西に沈みかけた
まぁるい太陽を見あげながら
少しだけ 遠回りする 帰り道

並んで歩く彼の
その手にかすかに触れた時
胸の鼓動が高鳴った

でも
どこまで行っても繋ぐことはない
こ ...
     は       ひ        ち   
     ら       ら        ら
     り       り        り
        ふ         ほ  ...
嘴オレンジ
口先シンジ
クチしのぎ

嘴オレンジ
原色の誘惑
何かを得ることは 同時に
何かを失うことなのか

何かを失うことは 同時に
何かを得ることなのか

本当にそうなのか

命を無くすことで はじめて
自由を得ることはできるのか

...
はじまりはベイビーピンク

永遠にうちふるえる純白と
瞬間に貫かれた赤い激情が
やわらかに
しなやかに
大地に落とした花の色

透明な視線幾重にも重なり萌える緑育てる光ありとあらゆる色 ...
このかた ふわり

ふわり

ほかっておいてもいいのにね


あのかた しゃらら

しゃら ら ら

ささやいてゆくので

ふわり
わたしは十九歳頃から病気だ。高校から音楽にのめり込み(ピアノ)。クラシック。  病気に なっちゃった 。 高校時代は 自分でも 楽しかったのか と きかれたら 楽しかったけど 高校時代が あんなものか ...  彼は準盲目のピアニストである
 普段は鍼灸按摩を専業としている
 ピアノだけではまだ飯を食っていけないからである
 彼は指先の感覚が鋭く マッサージ屋で人気の一人である
 夜遅くまで働いた後 ...
無理をするなと
無茶をするなと
あれほど言ったというのに
見えるんだ
お前の中
ペンギンが
後頭部をさすってる
ああ この
生まれてくるもの

帰りたかった場所
だったのか。
 
日々が、やはらかく、
差し込んでいる
隣に笑顔が、ある
ここで 揺られて
羊水を思い出す
 
胎内に鼓動
...
日常生活のうえにおいて
必要不可欠なんてものは少なく
長針と短針さえあれば
とりあえず生きていけるはずさ
ところがどうだい
今の僕のこの有り様は
感度のいい小ぶりの乳房と
メールアドレス ...
雨がポトポト
落ちてきた

葉っぱは
そっと
受け止めた

雨は
コロコロ揺れながら
葉っぱの上で ひと休み


雨が
雨のまま
雨の姿で居れるのは

雨が
雨のまま ...
童子よ

その昔
お前がまだ胎児になる前
私は一つの過ちを犯した

童子よ

重たくなるお腹に
私は言いようもない義務感と矛盾で
一体何が入っているのか分からなくなるとき ...
「ゆうれい列車」




ホームで下を向いていたので
うっかり
ゆうれい列車に乗り込んでしまった
しまった
向かい合った二列のゆうれいたちが
脚をそろえて腰掛けている
脚は途中か ...
愛は、育つものだから。

愛は、育てるものだから。

愛は、溢れるものだから。

愛は、消えるものだから。

愛は、生まれ落ちるものだから。

愛は、枯渇するものだから。


...
蒸発した母のかわりに満ちる月


懐かしい向日葵の微笑返してよ月!


正しい人間のはずが砂の温もり


蛍光灯割れるたびにうたううた


若葉のような生きる意味があったなら
...
生まれた瞬間から、私たちは繰り返す
産声を、いつまでも繰り返す
吸って、吐いて、また吸って
ずうっと昔 毒であったそれを

呼吸を止めてみると、拍動がよく聞こえる
リズムを取れ、と、それは ...
いつも行く公園で
ちょうど首を傾げた時に
北斗七星が一番きれいに見えるところに座って
近所から漏れる夫婦喧嘩の声を聞く

夜の中を
二人の声は
礼儀を知らぬ新入りのタクシー運 ...
晴れた空
僕は誓う
あなたを愛します

曇り空
僕は誓う
あなたを愛します

雨の空
僕は誓う
あなたを愛します

どんな空の日であれ
わざわざ誓わなくても
もうこの運命に ...
まだ手を
解かないでおくれ
もう少し優しくなれそうだから

生きるための温もりを
静かに分け合うよ

だからまだ
離さないでおくれ
まだまだ好きになれそうだから

信じられるのは ...
世界とは万華鏡に映った地獄である。

それが風に吹かれてくるりと回っている。
リッコちゃんのお耳からおみずがでたので
リッコちゃんはじゃぐちをつけてもらいに耳鼻科へいきました

しょんぼりとして帰ってきました
どしたの、ときくと
「むらさきいろのじゃぐちがよかったのに ...
いつも笑顔の人だった
まるで陽だまりの様に暖かく 明るく
僕を暖める君の笑顔 声 話 

