毎日浜辺に、少年が座る様になったのは、いつの頃からでしょう。そして、今日はいつからそこに居たのでしょうか。高く蒼く澄み渡った秋空の下で、少年の体は随分と前からすっかり冷え切っておりました。潮風の囁き ...
ちゃりんちゃりんりん
とベルを鳴らしてカーチェイスの様に
すり抜けていく自転車に憧れて
朝のすっと染み込む
水の匂いの濃い晴れた日の風に流れて
ジャっとタイヤを鳴らして
僕にはそん ...
【くの一】と白抜きの文字。
淡い夜に晒された濃藍の暖簾をくぐると、
和服に割烹着の女主(あるじ)――
「アラ、いらっしゃい。今日はお独り?
まーね、萬寿。コップでちょうだい
...
でっちあげに気を取られてる隙を狙って
忍び込む幻Armyアジアンの片隅吹き荒れる
朝の来ない夜はない
声色使って耳打ちするけど
誰にでも察しはつくさ
そんな事じゃ騙されない
くすぶってる ...
最近はなにか
調子がいまひとつ
君との生活は
どうもすれ違いで
ろくに会話もしていない
たまの会話は
どうにもかみ合わず
ただ疲労がたまるばかり
疲れているのが
お互いに ...
なつかしい
あの日の朝を
少し色褪せた
あの日の朝を
キャンバスに
あざやかに
描いたような朝
鳥の声だけが
あの日のままの
朝
ベストオブにんじん色に選ばれた
「おめでとうございます!!!
あなたは、ベストオブにんじん色に選ばれました!!!」
という電話がかかってきたから間違いはない
学校へ行くと友達が
...
空気の悪戯
シートに押し付けられる
金属の塊がフワリ
風に乗る
地上の皆さん
さようなら
雲の皆さん
こんにちわ
雲の行列
散歩中
近くにいぢわる黒雲君
...
円筒世界の歩幅を
定礎を割る両足を
暫定する夜の橋梁を
凍える秒針を
いつぞや清澄な呼び声に
言葉たちは微笑を得る
ただ暖かな電球の列を
内側の丘陵から灯して
傘だけが望ましい
針葉 ...
なんだか好きだ
来た物を引き寄せる
嫌な事を考えなくてすむ
これを引いて
押して
何か考えれば手元が狂う
これを叩いて
あれの中に入れて
潰して
何か考えれば ...
私、
頑張ったよ。
出来る限り以上
カラダも
ココロも
悲鳴をあげはじめてきた。
でも、
誰かが待っててくれるから
私は負けない
絶対負けない
...
2003/07/11
充満する落下性の世界苦
水中にも拡散する軍事性
冠婚葬祭義理人情封建制
孤児ハッチの騙し絵隠匿
罵詈雑言の図案化俯瞰図
中性青年将校の ...
2003/07/09
郊外電車の
つりかわが
ぶらぶらと
ぶらさがる
丸い土俵に
手を下ろし
はっけよい
相撲力士は
たちあがる
よいと ...
上辺だけの友情が
まかり通るこの場所で
鼻歌を歌い続けている
窓は全開のまま
人々は未だに
その存在に気付かない
中庭では
明日を夢見るティーンエイジャーが
つまらな ...
ギューネス
目覚めさせて
ギューネス
辺り散らばった
スパンコールの海
黒を拒む輝きの洪水
晴れて現 ...
わたし、
あなたにひどいめにあわされたいよ。
たとえばわたしをだくならば
べっどではなくてつめたいゆかで。
たとえばきすをするならば
いきもできないくらいにはげしく。
やさしさより ...
夜のアゲハ蝶の行き先は、決まって、
忘れられた夢のなかの王国の紫色の書架がもえている、
焼却炉のなかを通る。
くぐりぬけて、
グローバル・スタンダードのみずが曳航する午後、
雨の遊園地で、イ ...
練馬の通り雨は計画的だ
スケジュールは1年先まで埋まっている
しかも事務所のつけたマネージャーがとても有能で
オンとオフのメリハリがきいたスケジューリングを組んで
練馬の通り雨がいつもフレ ...
枕元に立つ影は一言ポツリ
罪悪感に苦しみ抜いてください
と、声にならない声で
でも
ボクの意識にダイレクトに
そして
フッと漏れた笑いを残して
消えていった
...
もう10分も
おんなじポーズ
その亀さんの
まねをしてるの
どんなに待っても
動かないよ
その亀さんは
重ねるほどに
見えるものまで見えなくなる
それを情け無用と切り捨てようにも
思うが侭にならぬ身体と
曖昧な優しさで隠す意志の弱さ
諦めることさえ捨て去ってしまい
手の中の小さな夢を ...
