昨日の月は
尖った 細い 月爪だったので
夜を枕でくるみこんで
空を引掻いてしまわないように
唄を歌って
ふかい、ふかい 息を吐いたら
枯れた冬 ...
まっすぐでゴツゴツの
こんな壁みたいなところで
いったい君は
誰のために咲いているの
誰のためでもなく
自分のために咲いているのかな
暴力は、
いつも、
華麗な、
形で、
現われる、
速さとか、
強さとか、
そういう、
魅力的な、
モティーフを、
まとって、
前触れもなく、
テレポーテーションする、
通り魔 ...
影をおいかけていたら
いつのまにか違う背中になっていた
時が経つのははやく
いつしか背中も大きくなって
君の影も大きくなった
これからは背中を追いかけるよ
いつの日か「つかまえた」 ...
桜って詩になりやすいね
きれいだし儚いし日本的だし
でも今はさ無理だよ
もう散ってるとかそういう
問題じゃないって分かるだろう
もう桜でどこまでどれだけ
詩を連ねたか分からない
...
ごまんとあるおはじきの中で
少しだけのおはじきを手に入れた僕は
美しく輝くそのおはじきを
大切に箱の中にしまった
嬉しくて
暇があれば毎日のように眺め
いじくり
そして不安に思った
...
寝過ごす街に喝を入れるのは
ピンヒールの靴音
一年中食べ過ぎたり、飲み過ぎたりする街が
眠り姫の物語する季節は春
ぽっかり微笑む陽射しに
散歩中の乳母車の赤ちゃんも
営業中の働 ...
空の、あまりの青さが
出逢った日と同じ色をしていたから
なんだか違和感を覚えてしまって
それを誤魔化すように
むきになって笑ってみた
ここは夜景もいいけれど
飾り気のない素顔の街が見え ...
カフカが並んだ僕の部屋の本棚を、君は丹念に本の背をなぞりながら、「一冊だけ足りないわね」と言った。
カフカは結局たくさんの未発表の作品を遺して死んだ。それはつまりカフカの作品数を正確に把握できな ...
卒業したと思った
証書も確かにもらったのだけど
ナイトブルーの雨と
アスファルトが
セックスした後のにおいにつられて
水たまりをはねてみたくなった
石ころ蹴って
空に向かって
...
最果で
今年最後のさくらが咲いている
あの日、工場の辺りにはやっぱり同じような工場がたくさんあってね、その中ひとつの敷地に桜の大木が並んである。
バスも届かないくらい、おおきな桜だ。 ...
固定観念に囚われない生き方をしよう
なんて、無理難題かも知れない
あたし達が生きる世界には枠があって
その中に止まっていなきゃいけなくて
また誰かが悲鳴をあげるの
こんなんじゃな ...
2丁目の私
2丁目の私はその時恋をしていた
2丁目の私が恋していた彼は
その時3丁目に住んでいた
比べて3つ秀でていたことがあった
その3つとは
年齢と、お酒の ...
朝から支えを刻々と縮め
影の長さが水際を割る、。南中に際し
まず柔らかな鳩尾を
下にして((私達は))後頭の
窓に
手をついており
嵌め殺しの空も高いと思う、。恐ろしく
液晶 ...
B.B キングのジャケットに 口紅で
"God Bless You" はげしく 落書きされ
パティ・ボイド よりも タイトなスタイル
それでも おイタが 過ぎるん ...
なんも取り柄のないあたしと
ぜんぜん特別のないあんたが出会って
余りある 寂しさと
どこまでも続いていた 手持ち無沙汰に
いつしか
一つ屋根の下 暮らし始めた
特別 で ...
カメさんは実は亀だという
浦島太郎を竜宮城に連れて行き
数百年後に地上へ連れ帰ってきた亀だという
玉手箱を開けてしまい
よぼよぼの爺さんの姿になった太郎に同情して
地上で一緒に暮らし ...
まっすぐには、生きていけない
望むところと違うところを、時々歩いたりする
道も線路も、まっすぐには引けない
上を見上げて、高すぎる枝の先を見たりする
明るいところに出ると、影ができる
表に立 ...
あなたの手は、絶縁体なのですか。
だから、僕と手を繋いでくれないのですか。
優しいですね。
けど、僕の気持ちが無くなろうとも。
繋げれたら幸せで。
そのまま消失しても構いません。
あなた ...
君は
君の家に入らない
雨が降っているというのに
軒下の風を嗅いで前足を舐めている
私の上には屋根があるので
髪に降るよりも
雨は、
硬質な響きで
音の羅列を渉っていく
...
