渇いた瀝青の道に散る
ジュエリーの煌きと渦をえがく黒髪
鉛の銃弾は、みごと額を貫通し
――鮮血を枕に眠るオフェーリア。

たぶん、昨日。
黒いシークィンのトップが視線を浴びて
胸元のゴー ...
風が、やんだ

鳥の声を探して
下草に濡れたのは
迷い込んだ足と
慰めの小さな青い花

遠ざかっていた場所へ
私を誘う手は
湿っていて
それでいて
優しいから
触れたところから ...
古家の壁かすかなためいき風と化しこの手触りに思い伝えし 明暗 を 際立たせる


白 と 黒 の演出


時折 差し込む


不安の 赤


ひらひら と


ゆれる


うつくしい ひかり に


いつしか


涙 あふれて


1/18 が


...
 おぼろげに見え隠れする夢の欠片
 綱渡りしながら捕まえていく

 流れ弾に当たる
 宝くじははずれる

 アスファルトに落とした視線を
 夜の透明な星空に浮かばせる

 何度も ...
食べてすぐに横になったら
牛になった

あんたいい牛だね
人々は私に尋ねる
一番美味いところはどこだい?

牛になったばかりで
まだあんまりよく知らないんだ
私は正直に ...
瞳の奥で揺れる
至極、あやふやな
日付変更線を
 
片足ずつで跨いで
 
昨日と明日の間
本当の、本物の今日で
息をする
世界を知る
 
 
でも
 
ここには
日付なん ...
                2007/05/02


不景気でみんなが困っているとき
復調の兆しをぺろりと飲み込む
飲み薬に仕込まれた毒薬の銀の粒
スリラーはきらい
簡単に人を殺して ...
生きてゆくことの危うさ
悪意なんてない
少し踏み外しただけさ
それで人がまた一人 死んだよ

僕たちはわかりあえない
事勿れ主義の神様
あなたのおかげで今日もずいぶん
赤い血が
青い ...
今日あなたが
髪型を変えていたので
私の胸はときめいた

土星の輪っかみたいな髪型
こっけいでなつかしい髪型
無垢で可愛らしい髪型
愛していた髪型

最近惑星から除名された
冥王星 ...
左目が痛い
左目が痛い
酢を舐めたように痛い
白く濁っちゃったら怖い

怖い怖い



あ…あ…

電波信じるマナコ
銀紙噛み潰すマナコ
カラッポの海を漂うマナコ
みな ...
山の下小さな家があるのね
またその下清い小川があって
周りには白い石が転がって。
流れる水音は空に歌になって
私の胸に染みるのね。
そこに私がいるのね、私の国に。

眩しい朝日ざしを鳥が ...
八十円切手を
丁寧に千切りながら、考えていた
軽四輪だったかどうだか
切断された偉そうな記憶だけが
粗大ゴミみたいに

音、

みいいんって
ああ、またかまただ
...
つくつくと
並んでいるね

今にも
歩きだしそうだね

私はね
おしゃまさんに
似ているらしいよ
星 無き夜にも 日は昇る

日 無き昼にも 夢昇る

無心で 今日も空を見上げる

そこには

きっと何かが待っている
うるわしい神話は
とっくに忘れてしまいましたが
花言葉はノスタルジァと名づけたいくらいです
コバルトブルーの空に映える
プロムナードはつつじのいろどり
でもなぜか 逍遥の疲れで いつの間にや ...
わたしは今
ここにいるようで
どこにもいない
どこかに属しているけれど
それは名前だけで
その中にわたしはいない

わたしはわたしの居場所を
わたしが探さなければ
わたしにはなれない ...
月の存在が

距離を

長い夜を

埋めてくれるんだ


薄曇に霞み

弱く垂れた”償い“

風に吹かれても

この手に掬われるように

緒を惹いて

溶け込んでいくんだ


二人を見失った

ひとり ...
うみがはてしなく
おもえるのは
あなたが
ひろいこころをもっているから

そらがあおく
みえるのは
あなたが
すんだこころをもっているから

あなたが
おしえてくれた
かぜのう ...
前に踏み出すのが難しいなら

回り道して行けばいい

最終的な目的地だけ 見失わないように

回り道は間違いじゃない

幾多とある答えへの立派な道
皆さんこんばんは。 

今日もわたくしは、認知症のおばあちゃん達と肩を並べて、
それはもうとけあっていましたよっ・・・! 

