僕らはさみしい子供だから
間違いだらけの夜更けの中で
雨の音を聴いている
最近雨が好きになったのだと
君は言う
明日も雨が降ればいいねと
僕は言う
壊れたテレビを何度でも
...
その列車に乗る人は
とうに生きる意味など
なくしていた
意外にも混んでる車内
空いてる席が見当たらない
・
物静かな車内で
誰かがつぶやいた
『ハレルヤ』
おい 今誰が言ったんだ? ...
1
・
・
羽虫の亡骸が
そらに・うかんでる
・
・
・
親指と
人差・指でつまむ・
...
久しぶりにどきどきします。
自然と口角があがります。
4つ年上のあのひと。少し恥ずかしがりや。
先輩から可愛がられていて
バカがつくほど真面目らしくて
好みの顔ではなかったんだけど、 ...
侘桜
春風に乱れ散り
色滴り 青き鳥
出会いと別れ
想い出の海に溺れ
蕾震え
桜舞い 空染める
散りゆく花弁が 梢震わす
それは誰かに会いたくなる
在りし日の景色
桜は葉桜 ...
人を羨むよりもね
自分のいいところを見つけてみよう。
人の真似をするよりも
自分にしかない個性のほうが
ずっとずっと、何倍も素敵だよ。
目の前が真っ暗になると
急に不安になって、寂しくなる。
でも
そんなときは泣かずに
前向いて、笑って歩いていこう。
だって
行動しなくちゃ
何も始まらない。
皆より
上手く出来ない自分が
嫌で、ムカついて、もどかしくて、情けなくて
つい
泣いてしまうけど
きっと
きっと
皆より上手くできることが
自分にもきっとある。
鍵盤の音を確かめるように
ひとつずつボタンを外していく
育ちすぎた夕暮れが息苦しそうに
僕らの仕草に耳を傾けている
一秒がいつでも一秒ではないように
僕らもまた危ういバランスの中で奏 ...
嫁の腹が日に日に膨らんでゆく。
検診に行くたびに倍の生命力で大きくなってゆく。
嫁は四六時中続く気持ち悪さを懸命に我慢している。
風邪を引いてもなるべく薬を飲みたくないという。
嫌いなニンジン ...
花曇の四月から
薄灰色の雨が零れる
桃や枝垂れ桜の
薄紅のあいだから
無垢のゆきやなぎは零れ
春雷の轟きに驚いてか
ちいさなゆき、を降らせている
その様子は
あまりに白くて
白、 ...
中華屋喫茶室という店に来ている。窓から交差点が見渡せる席に着き、もう二時間が経っている。
大昔に恋人だった男から電話が入った。
きつねの嫁入りがあったので、瀬戸内の海辺にきている。せっかく ...
知り合いが流産しました
私にはかける言葉が
見つかりませんでした
明るく振舞う笑顔が
痛くて痛くて
こんな時にかける言葉を持っている人なんて
いるのですか?
その人なら痛みを ...
君は僕の恋人
高速道路を走り抜け
風を切り気持ちが良い
愉快な日曜日
今年のクリスマスは
楽しくなりそうだ
一族の結束は強い
敵から守り抜く
花を撒かれ
鐘が鳴る
車を走ら ...
何人目かのオンナが踊っていた
純粋だった景色も
捨てられた新聞紙のように
風に吹かれ、転げてゆく夜の雑踏
街は痛みも
嘲笑で、もて遊ぶ
ナマあたたかい酒を知り、
...
おとなになれば
どこにでもいける
なんにでもなれる
そうおもってた
現実にはそうじゃない
ただ、どこでも眠れるよ
通勤電車のかたい椅子で
午後の公園で
桜吹雪が舞い散って
花 ...
地下の中で入学式が行なわれている
これから一人前の石になるために
小さな石たちがコロコロと
地面の中を転がってくる
周りの大きな石たちが大きな拍手で
彼らを迎えている
巨大な石の挨拶は退屈 ...
祖父が昨年末に亡くなった。
それから、祖母はひとり暮らし。
正確には、ひとりと犬一匹と暮らし。
僕の身内で詩なんて書く人はいないと思ってたのですが、
祖母が昔から短歌を書いていたことを最近 ...
この夜明け
街は忘れていた形を取り戻していく
影が生まれ
新しい気配が景色を横切る
一番透明な時間に
一番透明な予感が
僕を通り過ぎる
寄りかかった壁のその冷たさだけが
まだ夜に属 ...
道路のコンクリートから切り取った
ひとかけらの絶望を
coffeeの底に沈めて
ゆっくりと飲み干す
このたそがれの向こうに
また眠れぬ夜が待っていそうで
妙に気が急く
神への呼び ...
