水面に映るのは
あの日の残像
決して、私の顔なんかでは
ないこと
分かっている
溶け込むことは
容易なのだけれど
「ただいま」を言うことは
何よりも
何よりも難しい
気がする ...
美しい交通事故でした
交差点での
高級車同士の
派手な
豪華な
品よく切れのよい
輝くばかりの
正面衝突
破片を頂いて参ります
貴方への
貴方のお母様への
貴方のお兄様への
...
目を持つ限り 支配される
鼻を持つ限り 支配される
口を持つ限り 支配される
心を持つ限り 支配される
人である限り 支配される
物である限り 支配される
国である限り 支配さ ...
友達が象を飼い始めたというので
見に行った
五匹の象がいた
大きいのや小さいの
ひとしきり眺めたり触ったりして
友達の手料理をご馳走になり
楽しく喋ったりもして
遅くなったし、そろそ ...
あれはインドを旅していたときのことだった。
ある村でマーケットに並んでいる親子3人が目に入った。
お父さんとおそらくその小さな息子二人だ。
目立っていたのは5歳くらいだろう小さいほうの男の子だっ ...
いずれは誰にでも
やってくる終わりのときを
誰が教えてくれるわけでもないけれど
それはまるで
人生という山に積もる雪が
まさにその季節に向けて
静かに融けてゆくように
...
遠いところへ行く
だれもいない所へ
わたしという存在を
消すために
紫がかった夕暮れ
落ちていく太陽を
目で追う
暗闇が訪れた時
わたしは、無に帰る
砂の混ざった荒れ ...
かなしい、はもう 全て 捨ててしまおう
あの海の底に ずっと 沈めてしまおう
はかない もろい
くだらない夢をみるのも もう やめてしまおう
がんばる
あたし がんばるから
...
はじめて春の木漏れ日をデッサンする人は
黒いスポーツキャップをかぶっている
背骨のひとつひとつが明瞭で
白い服をさらさらいわせ
にぎやかな空白に
筆をさしこむ
そしてパレットの虹は ...
この手には
案外多くのものが握られてるんだと思ってた
そこには人との繋がりとか自分の勇気とか愛とか
目には見えない綺麗なモノがたくさんあるんだって
違った
...
あの日の雨は
小さな川になりました
ときどき私はその川へ行き
釣りをします
ときどき私はその川で
見たこともない美しい
小さな魚を釣ります
私は家の水槽で
その魚を飼います
しかしな ...
輝ける あなたよ、
その命は、いつまで続くと思う?
悲しいほど 遠く広い この地上で、
私たちの声は、どこまで伝わるのだろうか。
去り行くものは、限り無く遥か。
猛々しく この身を躍 ...
水たまりが
長細くできていて
まるで
ささやかな小川のようになっている
太陽が顔を見せれば
やがて消えてしまう
刹那な小川
宇宙船に乗るぐらいに
突拍子も無い言動
夢とかじゃなくて
そんな綺麗なものじゃなくて
もっと薄汚れた未来
幸せな結末のあとは
後悔の日々かもしれない
でも僕だって 一応は大人だか ...
自分ができないから羨ましくて
自分から過ぎ去ってしまったから取り戻したくて
わがままだって…わかってる
過ぎてしまったものを追っても
戻らない
受け入れるには早すぎて
理解する ...
今日も元気に穴を掘ろう
やろうと思えばどこでだってできる
ただ道具は常に新しくなくてはならない
頼んだぞ二十九番目のスコップ
以下、穴掘り中の音声を録音したもの
再生というより復活
...
なんとも表現し難い
あの味と
あの食感
昔はとうふが嫌いだったけど、
今は好き
昨日も食べたし
昨日も食べた
もう春になったのに湯豆腐
まだ少し寒いのに冷奴
おいしい
なんで昔は嫌 ...
2007/04/29
郊外電車の
つりかわが
ぶらぶらと
ぶらさがる
丸い土俵に
手を下ろし
はっけよい
相撲力士は
たちあが ...
遠くの雲が寄ってくる
僕はそいつに親しみを覚える
心の中の気まぐれな破天荒は
あの雲のように
高くなったり
低くなったり
見えなくなったり
目を細め、濃淡の薄まった視界の中で ...
朝焼けに 彩り添える 歌でさえ 笑顔の先に 思い出せると
翳した手 傷は癒えぬと 繰り返し 欠乏の果て 声は枯れゆく
さざ波の 白々しくも 酸い音を 瀬に背に受けて 空 ...
風に流されて
落ちた日が
山の端に滲む
飛来した鳥の羽根に
しがみつき
僅かなぬくもりは
山へと堕ちる
眩しすぎる季節が
駆け足で追い立てるから
花たちは散り急ぎ
やがて
萌 ...
