木漏れ日が邪魔をして普通に歩けない
琥珀色に変化した涙が
長い月日を経てここに落ちてくるようで 立ち止まる

ずっと願っていた声を 
じかに聞いてみたくなって電話をかける
何にも変わらない ...
母の使っていたキーホルダーに
つけられていた巻き貝の中では
耳を当てると、いつも波の音が鳴っていた
あさりの味噌汁の残骸からは
迫ってこないあのさざめき


砂浜を歩けばたいてい
...
無邪気だったのよ
お土産の作り物の塔の欠片を
指でいじりながらそう言う
きっと無邪気だったのよ
もう一度君は言った

外を行く人たちが
笑ったり怒ったり
無表情だったり ...
つま先から透き通ってる
今朝の冷たい空気
誰もいない道路を歩いて
白い線を数える

ウォークマンしたまま
缶コーヒーを買って
かばんカタカタ言わせながら
仕事場に向かうんだ

じき ...
聴き慣れない
ラジオの
音楽に

飛び降りた
車道の
風に

吐き捨てられた
剥き出しの
台詞に

グラス越しの
炭酸水の
泡に

無表情な
電話口の
沈黙に

...
セピアを 風がゆく
幾月を旅して なおも
色褪せることない時空運花


幼少の記憶に飛ぶ しゃぼん玉
数えていく思い出を
あの頃の僕らは知らず知らず
陽光に捧げて過ごした
経てゆく年の傍らで
パ ...
夜のジャスミンは
嘘のように もったり 香る

群生の競い 咲き
可憐に淡く 仄かのピンク

あまい 夢の光景
女の花

じょうきする 深い谷
茂り 巻きつく つるのしな

初 ...
話してしまいそう
彼の存在は最大の脅威
このままでは引きずり込みそう
それはダメだと線をひく

何故 と問いかける残酷さ
私は彼が好きだけど
引きずり込むことは出来ない
そこまで残酷に ...
気が付けば

約半年ものあいだ

「未詩」

から離れている自分が居た


過去の作品を振り返ると

何とも不思議な感覚


本当にこれを自分が書いたのか


上 ...
道は違えど私はあなたを尊敬しています

残念極まりないのですが、ここであなたと私

真っ二つに分かれてもう二度と会わないでしょう

けれど

尊敬しています

応援しています
...
詩の中の君は
君でなくてもいいんだ
彼であっても
彼女であっても
そう
私であってもいいんだ

詩の中の君は
君の気持ちを考えなくても
彼の気持ちであったり
彼女の気持ちでもあった ...
母親が
名前をよぶ
大きな声で
どこからそんな必死な声がでるのか
あなたの姿がみえないからだ

名前は名前
どれほど
かわいくても
どれほど
しゃれていても
どれほど
字画 ...
?ビキィッ?

手のひらに大きな罅がはいる
間違えた
ガラス玉の方にいれる予定だったのに

罅を沿う様に
ガラス玉が移動する
“取り扱いには気をつけて”
そんな声を聞いた

...
明日晴れたら
さあ
どこへ行こう


明日雨たら
さあ
虹を見に行こう


明日曇りは
さあ
どこへ行きたい?


どこへ向かえど
きっと
楽しい


笑顔は
...
まだぎらつきはしないけれど
充分に
強烈な熱を発散しはじめている
五月の太陽

日暮れがきて
それはすこしだけかげりはじめて
万緑は
急速に輝きを失ってゆく

気温が下がる
夜の ...
何度も筆を走らせた便箋は

あふれ出した思い出でいっぱいになり

私の手はインクで汚れているのです

想う事すら罪だと言うのなら

願うことすら罪でしょう

この息苦しさと共に
...
「Ask」
デジタルカメラ
断続的な
拓也、黒いスーツ/ブーケ
祥子(弾く音、3回

祥子、微笑み
断続的な
一範、ブーケ
花びらを ちぎって 捨てる Rever
一範、花びらを  ...
クソみたいな言葉を読み
クソみたいな感動を受け
クソ同然の思想を吐き出し
同列、同族、共有する

