ひとつの岩を動かすには ひとつの力が必要
ひとつの力を集めるには ひとつの物が必要
ひとつの物を産み出すには ひとつのあなたが必要
困る誰かを創り出すあなたの力 無くしてしまっては
...
粉を炊く
白地の布を展開する
酩酊による寒け
ナイロンを取り除く
世界を開いて
中身を注ぐ
錆び付いた綱
哀れな焔
あなたの身に余る幸福の
余った部分をください
...
この種の館には
白い服来た笑顔モドキや
大丈夫ですかあ〜の聴診器や
青筋立てて服従を強いる面背服従やらが
糞と小便の匂いの中に生息している。
その物の怪たちは
なにをどう勘違いしてるん ...
ルルリル リルラル リルルリ ダー/リリリリリ
*
排水ホースは予備練の頭上を徘徊している。
*
「人間は本来平等である」
これは、富の分配の不平等は平等なる個々人の努力の差 ...
藍色に染まっていく
わたしの目の前には
小さな蒲公英が
たくさん並んで
誰かが一つ一つ
ふみつぶしていく
その様が
おかしくて
笑ってしまった
深い所にある
重いトビラ
...
碧空
光る雲
うねる風
穏やかな孤独
緩やかな絶望
涼やかな狂気
何もない幸福
胸を満たす静寂
通り過ぎる匂い
手に取れない横顔 ...
この両手はいつも
空を抱き締めて
あなたを描いている
どこにもいないものを
感じるということは
悲しいことではなくすばらしいこと
あなたが教えてくれた
後半は僕による捏造だとしても
...
くびする糸者
冷れみて 児
かなさり住に
おへよっておへよって
らびが爺ね
東北新幹線の空洞を貫く抒情性を少しも吸収することが ...
要するにぼくは爆弾を抱えている
もうすぐ何か起こるらしい
でもねだからって 水を差さないで
こいつを解き放つのが ぼくの役目なのだから
小さな神様 逃げている
ぼくの神様 逃げている
...
いろんなひとの
いろんな種類の
いろんな引力にひっぱられ
自分が自分でなくなってゆく
からだの底深く私は
コアに力をこめて
自分が自分であろうとする
ボク女が大量発生したのは80年代前半だそうだ。
(1990年に海燕新人文学賞を受賞した松村栄子『僕はかぐや姫』は、「ボク女」が大量に生息している80年代前半の地方高偏差値女子高の文芸部が舞台で ...
よくわからない
というのは
いつもの印象
入ったホテルは壁が薄く
知らない誰かとの距離が曖昧になる
顔を合わせるには
窓と窓のあいだに敷かれたボーダーラインがこわい
...
トライアングルの音
角で音を出す。
ミュートをかける
カチカチチーン!
体力がなくなった。
ゆっくりと体を休め
いねむりをする
紙飛行機が飛んでゆく
らんらんらん
猫が来た
...
ロシヤからノコギリの歯の黒い波
地下六百階木造視聴覚室付
行き倒れの口手動に軽快な曲
誰と呼ぶ戸の隙間から引き込む自分
人員の和睦の音 血と広がり午後
立ち清くて長いなら ...
強い風が吹いた
薄い窓ガラスは割れ
欠片を散りばめる
それは宝石箱をひっくり返したようで
欠片を雨が打つ音に聞きほれて
稲光に照らされるガラス片に見とれて
僕は少し ...
鳥の肋骨でできた鳥籠に鳥を閉じ込めて歌う僕の透明なトルソには金魚がすうっと泳いでる。
故郷を
遠くに思いて
見る空に
七色の橋が
瞳を捉えた
さっきまで雲が
涙を溢していたというのに
風にくすぐられた頬を
照れくさそうに赤らめながら
陽射しを漏らした
足 ...
似ているから好きになった
けれど
仕草のひとつひとつは
全く あのひととは別のもの
同じひとはこの世に存在しない
あのひとはもう 戻ってこない
幻影を追っているだけ ...
先程
119番を押して
不調を訴えてみましたら
それでは
救急車は出せません、と
言われました
症状を
事細かに説明致しましたのに
あの対応者!
病人を助けようとする
気持ち ...
晴れて晴れてそよ風かよふ我が小庭桜桃の実の熟れてけるかな
春を作ろう
土しかない心の中に
春を作ろう
伸び始めた草を
小枝の先に開き始めた葉を
かわいい小さな花を
入れてみよう
ほら
もう蝶が飛んでいる
春を作ろう
土しかない心の ...
本気で笑いたい気分、いつ、やって来るのだろうか?
僕にはわからない、誰にもわからない?
自然に笑いたい気分、いつ、やって来てもいいように、笑顔の練習をしよう
やっぱ、皆、独りぼっちに笑顔の練習繰 ...
