人は時を渡り行く渡り鳥
出会いと別れを繰り返して
寂しくなんかないと
頬をつたうのは涙か雨粒か
風にかき消された言葉
微かに耳に届いた
両手の指のひとつひとつに
小さくやわらかな輪が回り
手を振ると鳴り
息を吹くと鳴る
午後の雲を聴いていると
輪も静かに聴いている
降る言葉に触れ
少し揺れる
握 ...
この太陽は 若く
光が とっても 透明で
退廃や 停滞を 知らない
月と太陽が 見かけ上
同じ大きさに 見える
神秘を 理解して
たおやかな 青空を 仰ぎ見る
光を 両の ...
階段の近くで生まれました
階段で話をして
それから歌い
お互いの名前を呼び合い
Tシャツ、セーター、靴下、下着の類
何度も着替えをしました
時々触れて
時々離れて
おしなべてそのどちら ...
十九日鼠がぼやく
後一日我慢すりゃあよかったんだよ
三日鼠が反論する
あんたはいいよ
俺なんてもうどうしようもないぜ
二十日鼠はそんな二匹の会話を聞いていた
十九日鼠はまだ悔やんで ...
雨の日に
美術館の裸婦像は
艶やかに
やがて本当の姿を見せるだろう
ぼくも同じだ
ぼくの想いは風に乗り
雲と流れて地球儀の裏側の
ひとつの地平となるだろう
暖められた卵のように
...
電車過ぎやがて月食はじまりぬ夜風静かにうぶ毛を揺らす
噴水も止まり後には静寂と夢なきわれの影はゆらめく
他郷での海岸にでて小鳥らにここも故郷と言ひてはばかる
ペダル踏む春野に轍を刻みこみ
青麦に大人になりたく包まるる
すれ違うモノみな思い出桜餅
「タキシード仮面が来ないの」
と電話がかかってきた
うるせぇよ
とだけ言って電話を叩きつける
眠りかけた脳味噌を無理に起こされて
不機嫌な目の中に飛び込んでくる
いつかどこかで聞いた言 ...
おちんちんが歩いていた。
ここは、
公衆の面前なので、
さすがにそれはないだろうと、
ひとこと注意すると。
「みんなやってますよぉ。」
と返された。
...
貴女への想いを空へ投げて宇宙の果てへと波紋を伝わらせる
そうすることで僕は自分の気持ちを世界に示そうとする
特に夜空に
あの無限の星々は僕のものとなるのだ そして深呼吸した胸に星々の光が ...
海鳴りのする
愛人の手
不完全な跳躍
不完全な沈黙
千の太陽が忍び込む
円形の虹の純粋経験
カマンベールチーズの正六面体
豚のように美しい
豚のように熟睡している
ありふれた距離に堪 ...
モーパッサンは当時新たに建設されたエッフェル塔を忌み嫌うあまり、塔内にあるレストランに通いつめたという。というのも、パリにおいてこの伝統的な建築美に反する醜悪な姿を目にしなくて済む場所は唯一そこだけ ...
まずは色金山で軍議だね
そして首塚
次は血の池で
槍ではないけれど
互いの刀を洗いっこしよう
その後に
足湯でご機嫌になってから
あの大きな観覧車に乗ろうか
僕の目の前にあるのは
君の赤いヒール。
真っ赤なヒール。
真っ赤な林檎を踏み潰す。
君のヒールは
僕の頬の上で踊りだす
冷たい
硬い
ジャリジャリするよ
ねぇ、シャロン
...
人嫌い激しく
人の多い事に閉口してしまう
どうして皆はたくさんの人の中で
それぞれ別々の会話をする事が出来るのだろう
・・・
僕に向かって夢がある様に人は言う
本当はとっくに消えてしまって ...
今日は平塚にて建築撮影のアシスタント。
普段事務所の仕事もぽつぽつとしているけども、アシスタントは体力と、いつもと違う頭を使う。
写真で作る作品よりも、最近は文章に寄ってきていたので、写真 ...
目を瞑る
暗闇のなかで目を瞑る
どこか遠い場所で
点と点を結ぶように
だれかとだれかの
唇と唇がゆっくりと触れあうと
それを合図に違うだれかが再生ボタンを押す
暗闇のなかに
...
?
目覚めたとき、そこは閉鎖的な暗闇だった。この嘴でつつけばいいということは本能でわかった。しかし、新しい世界への不安、未知への恐怖がそれを拒んでいた。どんなことが待っているかわからない。それは ...
あなたの見ている私と
真実(ホント)の私は違う
いつでもポジティブで
いつでも明るくて
いつでもハイテンションで
誰にでも優しくて
どんなときも笑顔は崩さなくて
弱音はほとんど吐かな ...
