アングロサクソンの夢が
世界を変えてしまった
“もうしばらく綺麗でいさせてくださいな ”
僕は高度化した資本主義社会の末端で喘ぐ
心に持つ宗教の神様仏様は
名前なんてついてない
エロティッ ...
猫たちが
しっぽを揺らす街道に
昨日の音がゆるりと転がり
厚いお揚げが
二階の子どもたちを誘いだす
握りしめたガラス瓶を放り出し
世界を開く勝手口まで競争した
あの砂利道を覚えている ...
からからに渇いてしまった
言葉の欠片に
涙を落として潤いを
忘れかけていた何かが
滲み出てくる
わずかに残ってしまった
言葉の欠片に
手を触れて温もりを
失いかけていた何かが
思 ...
サイドミラー
映る白い腕君のもの
ブレーキ
アクセル
踏み間違わない
進んでは留まる心が駆け引きを嫌がるから
君にだけは従順であることにした
青は進め
赤はストップ
スピード違反を時には許して ...
フワフワと昇っていった太陽が
正午を待たずにフラフラと墜ちていくと
祖父は老人の特権を振りかざしてぼやく
「昔の太陽はこんなものじゃなかった」とぼやく
かといって、一日中大空に君臨し
見 ...
風の音に
草木の答える音ありて
空高く舞う
自然のメロディー
1音と1音1音重なって
奏でられる
僕らのしらべ
確かめるように差し出した
金魚引換券は
手のひらの熱で
もう、よれよれだ
(ううん
(いちばん小さいのがいいの
(だって
(いちばん大きくなるでしょう?
わがま ...
君の汗は苺ジャムの味がするのだろう。
君の後を一年と半年追いかけて
ようやくこの夏一瓶つくれそうだよ
きゅるきゅる
蓋を回す
ゆっくりと恥ずかしそうに
ぴんく色
...
紅茶のカップを回す。
くるくる回す。
中身だけが回る。
外は当然笑わない。
目を回すなんてことはない。
だってもう大人ですもの。
笑い方、大人の笑い方は、
右端かと思わせて ...
皮をはがれた空
君の頬は青ざめて泣き出した
その向こう側に歩いていけない
地面を這い蹲って
シャッターをひたすら切った
鼻の奥が冷たい
空はどこまでも青く遠い ...
時折、
ぎゅっと胸を締め付けるような寂しさが襲ってきてやって、
つんと涙がこみ上げてくる。
このどうしようもない寂しさに抗うすべを
わたしは知らなくて、
ただ、寂しさの渦巻く胸を押さえ、
...
鳥の声
若葉の陰
見えている
見えている
まるい晴れ間
地をすぎる羽
曇のかたち
飛び去る声
灰に引かれた
緑の線
唱がひとつ
はじまるしるし
...
目覚めの 朝に
草木を愛で
背を丸め
水やりを始める
一息
空を仰ぎ見ると
気配がする
透けて見える
巨木が 視線の行く先々
それは 圧倒的な存在感を示し
それは ...
厳しい冬の間、世界はモノトーンに塗り込められる
やせ細っていた山々が
一雨事にむくむくと緑色に膨張を始めると
徐々に華やかに色を咲かせる、こちらテラ
cherry & berry、 ...
ななかまどの実は優しい
目覚めるにはまだ早いの、と
種を包んで眠らせる
外は雪、小鳥たちには信号
わたしはここよ
赤く光って合図する
ついばまれる実
やがて種は
生まれた場所を ...
壊れかけた自分の欠片
肌についた悪意が零れ落ち
散乱していく
例えるなら塵とでも名づけましょうか
俺も「世界」も汚れているのだから
殻を投げて
逃げられない籠の中で
錯乱した模様 ...
時計の針は静かにキャベツを刻んでいる
僕は暗闇の玉を抱えて外の世界と限りなく近く相対的な関係を保っている
深夜の間は僕は自由に動けるのだ ドラキュラのように昼間は思うように動けないのだ 僕は ...
この国は子供の国だ
銃を持ち弾をこめ
その引き金を引くか引かないか
その責任から逃げているか
その責任から目を背けているか
その責任から詭弁を呈して逃れている
無責任な大人ばかりだ
だか ...
たくさんのひとがとおった
ひとつのみちに
ぽつんとたつわたし
ふりむけばあったはずのあしあとが
かぜにもうけされてた
だれももうとおらない
わたしだけ ぽつん
どうだっていいやなんて、
よくもまあそんなこと―
いや、いや、わかっかちゃいるのさ
どうでもいいはずがない
だけども、もはや、日は短いのだ
どうにも、僕には残りがないのだ
...
いつからうまく歩けません。
なので下を見て歩いていたら
あなたにぶつかる午前0時。
なにもなくても躓けるので
平坦な道なんてありえない
それにも飽きて午前2時。
朝露があたって
...
