静かな時間はその壁の上に
わたくしたちの流れる
緩やかな河口の堆積してゆく汚泥のように
次第に色を失くしてゆく
冬の銀河のように
着水する水面にふれる羽毛の静けさ
波紋は辿り着く岸をもたな ...
くすりの苦さの口直しのお茶

かつて平穏の今はさびしくあるばかり

早春の 詩の 素麺のように弱々しく

しっかり立って今朝の青空を手におさめ

梅の盛りをじっと観て去り

囚 ...
僕は昔でかけた友達と連れ立って
どこかに行くのだろう
公園のベンチの裏や その
駐車場の砂利の上だとか 誰かが落としていった
長い棒切れを持って
他の誰かであるような真似をしながら


...
霧のなかで死を捕える

異郷に目覚めて
寒風吹きすさぶ
荒れた大地に身を竦め
無に帰るのか
永遠へ還るのか
遠い地平に灯はともり
君の帰還を待っている

)もうどうしようもなくなっ ...
15歳で人生のピークを
迎えるのもどうかなと思うし
薬物でとやかく言われるってのも
結構キツいものがあるよな
よく考えてみ
高々スケートだぜ
ぐるぐる回ってるだけなんだぜ

まあ、それ ...
冷たく未熟な言葉でなら 孤独は演算できる


あまりにあなたという人が数の埒外からはじまり 繰り返す落陽が朝焼けを見つけに来るために ( わたし )から始まる文法は両生類の戦争を回避しえない ) ...
バスに乗る、中に滝がある
気持ちが良かった
気持ちが良かった
さよならをたくさん知った
ぼくは、さよならをたくさん知って、気持ちが良かった

椅子の上、窓を閉めなかった
爪を噛んでい ...
五冠を手にしても

いまだ
森林限界の手前とは

一冠も持たない棋士は

さしずめ
冨士のすそ野にひろがる
樹海をさまよう人か

森林限界とは5合目付近

即ち
八冠すべて ...
また方々に失礼な
詩を書き散らし
しかし正直であることを
禁じられた文章は
半分、死んだも同然で

父母を救えぬ恐れから
ということは
追従者も救えぬ恐れから
何と何をも繋げなかった ...
詩の即売会に行って
たとえば僕が君の詩集を
買わなかったからといって

否定されたなどと
思わないでください

何かしら手を控える
要素があったのかもしれない

たとえば表紙の
...
西行忌 煩悩しずめひとひ終えたい

懸命生きること詠むことの西行忌

空腹、糧として今朝は物書く

春の雲とてもしずかに私たち

妻を起こさずひとり食パン焼いている

 
橋の上いつもの朝を迎えても君は震えて歌う白猫


暁の歌が輝く一滴の私の夢が微笑む未来へ


貫けない愛の硬さを知ったなら凶器を捨ててただ抱きしめる


戦いを忘れられない愛 ...
今宵は夕食を摂らず、摂れず? 眠り

ショートホープ 明日は煙草十本で済ます

湯上り みるみる小さくなる私を見ている

 
  くろい函に
  颱風がつまっている
  ガラス製の 記憶より小さな、
  そのよるがふるえるのをわかると
  これは宝ものなのかもしれないとおもう
  血液の、くろい川の
   ...
  捜すこと
  幻視すること
  かんがえることが
  小虫の群れになり壁を走る
  たんに叫びだった声に甦れよ、
  すべてのおちぶれた動詞たちよ
  学生寮のそばに
  ワゴンRが停めてあって
  夜 街灯のしたで光っている
  そう 言う
  架空の口蓋や歯茎などで

  蕎麦を手繰りながら
  昔おそわった担任の口癖を ...
あなたのかわいい
おくれがちな相槌
寒すぎて ちょっと笑ったよね
愛してたけど
愛じゃなくてもべつによかった

隣りあう洗濯物
使いふるされた工具
石ころ
乾いたスポンジ
...
霧が晴れて
青空が広がる
奇跡のように
(優しい石鹸の匂い
ほんのり漂い)
駆け回る
子供たちの笑顔が弾け
木漏れ日のなかで踊る

