ふと
したことについて
ふと
わたしは
道標に
いつまでも
宿題をわすれている

ふと
空が滑り
ふと
雲はいつのまにか
描きかけた
キャンバスの中に
紛れ込んでいる

...
満ち足りた感情
足らないおつむ
どうしてくれようか

笑っている君
笑えぬあたし
どうしてくれようか

ほら、だって宙ぶらりん
ねぇ、あたし知らないの
嗚呼、だって判らない ...
貧困の世界で
動物は
飢えに苦しみ
その命が危機になった時
親が何匹かの子を
食べてしまうことがあるという
それは厳しい環境の中で
家族というものを守る親の
最後に選ぶ道なのかもしれな ...
長い耳のようなものに
巻かれている
なでてみると
自分の耳なのだと気づく
近くでは耳が産まれている
いくつかは知っている耳で
いくつかはよくわからなかった
産まれてきた耳は
自ら声を発 ...
骨のような柱が燃えている
燃え尽き くずおれるまで
ただ波のなかに立っている


流れ着くものが燃えている
山の影が土を覆い
波だけが明るく揺れている


昨日の足跡が残ってい ...
ストライプから
学生の香りがする、頃
私は意識を繋ぎ止めることに
必死になっている
 
目の前の
おもちゃの看板の意味を考えることに
全神経を集中させて
まどろんでいる
落ちては、い ...
涼しげにマスクメロンの花

焦がされるような太陽に向ける

夏の光には鮮やかなイエローグリーンがよく似あう

かき氷はメロン味にしてみてよ

いつもはイチゴのぼくが勧めるんだから

...
新しい世界へと飛び立つ君に送るよ

僕も僕なりに頑張るから

このメッセージを受け止めて欲しいよ

幾つのしがらみがあっても

貴女なら乗り越えれるさ

貴女の力で

...
私は元来
無口な男でありまして
うっかり、思慮深く思われがちですが
それは、本心を秘めている
というより、むしろ
現すタイミングを計れない
どうにも不器用な人間なのです


何か言わ ...
五。



舞台がアメリカだと仮定する。

信心深い両親に、
異常なまでに過保護に育てられた彼女は、
いつもとても内気な性格で、
ずっと周りの言いなり ...
仮説として。


一。



文体もとても難しいが、
会話もとっても難しい。


現実の会話であるような、
儀礼に満ち説明的で回りくどい、
こ ...
星をひとつもらった


夜空がすこしだけ暗くなって
そのぶん
ぼくの夜が明るくなった


きみに手紙を書く
いくども書き直したので朝になった
星のことは書かない


ぼく ...
あなたにくっついてると

なんだかいつも眠くなるの


あなたの匂いは眠くなる匂い

とっても安心する匂い

私のいちばん好きな匂い
 コンタクトレンズをしようと思って目の中に入れようとしたらそれはテントウムシだった 足を縮めてまるで本物のコンタクトレンズのように見える
 僕はきゃっ と驚いてテントウムシを落としそうになった 僕は ...
まずは素朴な疑問から始めたい。
どういうことかというと、それは一般的な通念を疑うということである。
となれば、まずはその通念が本当に通念として成立しているのかを疑う必要があろう。
しかしここでは ...
ひとの目をさけながら

ちらっと睨んでくるひとがいる


ショーウインドーに映った影

そんな存在になった気になる


ひとの目をさけながら

ちらっと睨んでくるひとがいる
流れてくる音楽を
つかまえようとして
つかまえられないのは
あなたがそれを
自分ひとりのものに
しようとしているから
かもしれない

つかまえるのではなく
ただ両手を頭 ...
黄色い鈴を振りました
しかし音が出ません

そもそもこの鈴の色は
鈴色ではなかっただろうかと疑問に思っていると
左上の隅の方で小さな私が
それは僕がスプレーで染めたんだとほざいたので殴りま ...
                    2007/04/19

集団面接で気力体力此処の街が好きですと言ってのける街灯の下には
おびただしい数の虫の死骸や吸い殻やガムや蹲った人たちの影が黒く
...
 時には散文を書こう。詩ばかり書いて、詩ばかり読んで、詩のことばかり考えているうちに、段々と散文の書き方を忘れてしまった。
 すぐに改行したくなる。
 
 すぐに一行開けたくなる。
 すぐに展 ...
思ひ出の少なき恋を庇ひ庇ひ青き月夜の古き浜辺へ 最終進化系として
何不自由ない
生活を手に入れた、生き物は
本来
自由と呼ばれていた自由を
忘れてしまって
 
