あなたのふく口笛は どこかやさしくて
 いつも どこか せつない

 あなたがなでるわたしのかみは
 いつもねこっけで あなたは やわらかくて 
 いいとか言うけど あたしは大の大嫌い ...
手錠で繋ぐ
鍵をかける
貴様を引きずる

火をつける
水をかける
燃えカスを集める

ビンに詰める
店頭に並ぶ
異彩を放つ

子供は求め
大人は嫌う

意識の変革
雨の向こうにも
空がある
きっと青くて
鳥が羽ばたいているに違いない

雨の向こうにも
森がある
きっとさわやかに
風が吹いているに違いない

雨の向こうにも
星がある
きっと ...
うすあかりの気配がする
長いトンネルの出口
機関車の先方に見え隠れするものが---
それは・・・
夜明けの白い漁り火なのだろうか
  落日の赤いかがり火なのだろうか
    真夜中の青い鬼 ...
夕暮れを君と二人で歩いてく
寂しいと寂しいが並んで歩いてく
おっきな夕日が沈んでく

明日もこうしていようね
寄り添いながら僕は言う

寂しいと寂しいが並んだら
嬉しいとか温かいになる ...
世界は
ビリジアンの森
流れる
コバルトの川底
私は
クリームのカゲロウ
立ちつくし
バーントシェンナの岩
見上げてばかりの
マーマレードの木漏れ日
「何を書いているのかい」と、聞くこともなく傍らに座っている

「何を考えているの」と 尋ねることもないままに

凍っていくのか、温まっていくのか






触れて
...
一番好きな詩を読むというミッションを与えられたので、君の詩をもう一度よんでみた。
懐かしくってちょっと笑えてちょっと切なくて、もう一度コメント付けてみたりして。

 −忘レナイデ

その瞬間 ...
『キミが輝いている』
それだけが嬉しくて
詩(ウタ)をなぞる瞳は
指先よりもしなやかに滑っていく

綻んだ想いは いつかのよう

上手く紡げない言葉を
原稿用紙に並べては
戯れを敷き詰めて触れさせた ...
疲れてはいませんか?
目は充血 ため息ばかりでしょ

生きてるなぁ
生きてるんだなぁ
ここに来て

失って気付く事が多いらしいですよ
世の中
ここに来て

中指第一関節
脳から ...
指先に塩いく粒かざらつかせ呆け行くかなフードタウンで 清算されない過去で
腐敗し始めた小指に
果物ナイフを突き立てて
基節骨の深い処に疵を入れる

白旗の揚げ方を知らないから
傷口を舐めた舌は赤く染まり

飼い慣らされて
飛び方も
...
陽気の中で囀る小鳥
陽気に響くその歌声
あてつけのように

心待ちにしていたのは私
軽やかに舞い踊る水色の空気
柔らかに頬を撫ぜる緑色の風
そこに見つけた新たな季節
...
扉がある、光がある、ギリシャ風の彫刻の陰で眠る娘の右手には剣
が握りしめられている、見ろ、開け放たれた窓の向こうに広がる暗
い森を、降りしきる雨を、ピアノ線のような銀色の雨を、雨がうる
さいので ...
なだれゆく 曇天の鱗
きりぎり 虚空にさす枝先

絡めた糸で 傷付けるから
鳥は 近づいてはいけない

どこにもいらない花のように
身を潜めて 
散る花の中へおちていく

踏む先に ...
 
 
 
きみはきみの死を死ぬしかしぼくはぼくの生を生き花は咲き茎は伸び象は鳴きナマケモノはぶら下がる

きみはきみの生だけを終わらせるきみが生を限るとき限られるのはきみでありまたその時で ...
お外は苦手なんだ、って
呟いたときに
雑誌の表紙で美人が笑ってた

右隣に
彼の存在を感じながら
やってしまった、と薄笑い

なんでなん?

訊ねる君の優しさと

なんで?
...
まぶしさのなか
音は途切れ
夜を忘れてゆく夜に
寒さだけがあたたかく鳴る


壊れた光の波が
足もとを流れる
行くところなく
巡りを描く


小さな眠りが
触れか ...
ねえ君 背中から何か出てるよ?

私には見えない大きな 何

他の子とは違う 何か出てるよ?

