中身は何にもないのだ
何の能力もない
だけど何者かになりたいと思って
足掻いている
何者にもなれないのに
踏ん切りがつかない
気付いたら
職にもあぶれ
家族もなく
たった一人の世界で ...
○「人の死」
人の死というものは
あっけないものである
生きている時は
ずっと生きているかのように
活躍している人でも
死ぬとあっけないものである
生とは
一瞬の興奮のようなものである ...
 言語により横たえられた朝なので
 わたしはどのような経路をたどって
 虚しさに到達すべきなのかわからない

 曇っているなにかが曇っている
 カラスが低いところを飛んで
 ごみ袋 ...
今まで「アベ」と吐き捨てるように
呼び捨ててののしっていた連中も
今日ばかりは「安倍さん」になり
あらゆる暴力は許せないと嘆く
言葉の暴力の使い手達が
いっせいにその刃をしまい
自分は始め ...
飾られた街を見て
今日は七夕だと気づいた

雨でも曇りでもなく晴れ

七夕だと気づき
七夕気分が湧いてきた

今日は星が見えるかも
そう思わせる青空

梅雨明け
今年は早かった ...
冷えた身を横たえ
戯れる子らの
遠い木霊を聴く黄昏時
いのちの炎は燃え
たましいが肉を貫く

激情の太陽は沈み
死の予感が広がる
もう還る時は遠くないのだ
一杯の水が欲しい

残 ...
私も変わる でも
変わらない
存在や物事もある
私の涙
宇宙の涙



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
精神が折れている
水道のカランの水漏れを修理するのを
交換の必要な内弁と
修理の為の工具を買ってきてから
二週間以上も先延ばしにしてしまった
確としたやる気が起こらない
明日野郎はバカ野郎 ...
たとえばワクチン打ったら翌日、死んでいた
なんて人が少なからずいるんでしょう

報道が取り上げるべきは
そういう人たちだったのであって

この度の不始末、語り継がれることでしょう
一人だ ...
ドアスコープ、ドアホン
居る
小さな刃物のつめたい先端がお守り、待ち構える
なにを?
ぼくの
ゼリー状になった
まっかな
しょうどう
なにか言ってる
同じ音を繰り返してる
ぼくにも ...
小さな顕微鏡を買って、死んだ虫や死んだ葉、花びら、砂粒、髪や皮膚のカケラなんかを、どこまでも大きくして遊ぶ
覗き込んでいると、僕が世界だと思っているもの、それがひとつなどではないことがわかる
そし ...
静けさの含み持つ何か 
自らの心落ち着いた時に
期せずしてやって来る何か

過去へ遡行しながら
未来から到来する
未来から到来しながら
過去へ遡行する

胸奥から込み上げ溢れ 溢れ込 ...
ハハは真夜中になると
冬のある、電気ポットに まだ幼い鶯の、
恋を
香ばしい、縁 で。
のんでは。
首と傾げて
チチ、と ないた
父、とは
汚れた手を添えると また仄かにぶり返した 望 ...
指に指の毛が生えていること
永いあいだ、すっかり忘れていた

まだ僕に夢も希望もあったころ
いつかの祖父らと田植えをしたのに
anataなにをいっていますぬん あたりまえの
物事が
ありがたい
いのちの
ふしぎ



暗闇をぽつんと
独り
聴いていると
宇宙の魂の歌が
私の魂にひびいてくる



魂という
命は
愛に
帰 ...
僕と喧嘩をしようよ
君の星とはこんなに離れてるから
たとえ光の速度で移動出来たとしても
明るい話題も届く頃には暗くなっちゃうね

僕と喧嘩をしようよ
あまりに時間がかかるから
君は怪獣に ...
チーズ

雪解け

かりんとう
衣擦れの音が
耳に心地よくて
寝たふりを続けるから
もう少し
歩いていて欲しい
未舗装の砂利道の上、うろ覚えの英語でルー・リードのWalk on the wild sideを口ずさもうとするんだけれど、あらぬ方向へ跳ね回ってどうにも様にならない

緩んだままのスニーカーの靴紐 ...
父も母も自称詩人で
17人いる兄姉の14人までも
自称詩人だ
残りの三人はフリーターだ
ちなみに6人いる弟妹は
放火犯だ
そんな私は
生まれたときから
自称詩人だった
現在62歳だが ...
降りていく
夜空の底へ
降りていく
瞼を閉じて
降りていく