自分を持てないことがとても悲しくて
それは君を変えてしまう青き春

春のようだった君が
夏のよ ...
靴を履くと 去年より身体が重たく感じる

あれ? 今年はまだ一週間も経ってないのに
支えてくれている 両足に感謝 謝謝

曇天より快晴 と僅かな雲を望む 

小さな石に何度も転ぶ 何度も ...
武器の名は『名刀山葵』
やまあおいでは無い わさび

攻撃力は3
耐久力が低く 火に弱い
非常食 可
付属効果 殺菌作用

魅力はその付属効果
敵の心から 邪悪な個所を消し去る

...
あなたがどうしているのか 気になる
夜が来ました 待っていました
あなたがどうしているのか 気になる
ちょっとだけ 少しだけ ほんとうは とっても
あなたがどうしているのか 気になる
圧縮していくモニター
収縮を繰り返し
トグロを巻くガラガラ蛇
光を閉じる
乾かないようにと舌を出し入れ
砂を戻す
砂を払う
ミスターエンド
ミスロスト
舌を交わす
抱擁
砂のよう ...
春の雨が
細く断続的に降る
風が吹いて
竹の葉が軽い音をたててはじく
雨の音は
こまやかに落ちる
しまい込んでいた
奥底の溝に

いつの間にか濡れる
銀色の針のようなしたたかな ...
偶然にも君と同じこと考えていたから、君が気になったの

そんなことだけど

愛なんて近くにあったのね

ねぇ見てていい?

いいでしょ?

ねぇなんか喋って?

なんでもいいか ...
常に読み手の読みは一方的かつ独善的であるのだから、読み手として評(感想)を書くときは、その範囲で読んでいるのだという意識が必要で、それ以上は踏み込めない。

だけどまあ 愚かな思い込みも含めて全て ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
触れた指先にSky自由詩0*07/5/10 11:09
さくらはなみち紀茉莉自由詩207/5/10 9:51
嘴オレンジ自由詩107/5/10 9:49
明日のために436自由詩1*07/5/10 9:49
ベイビーピンク・コミュニケイション紀茉莉自由詩007/5/10 9:48
おもえば ひより自由詩3*07/5/10 7:07
 少年老い易く学成り難し。一寸ノ光陰軽ンズ可カラズ。  すぬかんなが...散文(批評...2*07/5/10 4:42
準盲目の青年はじめ自由詩4*07/5/10 4:01
追目FUBAR自由詩3*07/5/10 3:29
帰りたい場所黒子 恭自由詩7*07/5/10 2:11
チョコチップクッキーイヴ自由詩307/5/10 2:01
葉の上の雨Hantam...自由詩107/5/10 1:40
童子なかがわひろ...自由詩0*07/5/10 1:39
「ゆうれい列車」ソティロ自由詩18*07/5/10 1:18
愛。狠志自由詩307/5/10 1:14
荒廃する場所青色銀河団川柳11*07/5/10 1:05
97、息を止めた 【いきをとめた】雨宮 之人自由詩0*07/5/10 1:02
夜の公園と七つ星なかがわひろ...自由詩1*07/5/10 1:02
雨のち晴れおるふぇ自由詩507/5/10 0:59
てのひら自由詩407/5/10 0:58
世界佐藤伊織自由詩2*07/5/10 0:36
リッコちゃんふるる自由詩8*07/5/10 0:02
Replaytatsuy...自由詩107/5/9 23:53
Happy Old Year酸素の枷自由詩007/5/9 23:49
名刀山葵自由詩107/5/9 23:44
窓の外は夜ゆうと自由詩1*07/5/9 23:37
閉砂秋也自由詩007/5/9 23:34
春の雨、森で九谷夏紀自由詩707/5/9 23:03
偶然焼雲自由詩307/5/9 22:55
評,単純に感想リーフレイン散文(批評...1207/5/9 22:53

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加筆訂正:
97、息を止めた 【いきをとめた】/雨宮 之人[07/5/10 1:03]
2007.03.26初出。少し改変。
6.46sec.