うすももいろの、想いを。

((ざわめくんだ 花としての 行く末
 湖面に映る すがたと映らない 決意と
 花弁のひとつ ひとつが 私を構成し
 世界を 季節をまたごうとする 
 おおきな ...
空、止んじゃって
飲み込みの悪いびしゃびしゃ
その青さなんてどっかいっちゃって
仄明るいコンニチハ。

響く草の根
落ちた地面に
染み渡るその震え。

【春】だなんて言わないで
も ...
桜はあきないのだろうか

雪が溶ければ 蕾をふくらませ
陽が高く昇れば 花びらを脱ぎ散り
銀杏が黄金に染まれば そのおすそわけを頂戴し
人間がせわしなく動き始めると ペースを合わせて葉を手放 ...
あの日振り払った手
君が僕に差し伸べた手
今はどうしているだろう

痛んだ君の傷口を
僕は抉ってしまった

あの時手を取っていたのなら
その傷も傷つける障害からも
君を守れたはずなの ...
あの日の夕陽を覚えているかい
部活の帰りに一緒に歩いた川の土手を
手をつなぐのはいつも君の方からで
ぼくは何気ない顔をしていたけれど
いつもしっかり強く握っていたね
土手から見える神社の桜が ...
吹雪を歩む子の喉を
ぬぐうようにすぎてゆく火
忘れかけた尾のかたち


飛び立てずに泣く夜の
足もとに凍り重なる光
土の底の根を照らす


波も血も笑みも
こがねと涙 ...
暗いから楽譜燃やして音を出す

戸を擦る皮膚をして階段の裏歩く

異なる星の青空まで抜けるような青空

コラージュ画さす指思いだまるオウム

トンカチ持ちシーソー脅しにいくひ孫

...
植木鉢に身を{ルビ埋=うず}め 
体中に
針の刺さった 
裸の人形 

{ルビ腫=は}れ上がる両腕のまま 
{ルビ諸手=もろて}を上げて  
切り落とされた手首の先に咲く 
一輪の黄色 ...
  あいつは、いつも、うそばっかり

  ゆびきりしても、だいっきらいっていっても、うそばっかり

  今日も、うそをついて

  「今日はなんの日だ?」

  「あんたの日よ。4 ...
      恥を忍んで、昔書いた連作詩篇を投稿しようと思いま
      す。一九九七年から翌九八年にかけて、「歌う川」と
      いう総題のもとに十七篇の詩を書きました。今回はそ
     ...
ダイコンの花がさいたよ

ニンジンもがんばれ
愛のこくはく

抱き合ってもいいのに、そうしないと決める

そうしないと言い放つ

体を共有しないことが愛しているということ

わたしと、あなたにとって
たとえばね、このレンズ越しに見える世界が愛に溢れているものだとして、
世界の境界線が濃くなっていくから
この空の青だとか
花の薄紅だとか
草木のざわざわりとした、
鈍い銀がった緑とか
...
春という季節は
いつでも液状にデフォルメされてゆく
匂い立つ色彩が
にじみ流れ溶けあい渦巻く
私の輪郭もそのただなかに
半ばは溶けかかりながら
けれど決して溶けきることはなく
冬をいとお ...
モアイはいつも静かにバス停で待つ
腰は下ろさない
いつも少し上を向いているのは
首の小じわが恥ずかしいせいだ

{引用=モアイですけど何か?}イースター島には桜はありませんが
ここからは桜 ...
 毎年、4月1日には、絶対に無理なのに遠くにいる君に「今から会いに行くよ」とか言いたくなる。もちろん、君が遠くにいることなんて嘘で、君がいることも嘘なんだけど。まぁ、僕がこの世に存在していることも嘘な ... 吾が植えし稲は早や穂を出しにけり
そも刈らずして行く身はかなし


豊かなる無形の情は一層に
此の地離るるは苦しきものよ


娘のもらいし記念アルバム開きみれば
笑顔並びし子等達の顔 ...
わたしは神に選ばれた亀の子たわしだ仕事はごしごしである。



たわしはわたしだ!だからといってどうというのでもないごしごし。




渡したたわしは ...
ブロッコリー
とてもきれいな
グリーン
グリーン
まぶしいほどの
グリーン
グリーン

ブロッコリー
地面に植えて
水をやったら
森のように大きくなったらいいな

茹でてマヨ ...
      いのちの微妙なシルエット
  死んだのは色物への泥酔した執着か
それとも白物への酔い醒めた意識なのか
       透徹の限りないかなしみ

