先程
119番を押して
不調を訴えてみましたら
それでは
救急車は出せません、と
言われました
 
症状を
事細かに説明致しましたのに
あの対応者!
病人を助けようとする
気持ち ...
晴れて晴れてそよ風かよふ我が小庭桜桃の実の熟れてけるかな 春を作ろう
土しかない心の中に
春を作ろう

伸び始めた草を
小枝の先に開き始めた葉を
かわいい小さな花を
入れてみよう
ほら
もう蝶が飛んでいる

春を作ろう
土しかない心の ...
本気で笑いたい気分、いつ、やって来るのだろうか?
僕にはわからない、誰にもわからない?
自然に笑いたい気分、いつ、やって来てもいいように、笑顔の練習をしよう
やっぱ、皆、独りぼっちに笑顔の練習繰 ...
寂しくなると君を思うのはなぜだろう?
電話のボタンを完全に押し切れないのはなぜだろう?
九個目で指が宙で固まり動かなくなる

何度も何度も現実で別れた
体は理解している筈なのに頭の中 ...
奇跡を実験することにより
首が長すぎるシマウマと
首が短すぎるキリンが宇宙にやってきた

昔から彼らは争うことをしない
シマウマは地面に生える植物を
キリンは木に生える植物を
ゆとりを望 ...
空を向き歩けば
雨が降る
地を向き歩けば
涙滴る
どちらを取っても

手を取り聞けば
温もりと鼓動
背を見て聞けば
悲しみと散ろう

空の音に涙を流す
地の音にも涙を流す
温 ...
水底にそっと触れると感情線が走っていて
僕の過去は沈むたびに息継ぎをしている
腫瘍のような実を実らせてる昼間の空気

(そうですか、から会話は始まって)

何も無いという事を研究し ...
夕焼けの水平線に
引き込まれるわたし
明日の事も
分かろうとせず
無を、怖がる

窓辺に映る雲は
西へと動き
わたしは
小さな音を鳴らしながら
ゆらゆらと流れていく
裏がえっ ...
あなたの名前は
この悲しみに似ている
木霊になって消えていく声を
遠く向こうに感じた
その冷たさ透明さが
あなたなのだと思う

繋がらない海と雨とが
真夜中にせめぎ合う
ざわめく ...
母が縄跳びをしている
僕はしゃがんで回数を数えている
あんなに腰が痛い
と言っていたのに
背筋をピンと伸ばして
交差跳び、綾跳び、二重跳び
次々ときれいに跳んでみせる
既に数は百回を超え ...
午後のゆるやかな
時間の流れる公園で
片隅のベンチにもたれつつ
ふと洩らしたため息が
小さな小さな船になり
砂場を蒼い海として
航海に出る

僕の小さな小さな船は
とても壊れやすくで ...
わが春の分身とよびたき青き種子大地の暗み信じて沈む

いちめんの麦の青みのなかにいて思ひつげよとわが背押す風

上空の子燕のみが新しく街にはびこる意思なき者は
種を蒔く思想なき者蔑視つつ

復活祭たばねし少女の髪揺るる

春の雨車窓の少年頬冷やす
こころは、
ころころしたいので、
いまからころころしますけれども、
ここでころころしても、
いいですか。
ころろ、
ころがったりもするので、
ころころもあもあ ...
そこは悲しみが悲しみのまま降る場所だったので、
あたしはあたしでしかなかったので、
猫を連れてきたのは正解でした。

ぬるすぎる水の底
金魚たちは丸くなって溜息を吐いています。
落と ...
二人がかわした約束は
もう叶うことはないけれど
あの瞬間は私の中に
ずっとずっと残るだろう

思い出すと懐かしく
そして胸がしめつけられる
それでも私は忘れない
たったひとつ残された
...
夜永し丑三つ時
眠れぬ二つの陰は溶け込む

冷光 綺麗な{ルビ月華=げっか}
覆うは手暗がりの桃源

虚飾を代償に変えて
触れた稚拙な手々が
{ルビ變幻=へんげん}を残して{ ...
やな事があったなら

小鳥の囀りをBGMに

朝日の中で

おもいっきり背伸びしてごらん


ほら今日もまた世界が始まったよ
あなたの死ぬ時間をお教えしましょうか
隣のベンチに座った紳士が私にそう言った
面白そうですね
是非聞かせてください

紳士は答えた

それで
それは何年後の何日ですか
...
きょうは 
キミのところまで滑り台で遊びにいく
キミの背中を抱きしめる定位置へ
テレビを見にいく

お笑い番組でボクは笑う
キミはスッポリと後ろへ身体をあずけてくる
甘いものを食べている ...
 アフリカ象の象牙は高く売れるので墓荒らしが多い
 今日も3人組の泥棒が象牙を探しにやってきた
 この地域は干魃が多く雨がほとんど降らないので 動物達はおろか植物達にとって地獄のような場所である
...
生まれたとき僕らは一人残らず
目玉の手術を受ける

