それはなみだでした。
ひとしずく、
わたしをたたいたのは、
なみだでした。
それはぽろぽろと、
わたしをたたくので、
わたしはひとしずくずつ、
ひとに、
...
朝焼け
太陽
昇らないで
照らさないで
すべてのものを
痛みや傷や
不確かなものまでもすべて
無慈悲に
暴力的に
曝け出させる
暴いてしまう ...
野良犬が
尻尾をうなだれ
ふと 空を見上げる
ざわめきの中
鳥の鳴き声が
いやに 耳につく
鳥は 鳴く
ひよひよ ひよひよ
今日の日よ
ひよひよ ひよひよ
明日の日 ...
西の空に太陽が
その実を預けようと傾く頃
少女が一人
視線を ちに向け彷徨う
三歩四歩
前へ進むと 振り返りもせず
二歩三歩後ろへと下がる
どこへ 行くとも無しに
その姿はまるで 繋が ...
七月の始めのある日 それはいっせいに羽化する
風:※空気は地球の化石
蜉蝣は透き通る億千の淡いエメラルドのカーテンとなり うつろい漂う
48時間のいのち
ただ 次の世代のためだ ...
赤い風船は空に向かって上っていった
高いところから見下ろす風景を見て
ハイな気分になっていった
下から吹き上げる気流が
自分の足をどんどん持ち上げてくれる
もうすぐ雲に届きそうだ
すると雲 ...
青空なる
自由の大地から
この大地
上下東西南北なる
六種に振動し
法塔 出現し
殿堂なる 天空に
そびえ立てる
この宝塔
ゆうに この大地を おおう
釈尊仏の眉間より ...
やさしい風をつかまえたのか
狂った君にはできるでしょうよ
昨日の悪さを覚えているか
あの子の名前を忘れていたろう
そこに幾千の星が待っているのか
おいおい、じいさん長くはないぜ
...
フ と目の前に綿毛が飛んでいたので
ク とつかまえて離して見ると
それはチカリと赤い血の玉で
もう一度握ってはなすと
{ルビ捩=よじ}れてつぶれて菱形のいのちに変わった ...
私はこの人のことを何もしらない
何も知らないこの人のことを愛す
言葉がうまく伝わらないから
会話がとてもスローだから
やさしく
丁寧に
お互いのことをゆっくり知って ...
ただいまご紹介に預かりました
重要野菜等緊急需給調整事業です
ただいまご紹介に預かりました
朝鮮中央通信です
ただいまご紹介に預かったんずや
東北大学ナノマシン工学科の中島だ
...
未来なんて見てきたもんだから
毎日が退屈になっちゃった
未来なんて見てきたもんだから
想像する楽しみが減っちゃった
未来なんて見てきたもんだから
選択肢がなくなっちゃった
...
昔或る国が或る国を占領した 国民全てが捕らえられ 牢屋へ入れられた
占領した側のお姫様は牢屋を見回っている時に 占領された側の王子を見た
それは一瞬のことだった しかし永遠のものとなった お ...
遠くの景色ばかり見る骸骨 人形
ぺんぺん草が生えた土地にぽつんと一軒だけ立つ 露店と店屋
この店は主に肉体を無くした魂や影によって賑わっている
この近くで大きな戦争があった
大勢の戦 ...
私達家族がゆっくりと団欒できるのは決まってこの週末の土曜日である
私は公務員で 朝起きてくる時間が違う所から一日は始まる
まず 今年小学一年生に上がった5人家族の次男が午前7時にまず一番初め ...
鈍く 深く
光り出す、碧に
そっと手を伸ばして
触れる
小鳥たちが歌う
「ねぇ、今日は」
もちろん
これは想像の範囲内
なのだけれど
まだ
あの白は
寝ぼけている ...
どんよりと低い空に
ふうっ、と 溜息をもらし
雨を吸った暗いモルタルの壁は
重々しい匂いを滲ませて湿ったまま
窓枠に収められた日々を嘲い
片付いた雑事に安堵を覚えると
たちまち、身体 ...
料理長は私に言いました。
「刺したいやつがいたら、この包丁をかしてやる」
ああ、料理長、
今すぐ私にその包丁を貸してください。
その包丁で、
自分自身を刺したいのです。
今日、バイ ...
少し遠くに執着が見える
何もないアスファルトへの
紐を引っ張られ、首輪で引き戻す
あの好奇心 あの自己主張
かつて共に過ごした老犬の気配に
身をゆだねてみる
成し遂げた人たちの無関心に ...
「リスト」
僕の昔の恋人に
いつも左手首に包帯を巻いている子が居た
最初は自殺未遂かと思ったが
そうではないらしかった
理由は訊かなかった
彼女は毎日包帯を ...
「ぽえむ君は一人ではない!」
「えっ、マジでっ!」
「だってだよ、毎日二作とか三作を書き続けて、かれこれもう、
一年以上が経っているんだよ。」
「いやいや、根性があるからなんじゃないの?」
...
息を吸って
止めて
3秒
空を見て
太陽に勇気を貰って
小鳥さんにコンニチハをして
そっと
前を見て
渇いた眼球に
一度瞬きをして
口を引いて
目を細めて
全感情を注ぐ
...