        いとおしい片影の消滅 ...
屍にバネを入れてムチで叩いてゾンビなあなたと夜明けまで。



ねばねばするのはバネのせい絶対に死なないあなたはもう死人。




延びてしまったバネ ...
何故だろう 今夜はいつもより長く感じる
まだ起きているかな もう少しだけ 話そうよ
背中合わせじゃなくて ちゃんと 見つめあってさ

僕の鼓動 君の呼吸 君の声 僕の声
まるで全てが一つにな ...
伝えたいことがあるんだけど上手く言葉にできなくていつもそれは嘘になる。
無理やりに言葉にしたら違う風に採られてしまってまた嘘ができる。
同じことの繰り返し、いつもそんな風になってしまって少し困った ...
行ったこたあないけど

信濃町のさわや

彼女はひとりで生きてゆけるという

じぶんのために祈るのだという

蕎麦を食いながら

しゃべると軽くなるからという


ああ、ひと ...
空と海の交わるところに
永遠があると信じていた
だから
大海原へと消えていく舟に
嫉妬した

―――私も連れていってよ
取引先と切れた
親友が転勤で遠くに行った
母が再入院した
そして今、
花見をした帰り

前を歩くわが妻
うまくいけば
子ができて
うまくいけば
その子は老いた妻を
今の私と母のよ ...
朝の天気予報を
朝の占いを
朝のアナウンサーの
今日も一日がんばっての一言を

手相をみた占い師を
株価の上昇を
日本経済の上向きを
今日巨人が勝つことを

地震が起きないことを
...
脳梗塞と宣されて頭を下げることと
発見されなかった腫瘍に訴訟を起こすことに貫く
この世界に適合していたという家族たちのあくまで肯定的な評価は
死ですら自ら取り寄せなければならないという
自立の ...
それはなみだでした。
ひとしずく、
わたしをたたいたのは、
なみだでした。
それはぽろぽろと、
わたしをたたくので、
わたしはひとしずくずつ、
ひとに、
...
朝焼け

太陽

昇らないで

照らさないで

すべてのものを

痛みや傷や

不確かなものまでもすべて

無慈悲に

暴力的に

曝け出させる

暴いてしまう ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
さくら前線なつ自由詩407/4/1 23:16
はるさめチェザーレ自由詩307/4/1 22:44
蝶子自由詩3*07/4/1 22:25
罪と罰 tatsuy...自由詩207/4/1 22:17
あの日の夕陽を覚えているかいぽえむ君自由詩9*07/4/1 21:51
ノート(こがね めぐる)木立 悟自由詩507/4/1 21:38
コニー分の青い空黒川排除 (...川柳507/4/1 21:38
さぼてん 服部 剛自由詩12*07/4/1 21:21
うそつきのエイプリルフール逢坂桜自由詩14*07/4/1 21:13
連作「歌う川」より その1岡部淳太郎自由詩5*07/4/1 21:07
さいた、咲いたたりぽん(大...携帯写真+...9*07/4/1 20:43
こくはく猫のひたい撫...自由詩207/4/1 19:07
いろめがねR自由詩607/4/1 19:04
春の抽象塔野夏子自由詩10*07/4/1 18:36
モアイで待ってますたにがわR自由詩307/4/1 18:29
4月1日未詩・独白407/4/1 18:10
5P 「短歌2」より 〜塩田より京都へうつる時 昭和三十四年 ...むさこ短歌4*07/4/1 17:36
「 たわしはわたしだ!。 」PULL.短歌3*07/4/1 17:19
グリーン壺内モモ子自由詩2*07/4/1 17:09
隻影信天翁自由詩107/4/1 16:01
「 しかばね式。 」PULL.短歌2*07/4/1 15:59
90%の愛情と10%の未来蒼穹自由詩3*07/4/1 15:59
記念日(4月1日)未詩・独白307/4/1 15:05
信濃町のさわや吉岡ペペロ自由詩107/4/1 15:05
嫉妬緋月 衣瑠香携帯写真+...8*07/4/1 14:21
バス停から玄関まで七味とうがら...自由詩14*07/4/1 14:16
信じる乱太郎未詩・独白9*07/4/1 14:12
大きくなるイダヅカマコ...自由詩207/4/1 13:12
「 ひと、しずく。 」PULL.自由詩14*07/4/1 11:29
BaD MoRNING三架月 眞名...自由詩3*07/4/1 11:08

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加筆訂正:
やさしいうた。 /すぬかんながぐつ。 [07/4/1 22:27]
取りあえず。 
だいありー。/[07/4/1 17:33]
だいやりー追加。第一章?かなぁ。
フレアスタック ★/atsuchan69[07/4/1 15:02]
色鮮やかなな欲望に打ち棄てられた→色鮮やかな欲望に打ち棄てられた(誤記一字削除)
6.38sec.