朝が来て
さぁ 始めようって
誰が言う
じゃあまたね
また会おうねって
誰に言う
声に出しては
風になって
流れて迷って
自由になって
昨日の自分へ ありがとう ...
「死んだ方がましだ。」と
貴方は 母さんの事も考えてくれず
部屋に閉じこもってしまった
貴方の好きな 全員集合が始まったのに
貴方が部屋から出て来なかったのを
母さんはね てっきり貴方は ...
きりつ
おはやうございます
ちゃくせき
そんなん言われても
私
わからへんし
あんたやっといてぇなあ
私に言われても
知らへんし
誰かに言ったらええやろ
そんな事
知らんでも ...
あなたの隣に
夢を置かせて下さい
ほんの小さな夢ですが
あなたの隣にいる限り
とても生き生きとします
あなたが喜ぶと
小さく羽ばたく音を出します
ただ
あまり見つめられると
照れて縮 ...
書いてみたのだ
へのへのもへじを
思い出せなくなって
目を閉じ黙想してみたがどうにも曖昧だったので
チラシをひっかきまわし裏が白いのを見つけて
そそくさと書いてみたのだ
しかしおかしいのだ ...
疲労の日
弾丸の詩口より寒い報告書
それはさせません
どれが静かに叫びましたか
どれが塵を払うお金の
どんな雨季への小さな指の間隔まで
その日数倍のバスの間に敷かれたことでしょう
...
焼けていくその空は
思ったより高くなかった
天に伸ばした手が燃え染まる
風が私と空をつなぎ
とけていく境界線
明け方の雨が露のごとく
草にとどまっている
匂い立つ今 ...
お仕事は何ですか、と
聞かれたので
コピーライターです、と答えたら
あなたは不思議そうな顔をしました
そこで、コピー機の説明書を書く
仕事なんです、と付け加えると
ああ、と少し理解 ...
春色の街 新緑の芽が
朝露に 光る朝
山の目覚める 春の光に
雪どけ
ながれる
川の 音色は
せせらぎ‥
新しい空気に 深呼吸
風に ゆれる
新緑の葉
雪割草が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
虹のかけら(あぶくの妖精の話)
板谷みきょう
散文(批評...
1*
07/4/28 2:19
自転車をかくんだ
プル式
自由詩
4*
07/4/28 2:17
久保田
atsuch...
自由詩
5*
07/4/28 1:56
かまい かまわれ かまい達
板谷みきょう
自由詩
0*
07/4/28 1:46
「最高じゃあないが、最低でもない」
ゆいしずと
自由詩
0
07/4/28 1:42
朝
小川 葉
自由詩
4
07/4/28 1:38
ベストオブにんじん色
ふるる
自由詩
24*
07/4/28 1:38
飛行
テルテル坊主
自由詩
1*
07/4/28 1:35
夜と眠り
hon
自由詩
1
07/4/28 1:32
機械作業
テルテル坊主
自由詩
1*
07/4/28 1:22
負けてなんかやるもんか
夕焼け空
自由詩
8*
07/4/28 1:15
世界エレベータ
あおば
自由詩
5+*
07/4/28 0:30
トランポリン
〃
自由詩
6+*
07/4/28 0:28
怖がり
山中 烏流
自由詩
7*
07/4/28 0:26
ギューネス
ビーチ
自由詩
0
07/4/28 0:14
本能
lazy
自由詩
11*
07/4/27 23:50
落丁した夏
前田ふむふむ
自由詩
28*
07/4/27 23:37
練馬の通り雨
シリ・カゲル
自由詩
2
07/4/27 23:14
selfish bubble
三架月 眞名...
自由詩
3*
07/4/27 23:13
おんなじ
weed &...
携帯写真+...
2*
07/4/27 23:13
か
恋月 ぴの
自由詩
32*
07/4/27 23:12
坂の上の青
Hantam...
自由詩
2
07/4/27 23:05
母さんはね
板谷みきょう
自由詩
0*
07/4/27 22:47
大人の当番
ねなぎ
未詩・独白
0
07/4/27 22:41
夢を置かせて下さい
ぽえむ君
自由詩
12*
07/4/27 22:12
写真うつりも気になるのだ
若原光彦
自由詩
3
07/4/27 22:08
真夜中の小さな
キメラ
自由詩
5
07/4/27 21:58
いつもの朝に
さくらほ
自由詩
14*
07/4/27 21:46
優劣
Tsu-Yo
自由詩
5
07/4/27 21:43
春の居眠り
鈴鈴
自由詩
5*
07/4/27 21:40
5624
5625
5626
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
5664
加筆訂正:
かんけい
/
松本 涼
[07/4/27 21:58]
チョットなおしました。
6.56sec.