あなたの想いが
心の中からあふれ出てきて
自分では止められない
やがて想いは
噴水となり
未だにあふれている
噴水の水が綺麗な形をつくるのは
私の妄想のせい? ...
君のその白い腕に
ふれたいよ
君のその首すじに
髪の薫りを
かぎたいよ
瞳と瞳を一つに重ね
すべての世界を
溶かしたい
*
( 車窓はいつ ...
崩れたものがあったのだとして
その日まではこうみょうに
わたしを生かしていた
みじかいはさみで
木工用ボンドで
十二色の絵の具で
ただつくる時間を愛する少年が
思いあたるのは
...
春半ば存外心乾くらし不意に夜雨の音の聞こへて
『点数』
もしもこの世に
点数が普及していたら
私は60点くらい生きてるぜ
とか
あの子はアイツが80点くらい好きだぜ
とか
今日の晩飯の期待30点だぜ
とか
...
気持ちに余裕
自分に好意
相手に許し
心に素直に
怒りにも優しく
自分は完璧ではない
相手も完璧ではない
打つかるのは自然なこと
怖れはいらない
打つかりあり
慰めあい
いつもの ...
きれいで
きれいで
けれど あまりにも
繊細で、
そう、
それはまるで
ウィスキーを含む時
唇に微かに触れる
それ、のよう
どうしても
どうしても
抑えきれず
...
乾電池は夢を見ていた
水の上をぷかぷかと
浮きながら流れてゆく夢だった
ただ水の力だけで動くことが
不思議に思った
乾電池にとって
何かを動かすには
電気しかないと思っていた
夢の中で ...
グレートーンの街
浅い水溜りをまたぐ
一瞬だけ映る
スカートの中の秘密
ひび割れている
黒いのは生まれつき
随分と汚された
それでもあなたが綺麗と言ってく ...
干乾びたあたしに雨は降らない
必要とする者には
与えられない不条理
でも知ってた?
幸福って 身の丈に合った分しか
与えられないんだって
つまりあたしは
干乾びて ...
それは
私の
目であり
鼻であり
口であり
顔であり
肉であり
血であり
骨であり
そして
私のありふれたかけらである
パンプスが響く
深夜の改札で
あたしは一人
足音を弾ませている
空も泣きそうな
こんな日には
ビニール傘があるといい
半透明なら尚更
涙を
隠してくれるから
無人 ...
鳥篭に入れられた鳥は
再び大空を飛ぶ事を夢見る
借り物の安全や平穏よりも
自由な世界に憧れる
だけどいつしかち志を失い
逃げ出すことを諦めてしまう
果てしなく広がる空を見つ ...
戦後の前衛短歌界を塚本邦雄と共にリードした
歌人・寺山修司は第三歌集『田園に死す』(白玉書房)
のなかで「短歌」に対する「長歌」の試みを行っている。
その冒頭部分を書き出してみる。
...
一人ぼっちの家
タンポポと向き合い
1人笑った。
タバコに火をつけた
手は冷たく
涙が止まらない。
カップラーメンを食べ
セーターを着た。
外は雨
話し相手はいない
歯を磨 ...
そして
けんこうこつ
があり
かどを
うせつする
また
けんこうこつ
につきあたり
させつする
いきどまり
けんこうこつ
のにおいと
なめらなかな
しつかんが
ただ ...
平日の夕暮れ
みすぼらしい服を着た中年の男は
公園のベンチに座り
モネ展の「日傘の女」のポスターを手に
喰い入るようにじっと見ていた
それを横目に歩いていると
前から乳母車を ...
今まで空だったところに
建物がどんどんつくられて
空が狭くなってゆく
青くてやわらかい空が
暗くてかたいものに
覆われてゆく
辛いときに空を見上げても
もっと悲しくなるだけで
この弱さ ...
ゆらゆら揺れる
マツバウンラン
か細いけれど
ホントは強いよ
ちょっとよそ見を
しているすきに
あなたの心を
埋めつくす
2007/04/13
じょうとうかへい
じょうとうのかへいで
みたらしだんごをあがなう
富士の見える宿に泊まり
夜になって
風が止んだら
星も見える ...
水の匂いが燃えてゆく
漆黒は
うるおいのいろ
こぼれてはじまる
灯りにけむる、
波のいろ
疎遠になれない花の名に
ひれ伏すともなく
かしづく儀礼は、 ...
燈籠影絵に語るあたしには、
咲かない蕾で、生まれた。
夜露は蒼玉月。
照らす。離れ、離れ並木。
萌芽だからこそ摘まみたい。
それまでの枝先。
潤んだ紅水晶。 ...
