お姉ちゃんが、ぼくを動物園に連れて行ってくれた
はじめて見た白くまはなんだか死んでいるようだった
お昼、お姉ちゃんのおにぎりを食べて
缶ジュースをふたりではんぶんこした
帰るとき、カンガルーの ...
こうじょうをぬけるともり
いろんなどうぶつたちがいてたのしい
くさったごみがもえている

ズダダ ズダダ

いつもこのくらいのたいようのころには
さかなもいて
にごったみずにまじるにじ ...
静かな静かな夕暮れに
光の翼が舞い降りる
晴れた日の夕暮れにしか
現れないその翼は
大きなビルをいくつも
すっぽりと翼の中に入れてゆく
やがて翼は
だんだん小さくなってゆき
夜の中へと ...
{ルビ書眉鳥=ほおじろ} 囀る春景色

{ルビ支那=チャイナ}生まれの{注丹桂=金木犀}が

此処に{ルビ居=お}るよと言いたげに

風に{ルビ嫩葉=わくらば}揺り落とす


今はた ...
古ぼけた鏡から
昔を掬い上げ
じっと見つめるeye

モノクロでもセピアでもない
フルカラーの過去は…潰えた夢

鮮やかで 

甘美な

遠い日の記憶

手のひらの過去
二 ...
ロック、とは

中途半端の極みである。
ねえ、ねえ、ねえ、

ねえってば

こんな感じに甘えたのは
あなただけ

生きることの大切さと
初夏の清清しさを教えてくれた
忘れられない優しい笑顔

こねこのように
ベッドの ...
深みの 夜がふけてゆく
人々の気配が静まる 時

ベランダから闇を撃つ

視線は この地球を光速で 巡るよ
遠い彼方に
視線で 呼びかける 彼方 彼方と

蛍光灯が照らす 小さな部屋 ...
言葉がほしい言葉があったなら
あったなら後は後でどうにかなるのに
あ、から始まっても
ん、から始まってもいい
言葉ばかり求めてこんな今でも

 *

ヘビースモーカーの刑事は
スパス ...
 僕にとってペンや筆をとって「描く」ということは、何かしら後ろめたい感じを引き摺っていて、どこか淫靡な行為のような気さえする。
 それは、白紙に描きつけるものが文字であっても絵であっても変わりは ...
楽しさを何だろうか?
楽しいと前に進めるのだろうか?
なら、僕は楽しめていない。
そんな簡単に壊せない自分の世界

毎日繰り返す努力は
自分の組み立て次第で輝くはずなのに
磨けない自分
...
見に覚えの無い君が鳴く
僕は顔を近づける

「・・ノウ・・ドコ・・イッ・タ・」

脳何処行った?

何を言っているのか
まるでアンドロイド

「・・ノウ・ハ・ドコ・ニ・イッ・タ・」 ...
当てもなく靄を見つめ
少女は息を吸う

僕は沈黙を続けることしか許されない

取り巻く空気は新鮮すぎて
圧倒的な違いを要求された
それでも

僕は


少女とともにすることを決 ...
通勤バスの車内 
後部座席から眺める 
まばらな人々が
眠たげな朝 

( 昨晩わたしは、{ルビ尖=とが}った爪を、切っていた。) 

人さし指をのばし 
四角いボタンを押す 

...
ふと
窓から外の様子を窺ってみたのです
すると
空という藍色の海に
悠々と三日月が揺らいでいたのです

そうしたら
小舟のようなお月様に乗って
夜空を旅してみたくなったのです

だ ...
爪の間から
ぼろぼろと、溢すのは
何年も前からの癖
 
何が溢れているかなんて、
知ろうともしないまま
 
 
昔話の中で
お爺さんは呟いていた
 
その空白にこそ
全ての答え ...
黒い炎に包まれた ぼくの無人のパラシュート
予言者たちの展覧会場に迷い込んでいる

狂った頭蓋骨のような鋼鉄の果実
夜の高速道路を疾走する 慎重な共犯者の告発

  やがて廃墟の壁を手探り ...
遠ざかった
昼過ぎの暑さきびしく
伸びやかにあれど迫り来る
車輪きえず
心すれ違い赦すことばかりが増え
いつしか
灰色が世界の四季だと知る

なんのいみもなくて
かざぐるまのよう ...
卯の花と牡丹と金盞花
目の下の黒いくまと日焼けのしみと
赤茶けた髪の毛と手の皺の灰と
磨いた鍋底と花の終わったシクラメンと
藤とシャガとあやめと
終わってしまった菊桃と枝垂 ...
休日ともなると街中は、それこそ
老若男女が入り乱れ、掻き分ける様にして
歩まなければならない程の雜踏を形成している。

