正直なオイラひねくれ社会
鎖をぶっちぎってやったのさ
慌てた奴らポリ公呼んで
逆に鎖を掛けられちまった
サツの御殿に連れ込まれ
いかれたアイツが囁いた
君に似合いのホテルへ行こう
...
娘は気付くのが遅かった 医者は手遅れを家族に告げた
その日が長い闘病生活の幕開け
時を置いて たくさんの人 励ましを冗談交じりに笑いながら
付き添った父も母も明るく 笑顔交わしていたが
彼女は ...
何年か前に
近所の空き地から
持ってきて植えた
ニワゼキショウ
この春は
白花だけが咲いていて
少しがっかりしてたのに
今朝は庭いちめんに
赤紫の花が咲いている
君たちいったい
き ...
何も見えなくていいのだ
握りつぶしてきた虫の数を数えてみようったって
できない
地球の反対側の生き死にだって見えやしない
私は限りあるイキモノであって
書物だのインターネットだのが親切にも教 ...
■ 忘れてしまうのと封じるのとは違うと思わない?
■ 一度会えば不安は消えるなんて今思えばそれはあなたのただのエゴだわ
■ 他者を攻撃する事でしか自分を守れないのこんな私をどうか許して ...
島に行けば分かる話
自転車置き場が輝いているのは
真っ赤に燃えてるから
太陽と青春の衝突によって
折鶴を高層ビルの屋上から落としてみると
鏡のような窓にぶつかってから
風に吹かれて ...
開け放たれた窓から
夜風がカーテンを揺らし
月の光がこぼれだす
少女の眠れぬ夜はするどく
闇の中へと切りこんでいく
少女がひとさし指で
空をなぞるように
星の数をかぞえている
...
青空にわれをおさめし帽子舞ふ故郷はいつもわれを拒まづ
街灯に蛾はなに求め集まれり夢なき高校生の分身
マッチの火点けて拡がる夕暮れに未来に逆らひ運河薔薇色
教会の鐘を逆さに春の闇
わが死後は一匹の蠅のみ知るものを
澄む空とわが髪からむ青嵐
春夏秋冬の後ろに小さく
くっついてくるものがある
やたら弾けている
その癖おどおどと温度との
距離を図ったりしている
君は器用にそんな季節を丸めこみ
情緒の中に埋めこんだ
...
息のひとつ
触れる指先
たゆたう視線の彼方
奏でる音のひとつ
その音のひとつひとつに
知らずして
あふれている
哀しいほどに
せつないほどに
...
逆光でよく見えなかった顔は
少し寂しそうだった
あの人、もうすぐ死ぬの
朝靄に紛れて
毎日出かけていく
今、生きている
その事を
実感したいのかもしれない
かわいそうな人
...
はじめは、見えなかった。
それはファインダーの外に
つまさきの下に
暗がりのなか
輪郭さえ
ないところにあった
それから、見ないようにした。
それは地 ...
おんなとして
うまれたわたしが
わたしをうもうと
はらをきめたせつなに
あなたはけっしてふれえぬでしょう
このはらのおくにはいりこめたとしても
あなたのなかでわたしはきえて
いろづいたこ ...
「すいません、ペン貸して下さい」
今から俺の前でその言葉は禁物だ
俺にとってのペンは武士にとっての刀と一緒だぞ
舐めるな! 俺のシャープペンシル「正宗」を
こいつの切れ味はまさにシャープだぜ ...
別れを含んだ歌は
薄紅の花にかけられて
何処へ行くにも
ただ 自由です
悲しいなら
今しばし
耳を塞いで
ふるえる胸を
なだめてやるのもいいでしょう
もし ...
小さかった頃 祖母に怒られた
いつも優しい笑みを湛えた人だったから
びっくりして 本気で泣いたし
怖かった
祖母の存在は自分にとって大きくて
そこにいてくれるだけで安心できたし
甘えら ...
いつかの駐車場猿から
手紙が届いた
こっちはなんとかやってるよ
そっちと比べて数が多いから
多少大変だけどね
僕は淹れたてのコーヒーを飲みながら
何度かその手紙を読み返 ...
知りたいことが今朝はっきりわかった。
似ている人とは気になるもので、似た体験をして似た気持ちになったことがある人としか共有できない理解がある。
自分に似たところがある人似た人というのは、話 ...
2000/09/17
私たちの透明
近未来の真実と
昨日の裏切りを
黙ってかき混ぜて
無彩色透明にしている
だから、なにも見えないからといって
油断して ...
