どちらをむいても
午前四時の世界
どこかに逃げ道があるだろうと
独楽鼠のように
路地を走り回るけど
どこにも逃げ場なんてない
ただ感じるのはゼロの自分
大通り ...
今夜も月が美しい。だが、今夜かどうかを決めるのはまさに月の運行とそれを見守り暦を作成する天文博士なのだから、月が美しいか否かに、夜が今夜であるかもかかっているのだ。予言は正確に行われるが、月の綿密な計 ...
枯藻にまじる幾許かの誇りさえ
今は乾涸びて横たわる巨体
眼の放つ一瞬の光さえ砂に埋もれ、
青き海原は穏やかに空を見上げつゝ
波に穂を浮かべては露な境に遊ぶ
儚く岩礁にとぶ飛沫、
仰ぎ見 ...
舞い落ちる花びらの
ベンチに腰をかけ
風に吹かれていよう
夏を過ぎて
冬を越えて
くり返し来た道の
くり返して行く道の
途上でしばし
風に吹かれていよう
降り積もった荷物を
少 ...
どうして夜になると無性に泣きたくなるのだろう?
強くなるって決めたのに。
涕なんか流したくないよ。
強くありたいのに弱くなっていく。
何でもないことを不安がったり、慄いたり。
...
わたしたちはいつかきっと死ねるのだから
ジム・モリソンもシド・バレットも
ヴォネガットだって死ねたのだから
今は死ねなくても
こころさわやかに朝の唄をさえずろう
ゆっくりと自分を殺してゆくた ...
3・28
あなたが、いつも吹いている口笛の音律が、耳から離れないから、わたしは今日も眠れないんだ。窓の外には、春と呼ぶには早すぎる、マイナスの風が吹きすさぶ。けれどそれすら、今のわたしに心地よ ...
桜舞い散る春の日
正午の改札で
杖を手にした祖母は
ぼくを待っていた
腕を一本差し出した
ぼくを支えに
大船駅の階段を下り
ホームに入って来て停車した
東海道線の開 ...
暗黒の司祭たちが黒い法衣を垂れ、
死んだはずの神の声が鈍く響く白夜の時代、
そんな時代がいままた再び到来しようとしている。
人々は生殖を強制され、
ただひとつの神の声によってコントロールさ ...
時折顔を出す
おまぬけな自分
注意をしてるつもりが
ポロリ
と
顔を覗かせる
いつまでたっても甘えん坊
いい歳になったのにね
今日も恥をかいち ...
人間に恋したカメレオン
叶わぬ恋だと知ってはいたが
毎日毎日恋焦がれるうちに
想像妊娠をしたカメレオン
二人分たくさんご飯を食べなきゃならない
二人分たくさん水を飲まなきゃなら ...
冷えた両手に
掴み取ろうとした風
吹きぬけて
君のもとへ
星の囁きが
くすぐったい空は
変わらず今日も
僕らを見守ってる
憧れを追い掛けて
走った日々を
今も
思い出せる ...
ゆきふらしはやっとこさ
目を覚ました
去年頑張りすぎたから
いつもよりたっぷり眠った
朝ごはんを食べて
歯を磨いて
お出掛け用の一張羅の服に着替えて
今年も仕事に取り掛 ...
軍鼓とラッパのリズム乗せて
列を成してパレードするかのように
顔の角度は45度
上にも横にも45度
ライフル掲げて磨き上げられた靴履いて
ビシッとキメて誇らしげ
それは言われた ...
今はもう
落ち着きを取り戻した
ネオンたちが
まだ 空を
侵食している
その事実を知っていても
僕は
何をする訳でもなく
36℃の体温と一緒に
ベッドへ ...
誰なのだろうかと考え続けて
無性に人が恋しくなる
何回巡り廻っても分らない
死線の視線のその先の向こう側から聞こえる音
今まで信じてきた世界が
いきなり泡のように消えていった・・・
もう何一つ信じれない。
怖いから・・・・
...
あの混沌の時代に
息の根を止めておくべきだったのだ
60年を経てまたあの怪物が
蠢き始めている
母の愛を踏みにじり
子の命を食み殺す
あの怪物が再び
われらは
民主主義を手にしたと ...
死んだのは
色物への泥酔した意識なのか
白物への酔いざめした我執なのか
透徹の限りないかなしみ
いのちのデリケートなシルエット
★
いとおし ...
守るものがある故の窮屈さと
自由の代償に得た孤独
砂漠の中にあるらしい
あるオアシスの物語
湧き出る泉は澄みわたり
ほとりの木々には鳥が舞う
砂漠の中を旅してる
ある男性の物語
砂漠を越えてやってきた
長い渇きに苦しん ...