たまねぎの黄色いところないしょだよ
固結びこれでいいよねって胡瓜
大根がググと突き抜けてブラジル
山奥の一軒の家のために
立てられた電柱は
その家に誰も住まなくなってからも
一人で立っていた
電線はつながっていたが
電気が流れることはもう期待できない
電柱は昔を思い出した
まだそ ...
むずかしい顔をしていても
だれかに名前を
許すとき
見えない風に
腕だけ乗せる、ような
わたしはひとつの窓になる
だれかの背中のさびしさに
おもわず声を
かけるとき
...
脱税しました
空は晴れていました
脱税したお金で
スポーツカーを買いました
お金が足りないので
模型のスポーツカーでした
海の近くでした
風に匂いがありました
一輪車が得意でした
上 ...
大粒な雨が ふりしきる朝
ザァザァと〜窓に 地面に
大粒な メロディ〜♪
うっすらと 夕方かと思わせる
ような風景が
オーケストラの演奏を
思いおこす
パパヤの木が 風にゆれ
雨のオーケ ...
真実だけを透き通して
嘘だけを濁らせたい、なんて
下らないと誰かが笑う其れは
普通じゃないと手を上げる此れは
あたしの中の大事な合言葉
誰かにとっての退屈は
あたしにと ...
撫でないで欲しい
その手で撫でられると
心が
毛羽立ってしまうから
今は少し
そっとしておいて
欲しい
声をかけることも
なるべくなら
控えて
下を向いた途端
ぽ ...
わたしのなかのうたが
青い蝶になって
空の彼方へ飛んで行った
鳴り止まないオルゴール
うたのないまま時は過ぎて
今頃おまえは
どこを飛んでいるのだろう
どこでうたを歌っているの
...
こくどうぞいの
みんかの
せまい
げんかんさきに
すいそうが
ほうちされている
あまみずがたまり
みずは
じょうおんのまま
やはり
ほうちされている
かつて
そのなかには
ち ...
少し古ぼけたポストをみたら
なんだか昔に手紙が届く気がした
送るならば迷わず自分へ
私へ
たくさんの言葉を紡いでね
私より
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月爪
リーフレイン
自由詩
15*
07/4/18 19:20
どうして
weed &...
携帯写真+...
0*
07/4/18 19:08
暴力について
大覚アキラ
未詩・独白
0
07/4/18 19:00
おにごっこ
優羽
自由詩
3*
07/4/18 18:47
桜って詩になりやすいよね
ロカニクス
自由詩
6
07/4/18 18:00
おはじき
純蒼
自由詩
0
07/4/18 17:55
*春に過ごす*
かおる
自由詩
11*
07/4/18 17:25
ヴィーナス・ブリッジⅡ
Rin K
自由詩
32*
07/4/18 16:37
【超短小説】不揃いカフカ
なかがわひろ...
散文(批評...
2*
07/4/18 16:16
僕は高校生だった
ゆうさく
自由詩
6*
07/4/18 16:10
最果の春
soft_m...
自由詩
23*
07/4/18 16:09
はめ込むということ
黒柴 悠
自由詩
1*
07/4/18 15:46
もう昔の話
柴田柴助
自由詩
6
07/4/18 14:04
水槽
焼石二水
未詩・独白
12*
07/4/18 13:52
Non Non スレンダー
北大路京介
自由詩
7*
07/4/18 13:19
絆
川口 掌
自由詩
16*
07/4/18 13:12
カメさん
楢山孝介
自由詩
7*
07/4/18 13:09
事情
詠乃
未詩・独白
2
07/4/18 13:07
創書日和「絶縁体。」
狠志
携帯写真+...
5
07/4/18 12:52
雨の犬
藤丘 香子
自由詩
43*
07/4/18 12:38
そんな感じで川柳
しみまん
川柳
7*
07/4/18 12:31
一人ぼっちの電柱
ぽえむ君
自由詩
18*
07/4/18 12:10
少し妬けた
千波 一也
自由詩
13*
07/4/18 11:56
脱税
たもつ
自由詩
13
07/4/18 11:41
雨の演奏会
鈴鈴
自由詩
3*
07/4/18 11:08
あいことば
黒柴 悠
自由詩
2*
07/4/18 11:02
うさぎ
山中 烏流
自由詩
6
07/4/18 9:48
うた
未有花
自由詩
19*
07/4/18 9:42
くんれん(ねつ)
たもつ
自由詩
8
07/4/18 8:57
わたしへ
優羽
携帯写真+...
6*
07/4/18 8:38
5589
5590
5591
5592
5593
5594
5595
5596
5597
5598
5599
5600
5601
5602
5603
5604
5605
5606
5607
5608
5609
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
5619
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
9.49sec.