やはらかなそこへ
そこなきそこへ
はらはらはらはら舞いながら
やさしいことのは散らしながら

降りていく
宇宙の底 ...
夜をあたたかにする
二月の雪は
ほとんど真っ直ぐに降る
小石を詰めた財布が
昏い水に沈むように
アバタエクボの氷塊[不透明]と剥がれかけた包帯、そして瘡蓋
っああハあ……ァッィ……うやっァ゛ン+特にこのネコのこと
引っかき傷を収められたばかりの黄土色の日焼け跡をくもりがらすは。
だらしなく ...
まだるいベッドの上
まるどらのはみ出した先っちょを不意につまみ上げると
焼きマシュマロがどろりとクラッカーからずり落ちた
ああ果てしなく伸びていくだけの朝
しかしこのだらくは健全である

...
燃え立つも 大いに収め たゆたうは
何程もなく 命あらわに

休めたし 難行苦行の この坂を
有り難くもかな 悲しくもかな

冴えわたる 功掲げ 陽光の
みな行き渡る この世の光を

...
目をつむり
こころの
闇を見つめると
聞こえてくる
光もある



どこを見るともなく
宙を
ぼんやりと
見ている時がある
どこかのここで



宇宙が生まれてからずっ ...
花先が指に触れる
雪の際からとけていく六角みたいに
わたしの指が花の熱で
輪郭を失っては蒸気になって
この空に還る
いまここに
この場所に
花先に恣意はないのに
わたしが勝手に崩壊して ...
水を つつむ グラスを
つかむ 指を ひらく

床に着くまでのわずかな時間にも
水はこぼれてる
それまで包まれていたものが
ゆっくりはじけた

みじかく鋭い悲鳴が
こんなにも全てを変 ...
ささやく 残照の海
なれた 忘却の罪
水は 空と結ばれ
夏の 夜をことほぐ

うたうべき歌を秘め
ひとり影だけを踏み
あの人を想う

気化した銀が まるく冷え
やがてひろがる 天の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自称詩人的人間の犯行花形新次自由詩022/7/9 10:09
独り言7.9zenyam...自由詩1*22/7/9 9:05
到達草野春心自由詩022/7/8 23:11
シンゾウ・アベが死んだ日紀ノ川つかさ自由詩222/7/8 21:31
七夕気分夏川ゆう自由詩222/7/8 18:05
死と自由ひだかたけし自由詩322/7/8 17:38
※五行歌「宇宙の涙」こしごえ自由詩3*22/7/8 13:51
「精神が折れている」ジム・プリマ...自由詩2*22/7/8 10:47
憂鬱、第四波りゅうさん自由詩122/7/8 10:02
珍客凪目自由詩022/7/7 22:31
七夕自由詩122/7/7 22:19
フルサトひだかたけし自由詩7*22/7/7 18:48
夏の座敷牢あらい自由詩122/7/7 17:14
田植えクーヘン自由詩9*22/7/7 15:20
honjyaIN0RI自由詩022/7/7 15:10
※五行歌 三首「いのちの ふしぎ」こしごえ自由詩1*22/7/7 14:22
妻咲邦香自由詩022/7/7 11:36
令和4年7月7日(木)みじんこ自由詩2*22/7/7 0:21
束の間坂本瞳子自由詩1*22/7/6 22:22
夏の始まりちぇりこ。自由詩322/7/6 20:21
自称詩人の履歴書~へだけこくし花形新次自由詩022/7/6 19:06
むおん ちんもく むげん むていひだかたけし自由詩5*22/7/6 18:49
五行歌自由詩222/7/6 17:39
めめんともりをゆくあらい自由詩022/7/6 17:12
まるどらロッキー自由美学自由詩022/7/6 12:03
この大切なる日々に二宮和樹短歌022/7/6 7:45
※五行歌 五首「命にありがとうさま」こしごえ自由詩2*22/7/6 7:01
花先が指に触れる万願寺自由詩2*22/7/5 22:39
つつむsoft_m...自由詩022/7/5 21:59
七夕自由詩022/7/5 21:43

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加筆訂正:
※五行歌 三首「いのちの ふしぎ」/こしごえ[22/7/7 15:16]
二首追加しました。拝礼
3.26sec.