骨で寝息を守る夜
祈りのなかにあるのは死
死のなかには
小さな庭を作り
可愛いベンチを飾ります
誰も彼もが座れるように
日曜日
風の中の木が
やわらかい
小枝をゆらし
ぬれた瓦が不意に
ひかりを受けとめ軋む
なつかしい香りの中で
きみの瞳と
なみだが溶けあう
白くてつめたい
頬笑の ...
君も賢そうに見られたいよね
天地開闢はファミコンのバグっぽい
心は外が古典力学的で内が不確定性原理かと
朝にジャイアントスイングし座敷童子に遇す
昼に凡夫の噛み下し握り飯を置いて猫が発す
...
五月雨
番茶
五分間
一瞬で転送される立体はまだよい
心は刷るほど偽りの貌を現す
薄板の下におおきな口がひらき
落ちてくる者を待ち受けるらしいと疑う
本当に扉の向こうではいつも真空が拡がり
きみが出入りするた ...
二十三時
もうすぐ寝るまでの
もったいない時間が
照明の下のソファーにある
父親の死とか
明日の仕事の乗り切り方とか
全部雨音に消えて
現実が今だけになる
叶うのは
いつも小 ...
音の滴、斑点となって飛び跳ね
郷愁、遠い深みから到来する
胸掴む憧れ、未知から溢れ出し
遡行する魂、源頭の水流を浴びる
振動する大地 、脈打つ心臓
終わることのない命
終 ...
川柳の流れのように十七音
五七五 VS.五七五七七
先生が我流で書いた千川柳
七七と五七五で何作ろう
胃袋の健康診断
バリウムを飲む白い断食
空腹に耐えた上に
発泡剤を飲まされる
無理な姿勢を指示されても
げっぷを我慢する
下剤を飲まされて
トイレに引きこもる
パワハラで起きる ...
遠く異国の地で戦争があっても
今朝思うのは朝食のことばかり
それでも僕は遠くに思い馳せる
なぜといって悲惨の悲くらいは
知っているからだが、しかしだ
やはり赤魚を焼き大根下ろしで
などと考 ...
俯いて、含み笑いを浮かべて、
、ニヤついてはいない、じっと足もとに視線を落とし、
ときどき、うん、ふん、へえと頷く男、その男詩人、白い球赤い球、黒い球、
黙ったままで、眼がふらんでる空に、や ...
ほんとなら詩が書けるのに
ただ呟くことしかできない
あなたを探してる
早く別れたかったあなたを
良くも悪くも
私に興味あるのは
あなたしかいなかった
たとえ恐怖を覚えても
探し ...
ゆで卵が欲しい
ツルンとした
楕円のあれ
固く茹でられて
固い皮が剥かれて
白がむき出しにされた
楕円のあれ
爪の跡も歯型も
まだ付けられていない
楕円のあれ
真夜中のこんな時間だ ...
トマト
金剛石
空飛ぶクジラ
正しさを正しく書いた五本指
手のひらを返して手の甲に替える
初夏になり暑くなった
それも束の間梅雨が始まる予感
雨が降った時のような湿気感
強まった気がしてざわめく
雨音が近づいてくる
県内にある観光農園
藤のトンネルが何処までも続く
...
たのしいおもいでも、つらいきおくも、ほろにがく反芻する。むさくるしく空虚な嘘の中心に足を運ぶ なんども。ざわつかせる世界もこの胸も、白い目で見る明けの明星の強さに趣を見つけるには。
目障りな ...
在ることの
謎に触れたとき
Waterと
手のひらに
書いてみる
初めて地球を生きた日のように
その鮮烈な霊気に貫かれ
Waterを
感じて、
独り大地を
舞い踊る
...
むかしは書けなかった恋の詞も
近頃はつかみ捕り
青い生簀に溢れんばかり
窒息しそうなAメロがあり
洒落たつもりの転調を効かせた
ブリッジの案だって豊富
不変のサビは
五年前に河原で拾 ...
○「コロナ後」
悪いことも長続きしない
「コロナ後」「プーチン後」は
必ず来る
○「遠くにある価値」
遠くから地元の温泉に来るのに
地元の人たちは
わざわざ遠くの温泉に行く
○ ...
散る花が
海辺の風に舞わされて
クルクル回って君の髪まで
真剣に
願ってるんだ春風に
乗って想いよ、君に伝われ
虹をみた
高速道路で泣きながら
笑ってしま ...
遠去かっていく
生きて在ることの不安が恐怖が
宇宙の気流に洗い流され
つかの間
姿を消す
わたしの背中のなかへ
わたしの脳髄のなかへ
わたしの心臓のなかへ
そうしてわたしは再び ...