ファッション雑誌に躍らされた
鮮やかな若者も
スーツ姿の没個性化した ...
           2007/05/02


問題ありません
明日からも
大車輪で
元気にやっていけます
すべては
気のせいです
なんでもないことを
気にするから
大事になるの ...
僕の世界を書き綴る
世界ノート 世界ノート
答えはなんにも書いてない
正解not 正解not
それでも僕は書き続ける
僕のノート 世界ノート
今を生きたい
二度と戻らない今日という日の
この一瞬一瞬を 全力で生きたい
時の波間に 命の輝きを刻み込みたい
  
でも 今を懸命に生きることで
未来が閉ざされてしまうのが私の病気
あ ...
君と
ほくろの数を数えあった


自分の知らないほくろが
背中に5個もあった


ただそれだけで
背中に重みを感じた


単純な話


そんな些細なことを教えてくれた君を ...
本日は春と言うより
初夏の日差しで
すっかり生い茂りった
雑草の中にひらひら

小学校のころ
教室の隅で飼っていた
モンシロチョウは
ほとんど蜂になっちゃったんだ

今のぼくはさな ...
一度も入ったことのない時計店が
空き家になっていたことを知ったとき
この街を動かすからくりのひとつが
もうもどることはないのだと感じて立ちすくんだ




雲はなく 風は冷たく ...
一つずつを串刺しにして
足しただけの満足に
減らされる魅力に
あくまで個性と言い張って
黒に負けない         そんな力を…



夢はフラッシュして
眩しい白い世界に
視界 ...
下手に出ると
貴方は威張る
貴方は怒鳴る
命令する

束縛して
支配して
盗む
自分は遊ぶ

ありがとう
合掌
気を付けてね
は、釣り球

自分はソープランドに行く為に
...
ふとした瞬間に

顔をあげたら

君と目が合った

それだけで

生まれる

この感情
■ 嘘なんて結局自分の為に吐いてるようなものでしょう?

■ 未来は今(現在)の延長上にしかないんだ

■ 吐き捨てられた言葉ほど傷つくものは無いんだよ?

■ 伝う雫をとめたくて  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
おにぎり土田自由詩507/5/2 22:39
5さいルリコ自由詩107/5/2 22:34
光の翼が舞い降りるぽえむ君自由詩6*07/5/2 22:30
刹那朱雀自由詩1*07/5/2 22:26
Mirror朱華自由詩1*07/5/2 22:16
魯#4はらだまさる未詩・独白1*07/5/2 22:13
恋月 ぴの自由詩28*07/5/2 21:52
太陽を捜し求めてアハウ自由詩607/5/2 21:33
言葉がほしいだけロカニクス自由詩207/5/2 21:31
描くこと、書くこと、カクコトはらだまさる散文(批評...14*07/5/2 21:29
tatsuy...自由詩007/5/2 21:27
微睡む前に朝焼けを酸素の枷自由詩007/5/2 21:19
無垢零椅未詩・独白3*07/5/2 21:16
「 降車ボタン 」 服部 剛自由詩12*07/5/2 20:55
夜更け緋月 衣瑠香自由詩8*07/5/2 20:47
ロスト山中 烏流自由詩11*07/5/2 20:29
メランコリーんなこたーな...自由詩407/5/2 20:13
すみれレインキメラ自由詩407/5/2 20:05
初夏リーフレイン自由詩507/5/2 19:33
大道の宵板谷みきょう散文(批評...007/5/2 19:32
大車輪あおば自由詩6*07/5/2 19:15
世界ノートゆうと自由詩15*07/5/2 18:47
今 この瞬間を愛穂未詩・独白207/5/2 18:35
単純な話ごまたれ2自由詩18*07/5/2 17:44
ちょうちょ水中原動機自由詩107/5/2 17:30
温景木立 悟自由詩507/5/2 17:28
White+流希-Яuk...自由詩007/5/2 16:32
仕事はつらいよ!ペポパンプ自由詩6*07/5/2 16:10
タイミング有扉なぎさ自由詩307/5/2 16:01
いちぎょうのうた5朱華自由詩1*07/5/2 15:26

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加筆訂正:
冬の庭/まほし[07/5/2 20:46]
「爪はじいて」→「爪ではじいて」、「町はずれに」→「町のはずれに」に訂正
あの丘へ/まほし[07/5/2 20:38]
ほんの少し書きなおしました
島 きょうかいせん/水町綜助[07/5/2 16:06]
じゃっかん訂正
8.24sec.