(めずらしく、ピアノのリズムにのせて)
木の下から夜空を見つめる
星なのか衛星なのか、区別がつかない
君が僕のものになるとは思いもしなかった
けれど今夜、2人はここにいる
Wh ...
動物園は罪を犯した動物達の公開刑務所だ
罪を反省しないで入園者を威嚇する凶暴なままの動物もいるし 後悔して改心し忠実な大人しい動物もいる
公開することで生物のモラルを向上させる為である
...
流れゆく時間の中では
形あるモノも
心の中にあるキモチさえ
移り変わっていく
安住できるような
「絶対」だとか
「永遠」は
存在しない
自分の中の
世界が広がれば広が ...
3・31
波打ち際で砂をすくい
「これで世界は救済された」と
両手いっぱいの満足
守られるものは
両手いっぱいの満足のため
あとは
波が足跡を消すのを待っている
待っている
...
Mが自殺したという報せを受けたときのことを、ぼくは今でも克明に覚えている。実はその前日に、ぼくはとある女性と飲みに行ったのだが、その女性が恐るべきスピードで日本酒の熱燗を飲みまくるので、すっかり酔い ...
俺は止まらないぜ
誰にも止められないぜ
何故なら俺は、動く歩道に乗っているから
俺が止まっているつもりでも地面が動いているんだ
でも乗っているだけじゃ大して速くないからイライラして
結局俺は ...
虹色の雨が降る
その中でわたしは踊る
わたしは透明
虹色の雨が踊る
わたしのまわりで
目の前の曇り空の下に死んだわたしが生きている、死んで
霧の向こうに虹色の雨が降っている
わた ...
思い出の隙間からあの人は消えて
荒涼たる未来には誰も待ってはいない
吹きすさぶ風は淋しさを歌うけれど
何も聞こえないよりはいい
何のために誰のためにそんなことわからない
嫉妬で顔を洗い嘆きで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
噴水
森下 流華
自由詩
3*
07/4/16 18:07
夢の花
服部 剛
自由詩
13*
07/4/16 17:56
少年歯
ポッケ
自由詩
3*
07/4/16 16:20
雨(二)
A-29
短歌
1*
07/4/16 15:38
点数
柴田柴助
自由詩
2
07/4/16 15:25
循環
美琴
自由詩
1
07/4/16 15:02
スターダスト
ヒロセ
自由詩
2
07/4/16 14:46
乾電池が見た夢
ぽえむ君
自由詩
12*
07/4/16 14:44
水鏡
衿野果歩
自由詩
2*
07/4/16 13:35
幸福論
〃
自由詩
5*
07/4/16 13:32
詩
純蒼
自由詩
6
07/4/16 12:49
プラットホーム・メランコリィvol.2
山中 烏流
自由詩
2*
07/4/16 11:57
鳥籠
1486 1...
自由詩
9*
07/4/16 11:30
数字地獄
黒猫館館長
自由詩
1*
07/4/16 11:14
ながい廊下
ペポパンプ
自由詩
4*
07/4/16 10:09
くんれん(いきどまり)
たもつ
自由詩
6
07/4/16 10:07
「 日傘の女 」
服部 剛
自由詩
6
07/4/16 9:55
空が消えてゆく
ぽえむ君
自由詩
14*
07/4/16 9:54
庭は花ざかり
weed &...
携帯写真+...
0*
07/4/16 9:40
春に過ごす
あおば
自由詩
12*
07/4/16 8:36
朧月夜
千波 一也
自由詩
26*
07/4/16 7:59
シャルトリューズ
鯨 勇魚
自由詩
7*
07/4/16 7:23
ある曲、についてのこんな
FUBAR
未詩・独白
2*
07/4/16 6:13
冬の動物園(動物の公開刑務所)
はじめ
自由詩
4*
07/4/16 5:29
I pursue ...
蒼井真柚
自由詩
2*
07/4/16 3:23
ダイアリー・ダイアリー 3・31
平山ネムデ
自由詩
2
07/4/16 3:19
Mの肖像
んなこたーな...
散文(批評...
2
07/4/16 3:17
止まらないもの
新守山ダダマ
自由詩
5
07/4/16 3:15
霧の向こうで
渡邉建志
未詩・独白
2
07/4/16 1:55
哀しいけれど
アマル・シャ...
自由詩
7*
07/4/16 1:16
5594
5595
5596
5597
5598
5599
5600
5601
5602
5603
5604
5605
5606
5607
5608
5609
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
5619
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
5630
5631
5632
5633
5634
加筆訂正:
「 日傘の女 」
/
服部 剛
[07/4/16 17:00]
ベビーカーを乳母車に書き変えました。
9.26sec.