ただひとつ思い出を選べといわれたら
私はあの日を
傘をさした母と
手をつないで二人駄菓子屋まで歩いた日を
選ぶだろう

この世に完全な幸せがあるとしたら
きっとそんな遠い日の
小さ ...
その本には
わずかな言葉しか
書かれていない
けれども
見えない言葉が見えてくる
それは
未来への希望であり
人生への疲れでもあり
恋する人への思いでもある
同時にそれは
読む人が ...
山鳥は、
 語りえない

ゴム、しゃぼん
 せかいは いとも
  かんたんに

 喧嘩する
  きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
 ぼんの せかいは 簡単に
...
のこのこ2本のえんぴつが
ノートのはじっこから出てきました
詩なんて書くのはよしにして
今夜は夕焼けの夢を見ましょう
下手な詩は
ぼわぼわ炎で焼きましょう

くるり くるくる
...
ハロー

ハロー

君からの

応答を

待つ



君は一人で大丈夫だけど




その背にしょった荷物を

捨てる方法をしらないから

心配です

心 ...
野球帽を2つ繋げて作ったようなブラジャーが台風の中心で
気圧は952ヘクトパスカル
そいつが僕の頭の中にいる


今日の朝食に出てきた目玉焼きの目玉が2つだったのは
あのブラジャーの影響? ...
真ん中に
するり、と
 
入り込んで
溶けきった後
 
成長を、開始する
 
 
君のその
心に根付いて
 
愛という
餌を貰って
 
大きく、なっていく
 
 
...
目頭が熱くなるほどに
時愛おしく
過ぎていく一秒すらも
繋ぎとめておきたい と 
願わずにいられない
名残惜しいのは何

少年は大人になる
しなやかな指も
小さな顔も
...
汗ばんだ、女の子に魅力を感じます。
僕は、決して、自然が好きではないけれども、
わきを開けて、スプレーを吹きかける女の子は、
好きではありません。

そのわきに、剃りのこった、毛があれば、
...
お願いだからあの娘のことはもう言わないでよ
忘れられないけど忘れたいのさ
あの娘にこがれたオイラのハート
だってあの娘はいつだって
オイラのことには 無関心

無関心なのサ 

無関心 ...
どんなこと思って歩いてたのかなあ

すれ違ったひとびとと

なんかしらの交流はあったのかなあ


息子が泣きながら家に帰ってきたんだという

友達どうしの大喧嘩に怖くなったんだという ...
初めて貴方を見たときはどうも思わなかったのに
今は貴方の動作、言葉にすぐドキドキするの。今まで好きってものはどこからどこまでが好きで、どこからどこまでが普通なのかなんて、全く分からなかったけど
今 ...
つかめないから

つかもうとする

するりとぬける

透明くらげ

ゆらめくあいだに

消えてしまう

とどまらないから 不安になるよ

こっけいなふり

無理なく笑う ...
どんなことを思って歩いたのだろう

泣きながら歩いて帰ってきたという

すれ違ったひとびとと

あいつはどんな交流をもったのだろう


友達どうしが大喧嘩して

こわくなって泣い ...
かげろうのいのちはかなしくさのはではねふるわせてもおもいはかなし

・・・

かげろうのいのち
はかなし 
くさのはで 
はねふるわせても
おもいは 
かなし

・・・

か ...
稲光りから10秒以内の落雷

夥しい光 光

これは誰の罪だろうか

くるり廻る赤い傘

永遠に続く暗い日曜日

昏い世界に血みたいに赤い

赤い君の内部

世界を切り裂く ...
黒蝶の舞う白昼夢

サイレン サイレン 白い首
残っているのは

水色のこんぺいとう

昨日食べたプリンのお皿

それから

君からもらった言葉

全部 虫歯になっちゃいそう
35ミリで愛していたいよ

世界の終わりごっこを君としながら

夜はまだ目覚めたばかりで

残像タブロイド

君を綺麗に壊したいの

怖くない

苦しくないよ

神様、ねぇ ...
{ルビ劔箭=つるぎや}神社からの
細い参道の坂道が好きだった
不思議な人体図がかけられた漢方薬局
古ぼけた占いの館
必ず救われる新興宗教の教会
日本で3番目に大きいという大仏
確かめようの ...
黒くすきとおる
きれいなみず
かっぷの底まで
みとおせて

すぷぅんでひとすくい
口にはこびます

こどものわたしには
とてもにがくて
なみだがでます

だから ...
剥製が
目先に
横たわっている


艶消しの暗い壇に、一枚ガラス(宙の数分の一、水族館の水槽よりは厚手)を隔てる。甘やかな怒声が響く部屋。

後ろ隣の二人連れ(性別はふめい)は、「私も飼 ...
 