同じ色に世間は染まり
違う色は説得され
同化の促進
そして一色の世界へ ...
関係無いぜ!
俺の魂は俺の物
お前になんかくれてやるものか

器を壊そうが 切り刻まれようが 撃ち抜かれようが
痛いのは知っている
それは もう十二分に知っている

お気に入りじゃない ...
雷が鳴って 

雨がひとしきり降ったら遠足日和

道端の公衆トイレ前

黄色い帽子のリュックサックの群れ

カラフルなお弁当とお弁当とお弁当とおにぎりと水筒と

得意げな顔 ...
手にはハンドル
FMラジオをBGMに
 
生きる波に流れつつも
生きる波に逆らう両手
 
ハナミズキ咲く道を片目で寄り道しながら
そろそろ俺のスクランブル交差点に差し掛かる
 
まあ ...
もしかしたら完璧に間違っていたのかも知れない。

「千」の風にはならないと宣言し、「浮島」に乗りて自らの言葉の指し示す彼岸へと漕ぎ出したこの人が出会うと信じた、その【約束】を間違えていたのかも知れ ...
芝桜の花は直径2センチほど
ハート型の花びらが5枚
葉は芝生のようにつんつんとしていて短くて緑色
花の色は濃いピンクや薄いピンクや紫、白、薄い青、など
その背の低い小さな花が

わらわらと ...
五月晴れ
夏の陽射しを
通り過ぎ
風の温さに
頭を垂れつつ
あなたを大事に思っている人がいます


あなたを見守っている人がいます


あなたは気づいていないかもしれないけれど






半信半疑や

距離感や

...
ミントがずいぶん
大きく育ったね

前進するのが
たいへんそうだね

前足で
ズンズン
なぎ倒して進め

ほら

甲羅に
花もようが
ついたよ

かわいいよ

ああ
男子だから
興味ないのね
塩辛い海水を浴びて
彼が苦い顔をした
苦虫を噛み潰した、みたいなお顔

私は笑って、意地悪な気持ちで海水を蹴飛ばし彼にかけた


逃げれなかったね、と優しく囁いてみる
ママの声 ...
ちょっとだけストレンジ、と
か細く笑う君 は
その意味を知らない
まだ
全てを許しきれていない
 
それは勿論
僕も同じことで
 
そこにいる
快楽殺人者は、許せるけれど
デパー ...
うちの家には お金がない
僕がいるから お金がない

だから僕は邪魔者
だから僕は消えなきゃ

うちの家には お金がない
娯楽なんかの余裕はない

だから僕は消えます
だから僕 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
潜在している夏深雪自由詩207/5/6 0:09
巻き貝は糸電話茜井ことは自由詩4*07/5/6 0:04
塔の欠片なかがわひろ...自由詩0*07/5/6 0:03
ラッシュアワーうめバア自由詩407/5/5 23:48
今日松本 涼自由詩607/5/5 23:43
椿見崎 光自由詩207/5/5 23:41
ナイトジャスミンアハウ自由詩607/5/5 23:16
空っぽの掌チェセロロ自由詩407/5/5 23:11
ふりかえればおっとっと未詩・独白3*07/5/5 23:06
眩し過ぎた光未詩・独白1*07/5/5 23:04
詩の中の君はぽえむ君自由詩7*07/5/5 22:01
名前をよぶ美砂自由詩7+*07/5/5 22:01
グラスブルー酸素の枷自由詩107/5/5 21:37
笑顔はそう 君のために夕焼け空自由詩3*07/5/5 21:13
佐々宝砂自由詩7+*07/5/5 21:10
…へ彌月自由詩107/5/5 19:57
ミュージッククリップ結城 森士未詩・独白3*07/5/5 19:39
同じ思想にキスをなかがわひろ...自由詩0*07/5/5 19:37
そんなんじゃない!酸素の枷自由詩007/5/5 17:28
遠足日和リーフレイン自由詩307/5/5 16:47
帰省柴田柴助自由詩007/5/5 16:26
「よもつしこめに…」への:追記的私信。カスラ散文(批評...1*07/5/5 16:00
芝桜ふるる自由詩9*07/5/5 15:56
こどもの日白昼夢短歌0*07/5/5 15:38
あなたへわら自由詩18*07/5/5 15:35
ジャングル探検weed &...携帯写真+...1*07/5/5 15:08
花もよう携帯写真+...2*07/5/5 14:50
さよならララバイロリータ℃。自由詩307/5/5 14:47
まわる山中 烏流自由詩5*07/5/5 14:46
うちの家には お金がない北大路京介自由詩12*07/5/5 14:14

Home 戻る 最新へ 次へ
5606 5607 5608 5609 5610 5611 5612 5613 5614 5615 5616 5617 5618 5619 5620 5621 5622 5623 5624 5625 5626 5627 5628 5629 5630 5631 5632 5633 5634 5635 5636 5637 5638 5639 5640 5641 5642 5643 5644 5645 5646 
6.61sec.