子どもたちのかおり水はかがやく
わたしの足をのみさらうもの
それはとても自由な戯れに見えたけれど
目をとじて 耳をすませば
ひとつの韻律をかんじるわ
わたしもむかしは うたでした
も ...
とおくながれゆく
やすらぎの衣は
たしかに
あの日
おれたちが纏っていた日常
じゃれあいながら
風に泳ぐ魚たちは
たしかに
あの日の
おれたちの心
べた凪の
深い
もっ ...
「 世界でいちばん幸せな乗り物 」
乗り方次第で
何人でも乗れます。
車内には 「美しい水」 と 「空気」 が溢れていま ...
知ってる?
光は糊なんだよ
光がCやHやOをくっつけて
それが糖
その集まりが炭水化物
それに根が吸い上げた
NやPやSがくっついて
アミノ酸だたんぱく質だ脂肪だっていうわけよ
...
ウォーリーは探されなければならなかった
探されるためには行方をくらまさなればならなかった
行方をくらますためにはいつも同じ服装をしなければならなかった
その服装が決めたものなのか決められたものな ...
雨が降っている。
かがみの前で顔の筋肉を総動員してわらってみました。あんまりかわいくない少女の下手な笑顔が鏡のなかにありました。わたしは近頃、上手にわらうことも泣くこともできなくて ...
この雨は まだやまない 降り続く雨
この空は まだ晴れない 曇り続ける空
アジサイなんかを見に行こう オシャレな傘さし 見に行こう
忘れそうな太陽の光 ため息ばかり
憂鬱な気持 ...
初夏の光が交差する
花と蝶とが見つめあい
互いを助け
互いの生を大きくさせる
初夏の光が交差する
空と海とが向かいあい
互いを求め
互いの存在を尊ぶ
初夏の光が交差する
人と ...
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみのあるところ
僕に眠りがあるだろう
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみの出す声に
仕える者となるだろう
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみの自在さに
...
正直なオイラひねくれ社会
鎖をぶっちぎってやったのさ
慌てた奴らポリ公呼んで
逆に鎖を掛けられちまった
サツの御殿に連れ込まれ
いかれたアイツが囁いた
君に似合いのホテルへ行こう
...
娘は気付くのが遅かった 医者は手遅れを家族に告げた
その日が長い闘病生活の幕開け
時を置いて たくさんの人 励ましを冗談交じりに笑いながら
付き添った父も母も明るく 笑顔交わしていたが
彼女は ...
何年か前に
近所の空き地から
持ってきて植えた
ニワゼキショウ
この春は
白花だけが咲いていて
少しがっかりしてたのに
今朝は庭いちめんに
赤紫の花が咲いている
君たちいったい
き ...
何も見えなくていいのだ
握りつぶしてきた虫の数を数えてみようったって
できない
地球の反対側の生き死にだって見えやしない
私は限りあるイキモノであって
書物だのインターネットだのが親切にも教 ...
■ 忘れてしまうのと封じるのとは違うと思わない?
■ 一度会えば不安は消えるなんて今思えばそれはあなたのただのエゴだわ
■ 他者を攻撃する事でしか自分を守れないのこんな私をどうか許して ...
島に行けば分かる話
自転車置き場が輝いているのは
真っ赤に燃えてるから
太陽と青春の衝突によって
折鶴を高層ビルの屋上から落としてみると
鏡のような窓にぶつかってから
風に吹かれて ...
開け放たれた窓から
夜風がカーテンを揺らし
月の光がこぼれだす
少女の眠れぬ夜はするどく
闇の中へと切りこんでいく
少女がひとさし指で
空をなぞるように
星の数をかぞえている
...
青空にわれをおさめし帽子舞ふ故郷はいつもわれを拒まづ
街灯に蛾はなに求め集まれり夢なき高校生の分身
マッチの火点けて拡がる夕暮れに未来に逆らひ運河薔薇色
教会の鐘を逆さに春の闇
わが死後は一匹の蠅のみ知るものを
澄む空とわが髪からむ青嵐
春夏秋冬の後ろに小さく
くっついてくるものがある
やたら弾けている
その癖おどおどと温度との
距離を図ったりしている
君は器用にそんな季節を丸めこみ
情緒の中に埋めこんだ
...
息のひとつ
触れる指先
たゆたう視線の彼方
奏でる音のひとつ
その音のひとつひとつに
知らずして
あふれている
哀しいほどに
せつないほどに
...
逆光でよく見えなかった顔は
少し寂しそうだった
あの人、もうすぐ死ぬの
朝靄に紛れて
毎日出かけていく
今、生きている
その事を
実感したいのかもしれない
かわいそうな人
...
