真夜中が近づいている
ベランダに出て夜風にあたる
ゆるやかな風が吹いている
街灯の列が何処までも続く
なんて素敵な夜だろうと思う
昼間森で見た紫陽花の群落が
今頃青く光っている
風は優し ...
容赦なく足もとは揺れ、真っ赤な炎を吹き出して大地が割れた
渇いた砂を巻き込み、刺々しい緑色群生がのみ込まれていく 底暗い活断層(裂け目の誕生だ)
荒ぶる原野うねる緑地帯
空を映し出す水面は、 ...
こころの底から
湧き起こる
未定形な
奇妙なもの
知覚の門にぶつかって
イメージと融合し
充たされ
深い夢見に
沈んでいく
記憶の奥に戯れて
未知なるヴィジョンを携えて
...
・
油の切れかかった自転車をゆっくり蹴りながら
初夏を孕んだべたついた風を浴びて夜道を滑走する
切れかけたワイヤレスイヤホンはぶつぶつと呟き
月は電池が切れるのと同時に空に喰われる
昨日 ...
身を捩らせる
寒さのあまり
五月だというのに
ブランケットを
引っ張り出して
身を包ませて
やっとのことで
眠りにつく
そんなにも
寒さを感じて
いたのかと
自分でも驚く
開い ...
継ぎ足された寿命 流れ去る秋の空
私の代わりに種明かしを
『一年後 叫ぶ 千羽ノ鶴』
そんな知育玩具の傷跡、そんなケチな細胞膜
二つ返事の読み物、成立しない御神灯、
『力は入らないよ。』 ...
わたし、気がついたの世界は夢。
緑色のモヤの中に揺れる、オレンジ色の老婆。
あれはいつからなんだろう、ずっと刹那の中で13年目の春に。
生きているうちに見れるだろうか、夕日と木星の分岐点を。 ...
銃をギターに持ち替えるのは簡単だ
でもねきみを誰かにすり替えることはたやすくないんだ
僕たちはいつも何かをわかろうとしてでももどかしくて
僕たちはときに優しいだけの棘にはまってしまったりする ...
退屈と思える時間窮屈で見えそうで見えないやりたいこと
逢いたいと思えば何処か逢えそうで距離が壁にはならないだろう
誰一人遊んでいない公園内風に揺られてブランコ動く
眠れない眠りたくて ...
若かったころ、けして美人と言うわけでもなかったが、彼女もまだそれなりに可愛かった。男たちが代わるがわるにやって来ては、クルマに乗せたり、映画を観に連れて行ったり、また酒を飲ませたりと彼女との時間を楽し ...
夏は静かな川遊び
彼岸に逝く人
此岸に来る人
川の流れは絶えずして
海の潮を落としては
彼岸から此岸まで
底から河童もやって来る
Summertime
Only I
Here
漂流記も六十八年に及ぶと疲れてくるが
ときたまの発信が僕の生きている証ならば
更に時を重ねて漂流するばかりなのですが
方丈記にある泡沫は淀みにあって
もう暫くは世の中を眺めているのでし ...
いくらひとりが好きだって
強がってみても
人間だから
集団脳の恩恵を受けている
みんなのおかげで今がある
なんど他人と暮らすことに失敗し
だからひとりなんですと
言い訳してみ ...
音楽は人生と結び付く
不意に
確かに
無責任に
永遠に
...
二〇二〇年六月一日 「夜のみだらな鳥」
ドノソの『夜のみだらな鳥』を読み終わった。さいごのとこらへんは、修道院に住まう老婆たちの話になっていた。ディートと呼ばれる男が老人なのか赤ん坊なのか ...
どこからやってくるのか分からない鈍い反射を受け止める網膜は在りもしないものばかりを確信したがっていて、薄汚い言葉ばかりを口にしてはまた時間をドブに捨てる、昨日までの雨のにおい、溶解した記憶が隠れる ...
誰かがシャワーを浴びている
雨はすっかり止んでいた
林檎を囓る少女が独り
光は妙に屈曲して
迸る水を艶かしく
向かいの鏡に映していた
今夜は早々と眠りに落ちる
明日はきっと晴れる ...
黒っぽい磯、赤裸々な暗礁、あらぬ余殃
風穴
罪のない心が弐度死ぬ
重みを咥える胸腔に大ぶりの菊が咲く
濁声に記載される荷車に両手を戻し吹きかける
少しの綿毛及び花火が散る
...
わたしはなぜここにいるのか
青天の霹靂、揺れ動く大地
奇跡のように時は流れ
沸き起こる歓びに包まれて
わたしはなぜここにいるのか
内省を突き破る、情念の牙
失って気づいたよ。
今は前より少し大人になったから、今ならもう少しうまく付き合るかな。
でも、何もかも遅いけど。
真夜中の官能の記憶。
君は天使だった。
大晦日に永遠の愛 ...
