4・11
波の返す音を数えて
砂浜に線を引いた
8まで数えたところで
波が静かにさらっていった
真夜中の海は
どこまでも真っ黒で
水平線など見えはしない
それは空が落ちてきたの ...
幾多の苦難を
一つ一つ思い出に変えながら
今日も夜空には過去が浮かび
月影は淋しさをなぞるように
きれいな円を描いている
たとえば
「さよなら」の四文字を
どの星にあてはめれ ...
ワガママなあなたはハナっから
あからさまな逆さまだったから
飾らなかった露わな狭間
また真っ逆さまだ
あなたは若さ、または様々な甘さが
早々、たわわだった
まっさらな朝っぱらから
...
しずやかに睫毛を下ろした女の人の
うっとりと水が疾走する線路の方角に
暮れては滲んでしまう稜線がその輪郭を喪ってゆく
眠れない枕木は鍵盤となって揺れながら
囁かれた嘘の吐息にしがみついた
...
あんたの腕から
しなだれ落ちる
赤い糸を辿っていったら
どこに辿りつくんかな
いろんな女のとこ
ぐるぐる廻りながら
なかなかその先が見えてこうへん
女の人が多すぎて
...
たぶんアタシは泣くだろう
近いうちに泣くだろう
泣くこと好きじゃないけれど
いつもは我慢するけれど
次はきっと堪えきれない
雨雲は重く湿って臨界点
それでもいいや
...
おばあちゃんは畑を耕します。
ニンジンを採ってきては僕に見せます。
目にいいから食べてみなさい、と
マンガ三国志を読んでいる僕に言います。
おばあちゃんは畑を耕します。
ジャガイモを採っ ...
あの人は
私の幸いをただ祈ると言った
けれどもし
私が彼女を不幸にしたまま
幸せになったなら
あの人は私を憎むだろう
あの人が幸せになれるだけ
私は不幸でも構わない
...
俺とお前の間には鉄格子がある
お前が築いた鉄格子がある
いったいどちらが囲われてるかって考えた事あるか?
俺に子供がいたら鉄格子を指して俺は言うね
あいつの目は消して覗き込んじゃいけな ...
雨粒のあとの
あすふぁるとの
体温に
つややかな葉っぱの
滴のうごめきに
まちはゆっくりと
からだを起こす
花も葉っぱも
アイスみたいに溶け出して
雲と交わる
...
どれだけ
人格は
壊れ
潰れ
死んでくんだ
どれだけ
人格は
分裂し
増え広がり
犯していくんだ
自分という
人格は
何だ
そこにあるのか
居るのか
今のは
...
ぬるくてつめたい
ほこりくさい
みずのにおい
アスファルトのかおり
春のよがり
ひとのこころよ、ひらけごま
ぬるくてつめたい
ほこりくさい
みず ...
かわいそうに
何がしてやれるのだろう
力を貸したい
はぁぁー!?
オマエが一番かわいそうな奴なんだよ
川の流れに乗っかって
どこか遠くに行きたいな
思った以上に世界を知りすぎた
こんなにも分らない方が
幸せだったなんて思わなかった
耳を澄ましていなくったって
誹謗や糾弾に晒されるし ...
なぁ 桜よ
何が 面白くて 折角 待ち侘びた
淡い桃色を お前は
宙へと 手放して しまうんだ
なぁ 桜よ
今年も お前は 挨拶もなしに
行ってしまうんだな
俺は お前に ず ...
ある日 旅に死んだら
風よ雲よ 伝えてくれ
どこかで しあわせに
暮らしているから
さがしたりするな と
はらはらと
夜更けに散った
恋の花
あの人は
トルコ石を身にまとい
今も汗をかいて眠っているらしい
一人ベッドの上に投げ出され
あの人の面影を慕う私に
春の陽気が
残酷なほど ...
遥かの香りを頼りに
うしおを連れて
白銀になった髭が
私の頬をなぜながら
けおん、と哭き
輝くはずであった私のくちべにを
好きだと言って、
ざぶり、と
その巨体を沈めてゆく
眠りにつく
遥か昔 ...