はじめは、見えなかった。
それはファインダーの外に
つまさきの下に
暗がりのなか
輪郭さえ
ないところにあった
それから、見ないようにした。
それは地 ...
おんなとして
うまれたわたしが
わたしをうもうと
はらをきめたせつなに
あなたはけっしてふれえぬでしょう
このはらのおくにはいりこめたとしても
あなたのなかでわたしはきえて
いろづいたこ ...
「すいません、ペン貸して下さい」
今から俺の前でその言葉は禁物だ
俺にとってのペンは武士にとっての刀と一緒だぞ
舐めるな! 俺のシャープペンシル「正宗」を
こいつの切れ味はまさにシャープだぜ ...
別れを含んだ歌は
薄紅の花にかけられて
何処へ行くにも
ただ 自由です
悲しいなら
今しばし
耳を塞いで
ふるえる胸を
なだめてやるのもいいでしょう
もし ...
小さかった頃 祖母に怒られた
いつも優しい笑みを湛えた人だったから
びっくりして 本気で泣いたし
怖かった
祖母の存在は自分にとって大きくて
そこにいてくれるだけで安心できたし
甘えら ...
いつかの駐車場猿から
手紙が届いた
こっちはなんとかやってるよ
そっちと比べて数が多いから
多少大変だけどね
僕は淹れたてのコーヒーを飲みながら
何度かその手紙を読み返 ...
知りたいことが今朝はっきりわかった。
似ている人とは気になるもので、似た体験をして似た気持ちになったことがある人としか共有できない理解がある。
自分に似たところがある人似た人というのは、話 ...
2000/09/17
私たちの透明
近未来の真実と
昨日の裏切りを
黙ってかき混ぜて
無彩色透明にしている
だから、なにも見えないからといって
油断して ...
君に告白したら 「色が黒いから」という理由で断られた
これは差別ではないのか? 俗に言う『ニグロイド差別』(差別用語になっているけど) 「ニガーはパパが付き合ってはいけないと言うの」と君は言った ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
わたし うたでした
soft_m...
自由詩
29*
07/5/3 17:54
たとえば太陽が
草野大悟
自由詩
8*
07/5/3 17:53
世界でいちばん幸せな乗り物
ae96
自由詩
4
07/5/3 16:46
糊
A-29
自由詩
2*
07/5/3 16:46
探されウォーリー
たもつ
自由詩
17
07/5/3 16:32
雨と少女
弓束
未詩・独白
6*
07/5/3 16:25
雨月
北大路京介
自由詩
10*
07/5/3 13:18
初夏の光が交差する
ぽえむ君
自由詩
9*
07/5/3 12:59
黒いしげみ
A-29
自由詩
4*
07/5/3 12:54
電気SHOCK
板谷みきょう
自由詩
1*
07/5/3 12:32
幾つもの星が流れた朝
〃
未詩・独白
0*
07/5/3 12:25
神様からのプレゼント
weed &...
携帯写真+...
1*
07/5/3 11:23
初夏の森には秋の風
佐々宝砂
自由詩
18
07/5/3 10:09
いちぎょうのうた6
朱華
自由詩
2*
07/5/3 9:52
さらばリュートステイ
ロカニクス
自由詩
2
07/5/3 9:43
イメージと空白
村木正成
自由詩
10*
07/5/3 9:21
運河薔薇色
〃
短歌
4*
07/5/3 9:20
春の闇
〃
俳句
5*
07/5/3 9:19
五番目の季節
ロカニクス
自由詩
3
07/5/3 9:02
青空に
桜子
自由詩
3
07/5/3 8:51
二つのカップ
今田コボ
自由詩
8*
07/5/3 8:27
反作用の風に吹かれて
まほし
未詩・独白
9*
07/5/3 6:38
おんな
〃
自由詩
11*
07/5/3 6:33
シャープペンシル正宗
新守山ダダマ
自由詩
4
07/5/3 4:48
徒然ハルノタビ
藤原有絵
自由詩
3
07/5/3 3:27
おばあちゃん
月
未詩・独白
2
07/5/3 3:13
駐車場猿、その後
なかがわひろ...
自由詩
5*
07/5/3 2:39
小さな帝国
猫のひたい撫...
散文(批評...
1
07/5/3 2:38
透明な現在
あおば
自由詩
6*
07/5/3 2:29
白いカラス
はじめ
自由詩
4*
07/5/3 2:28
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
5619
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
加筆訂正:
初夏の森には秋の風
/
佐々宝砂
[07/5/3 10:27]
一行訂正
6.09sec.