流れるるは
時か
場所か
心か
私か
大いなるわがままで
じいちゃんを困らせたあの日から
もういく年
父親の給料日に家族六人で
お気に入りのレストランへ
出掛けていた
あ ...
白い箱は空っぽで
その白を
空白だと思ったから
たくさんの穴を見つけた
その穴から眺める空は
いつも穏やかで
時々水色の風が吹いていた
水色の扉を開けると
そこは穴の中によく似 ...
わたしは、
ここに。
いつでも
傍に、
あなたが
見つけられる位置に
いるよ。
だから、
安心して
眠って。
夢の中で会えたなら、
...
タコが自分の足を食べて
生き延びるみたいに
かつて 赤字続きで国鉄は
ローカル線を廃止した
頭だけになっても
足はいつかは生えてくると
だけど
本当の狙いは 頭のすげ替えだったのさ
...
プロペラが分裂していく
男の目の前の
さらに前時代に
雨が降って椅子ができた
その椅子に男が一人
座って森を見ている
何を見た
プロペラでできているのに
男は台の上にのぼり ...
たぐりよせてみれば
それは
余りにも細く、また
強い一筋
(深い闇の中から)
まさにすがるようにして
誰もがその一筋を
必死に、必死に
自らの手中に
収めようとする
...
しきりに蝉が鳴く中で
曲がった坂道を
ようやく下ってゆくと
夏を渡る大きな橋がある
ふと橋から見下ろせば
ずっと下に川が流れている
手すりもないまま
幅狭くまっすぐに
ずっと続いている ...
日曜の午後
鎌倉の喫茶店で
「 詩人の肖像 」
という本を読んでいた
店内の天井から
ぴったりと静止した
サーカスのブランコのように
ぶら下がる
...
加茂川に沿って 北へ歩いた
水の流れに 逆らいながら
そしたら HAPPY WALKING中に 恋の始まり
Kiss Me Kiss Me Kiss Me 浅き夢みし
OK ラッキー ハッ ...
海が みえるよ
海が みえるから
砂浜に座って
雨が降るのを待っている
海に
海に
新緑に冴える風景の中に飛び込んで
心に積もった埃をぬぐうように
青い空のした
駆け出した
扉を開けようともがいた寒き日の記憶
心まで凍えそうになりながらも
残り火を絶やさ ...
五月のあいだは
まぶしいけど
風に吹かれて
わからなかった
この六月の
乱反射する鏡の河に
吐き出した
五月のあいだは
まぶしいけど
風に ...
今日も太陽は昇らない
誰も守れない空は
哀しそうに雨を降らした
全て包み込んで抱きしめてあげる
僕はこんな考え方続けて生きている
「明日は晴れるさ」
僕は祈る
皆の祈りを僕が ...
あのドアを開くのは貴方
ほら 早く
後ろがつかえてる ドアは一つ
つま先をどの方向に向けましょう
この人は東 あの人は南
後ろから押し出される ドアは一つ
ここを出れば 貴方は二本 ...
微動だにせず
私をのっめり
包みこむ
この体温のような 空気
体がてろてろのゴムのように伸びきって
あくびが地面にのたくる
開け放たれた こころ
ネコがゴロゴロ
この体温の ...
小さな一本のカーネーションをあげたころから
私はずいぶん大きくなりました
おこづかいが増えたり
バイトを始めたりで
年々プレゼントも 豪華になりました
でも 一番嬉し ...
とおい記憶の
ちいさな電車
だいすきな
祖母といっしょに
がたんごとん
たんぼと空
いい空気
おひさまの光
まぶしさに
目をつむる
みっつかぞえて
目をひら ...
吹きぬける冷たい風の空高く
ひかりの鼓動は
静かにそそぐ
雪解けをあつめて川は哭いている
生まれたばかりのわたしの春に
ひとひらの可憐な花は弓使い
瞳砕けて曇りをうるむ ...
約束、という響きに手繰り寄せられたつもりで
何かを手繰り寄せようとした
霧の先
眠い、眠い、と繰り返す手鏡は
いつここへ置き忘れていたのだろう
授けたのだ
俺の全てを授け
君は成功した
そして俺は全てを奪われ
抜け殻になった
俺はどうやら
君に心まで授けていたらしい
君はそっと離れていった
さざ波を立てずに ...
2、3m先にある
君の存在に
僕は いつも 気付いてる。
君の 歌声 に
涙して
翼広げた ビジョン に
心 奪われた
ひどく 残 ...