永遠に続くのではないかと思う
言葉の咲く道で
彼はずっと歩き続けて
ついに道の上に座り込んだ
そこから見上げる空も
言葉がたくさん見えていた
ほんの少し
ほんの少しだけ休もうか
つ ...
あたしの心臓の音を伝えながら
寝かせてあげる
してほしいコト
全部してあげる
それでも不安で
堕ちそうなら
朝まで 手を
握っていてあげる
何も喋らなくていいよ
...
ファーストフードのレジに並ぶと
厨房に立つ店員は
{ルビ神業=かみわざ}の手つきで
ハンバーガーを さっ と包み
すい〜っと横にすべらせる
「あれじゃあまるで、モノじゃあないか・ ...
月曜日、いやいや学校に登校して
火曜日、クラスの人に陰口言われ
水曜日、もう少しと言い聞かせて
木曜日、クラス内に居辛くなって
金曜日、休みだとほっとしてみて
土曜日、ちょっとだけ笑って ...
いざという時 言葉がでないのは
喉が渇いているからなんです
一滴の水でいいから
すごく濁った水でもいいから
・
町の明るさに怯えてしまって
町の外れでうずくまる君
ほうっておけないと思っ ...
時に詩が
詞(うた)であろうとすることを
私は止められないのだ
踊るように湧き出す言葉が
意味を超え
リズムとなり
自らの存在を消してまで
詞になろうとすることを
明るい声を響 ...
君を何かに例えるとしたら
暑い夏のアイスクリームで
寒い冬のクリームシチュー
君を何かに例えるとしたら
仕事の前の栄養ドリンクで
仕事の後のコーヒー一杯
…茶化してなんかいない ...
青紫の風ぐるま
くるくる回る
この心
誰も気づかぬ
庭のすみ
ひっそり花を
閉じていく
ただそらだけがある
ひとも
たてものも
どうしょくぶつも
わすれて
すみずみまで
ひろがっている
きおくのそとがわから
ことりがいちわきて
はばたこうとすると
そらはきように
み ...
またきょうも
ぼんやりと
1日が過ぎて
いろんなことを
他人のせいに
したくなる
はやく
立ち上がれ
わたし
見上げれば
ほら
こんなに
きれいな空
私は光に祈る
明日が平和に過ごせることを
明日も本物の笑顔が出せることを
明日こそ君のそばにいることを
街に 星に 月に
それぞれの願いを込めて
明日、あなたは ...
「Real Hero」
拳で打ち砕くレンガ
手に入れる血まみれの金貨
リスク片手に 素 ...
日付順文書リスト
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ダイアリー・ダイアリー 4・11
平山ネムデ
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07/4/13 1:00
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ベンジャミン
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甘かったサラダ
チグトセ
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07/4/13 0:53
水の記憶
ピクルス
自由詩
11*
07/4/13 0:47
赤い糸の先
なかがわひろ...
自由詩
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07/4/13 0:41
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三架月 眞名...
自由詩
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ブルース瀬戸...
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maynar...
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07/4/13 0:15
雨粒
ツ
自由詩
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知らない方が幸せなこともある
ポンテク
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2*
07/4/12 23:37
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吉岡ペペロ
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07/4/12 23:34
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ポンテク
自由詩
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07/4/12 23:20
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自由詩
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07/4/12 23:16
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ウデラコウ
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07/4/12 23:10
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みつべえ
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07/4/12 23:04
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けんご
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07/4/12 22:40
鯨
仲本いすら
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4
07/4/12 22:31
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ぽえむ君
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07/4/12 22:17
懺悔
Cousin...
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07/4/12 22:12
手遅れな男
服部 剛
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虐められッ子 ソロモン・グランディ
緋月 衣瑠香
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07/4/12 21:35
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黒い鴉
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1486 1...
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たもつ
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森下 流華
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Real hero
ae96
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5641
加筆訂正:
清算されてゆくかなしみに
/
望月 ゆき
[07/4/13 0:25]
一行目。
雨粒
/
ツ
[07/4/12 23:48]
ティーンの頃に書いた稚詩をなんとなく投稿。。
か き か た
/
ポッケ
[07/4/12 23:37]
たくさん修正
9.29sec.