寂しくなると君を思うのはなぜだろう?
電話のボタンを完全に押し切れないのはなぜだろう?
九個目で指が宙で固まり動かなくなる
何度も何度も現実で別れた
体は理解している筈なのに頭の中 ...
奇跡を実験することにより
首が長すぎるシマウマと
首が短すぎるキリンが宇宙にやってきた
昔から彼らは争うことをしない
シマウマは地面に生える植物を
キリンは木に生える植物を
ゆとりを望 ...
空を向き歩けば
雨が降る
地を向き歩けば
涙滴る
どちらを取っても
手を取り聞けば
温もりと鼓動
背を見て聞けば
悲しみと散ろう
空の音に涙を流す
地の音にも涙を流す
温 ...
水底にそっと触れると感情線が走っていて
僕の過去は沈むたびに息継ぎをしている
腫瘍のような実を実らせてる昼間の空気
(そうですか、から会話は始まって)
何も無いという事を研究し ...
夕焼けの水平線に
引き込まれるわたし
明日の事も
分かろうとせず
無を、怖がる
窓辺に映る雲は
西へと動き
わたしは
小さな音を鳴らしながら
ゆらゆらと流れていく
裏がえっ ...
あなたの名前は
この悲しみに似ている
木霊になって消えていく声を
遠く向こうに感じた
その冷たさ透明さが
あなたなのだと思う
繋がらない海と雨とが
真夜中にせめぎ合う
ざわめく ...
母が縄跳びをしている
僕はしゃがんで回数を数えている
あんなに腰が痛い
と言っていたのに
背筋をピンと伸ばして
交差跳び、綾跳び、二重跳び
次々ときれいに跳んでみせる
既に数は百回を超え ...
午後のゆるやかな
時間の流れる公園で
片隅のベンチにもたれつつ
ふと洩らしたため息が
小さな小さな船になり
砂場を蒼い海として
航海に出る
僕の小さな小さな船は
とても壊れやすくで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
もっと強く 視界良好
酸素の枷
自由詩
0
07/4/28 19:25
有食
チグトセ
自由詩
6*
07/4/28 18:49
物の怪館
草野大悟
自由詩
2*
07/4/28 18:04
4/28日の夢
んなこたーな...
自由詩
1
07/4/28 17:38
無題
今田コボ
自由詩
6*
07/4/28 17:32
亀裂トラジ
Mélodi...
自由詩
1
07/4/28 16:53
MY WORLD +s
ロカニクス
自由詩
3
07/4/28 16:39
昨
葉leaf
自由詩
17*
07/4/28 16:32
あかい神様
しでん
自由詩
0
07/4/28 16:22
惑星
小川 葉
自由詩
3
07/4/28 16:18
人称代名詞(中断中)
A-29
未詩・独白
4*
07/4/28 16:11
まちのいろ
愛
自由詩
2
07/4/28 16:03
今日は雨
ペポパンプ
自由詩
4*
07/4/28 15:52
アクリルプルダウン
黒川排除 (...
川柳
2
07/4/28 15:33
嵐
狗の骨
自由詩
1
07/4/28 15:29
無題 5
10010
自由詩
5
07/4/28 14:43
虹
見崎 光
自由詩
5*
07/4/28 14:38
幻影
有扉なぎさ
自由詩
3
07/4/28 13:10
多分、119
山中 烏流
自由詩
5*
07/4/28 12:22
桜桃の実
A-29
短歌
2*
07/4/28 11:57
春を作ろう
ぽえむ君
自由詩
7*
07/4/28 11:09
笑いたい気分、いつ、やって来るのだろうか?
うおくきん
自由詩
2*
07/4/28 10:36
電話
海月
自由詩
1*
07/4/28 10:31
首とシマウマとキリン
ロカニクス
自由詩
3
07/4/28 10:01
天地涙々
美月朱恋
自由詩
4
07/4/28 9:51
髭剃り いろんな人間の平日
ねろ
未詩・独白
6*
07/4/28 9:47
とうめいの声
今田コボ
自由詩
7*
07/4/28 9:44
雨の日の願い
〃
自由詩
8
07/4/28 9:40
まぶた
たもつ
自由詩
30
07/4/28 9:26
午後の公園
村木正成
自由詩
11*
07/4/28 9:08
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
加筆訂正:
浄夜——遊戯する断片 デッサン
/
前田ふむふむ
[07/4/28 17:39]
加筆訂正、大幅に、推敲しました。
初川柳
/
しみまん
[07/4/28 9:50]
めきめきと関節伸ばす春の枝修正
無題07/03/11
/
しみまん
[07/4/28 9:30]
一句消した。かなぁにした。
5.5sec.