僕らは始め誰も目を持っていない
昔の人にはあったんだ
だけどそれは真実を見出すことさえできなかったから
そのうち退化しちまった

だ ...
友よ
僕は時に背を押されて歩くのに
疲れたよ

身軽になるために
大事なものまで捨てて
登った山の頂上にあったものは山

週に一度の休日と
未来の何かにだまされ続けてゆく


...
玄関のドアを開くと 
家族の靴にまぎれ
老人の下駄がふたつ 
並んでいた 

あたりを照らす
天上の 
{ルビ仄=ほの}かな灯り

下駄箱の上に
立て掛けられた 
一枚の絵 
...
 毎日浜辺に、少年が座る様になったのは、いつの頃からでしょう。そして、今日はいつからそこに居たのでしょうか。高く蒼く澄み渡った秋空の下で、少年の体は随分と前からすっかり冷え切っておりました。潮風の囁き ... ちゃりんちゃりんりん
とベルを鳴らしてカーチェイスの様に
すり抜けていく自転車に憧れて

朝のすっと染み込む
水の匂いの濃い晴れた日の風に流れて
ジャっとタイヤを鳴らして

僕にはそん ...
【くの一】と白抜きの文字。
淡い夜に晒された濃藍の暖簾をくぐると、
和服に割烹着の女主(あるじ)――

  「アラ、いらっしゃい。今日はお独り?

 まーね、萬寿。コップでちょうだい
  ...
でっちあげに気を取られてる隙を狙って
忍び込む幻Armyアジアンの片隅吹き荒れる
朝の来ない夜はない
声色使って耳打ちするけど
誰にでも察しはつくさ
そんな事じゃ騙されない 
くすぶってる ...
最近はなにか
調子がいまひとつ

君との生活は
どうもすれ違いで
ろくに会話もしていない

たまの会話は
どうにもかみ合わず
ただ疲労がたまるばかり

疲れているのが
お互いに ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
多分、119山中 烏流自由詩5*07/4/28 12:22
桜桃の実A-29短歌2*07/4/28 11:57
春を作ろうぽえむ君自由詩7*07/4/28 11:09
笑いたい気分、いつ、やって来るのだろうか?うおくきん自由詩2*07/4/28 10:36
電話海月自由詩1*07/4/28 10:31
首とシマウマとキリンロカニクス自由詩307/4/28 10:01
天地涙々美月朱恋自由詩407/4/28 9:51
髭剃り いろんな人間の平日ねろ未詩・独白6*07/4/28 9:47
とうめいの声今田コボ自由詩7*07/4/28 9:44
雨の日の願い自由詩807/4/28 9:40
まぶたたもつ自由詩3007/4/28 9:26
午後の公園村木正成自由詩11*07/4/28 9:08
大地短歌6*07/4/28 9:04
俳句2*07/4/28 9:01
「 こころころ。 」PULL.自由詩13*07/4/28 7:41
七月、猫連れ。紅魚自由詩1107/4/28 7:09
約束優羽自由詩2*07/4/28 7:01
鴉夜手引きルーファウス...自由詩1*07/4/28 6:46
リセット優飛自由詩2*07/4/28 5:28
死の時間なかがわひろ...自由詩1*07/4/28 4:44
また来週ヨルノテガム自由詩107/4/28 4:29
アフリカ象の骨だらけの墓場はじめ自由詩6*07/4/28 4:01
魚の目なかがわひろ...自由詩4*07/4/28 3:59
みもる自由詩4*07/4/28 3:36
貝の家族 服部 剛自由詩13*07/4/28 2:28
虹のかけら(あぶくの妖精の話)板谷みきょう散文(批評...1*07/4/28 2:19
自転車をかくんだプル式自由詩4*07/4/28 2:17
久保田atsuch...自由詩5*07/4/28 1:56
かまい かまわれ かまい達板谷みきょう自由詩0*07/4/28 1:46
「最高じゃあないが、最低でもない」ゆいしずと自由詩007/4/28 1:42

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加筆訂正:
初川柳/しみまん[07/4/28 9:50]
めきめきと関節伸ばす春の枝修正
無題07/03/11/しみまん[07/4/28 9:30]
一句消した。かなぁにした。
6.18sec.