ミッキーマウスが好きだっていうから、とりあえずネズミさんの格好をしてみたんだよ。
でも、これじゃぁ ミッキーマウスじゃなくて、”ねずみ男”じゃないかい?
うん。知ってる。
君が大泉洋を好 ...
君は何も言わなかった
初めて会った時も
ただただ僕を見て
ただただ体が冷えていた
泣き顔とも笑顔とも言えない顔をして
こっちを見て
白い息を吐いていた
朝は朝もやの寝巻きを羽 ...
胸の中の灰色の重たるい空に
気怠く浮かぶとりどりの飴玉のような
飛行船の数を数える
数えたそばから何度でも忘れるために
朝日さえ当たらぬ
この長い廊下
軋みだけが
響き渡る
*
売られて連れられ
廓の網
格子窓から
手を出して
遊客に色を売り 遊客に色を売り
組み敷かれ色声
漏ら ...
彼女が悲しい嘘をつく前に
どうかあの紅色ルージュを塗った唇を
塞いであげて
もう彼女の恋は
海の一番深い場所まで沈み
眩しい眩しい愛が届くのを待っているだけ
「優しさなんて…」
...
何で我慢するの?
男だから?
かっこ悪いから?
弱いと思われたくないから?
良いじゃない
泣いたって
ベタな例えかもしれないけど
あの雲だって
貯めこめ ...
全てがはかないのはいいことだ
諸行無常だからこそ俺たちは進歩することができる
切ないってことは切(キリ)がないってことだ
夜を夜を夜を 感情を感情を感情を突き抜けて
今日も明日も俺もおまえも花 ...
誰にも遠慮せずに優しさを開放した日は遠い過去のこと
今はまた 心を閉ざし優しそうな人でいる
穏やかで誰も傷つけず、誰にも傷つけられず
平和な日々を送っている
あなたはどうですか?
自 ...
いつもいっしょだね
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
流れゆく
小太郎
自由詩
1
07/5/13 22:21
夕陽
mayaco
未詩・独白
3
07/5/13 22:10
笑ってて。
見崎 光
自由詩
7*
07/5/13 21:54
昭和六十二年四月一日
板谷みきょう
自由詩
6*
07/5/13 21:30
泣きながら完璧に
ロカニクス
自由詩
2
07/5/13 21:03
蜘蛛の糸
山中 烏流
自由詩
9*
07/5/13 21:03
夏を渡る橋
ぽえむ君
自由詩
10*
07/5/13 20:25
桜吹雪
服部 剛
自由詩
9
07/5/13 19:30
京都テレパシー
北大路京介
自由詩
5*
07/5/13 19:23
海
佐藤伊織
自由詩
4*
07/5/13 19:14
靡くカーテンと透明な気持ち
山崎 風雅
自由詩
7
07/5/13 18:54
鏡の河
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/5/13 18:47
天空〜夢見た後で死にましょう〜
流希-Яuk...
自由詩
1
07/5/13 18:09
目線は彼方へ
酸素の枷
自由詩
1*
07/5/13 17:06
てろてろの空気
アハウ
自由詩
7
07/5/13 16:49
5月 第2日曜日
ななこ
自由詩
7
07/5/13 16:43
電車
小川 葉
自由詩
5*
07/5/13 16:32
◆春の扉
千波 一也
短歌
24*
07/5/13 16:18
春
貝だったらど...
自由詩
2
07/5/13 16:10
maggot
maynar...
自由詩
1*
07/5/13 15:51
you're ANGEL.
李伍 翔
携帯写真+...
2*
07/5/13 15:20
みっきーまうす
北大路京介
自由詩
13*
07/5/13 14:57
冬、春、君
テルテル坊主
自由詩
3*
07/5/13 13:20
春の消閑
塔野夏子
自由詩
17*
07/5/13 13:05
大門通の白石遊郭秘話
板谷みきょう
自由詩
2*
07/5/13 13:04
彼女
おるふぇ
自由詩
4
07/5/13 12:52
泣けば良い
テルテル坊主
自由詩
4*
07/5/13 12:50
花火
新守山ダダマ
自由詩
1
07/5/13 12:37
【開放された優しさに】
つむじまがり
自由詩
1*
07/5/13 12:23
かっぷる
愛心
携帯写真+...
7*
07/5/13 11:56
5587
5588
5589
5590
5591
5592
5593
5594
5595
5596
5597
5598
5599
5600
5601
5602
5603
5604
5605
5606
5607
5608
5609
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
5619
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
6.53sec.