セミの死骸。
セミの死骸。 セミの。
ここにも、死骸。
ここにも、
セミの死骸。
コンビニエンスストア
ファンダメンタル
スピリチュアル
ひよこ饅頭
山本 ...
「シエスタ」
ふたりでシエスタ
手をつないで眠る
肩が重なるくらい
寝息が前髪を揺らす、くらい
ぼくら同位置に同時存在できない
だからせめて、出来るだけ近くで
...
燃える夕霞に 背を攫われる幻覚を見て
衝動に任せて其の腕を引いた
振り返る
何もかもが鮮やかに赤い
其の目も 肌も 髪も口も凡て
名前を呼ぼうとして
ああ と思う
ああ 夢だ ...
私が野本京子さんの作品に出会ったのは
先日最終公演を迎えた、とある朗読集団に参加した時だった
「純粋かいだん」と「distance」と「深度」だった
一際目を引いたのが、「純粋かいだん」だった
...
産まれた日の自分からすリ抜けようとしたんだ
そして向こう側へ適応しようとしたんだ
ネイキッドな美しさに
そのつど足して大きく膨らましてゆく
それでいいんだと思っていた
それが正しい ...
今僕は、ロッテリア上大岡店の地下1階にいる。まだ開店して間
もない朝のせいか、店内には地味な女性と、テーブルに立てかけた
桃色の傘が1本。椅子に座るやいなや、早速手にした携帯電話を開
いて小さ ...
シルクハットを鏡のなかに投げ入れると
鏡のなかのじぶんが投げ返してくる
さみしい 中年詩人の ひとり遊び
ある朝 いつものように あいさつがわりに
シルクハットを鏡のなかに投 ...
夕暮れ時に
死体が上がったと
町の漁師たちが言っていた
私はきっと
昼間のあの旅人が
死んだのだろうと
思った
きっと彼は海を見つめて
スケッチブックを開いて描 ...
ワーズワスの「詩とは力強い情感がおのずから溢れ出たもの」というコトバが示すようにロマン派の詩人達は人間を無限の可能性を持った湧き出る泉のような存在として考えました。それに対してヒュームは人間というのは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
乾杯
おるふぇ
自由詩
2
07/5/8 12:25
蹴飛ばす夕暮れ
iloha
自由詩
4*
07/5/8 11:59
言葉の欠片に
ぽえむ君
自由詩
7*
07/5/8 11:56
ドライブ
瑠音
携帯写真+...
1
07/5/8 11:15
出来損ないの太陽が地上に墜ちてくる惑星にて
楢山孝介
自由詩
5*
07/5/8 10:11
Music
Perc
短歌
1
07/5/8 10:11
春金魚
佐野権太
自由詩
29*
07/5/8 9:51
苺ジャム
ki
自由詩
1
07/5/8 9:45
_
〃
未詩・独白
0
07/5/8 9:43
君が泣いた日
〃
自由詩
0
07/5/8 9:37
[ 寂しさ ]
渕崎。
自由詩
1
07/5/8 9:31
ノート(灰緑)
木立 悟
自由詩
5
07/5/8 9:28
霊樹が見える
アハウ
自由詩
4
07/5/8 8:36
*瑠璃色苺大革命*
かおる
自由詩
8*
07/5/8 8:08
ななかまどの実は
北野つづみ
自由詩
10*
07/5/8 7:33
閉ざされた小屋-自室の憂鬱-
流希-Яuk...
自由詩
2
07/5/8 7:22
君の街から
はじめ
自由詩
5*
07/5/8 5:31
この国は子供の国だ
ジム・プリマ...
自由詩
0
07/5/8 5:09
足跡
優羽
自由詩
3*
07/5/8 4:24
思考(にせもの)
蔦谷たつや
自由詩
2*
07/5/8 3:35
オンタイム
そらいろ☆コ...
自由詩
2*
07/5/8 3:16
エロディ
ひろっち
自由詩
3*
07/5/8 3:03
「シエスタ」
ソティロ
自由詩
10*
07/5/8 2:57
夕闇に君の名を
ヴィリウ
自由詩
0
07/5/8 1:42
野本京子さんの思い出
本谷 建治
散文(批評...
3
07/5/8 1:40
ハロゲン
maynar...
自由詩
1
07/5/8 1:36
日常の革命
服部 剛
散文(批評...
4
07/5/8 0:55
ゲームの規則
藤原 実
自由詩
4*
07/5/8 0:43
旅人の死体
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/5/8 0:33
ヒューム「ベルグソンの芸術論」(3)
藤原 実
散文(批評...
3
07/5/8 0:24
5601
5602
5603
5604
5605
5606
5607
5608
5609
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
5619
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5.55sec.