 
 「おはよう」と
 笑顔で交わした
 一日は
 何故か心が
 ふわり空へと

 悲しさも
 あなたの笑顔を
 見た瞬間(トキ)に
 遥か彼方へ
 ひらり飛んでく

...
少女のころに作った 綺麗なビーズの首飾り
無垢だったあの日の記憶をたどり
ひとつひとつ 大事に
糸に通すように 言葉をつなげる

どの色のビーズにしようか
迷いながらも 真摯に選んで
こ ...
人の気持ち


見透かしたりできない


でも


君が何を考えているのか


わかっている気がしちゃうのさ


教授の息子は
父親の話す世界を
土を捏ねてひとつずつ作り
アダムやイヴのかわりに
幼いころから憧れていた
ネイティヴの顔を描いた

はるか

はるかの時の後で
ただ
...
重い体をずるずる引きずる
生ぬるい風がどろりと吹き抜けて
自分の中の何かがさらわれた気がした

もう疲れたよ
寂しいんだ
どこかに寄りかかりたい
もう埋もれてしまいたいよ

山積みに ...
曲がり角ごとに鳥はいて
夜を夜をとまたたいている
青紫の窓がふたつ
甘い手管にひらかれてゆく


うすぐもり
なりひびき
皆なにかを
抱きしめるかたち


昇るもの ...
この街の何処かで
ステロイドの人形が
冷えた歌を奏でる時
 
私はきっと
あの、行きつけのカフェで
モカカプチーノを
ゆったりと
啜っている
 
 
帰宅途中の少女が
出かかっ ...
眺めているものは全部、真実で
つくろっているものは全部、嘘なんだってよ
おまえを殺して、おれも死ぬ。
おれを殺して、おまえも死ぬ。
わけわからない言葉ばかりを並べては、
それが詩だなんて思い ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
幸せ美砂自由詩4*07/5/10 22:34
見えない言葉ぽえむ君自由詩14*07/5/10 22:30
ゴムはらだまさる自由詩38*07/5/10 22:27
夜更けのノートけんご自由詩307/5/10 22:27
君は一人で大丈夫?水平線自由詩2*07/5/10 22:22
毎日クルクルまわってるオズ未詩・独白107/5/10 22:21
にわとり(返詩)山中 烏流自由詩9*07/5/10 22:15
君の季節さくらほ自由詩6*07/5/10 22:14
それは、もう蔦谷たつや自由詩6*07/5/10 21:59
ドンファン出来ないピーターパン板谷みきょう自由詩1*07/5/10 21:58
ホームシック吉岡ペペロ自由詩307/5/10 21:51
貴方を知って。叶多自由詩3*07/5/10 21:47
透明くらげなきむし自由詩607/5/10 21:43
オレが死者になったとき吉岡ペペロ自由詩107/5/10 21:37
解体言語板谷みきょう自由詩1*07/5/10 21:37
003朽木 裕自由詩3*07/5/10 21:33
002自由詩2*07/5/10 21:32
甘党チェセロロ未詩・独白307/5/10 21:31
001朽木 裕自由詩3*07/5/10 21:31
駅・石切たりぽん(大...自由詩13*07/5/10 21:10
ぶらっくこうふぃ朝原 凪人自由詩0*07/5/10 20:38
百科博物館 改ICE自由詩6*07/5/10 20:22
Good morning秋桜短歌107/5/10 19:19
言葉のビーズ渡 ひろこ自由詩6*07/5/10 19:17
そんな気がする焼雲自由詩007/5/10 18:33
ミシガン・レリックス AB(なかほ...自由詩1107/5/10 18:19
創書日和「風」虹村 凌自由詩5*07/5/10 17:49
午後の声木立 悟自由詩2007/5/10 17:38
アナザーストーリー山中 烏流自由詩907/5/10 17:22
そして、さがしていたモノもわからなくなる。xyz自由詩407/5/10 17:10

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加筆訂正:
ゴム/はらだまさる[07/5/10 22:30]
三行追加
6.97sec.