母や 姉や 叔母が
女という呪いを無自覚に吐き散 ...
 
 紙巻タバコのシケモクと電子タバコを交互に吸っている。
 電子タバコに切り替えてから一年も経たないのに電子タバコの吸引器を三回も買い替えた。発煙コイルが焼き切れる前に吸引器本体の電池がダメに ...
風は凪ぎ
コンビニの旗ははためかず
過ぎる人影は伸びきって
黒い大地に貼り付き
青い天空を望んでいる

応答せよ、宇宙
渦巻く銀河を木霊させ

不断の日々の反復に
亀裂がいつしか入 ...
数え切れない星たち
休日の夜は何故かスローで
あなたと過ごせる時間が長く感じる

夜景よりも何よりも綺麗な愛
幾つも積み重なった喜びが輝く

幾つも様々なことが積み重なって
良い流れに ...
その人はよく読む
新聞・広告の類はもとより
ゴシップ雑誌から哲学書まで
どんなものでも選り好みなく
目的は特にない
賢くなりたいわけでも
褒められたいわけでも
ただ
愛を探すように
...
手の甲の痣はなにを示すのか
どこかにぶつけたのか
覚えていやしないけれど
この赤紫色の小さな円形は
どうしたことか
痛みなどないけれど
なにをどうぶつけたら
こんなところにこんな色の痣が ...
こんな時間に起きて水面を覗き込んでる
からっぽのコップに見えない水が見える
きみの水面にうつるのは
いつも何回か殺されたあとのぼく
ぼくもまたあなたを殺した
何度も
ぼくはきみの目
きみ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
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加筆訂正:
リアリストアリスの天国の肖像 その断面から/ただのみきや[22/5/8 15:55]
すこし修正
4.03sec.