べらんだでは
せんたくものが
かぜになびいていた
にわのしきいしを
あるけば
かげがおちた
さいごのひ
しらないおじさんが
ちちとはなしをしながら
いえをのあちらこちらをみて
しき ...
放り込むカプセル
ブラウン管の中が歪む
部屋の壁が襲う
トイレに行っても小便は出ない
換気扇の回る音が
ヘリが近づいてくるよう
萎縮する筋肉
鼓動は速くなる
目を閉じよ ...
パリよりも中東が相応しい―
ホテルのバスルーム式のやり方で、
公園のベンチにMessageを遺した。
彼女はパリに向かった。
月が影に隠れる頃
桜は涙を流します
はらはらと落ちてゆく
一粒一粒の涙は
地面に落ちて
道に溢れてゆきます
桜の涙はやがて川となり
月を追いかけて
どこかへ消えてゆきます
きっと春の ...
ざあっ と花びらが揺れて散る音
いくつものいくつもの花びらが終わる
どうせ散るなら咲かなければよいものを
そう考えるのは愚かだが情緒的だ
桜が散りきる前に僕たちは別れましょう
...
何もかもがいやになって
下を向いて歩くのだ
メールを
打つふりなんかして
詩を書いたりしちゃうのだ
幸せな人は詩を書かない
というのは本当です
だけど
私の不幸など
ありふれ ...
手を繋いで
離れてしまわないように
強く強く
握りしめて
信じてないわけじゃない
けど
...
泣きたい
を
こらえて
袖を惹いた
仕合せ
が
霞んでゆくから
千切れる想い
影に溶かして
あとどれくらい
幻の傍で
一人になって
ふと疲れを感じる昼下がり
もう数えていないのと
ぽつり呟くあなたを
抱きしめたら壊してしまいそうです
指先で宙に描く願い事
それが何だかわかりませ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ゼロ
ジム・プリマ...
自由詩
2
07/4/15 4:07
NO MOON
10010
自由詩
0
07/4/15 3:54
瞳を染めて
atsuch...
自由詩
5+*
07/4/15 3:25
風と夜と雨と
yaka
自由詩
5*
07/4/15 3:05
強さと弱さ
依玖侘 なつ...
未詩・独白
1*
07/4/15 2:43
モンキーハウスの朝の唄
佐々宝砂
自由詩
17
07/4/15 2:40
ダイアリー・ダイアリー 3・28
平山ネムデ
自由詩
2
07/4/15 2:17
老婆の休日
服部 剛
未詩・独白
12
07/4/15 2:01
闘争への序曲
黒猫館館長
自由詩
1
07/4/15 1:43
おまぬけ
山崎 風雅
自由詩
4
07/4/15 1:30
想像妊娠カメレオン
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/4/15 1:09
時と想いと
和森朱希
自由詩
4
07/4/15 0:32
ゆきふらし
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/4/15 0:28
パレード
maynar...
自由詩
0
07/4/15 0:20
都会の夢
山中 烏流
自由詩
4
07/4/14 23:28
燐音
零椅
未詩・独白
4*
07/4/14 23:14
—壊—
‡ё夢花ё‡
自由詩
0
07/4/14 22:54
民主主義の挫折
ゆいしずと
自由詩
0
07/4/14 22:40
軌道のそよぎ
信天翁
自由詩
1
07/4/14 22:05
どっちが好き?
よしか
未詩・独白
3
07/4/14 21:40
「旅人とオアシス」
広川 孝治
自由詩
1
07/4/14 21:35
ひっこし
たもつ
自由詩
8
07/4/14 21:28
カプセル
ブル・リー
自由詩
3
07/4/14 21:23
[:short
プテラノドン
自由詩
0*
07/4/14 21:21
桜の涙
ぽえむ君
自由詩
9*
07/4/14 20:42
サヨナラザクラ
436
自由詩
0*
07/4/14 20:09
スピカ
uminek...
自由詩
13*
07/4/14 19:06
繋ぐ
蓮未
自由詩
2*
07/4/14 18:39
*幻影*
ちと
自由詩
6*
07/4/14 17:40
「今日生まれたあなたへ」 (青年詩片)
ベンジャミン
自由詩
7*
07/4/14 17:28
5597
5598
5599
5600
5601
5602
5603
5604
5605
5606
5607
5608
5609
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
5619
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
加筆訂正:
消音現象
/
楢山孝介
[07/4/14 23:30]
最後の一行に誤字があった……
朝礼
/
大村 浩一
[07/4/14 19:47]
華やか を 晴れやかに訂正。
8.16sec.