(どうせとけあうなら、
(もっと違う誰かとがよいのであ ...
こんなに
カメラを近づけても
知らん顔して
ひなたぼっこ

警戒心ゼロだね
つかまえたりしないけど
生甲斐の 履き違えで

アベック通りの通学路 
自転車飛ばして
ダチとつるんで
遅刻しそうで
ポケットの中でブンタ
Dans 踊ってる
指導部の先公に
眼を付けられながら
シカト ...
ずるいよ
君から去ったくせに。
あの頃から少しは大人になれたはずだったのに。
出口が見えない迷路の中で、夜の街角に怯えてる天使達。

本当は
「今でも愛してる。」なんて
言っちゃいけ ...
距離を保たなければ 話が出来ない
緩める事は 許されない 

最初は恥ずかしいから 遠くのあなたで 良かったのに

問題は 張り詰めた距離そのものを 短くする事
緩める事は 許されない
...
朝食は今週三度目のハニートーストだった
君は窓を開け放し 街の喧騒を招待する
車のクラクションと通行人のおしゃべりが優しく体を満たすから
満足気にテレビの電源をつけてみたりもする
カーテンがわ ...
テレビが湿っている
ただで人からもらった
のだから仕方がないけれど
水分をたっぷりと含み
少し軟らかい感じがする
付属のリモコンも
ただで人からもらったから
同じように湿って
チャンネ ...
浜辺に沈む夕日
風になびくヤシの葉
パイナップルを焼き
焼肉を楽しむ

磯でとってきた
タコ、トコブシ、サザエ
醤油をちょっとたらし
食べる食べる食べる

サンピン茶飲んで
歌い ...
もっと深く繋がりたいなら
皮膚なんて剥いじゃおう

邪魔な 筋肉 血管 臓器に性器 生ゴミの日は 何曜日?

濁ってなんかいない 輝く純白な身体 
恥ずかしく 思っちゃいけないよ 誰も見て ...
夜、コンビニへ行く途中 
「 傷・{ルビ凹=へこ}み・45分でなおします 」 
という車修理の看板が 
無数の電球に{ルビ縁取=ふちど}られ 
夜道に ぴかぴか 点滅していた 

今までに ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
オフェーリア ☆atsuch...自由詩10*07/5/2 1:48
霧の朝、森に帰るLEO自由詩34*07/5/2 1:39
小川 葉短歌3*07/5/2 1:21
幻 燈李伍 翔携帯写真+...1*07/5/2 1:07
続ける山崎 風雅自由詩1307/5/2 0:57
食っちゃ寝牛なかがわひろ...自由詩2*07/5/2 0:51
日付変更線山中 烏流自由詩607/5/2 0:40
スリーディーなスリラーが好きな五目御飯あおば自由詩2*07/5/2 0:14
シナルの民チェザーレ自由詩207/5/1 23:37
冥王星小川 葉自由詩4*07/5/1 23:24
眼球をほじくりだすゼロスケ自由詩1*07/5/1 23:15
23. 私の国 - narahananaranu...自由詩107/5/1 23:05
山翡翠はらだまさる自由詩14*07/5/1 23:02
青いニョロニョロweed &...携帯写真+...0*07/5/1 22:53
星無き夜有扉なぎさ自由詩607/5/1 22:48
時の滴り(五)信天翁自由詩107/5/1 22:21
わたしは今ぽえむ君自由詩10*07/5/1 22:16
つき見崎 光携帯写真+...3*07/5/1 22:08
ありがとう乱太郎未詩・独白15*07/5/1 22:00
狗の骨自由詩107/5/1 21:59
急きょ連載復活「 はっとりんは今日もゆく 」服部 剛未詩・独白4*07/5/1 21:59
蝶のひなたぼっこweed &...携帯写真+...0*07/5/1 21:57
そんでもってTeacher板谷みきょう自由詩0*07/5/1 21:52
愛のない便り自由詩1*07/5/1 21:29
キープライン酸素の枷自由詩007/5/1 21:25
年老いた青い鳥リヅ自由詩4*07/5/1 21:15
バケツたもつ自由詩1707/5/1 21:07
南国の島ペポパンプ自由詩4*07/5/1 21:03
安住への脱皮酸素の枷自由詩007/5/1 20:51
達磨の詩 服部 剛自由詩5*07/5/1 20:41

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