言うに言えないことがあって
親友たちに相談しても
そのひとことだけが言えなくて
言えるとしたら
その相手とはすなわち
あなたではない誰か
そっちに行くのはめんどうで
それでも行きたい ...
見上げた空は雲が浮かんでいた
僕が君を見つめていても
たぶんきっと空は青色でしかないのだろう
高鳴りする鼓動は
空の色も変えてくれるのだろうか
だとしたら君は
笑ってくれるだろ ...
心なしか頼りない日差し
見上げる視界の右片隅、
夏に覚えた眩暈が
いつまでも居座る気配です。
鳩が不格好に歩く石畳、
高い高い螺旋の、
廻る、空
に、墜落する飛行機雲。
始ま ...
ほねがおれた
はやく なおるように
にぼし たくさん たべてる
いつも たべてる にぼし にぼし
ねるとき
いきが にぼし くさくて
ぼくは
そう
まんぞくな ねこ。
父が亡くなり
姉が嫁に行き
母が亡くなり
ひとり男暮らしでも
広い庭に
今年も咲き誇る
沈丁花
シュルレアリズムの沈む浴槽
蛇口をひねれば あの子の首は捩れて切れる
瞳のね、綺麗な子だよ 可哀想に
真紅のね、似合う柔肌だよ 気の毒に
美は死と補い合って時に共倒れするから
三月から五 ...
どんなに
いやなことが
あっても
きょう
という日は
もうおしまい
どんなに
楽しいことが
あっても
きょう
という日は
もうおしまい
あしたは
また
別のあした
...
最近、
リアルに限らずバーチャルに限らず
どこにも情緒がないと感じる。
効率
生産
空虚
ニセモノ
朝から晩まで
頭を真っ白にする
虚ろを書き連ねた電波を浴び
人を馬鹿 ...
愛するという言葉はいらない
もう君はいないのだから
別れの言葉もいらない
戻らないと誓ったのだから
わたしの心のポケットには
誰の手も入らなかった
だから小さくもなかったし破れることも ...
じっとしていたら
こじれることはなかった
もしかしたら
どちらにしても
すべてを止める方法なんかない
あなたも
わたしも
渦巻く関係性のなかで生きている
予感や実感を
それぞれに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「バイバイサンキュー」
優飛
自由詩
6*
07/4/27 10:16
ノート(指輪)
木立 悟
自由詩
11
07/4/27 9:57
この 太陽が
アハウ
自由詩
9
07/4/27 9:52
木漏れ日隠れ
たもつ
自由詩
11
07/4/27 9:18
二十日鼠症候群
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/4/27 9:13
ぼくの地平
村木正成
自由詩
14*
07/4/27 9:00
月食
〃
短歌
5*
07/4/27 8:52
春の野
〃
俳句
2*
07/4/27 8:49
へそ
虹村 凌
自由詩
0*
07/4/27 7:55
「 みんなおちんちん。 」
PULL.
自由詩
6*
07/4/27 6:16
貴女への想いを
はじめ
自由詩
2*
07/4/27 5:51
スタイル
んなこたーな...
自由詩
1
07/4/27 5:43
話によると
〃
散文(批評...
1
07/4/27 5:24
長頸烏喙
FUBAR
自由詩
5*
07/4/27 4:50
シャロン
そらいろ☆コ...
自由詩
1*
07/4/27 3:35
一九八四年
板谷みきょう
自由詩
1*
07/4/27 3:33
アシスタント日記
猫のひたい撫...
散文(批評...
1*
07/4/27 3:23
流れるままに
大覚アキラ
自由詩
3
07/4/27 2:10
クローバー
優羽
散文(批評...
2*
07/4/27 1:05
フクランデイク…
夕焼け空
自由詩
2*
07/4/27 1:04
春の種
小川 葉
自由詩
3
07/4/27 0:08
恋色の空
零椅
未詩・独白
3*
07/4/27 0:00
夏葬/Allegro assai
紅魚
自由詩
10
07/4/26 23:53
にぼし たべて
日朗歩野
自由詩
7
07/4/26 23:47
沈丁花
有扉なぎさ
自由詩
1
07/4/26 23:31
五月病発症日時
朽木 裕
自由詩
2*
07/4/26 23:30
またね
weed &...
携帯写真+...
1*
07/4/26 23:27
人は墜落する
ゼロスケ
未詩・独白
0
07/4/26 23:26
燃え尽きたあとに駆け抜けて
アマル・シャ...
自由詩
5*
07/4/26 23:20
うず
九谷夏紀
自由詩
3
07/4/26 23:03
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
5635
5636
5637
5638
5639
5640
5641
5642
5643
5644
5645
5646
5647
5648
5649
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
5664
5665
5666
5667
5.55sec.