トレイシー、今夜は Canned Universe 素敵な Canned Universe イブニングドレスを Canned Universe 召してらっしゃるのね Canned Universe ...
花の中で にぎやかな
虫たちの胸に
汲みあがった 蜜を
言い表す ことばはない
真昼の 宇宙の
香りをまとい
きらきら踊る
途切とぎれの 感情
そして飛び去る
張りめぐらされた
網 ...
しおざいが
泡だつ風紋を散らす
どこかへ向けたわたしの耳は
造り手が去った
からっぽの巻貝や
やわらかい吊鐘に似ていた
きらきら膨らみながら満ち
ひかりを吸いつくす
波の訪れを聴いた
...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
体が冷えると
空も冷たい
この夏日に不安が渦巻く
対象を欠いて、原因を欠いて
緑風を浴び
正気を保つ
鳩はつがいで餌を啄み
草地は青い、青白い
背筋に悪寒が走り
...
最後の一本だよ
言い訳が消え失せないうちに
アルコールストーブで
タバコに火を付ける
クソでできたスフィンクス
夏のとあるときに
寒さに震える日があって
それは僕にだけ訪れる試練 ...
フロアライトに照らされた祖父の鍵束は
まるで、ゆりかごみたいな影絵を思い起こさせ、
熱帯夜を引き止める、ぱたり
閉じられた胸とベーゼ、
暗闇に見える涙が乱反射して三白眼と
手を翳す
...
少し気分も落ち着いて
真夜中に聴く昔の音楽が
なんだか心に沁みる
カレンダーを捲ると
日付が変わった今日は
「アーティーチョーク」の日だそう
ピザに乗せて食べた
昔の日々を思 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
庭
はるな
自由詩
5
22/5/22 0:16
日曜日
soft_m...
自由詩
0
22/5/21 20:34
赤い冷えピタとアマリリスと試用期間の奴
民二郎
自由詩
1
22/5/21 20:29
令和4年5月21日(土)
みじんこ
自由詩
0
22/5/21 20:16
町の噂
soft_m...
自由詩
1*
22/5/21 20:11
日常
TwoRiv...
自由詩
8*
22/5/21 19:51
螺旋
ひだかたけし
自由詩
2
22/5/21 19:16
川柳
水宮うみ
川柳
0
22/5/21 17:06
白い断食
イオン
自由詩
0
22/5/21 11:36
休日の朝に
りゅうさん
自由詩
1*
22/5/21 7:32
語らない詩人
アラガイs
自由詩
11*
22/5/21 2:30
ほんとなら
木葉 揺
自由詩
3
22/5/20 23:02
ゆで卵
坂本瞳子
自由詩
2*
22/5/20 22:40
令和4年5月20日(金)
みじんこ
自由詩
0*
22/5/20 22:01
お手
水宮うみ
川柳
2*
22/5/20 19:49
梅雨が始まる予感
夏川ゆう
自由詩
2
22/5/20 18:03
住めば気狂い花の都
あらい
自由詩
1
22/5/20 17:17
Water(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3*
22/5/20 17:16
イ行の韻律
soft_m...
自由詩
0
22/5/20 15:47
独り言5.20
zenyam...
自由詩
3*
22/5/20 9:45
春を歩く
秋葉竹
短歌
1
22/5/20 7:05
あの青く遠い浜辺まで
ひだかたけし
自由詩
5*
22/5/19 22:31
宇宙の缶詰 【即ゴル参加作品】
壮佑
自由詩
3*
22/5/19 21:46
六月
soft_m...
自由詩
2
22/5/19 20:11
破壊筆記
〃
自由詩
0
22/5/19 19:44
〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖(改訂8)
ひだかたけし
自由詩
2*
22/5/19 17:47
春の道場
〃
自由詩
3*
22/5/19 13:28
食いもんなんか食ってられるかよ
竜門勇気
自由詩
1*
22/5/19 13:03
錯綜
あらい
自由詩
0
22/5/19 2:30
きょうと言う日。
ラムネ
自由詩
0
22/5/19 2:03
528
529
530
531
532
533
534
535
536
537
538
539
540
541
542
543
544
545
546
547
548
549
550
551
552
553
554
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
加筆訂正:
休日の朝に
/
りゅうさん
[22/5/21 17:20]
大根を下して→大根下ろしでに
休日の朝に
/
りゅうさん
[22/5/21 17:20]
想い馳せる→思い馳せるに
3.67sec.