私の人生
退屈知らず
ションボリしたり
ウキウキしたり
ありがたい
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ああこれは恋と違って甘くなく
まるで呪いのような灼熱
空き缶が転がるビル街風吹けど
晴れわたる空ひと一人無し
二人して別れに納得した夜に
さきに泣かないようにうつむく
...
ひとつの声が磔にされた
影が七つ震えていた
見つめるだけで魚の群れを孕み
蒼いシーツをまとって巻貝を奥へと遡るひと
血を流す鍾乳石
鏡自身の顔
その微笑み
宝石箱に喰われた指
そのク ...
骨を動かすと
神様が降りて来る
筋肉を震わすと
宇宙が笑う
みんな、みんな
大好きなんだ
生きて息して
居て下さい
突き抜ける青、天空に
たましいは今日も饒舌だ
...
▽ 5月病/5月3日の ℹ︎ 短文から ▽
少なくとも、色と数と線と面とが、つながる
脳内神経の束を強制的にブチ切った上でーー
再構築の島で、死ぬほど虚しくならないでね
後生だから、2 ...
夜が明けるまえに
聴こえる悲しみのなかから
海の音を選んだのは
この国で恋を失った人魚が
そこで泣いたと聴いたから
夜の花がしおれてゆき
夜は最後の呻めき声をあげて
抱き ...
薄暗がりにあなたのこえ
ここはやさしい夜明け前
半分こもるはねごと未満
わたしたちの微かな同盟
思いも越えて跳びかえす
深く眠れと祈るばかりで
無力なわたしの無力な詩
どうかあなたの今朝 ...
会話が弾む二人でも
言いたいこと
言いあってる
気が付くと半分も言えてない
胸の奥で急ブレーキ踏んでない
踏んだ理由は蹴飛ばして
ノーブレーキで突 ...
くやしい
正しい
戦争だ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜の意識
ひだかたけし
自由詩
3*
22/5/16 23:57
ロマン湖にあこがれて
アラガイs
自由詩
7*
22/5/16 23:51
奇妙なもの
ひだかたけし
自由詩
3*
22/5/16 23:07
2022年5月16日
ゆるこ
自由詩
3
22/5/16 23:06
悴んだ手で
坂本瞳子
自由詩
1*
22/5/16 22:56
無声覧カウントダウン
あらい
自由詩
0
22/5/16 22:48
夕方
はたらくくる...
自由詩
0
22/5/16 20:04
きみ
マークアーモ...
自由詩
5
22/5/16 18:35
ブランコ
夏川ゆう
短歌
2
22/5/16 18:13
女の一生
atsuch...
自由詩
5*
22/5/16 13:55
夏休み
ひだかたけし
自由詩
4*
22/5/16 12:05
Only summertime
マークアーモ...
俳句
1
22/5/16 9:34
柔らかな日々
〃
自由詩
7
22/5/16 9:09
集団脳よ集団脳よ
秋葉竹
自由詩
1
22/5/16 7:20
Forward Jerusalem
TAT
自由詩
0
22/5/16 3:09
詩の日めくり 二〇二〇年六月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
15*
22/5/16 0:01
ひとりで歩いた道のことしか覚えられない
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
22/5/15 23:43
雨上がりの密室
ひだかたけし
自由詩
3
22/5/15 23:07
ほむらのこと
あらい
自由詩
0
22/5/15 22:15
情念の牙
ひだかたけし
自由詩
4*
22/5/15 19:18
Tさんが僕の心に残した刃
viraj
自由詩
0
22/5/15 17:59
※五行歌「退屈知らず」
こしごえ
自由詩
1*
22/5/15 17:23
空模様は恋模様
秋葉竹
短歌
0
22/5/15 15:41
鼓笛隊は反旗をひるがえす
ただのみきや
自由詩
3*
22/5/15 13:30
たましいと骨
ひだかたけし
自由詩
4*
22/5/15 12:01
2018年5月15日の私からのメールが届きました。
足立らどみ
自由詩
4*
22/5/15 7:59
朝焼けの空を眺め
秋葉竹
自由詩
1
22/5/15 6:37
五月若人
万願寺
自由詩
2
22/5/15 5:22
言いたいこと 言いあってる
佐白光
自由詩
0
22/5/15 2:12
令和4年5月14日(土)
みじんこ
自由詩
0
22/5/15 0:16
530
531
532
533
534
535
536
537
538
539
540
541
542
543
544
545
546
547
548
549
550
551
552
553
554
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
5.49sec.