晴れた日に
ひばりの鳴き声を聞きながら
地雷を踏んで遊ぶ
僕らはまだ
子供のまま
誰が一番遠くまで脚を飛ばせるか
競い合って
ひばりの鳴き声を聞きながら
でも、もうちゃんは間違えて
...
{ルビ円=まる}く
操作場に日が満ちて
白く
陰影を見開きに
分けないので
水が貯まっていくように
温度は上がっていく
畳のめが潤みはじめ
いま
から
あのとき ...
花粉症で辛い。大丈夫?
杉花粉が憎い、、、 杉良太郎まで憎い今日このごろ。
ピーコの相方までも 憎い今日この頃・・・
この間テレビで西川きよしさんがこんなことをおっしゃってました。「世の中には、言っていいことと、言ってはいけないことがある」と。僕とてもう筋肉痛が一日飛んでやってくるような大の大人、ナルホド!十全に頷け ...
卒業を間近に控えた僕らは
夜の学校に忍び込んだ
校庭のフェンスを飛び越えて
誰もいないグラウンドを走り回った
大人と子どもの隔たりは
いつの間にか消えてしまった
僕は助走が ...
曇天のもとをあるく春
ふつふつと田のあぜにふきのとう
椿咲くかげで地蔵がてをあわせ
還ろう
思いついたのは少しばかり前
私は未だバス停で一人
自分を運んでくれるものを待っていた
歩みを止めぬ私の足は
段々足元の土と飽和 飽和
それでもいいと思った
私にとって ...
目に映るものだけ追いかけて
いつの間に通り過ぎて
気付がいたら
手なんてとどかなくなってた
心とか想いとか
そんな大それたものじゃなくて
小さな気遣いとか
ささやかな優しさと ...
西の国の王様は嘆いた。
彼の一番に大切にしていた海より青く世界一珍しい、
自慢の鸚鵡が逃げ出したのである。
王様は独身だった。彼は早くに両親を亡くした。
彼は悲しさをわかりたくないと、その鸚 ...
ブーツの中の夜がゆっくりと足音をたて、落ちた
爪先の薬指があるべき方向を差し示し、
質量を伴って引き寄せられる 闇の中へ
あるべき姿を見失った自身の影は、
どのようなラインを描くべきなのか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
さみしい子供
松本 涼
自由詩
16
07/4/9 20:59
ハレルヤ トレイン
黒い鴉
自由詩
1
07/4/9 20:56
ラジオと羽虫
はらだまさる
自由詩
23*
07/4/9 20:38
春
はるこ
未詩・独白
8*
07/4/9 20:23
侘桜
晴れるひと
自由詩
1*
07/4/9 20:22
嫉妬
愛心
自由詩
5*
07/4/9 19:52
暗闇
〃
自由詩
4*
07/4/9 19:49
きっと
〃
自由詩
3*
07/4/9 19:47
夕暮れピアノ
松本 涼
自由詩
10
07/4/9 19:10
膨らんでゆく。
もののあはれ
自由詩
28*
07/4/9 19:09
春雷、残響
銀猫
自由詩
19*
07/4/9 18:34
中華屋喫茶室
猫のひたい撫...
散文(批評...
2
07/4/9 18:25
無力
優飛
未詩・独白
6*
07/4/9 17:50
僕の恋人
ペポパンプ
自由詩
5*
07/4/9 16:19
しわ
わら
自由詩
16*
07/4/9 15:57
午睡
水中原動機
自由詩
3
07/4/9 14:59
地下の入学式
ぽえむ君
自由詩
8*
07/4/9 14:25
祖母のこと 2007年4月まで
北大路京介
散文(批評...
21*
07/4/9 13:49
夜明け
八布
自由詩
11
07/4/9 13:44
「P.M.5:20」
ゆいしずと
自由詩
8
07/4/9 13:33
ひばり
たもつ
自由詩
16
07/4/9 13:01
春眠
水町綜助
自由詩
15*
07/4/9 13:00
花粉症
北大路京介
自由詩
6*
07/4/9 12:29
暮らしの中の境界線問題
ツ
散文(批評...
1*
07/4/9 11:40
フェンス
1486 1...
自由詩
5*
07/4/9 10:37
散歩途中三句 (元)
こしごえ
俳句
9*
07/4/9 9:57
帰還
RIKU
自由詩
5*
07/4/9 9:36
いつかの私へ
優飛
自由詩
4*
07/4/9 8:59
鸚鵡の偉業
蔦谷たつや
自由詩
6*
07/4/9 8:53
ブーツの中の夜
結城 森士
自由詩
8*
07/4/9 7:08
5608
5609
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
5619
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
7.3sec.