私にはわからない小さな 何

何か 何かって何さ
言葉って難しいんだね

それに淡 ...
コットンのオーバーオール
黙って一人で着ていた
もう着なくなった
ブカブカのあなたのもの

大好きなバンドの真似して
よく口ずさんでたっけな
その歌詞の意味
わからなかったけれど
繰 ...
人は幸せだと詩を書かなくなるのかしら

あんなに後から後から溢れていたのに

最近はすっかり枯れてしまった。

枯れ木に花が咲くものか 
咲かぬなら咲くまで待とう詩(うた)の花

絶 ...
夜の公園の上 ブカブカ 猫が歩いていく
君がハジく指の 音に合わせて
お月さんの前を 猫が横切る
キレイな口笛 BGMに

 君を想うと 頭の中
 「君が好きだ」「君が好きだ」で いっぱい ...
おおきな、おおきな水槽の中
36.5℃
人間と同じ比重の液体にはだかのわたしは浸かっていて
朦朧と堕ちゆく意識たち

完全な無刺激状態の中
浮きも沈みもしない身体
時間軸も、 ...
人間が決定する数値の行動は以下のように表せるとする。

 ePt=E(Pt|It-1)  (1-1)

 Pt−ePt=Pt−E(Pt|It-1)=εt (1 ...
おい、おれはいかないぞ

きみの昼間いるとこなんか


やたら手をにぎろうとしてきたり

素の顔みせて怒ってきたり

忘れてたテキトーな話してきたり


おい、おれはいかないぞ ...
夕焼けの沈む地平の彼方に
メロディと君は消えていった
僕が煙草の火を消せば
目の前に枯野が拡がる
君にも見せてあげたかった
メロディと君は
やがて海の見える丘に
小さな家をたてて住むだろ ...
小市民の怒りは高層ビルのうえ浮かびて月は夜を満たさむ

聖燭をみがき輝かしたる夜工人ヨセフを愛してやまず

カモメ飛び立てるを遠くながめをり意思なき男は飛べないカモメ
殺す殺す
彼は殺す
人を殺す
ひたすらに
ただ、ひたすらに

ひたすらに

悲鳴が聴こえる
鼓膜が破れる

血が吹き出る
飲んでやる

恐怖の目は
彼の目だ

急所 ...
レターズ

要らない服を捨てようとあけた押し入れ、色あせたYellowボックス
綴られた文字を黒ずんだリングの合間に戯れにくぐらせ
冷めた色を香ぐ


忘れようと、涙
笑顔を覚えて ...
もつれつゆく

音楽

単一音色の

建築物

白が叩かれ

黒が圧される


重い雨が降っている

この世の一部が

叩かれ圧されている


もつれつゆく

音楽

単一音色の

建築物

白が ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
縦笛くるす.wh...自由詩2*07/5/6 20:16
おもちゃ箱酸素の枷自由詩2*07/5/6 19:06
雨の向こうにもぽえむ君自由詩8*07/5/6 19:02
旅(十)信天翁自由詩207/5/6 18:59
オレンジタイムおるふぇ自由詩707/5/6 18:35
夢みる頃小川 葉自由詩3*07/5/6 18:01
断片リーフレイン自由詩207/5/6 17:58
好きな詩をよむ。未詩・独白2*07/5/6 17:47
you見崎 光自由詩207/5/6 17:31
失ってシンプル酸素の枷自由詩2*07/5/6 17:12
A-29短歌1*07/5/6 16:33
風切羽根士狼(銀)自由詩9*07/5/6 16:17
追憶朝原 凪人自由詩3*07/5/6 15:55
The Doors大覚アキラ自由詩307/5/6 15:39
古蝶石影砂木自由詩17*07/5/6 15:20
_渡邉建志未詩・独白207/5/6 15:19
些細な歓びチェセロロ自由詩107/5/6 14:56
ノート(ひとつ つながる)木立 悟自由詩507/5/6 14:19
何かチェセロロ自由詩407/5/6 13:33
オーバーオールおるふぇ自由詩407/5/6 13:01
【いきしちに】つむじまがり自由詩1*07/5/6 12:54
美味しいコーヒー北大路京介自由詩13*07/5/6 11:58
とけてなくなるまでコトリ自由詩2*07/5/6 10:39
ふらりと思ったことぽえむ君散文(批評...2*07/5/6 10:38
やたら恋してるんだけど吉岡ペペロ自由詩007/5/6 10:08
小さな恋のメロディ ‐エピローグ‐村木正成自由詩6*07/5/6 10:00
飛べないカモメ短歌2*07/5/6 9:58
一つの結末太陽の獣自由詩207/5/6 9:48
センチメンタルレター自由詩1*07/5/6 9:21
雨の重さ吉岡ペペロ携帯写真+...707/5/6 9:03

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加筆訂正:
■批評祭参加作品■ 「父さん」櫻井雄一/たりぽん(大理 奔)[07/5/6 13:23]
細部を推敲
6.42sec.