亡霊を手に指揮棒を振るう老人の
ずれ落ちた眼鏡に映っていた。
風が鳥を離さないと同様に、鳥もまた
風から離れようとしなかった。
「魂のつがい」と題された音楽が聞こえた。
風の鳴らすシンバルと ...
ホルマリン漬けの妄想
強制終了かじりとった
だって、指生えたんだ。
だって、指が生えたんだ。
それを毟り取ろうにも
できないだって、指生えたんだ。
刹那を彩るには何色がよいかしら? ...
昨日は言えた
あなたに向って
愛してる
明日も言えるよ
あなたに
向って
愛してる
今日だけは
あなたを嫌いと
言ってみる
だけどネタばらししなきゃ
あなたの涙 ...
夜の街で闇をさがし
身を隠す暗がりにも
灯りを求めたりして
中途半端なままだね
いつもぼくらは
言葉の空白にふるえて
粋な単語たちをあつめ
草の実に糸を通すようにつ ...
例えば僕は、総合陸上競技場で部活があった帰りに、途中まで一緒だったタカ坊がなかなか来ないので、さっくんと一緒に自転車を押しながら何度も何度も後ろからタカ坊が来ないかタカ坊が来ないかと振り向いているんだ ...
弱ってた犬がいたので、蹴り上げました。
婆さんが道に迷ってたので、財布を盗んで手っ取り早く崖から放り捨てました。
コンビニのバイトのお姉さんが可愛らしいので、{ルビ輪姦=まわ}してマグロ漁船に放り ...
「 ありがとうの詩 」
ありが とおるよ こんにちは
ありが とおくへ さようなら
おひさま くれない 真っ赤っ ...
洗濯物が風に揺られて
乾きやすい季節になりました
洗う回数も増えてしまって
あなたの香りもすぐに消えてしまいます
四月の暖かさは
すべてを曖昧にしてしまうから
あなたと過ご ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「 ひと、しずく。 」
PULL.
自由詩
14*
07/4/1 11:29
BaD MoRNING
三架月 眞名...
自由詩
3*
07/4/1 11:08
鳥は 鳴く
川口 掌
自由詩
5*
07/4/1 10:53
在る 少女
〃
自由詩
6*
07/4/1 10:49
蜉蝣
カスラ
携帯写真+...
1
07/4/1 9:50
赤い風船
ぽえむ君
自由詩
11*
07/4/1 9:48
私説『法華経』
アハウ
自由詩
6*
07/4/1 8:25
川のそば
蔦谷たつや
自由詩
6*
07/4/1 7:38
1997
水町綜助
自由詩
27*
07/4/1 7:18
海の向こうで思うこと
tibet
未詩・独白
2
07/4/1 7:16
少年のようなもの
ヌヌヌ
自由詩
3
07/4/1 7:05
タイムマシーンに乗って
優飛
自由詩
6*
07/4/1 6:04
お姫様と王子
はじめ
自由詩
4*
07/4/1 5:54
肉体屋 またの名をヤドカリ屋
〃
自由詩
8*
07/4/1 5:53
幸せな週末
〃
自由詩
2*
07/4/1 5:52
よあけ
山中 烏流
自由詩
4
07/4/1 5:18
フレアスタック ★
atsuch...
自由詩
10*
07/4/1 5:10
ネガティヴ〜たった一つの失敗〜
壺内モモ子
自由詩
2*
07/4/1 4:48
まなざし
木葉 揺
自由詩
10*
07/4/1 4:06
「リスト」
ソティロ
自由詩
16*
07/4/1 3:58
小説・疑惑のぽえむ君 (複数人説)
ぽえむ君
散文(批評...
7*
07/4/1 3:19
ありがとうの言い方
倉持 雛
自由詩
7
07/4/1 2:40
「あちらこちらで」
プテラノドン
自由詩
5*
07/4/1 2:06
リハビリ
チェザーレ
自由詩
4
07/4/1 1:39
Today is the day to love you
ユーヘッセ
自由詩
0
07/4/1 1:35
夜のかたちのピッテロビアンコ
たりぽん(大...
自由詩
12*
07/4/1 1:34
僕はまっすぐに君を見ていたい
ひろっち
自由詩
3*
07/4/1 0:42
やさしい風
〃
自由詩
1+*
07/4/1 0:39
ありがとうの詩
ae96
自由詩
3
07/4/1 0:35
春の光
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/4/1 0:32
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
5664
5665
5666
5667
5668
5669
加筆訂正:
うらがえしのヒーロー(水中を真似て)
/
ねろ
[07/4/1 9:00]
過去作です。ヒーローっ手付たくならないですか?
うらがえしのヒーロー(水中を真似て)
/
ねろ
[07/4/1 8:57]
ヒーローって付けたくなりました。まだ来ないけれど。
フレアスタック ★
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atsuchan69
[07/4/1 8:34]
やがて歓声が消えた後、残された二人の闇→やがて歓声が消えた後、残された闇
フレアスタック ★
/
atsuchan69
[07/4/1 8:32]
片付いた雑事に安堵を覚えると、→ふと片付いた雑事に安堵を覚えると、
7.42sec.