原色の広がりが渦を巻き

還っていく 
僕た ...
単発の鉄風で
装填された朝
君は
この世に残された
たった一つの貴重な卵を
お割りに、なられる

ベーコンエッグの
湯気の立ちのぼる向こう側
肥満児の群れが
対空ロケットランチャー ...
もういい
もういいんだ
赦すとか赦さないとか
もういいんだ
苦い思い出も
前進する力に換えるしかない
思い出は
こころを流れる
逝川です
人は生きる
思い出と共に




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。

※【逝川(セイセン)】とは、
...
影の伸び縮みに合わせて、
私の身長も、
伸びたり縮んだりするから、
夜が来ると私は、
世界一巨大なバケモノになる。

ピーターパンが低空飛行しながら、
地面に擦り付けた、自分のペニス。
...
五冠となった
お祝いのコメントで

羽生九段や佐藤会長が
紙一重の強さが光った

などと
強調していたが

タイトル戦のデータをみると
とても紙一重とは思えない

二日制の
...
顔洗いさっぱりなんとかやってゆく

雪解川 沿いに花咲き日が昇り

つかれ過ぎて体を脱いでしまいたい

 
時速16キロの自由はとてもやさしい
細分化されない感覚が基調演説する共和国のユートピア

孤独や言葉が加速されない世界に
きみのスクーターがポイントして

僕だけが時速100キロで仕事しな ...
星新一のスマートさよりも
「最後の喫煙者」になろうと
真剣に思っていた程
筒井康隆に傾倒し全集を読み
ドタバタが好きだった

だったはずが

老眼が酷くなるのと同じく
10とか12p ...
母を恋う踏み絵のように春の泥 早春、昔の句が出てきてしずか閲す

バレンタイン 妻とチョコレット分け合いにっこにこ

障害者手帳プリントしてあした会社に持ってくぶん

 
人生の目的を見失った私は

こころの闇に耳を澄ます

すると
「ほほ笑み合うために生きる」という一つの答が、闇の奥で仄かに
光り出す
宇宙の魂は
私の魂という命とつながっている

...
緑色の艶ある葉っぱ初夏映す肌艶のいい体は元気

歌詞と曲上手く合わさり歌になる歌唱力あるほど魅力増す

金曜日終われば休みモードになる見ている景色力が抜ける

土曜日の街の雰囲気やや静か足 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
The Diamond Seaちぇりこ。自由詩322/2/17 13:07
自由律俳句 2022.02.17(木)田中恭平俳句222/2/17 6:45
棒と季節番田 自由詩122/2/17 0:54
Light Of Home ひだかたけし自由詩622/2/16 20:22
ワリエワ花形新次自由詩022/2/16 18:13
パイプライン末下りょう自由詩4*22/2/16 17:21
気持ちが良かった竜門勇気自由詩3*22/2/16 12:59
森林限界の手前st自由詩422/2/16 7:06
酔いの残る朝りゅうさん自由詩322/2/16 6:50
表紙買い自由詩1*22/2/16 6:08
自由律俳句 2022.02.16(水)田中恭平俳句122/2/16 3:44
白猫の愛の夜というのか?秋葉竹短歌122/2/15 20:49
自由律俳句 2022.02.15(火) 夕べ田中恭平俳句022/2/15 19:22
颱風草野春心自由詩822/2/15 19:06
虫、動詞たち自由詩522/2/15 19:04
言う自由詩322/2/15 19:01
洗濯物はるな自由詩1122/2/15 17:47
みつめているひだかたけし自由詩722/2/15 17:43
ミサイル日和ちぇりこ。自由詩722/2/15 15:43
赦す渡辺亘自由詩222/2/15 15:10
※五行歌 「逝川」こしごえ自由詩7*22/2/15 10:42
この音楽の中でツチヤタカユ...自由詩222/2/15 10:07
紙一重の強さで五冠の謎st自由詩222/2/15 8:34
自由律俳句 2022.02.15(火)田中恭平俳句122/2/15 6:43
時速16キロのうたマークアーモ...自由詩722/2/15 4:54
憧れの誤読の人生板谷みきょう自由詩2*22/2/15 4:02
<リボン> 春の泥るー俳句322/2/14 21:06
自由律俳句 2022.02.14(月)田中恭平俳句122/2/14 20:56
私の目的こしごえ自由詩4*22/2/14 20:53
緑色夏川ゆう短歌322/2/14 19:26

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