沈黙とは磁石のように引き寄せるもの―
マグリットは間一髪のところでサンドイッチを掴み取った。
パンの耳がついていたことを記述しておく。それから電話の
ベルが止んだ。向こうから、ぼそぼそと声 ...
三十過ぎて
忙しさを言い訳に
すっかり運動不足の僕は
最近腹筋をはじめた
しばらく鍛えてなかったので
体を起こすたび
床から上がってしまう両足を
しっかりと抑えてくれる ...
{ルビ空=から}になった財布の底から
しわくちゃになった
3年前のレシートが出てきた
四隅をひっぱり広げると
すっかり文字は薄れていた
旅先で出逢ったあのひとと
語り合った喫 ...
とんこつラーメン屋のにおいが
真昼の生ぬるい風に運ばれる
新宿の雑踏を歩いていたら
ポルノ映画館の看板下で
自転車に乗ったおばちゃんが転んだ
どうしていいかわからずに
ぼくは ...
僕ね
一人きり部屋にいると
いつも見付けてしまうの
床に転がっている文字を
瞬きをする毎に増えていくの
手に取ってみたの
不思議なことに
FとNとUとAのアルファベットしか無くてね
ど ...
■ 私の世界は貴方でできてた やっと今気づいたよ
■ もう少し夢を見させてこの臆病な私に
■ 回数を重ねるごとに深みにはまる
■ 甘い甘い毒が心を深く蝕んでいく
■ だ ...
客に魚を届け代金を受け取りそのまま後ろ向きに上手から登場)
本当に、有り難うございました。
(丁寧に礼を述べ、空を見上げて玉の汗を拭きながら)
いや〜、暑い暑い。
(初めて観客に向い)
しか ...
深い青色をした海が
少しずつ近づいてくる
わたしだけでは
とても耐えられない
そんな場所で
あの人は毎日
立ちつくしている
冷たい手のひら
からめた指がふるえる
見つめると
...
とっぷりと
暮れた空の中で
赤に染まりたいと願う
透明な私を
あの赤で彩ったら
なんて、なんて素敵なんだろう
と思う
折角なら
あの黒い鳥にも
絵の具になって欲しい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
回帰
山中 烏流
自由詩
5*
07/4/29 20:46
夢
A-29
自由詩
2*
07/4/29 20:38
恋は盲目
酸素の枷
自由詩
0
07/4/29 20:02
象を飼う
ふるる
自由詩
9
07/4/29 19:44
空中浮遊少年
青色銀河団
散文(批評...
8
07/4/29 19:26
名残雪
ベンジャミン
自由詩
8
07/4/29 18:12
白の世界
今田コボ
自由詩
7*
07/4/29 17:33
リストカット
くるす.wh...
自由詩
1
07/4/29 17:31
春と夢を描くはなし
soft_m...
自由詩
13*
07/4/29 17:31
手 のほんとう
哀音
自由詩
4*
07/4/29 17:23
川
小川 葉
自由詩
7
07/4/29 17:13
「螺旋の光、虹色の夢」
和 路流(N...
自由詩
1*
07/4/29 16:35
小川
有扉なぎさ
自由詩
2
07/4/29 15:44
空中分解
しでん
自由詩
1
07/4/29 15:40
過ぎてしまったもの
朱華
自由詩
1*
07/4/29 15:28
穴掘り
ロカニクス
自由詩
5
07/4/29 15:26
とうふ
壺内モモ子
自由詩
2
07/4/29 15:21
トランポリン(改稿)
あおば
自由詩
4*
07/4/29 15:12
ライトブルー
チグトセ
自由詩
5*
07/4/29 14:44
あいうえお短歌
山中 烏流
短歌
9*
07/4/29 14:21
時
彰
自由詩
4
07/4/29 14:01
水のないバスタブにサンドイッチを手にした男が座り込む
プテラノドン
自由詩
5*
07/4/29 13:33
風の声
服部 剛
自由詩
23*
07/4/29 12:48
「 空の雲 」
〃
自由詩
3*
07/4/29 12:39
新宿小景
〃
自由詩
8*
07/4/29 12:16
僕ね
RAVE
自由詩
3*
07/4/29 11:54
いちぎょうのうた3
朱華
自由詩
1*
07/4/29 11:36
魚売り
板谷みきょう
散文(批評...
0
07/4/29 11:30
海の底
今田コボ
自由詩
12*
07/4/29 10:42
夕方の空
山中 烏流
自由詩
10
07/4/29 10:14
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
加筆訂正:
過ぎてしまったもの
/
朱華
[07/4/29 19:08]
タイトルに誤字が^^;
前略 お父様へ
/
優飛
[07/4/29 15:52]
タイトルちょっと変更。
新宿小景
/
服部 剛
[07/4/29 12:16]
ついさきほどの、出来事です。
7.97sec.