川のせせらぎかと思った
マンホールの奥に それはある
空気入れで押し込めたタイヤの中にも
 いわば
作りかけでいたはずの 夏の星座
暗闇を並べるのは不自由するばかりで
地平まで 窓に映る蛍 ...
昔 ともがいた 。圓い瞳が印象的な 黒い髪が 印象的な うつくしいこだった 。 彼女はわたしを 先輩 と呼んだ 。彼女は うつくしい こだった 。 彼女は わたしを 先輩と呼んだ 。  妙な魅力の変な娘のパンチラを短歌にせむと苦心す我は いつのまにか
こすもは、すぺーすへと
ぐれーどあっぷ
していて
 
ぼうちょうをくりかえす
この、これは
どうもとめどない
らしい
 
 
これを
あい、とよぶか
かがくげん ...
遠くで 蛙の声が 聞こえる。
昔聞いた 蛙の声。 
五月蠅いぐらい泣く。
悲しいぐらい泣く。
遠いところからきこえてくる 

私たちの御先祖様の声。            
 
 あのひとは淡いきみどりに似ていた

 ひどくひどくつきおとすような感覚にまみれている
 しんそこ愉快そうなわらいごえは
 不似合いすぎて、なきそうだよ
 いつでもどこでもやさしいひと ...
ある晩、仕事から家に帰ると
両親と姉が深刻な声で何かを話し込んでいる
姉が仕事でも辞めるのかと思い
ブーンと低く唸る冷蔵庫にもたれて
自分がそれと同化してしまわないように
こっそり話しを聞い ...
誰かを見つめることが
好きなひとは
その誰かを失うと
失った誰かと
おなじ背中をさがす

誰かに見つめられることが
好きなひとは
その誰かを失うと
失った誰かと
おなじ眼差しをさが ...
果実を齧る
あなたの首筋には
薄紫の線が浮かぶ

私はその首筋に
かぶりつきたい衝動を抑えて
おいしいかいと
あなたに聞く

あなたは
貪り尽くすように
果実を ...
ねえ聞こえる?

今 残酷なことされてるの

私今まで勘違いしてた
そんな風に思ってたのって
過去があったから
仕方が無かった話だけど

ねえ聞いてる?

今 残酷なことされてた ...
久しぶりじゃないか

思わずそう言った僕の方を
あまがえるは振り返る

久しぶりのあまがえるは
少し痩せて見えた

仲間の合同葬儀なんだ

彼はそう言った

この ...
二度と交わらない運命を決めたのに
今更に揺らぐ心の奥底、君の言葉
傷付けずに愛し合えたらいいのに

お互いの希望を通すことは出来ず
どちらが諦めるしかなく
お互いに譲れぬ想いを持 ...
頭の中に棲む蚊が
チクチクと針を突き刺す
かゆくてかゆくてたまらない
だけど手が届かない

たっぷりと血を吸った蚊は
大きくなったお腹を抱えて
横になる
私は彼女の眠りを ...
照れた時に
鼻の下を ひとさし指で拭う癖があって
今でもよくやってしまうのだけど
もう そばにはいないあのひとのことを
どうしても思い出してしまう

からかい口調で
だけど 愛しげな眼差 ...
ありきたりの
エンディングに
憧れを抱いて
 
 
影法師
今日もまた
重ならず
 
 
こたつの上に
みかんを置いて
 
僕の隣に
君を置いて
 
 
できたら
...
暗い闇の中

鈴の音が聞こえる

不思議と怖くはない

そもそも恐怖ってなんだろう

さらにいうと

私はどうしてここにいるんだろう

そもそも「私」とはどの私を指すの

...
蝉の羽根は綺麗だね
落葉樹が真冬に
枝に張った
シャボンの虹色だ

大人になりたかったかい
ほんとうはずっと
いごこちの良いこの樹の根元で
ずっとずっと、すごしたかったろう

...
私のこの
やはらかい、とされる部分を
貴方は
いとも容易く
貫いてしまったので
 
365
たまに、プラス1の世界で
私たちはまだ
息をしなくては
ならないようです
 
 
...
もっと早く気づけば良かったのに

今ソレを気が付いたって

手遅れであって僕にはどうすることもできず

ただこの狭き場所で立っているだけだった

まぶしすぎるくらいヒカルライト ...
言葉よ
我慢するからやってこい

書かない小説家の如何に多いこの世の中か

言葉よ
泣きたくなるからやってこい

ウイスキーを飲んで、それを水色の涙に変えてやる

言葉よ
読み解 ...
休日の静かな午後 
図書館で借りた
図録の頁を{ルビ捲=めく}っていた 

今は亡き画家が 
キャンバスに描いた野原に 
ぽつんと立って 
空っぽの{ルビ笊=ざる}を両手で持ち 
木苺 ...
オシロイバナがどこまでも咲く
原っぱの真ん中で
日焼けのしていない細い腕を
嬉しそうに振り回している
いくつになっても夢をあきらめない
ここまできてやっと
あなたは扇風機になれたのだった
 端午の日茶を入れくれし雨森庵