這いつくばっている
他の生き物を
亡骸へと変えて
それを
自由と呼 ...
  終わらない物語
  引き出しの奥の奥に
  しまったままの白い貝殻
  遠くかすかな波の声



  終わらない散歩
  夜が明けた次もまた夜
  顕微鏡でも望遠鏡でも
...
ひとは誰かと接しながら
頭の中のキャンバスのようなものに
相手の絵を描いているようなところがないだろうか

デッサンがうまくいかなくて
何度も何度も描き直し苦心している絵

とりあえずの ...
好きだと思うもの、心動かされるものをこれまでどれ程見聞きし、感じてきたかはわからない。
けれども、その中で私の身体の中の中枢に近いどこかを鷲摑みにし、鳥肌と動悸と口渇感を与えるものは数える程しか無い ...
『私の進む道の端々に

幾多の血が流れているのでしょう』

「僕の振り返る道の外れに

幾つの屍に似せた有機物がおかれているのだろう」

そして、今その真ん中にいる君は

どれだけ ...
 あたしは、男が苦手だ。
あの優しさが怖い、
優しすぎて怖い。
優しい男は嫌い。

男はあたしに決まってこういう、
「化粧をしてみろ」と。
化粧をしたあたしを見て、
男は欲情でもするの ...
きみが笑った
きれいだった
春だった
桜がさいていた
ひとがたくさんいた
きみが笑った
目がきれいだった
美しい弓をえがいて
きみの目が笑った
春だった
時がもつれていた
もつれ ...
山の端に
射しかかる

 大粒の茜雫

沈んでゆくのでしょう



想像は燃える

しゅう と
空気を震わせて

 跡形もなく茜雫

山の端に
滲み込んでゆきました
おいしいおいしい鱈の目
ほじくりかえす おしたしにするといいんだ
てんぷらもぜっぴんだね 鱈の目
先っぽだけまあるくつまんでみる
まえばでやさしくねぶってみるよ
鱈の目 酢みそであえよか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
在りかtonpek...自由詩12*07/4/20 12:28
浮遊、ふゆう黒柴 悠自由詩107/4/20 12:01
親が子どもを食べる時ぽえむ君自由詩1*07/4/20 10:29
耳の産声たもつ自由詩1007/4/20 9:34
ノート(柱)木立 悟自由詩907/4/20 9:21
朝のバス山中 烏流自由詩8*07/4/20 9:21
涼しげにマスクメロンの花蒼井 みゅう自由詩1*07/4/20 9:21
エールDirect...自由詩10*07/4/20 9:20
太宰ヒラメ佐野権太自由詩41*07/4/20 9:15
「 会話を書く。 - 後編。 - 」SATP.Vol.12,PULL.散文(批評...1*07/4/20 8:25
「 会話を書く。 - 前編。 - 」SATP.Vol.11,散文(批評...2*07/4/20 8:21
ぼくの星yo-yo自由詩19*07/4/20 6:49
ジャスミンティーよりも優飛自由詩9*07/4/20 6:08
コンタクトレンズテントウムシはじめ自由詩6*07/4/20 4:04
コザカしくないひとんなこたーな...散文(批評...007/4/20 2:30
塵の話吉岡ペペロ自由詩007/4/20 2:24
weed &...未詩・独白6*07/4/20 2:23
タイムカプセル加藤泰清自由詩407/4/20 1:58
油断あおば自由詩16*07/4/20 1:54
散文リハビリテーション楢山孝介散文(批評...3*07/4/20 1:48
思い出A-29短歌5*07/4/20 1:42
最終進化系山中 烏流自由詩2*07/4/20 1:01
夏のしずく草野春心自由詩507/4/20 0:53
画廊小川 葉自由詩2*07/4/20 0:45
コンクリートの造形物ヒロセ散文(批評...1*07/4/20 0:43
狗の骨自由詩307/4/20 0:27
 男つぐこ自由詩407/4/20 0:23
きみが笑った渡邉建志未詩・独白707/4/20 0:19
*茜雫*ちと自由詩1*07/4/20 0:18
鱈の目角田寿星自由詩5*07/4/20 0:18

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加筆訂正:
MY FAVORITE THINGS/はらだまさる[07/4/20 11:16]
横書きに変更。
6.92sec.