君に告白したら 「色が黒いから」という理由で断られた
これは差別ではないのか? 俗に言う『ニグロイド差別』(差別用語になっているけど) 「ニガーはパパが付き合ってはいけないと言うの」と君は言った ...
2000/09/17
だれか来た
お化けか
美人か
期待を込めた
少々お待ちください
すぐ参ります
自信を持って降りてった
ドア開けてみたら
...
駐車場の猿と一週間ぶりに出会った
整列、点呼
前と変わらず厳密な声が響く
相変わらずやってるね
僕は猿に尋ねる
もう毎日のことだからね
その辺の軍隊よりも
...
古い換気扇の羽のところに
ツバメが巣を作ってる
チュンチュンチュン
母さんご飯を頂戴な
チュンチュンチュン
僕にもご飯を頂戴な
窓に糞の跡が垂れていて
元気な赤子の ...
通夜の式場に行くと
亡くなったそのひとが
よく来たね
と、待ってくれているような
気がしてくる
式を終えて会食していると
亡くなったそのひとが
まあ飲めや
と、ビールをついでくれそ ...
この間実家から電話があって、
ハイキングがあるから帰って来いという。
町内といっても田舎の町内は範囲が広いのだが、
その町内でマイクロバスに分乗し、
牧場公園に行くのだという。
なんやその牧 ...
この世に
詩ではないものがあるとするならば
それは 「 嘘 」である。
...
あなたの部屋の扉が内側から開かれて
はた、と目が合う
あいさつよりもさきに
わたしを射るように見つめる瞳の
恐怖、という快感
わたしをどうしようっていうの
と声もあげられず
...
田んぼの お空に グライダー
さぞかし 気持ち よいだろな
田んぼの お空に グライダー
田んぼは どのよに 見えるかな
湖みたいに 見えるかな
小さく かがんで 田植えする ...
人間は暗闇から逃げるように火を使う
人間は自分達が信じられず怖いから
魔女狩りをする
人間はほかのより優位に立とうとして
位をつける
人間は身分が下の者が氾濫するのを恐れて
も ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
電気SHOCK
板谷みきょう
自由詩
1*
07/5/3 12:32
幾つもの星が流れた朝
〃
未詩・独白
0*
07/5/3 12:25
神様からのプレゼント
weed &...
携帯写真+...
1*
07/5/3 11:23
初夏の森には秋の風
佐々宝砂
自由詩
18
07/5/3 10:09
いちぎょうのうた6
朱華
自由詩
2*
07/5/3 9:52
さらばリュートステイ
ロカニクス
自由詩
2
07/5/3 9:43
イメージと空白
村木正成
自由詩
10*
07/5/3 9:21
運河薔薇色
〃
短歌
4*
07/5/3 9:20
春の闇
〃
俳句
5*
07/5/3 9:19
五番目の季節
ロカニクス
自由詩
3
07/5/3 9:02
青空に
桜子
自由詩
3
07/5/3 8:51
二つのカップ
今田コボ
自由詩
8*
07/5/3 8:27
反作用の風に吹かれて
まほし
未詩・独白
9*
07/5/3 6:38
おんな
〃
自由詩
11*
07/5/3 6:33
シャープペンシル正宗
新守山ダダマ
自由詩
4
07/5/3 4:48
徒然ハルノタビ
藤原有絵
自由詩
3
07/5/3 3:27
おばあちゃん
月
未詩・独白
2
07/5/3 3:13
駐車場猿、その後
なかがわひろ...
自由詩
5*
07/5/3 2:39
小さな帝国
猫のひたい撫...
散文(批評...
1
07/5/3 2:38
透明な現在
あおば
自由詩
6*
07/5/3 2:29
白いカラス
はじめ
自由詩
4*
07/5/3 2:28
こんな夜更けに
あおば
自由詩
3*
07/5/3 2:28
駐車場猿
なかがわひろ...
自由詩
4*
07/5/3 2:23
つばめの巣
〃
自由詩
1*
07/5/3 2:09
通夜
小川 葉
自由詩
4*
07/5/3 1:14
いのち
weed &...
未詩・独白
2*
07/5/3 0:40
嘘と詩
ae96
自由詩
1
07/5/3 0:40
夜の訪れ
lazy
自由詩
9*
07/5/3 0:31
田植え
小川 葉
自由詩
2*
07/5/3 0:30
立ち上がれ人間
テルテル坊主
自由詩
0*
07/5/3 0:22
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5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
5651
加筆訂正:
初夏の森には秋の風
/
佐々宝砂
[07/5/3 10:27]
一行訂正
7.19sec.