 波静か霞立ちたる余呉の湖

 麦酒のみ蕎麦を食いけり福井の里 
ピアノの部屋には 古いステレオが置かれていて
横に長く重たそうで 足が細い  猫みたいに

レコードのかけかたをおぼえたわたしは
あるいちまいのレコードの秘密をしった

スピーカーに耳 ...
 数多くいる詩人たちの中で、八木重吉ほど語りづらいと感じる詩人はそういない。何故だろうか。私だけの感じ方であるのかもしれないが、そんなふうに感じてしまう。おそらくそのあまりにも無防備すぎると思えるほど ... 一日のうちに「馬鹿」を一生分連呼したかと思えば
一晩の3/4「怖い」と脅えてすすり泣く
まったくもって理解不能な人間−自分。

カミソリより冷たく痛々しく冴えてくる頭は
どう考えたって眠れる ...
なんだ
ぬいぐるみか

しかも
海亀
川上未映子さんのブログ「純粋悲性批判」で紹介されていた映像です。
巨大なあやつり少女が公園の中を進んでいくのですが、
不思議な世界にホント惹きこまれてしまいます。
ぼくらにはもっと夢が必要なんだ ...
光線が降り注ぐ
眩しいなぁ

ベランダから上空の彼方へ
サンダルだけど まぁいいか
別に地を踏む訳じゃないし

≪さようなら≫を誰に言おう

そんなに数もいないなぁ
両親とあいつと ...
重ねあう肌のあたたかさに
見いだそうとするもの

胸の奥に秘めるもの

真新しかったスーツに
シワもめだってきて
某寂無人のかかとに踏まれた
つま先が疼く

こんなはずじゃなかった ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
帰還(feedback)高橋良幸自由詩1207/5/7 1:20
友へ。 すぬかんなが...未詩・独白307/5/7 1:18
苦心A-29短歌2*07/5/7 1:09
すぺーす=山中 烏流自由詩7*07/5/7 1:08
蛙の声  すぬかんなが...自由詩1*07/5/7 1:04
きみどりを知ってる弓束自由詩807/5/7 1:04
祝婚歌快晴自由詩3*07/5/7 1:01
ループ小川 葉自由詩6*07/5/7 0:48
死の果実なかがわひろ...自由詩7*07/5/7 0:28
優しさのハナシチェセロロ未詩・独白307/5/7 0:19
あまがえる、再会なかがわひろ...自由詩3*07/5/7 0:06
序曲海月自由詩3*07/5/7 0:04
頭の中の蚊なかがわひろ...自由詩0*07/5/7 0:01
キャリア有扉なぎさ自由詩507/5/7 0:00
always瑛治自由詩107/5/6 23:56
無へ狗の骨自由詩207/5/6 23:34
シャボンの羽根でたりぽん(大...自由詩1207/5/6 23:08
押し問答山中 烏流自由詩3*07/5/6 23:00
ロボットハートストーリーこめ自由詩1407/5/6 22:39
鳴き声がきこえるか猫のひたい撫...自由詩007/5/6 22:39
麦藁の少女 服部 剛自由詩14*07/5/6 22:37
果てたもつ自由詩14*07/5/6 22:32
皐月五日生田 稔俳句3*07/5/6 22:20
1977美砂自由詩2*07/5/6 22:14
近代詩再読 八木重吉岡部淳太郎散文(批評...14*07/5/6 22:13
惚れたがサイゴ朽木 裕自由詩3*07/5/6 21:58
友だちかな?weed &...携帯写真+...2*07/5/6 21:57
The Little Girl Giant(YouTubeか ...青色銀河団おすすめリ...207/5/6 21:55
キング オブ アース酸素の枷自由詩1*07/5/6 21:45
恋月 ぴの自由詩26*07/5/6 21:42

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加筆訂正:
今日/松本 涼[07/5/6 21:45]
チョット直しました
6.64sec.