夜遅くまで純情で
不倫な運動つまんでた
夜明け前を
軽くなって別れて
高速道路ぶっ飛ばす
風が好きだ
まだ夜だ
音と匂いが耳すべる
家路をたどる
...
大雨が降ると川は決まって氾濫した
田畑や家はその度に浸水した
人々は土嚢を積みポンプで水を汲み上げたりしたが
結局は自然に水が引くのを待つしかなかった
ある年、河川管理者である県によって
大 ...
{引用=
? 彼
味噌っかすの子でありました
家での安らぎの場所は押入れの暗闇
たいていそこで うつらうつらと
青空と雲
黄昏の風と 夕焼け
を眺めている ...
人の ぬくもりに うまれた
人の やさしさに 育てられ
人の よわさに 試され
人の おろかさに 堕ち
人の つめたさに 知り
人の かなしみに 歩きつづけ
あなたはよく 言ってい ...
いつまでも
私は貴女の
子でいたい
そう思うのは
我が儘ですか?
いつの間に
貴女の背丈
追い抜いた
疲れた肩を
そっと抱き寄せ
これからは
貴女のことを
支えたい ...
祖父は戦争で韓国から強制徴用され
月も眠る夜に専制君主の目を盗み
田舎の山奥の炭鉱を逃げ出した
今は亡き祖父の苦労は想像することも出来ないが
ある頃に祖国の弟にトラクターを贈ったらしい
...
谷川俊太郎様
今僕は、ショパンを聞きながら手元にある詩集を開き、「ネロ」
という詩を再び読もうとしています。もし、人の心からいつまでも
消えることの無い詩があるならば、今から五十年以 ...
門限を破って忍び足で帰った玄関先に
どっしりと仁王立ちしていた母も
どんないたずらをしたのか
子供をガミガミ叱っていた怒り肩も
男の不実の証拠を
ポケットから見つけちゃった隣のお ...
曇った空の中で
光を探したけれど
どこにも見当たらず
心の中までもが
曇り始める
花も下を向き
自分もどこなくうなだれる
アスファルトの道が重い
自分が重いのかもしれない
進む道は常 ...
泣いている声
穴が開いたように
暗い底から聞こえてくる
だけども姿は見えない
夜の東京
もしかしたら聞き間違いだったのではないのか
射光する物体が通り過ぎ
ネオン ...
空が横倒しになり
星が包まれるとき
そのとき私は
包丁を刻み
煉瓦で川をつくり
小麦で塔を建てるでしょう
そしてできた塔にお客をお招きし
窓際にテーブルを置いて
楽しく喧嘩する ...
言葉という和音
目でとらえて
気付けばリズム
耳で追いかける
イメージ広がって
やがて
一つの世界
時に不協和音
リズムの向こう
...
ブルース聴かせて
友達がそう言ったのはいつだったろう
その夜に僕たちは並んで写真を撮った
この町を出ていくと聞いてから
僕は戸棚を漁って古いアルバムを捜しているのだが
少し ...
時々にしか会えない 僕の夢の友人
友人は僕のことを全て知っていて 親友と呼ぶのに相応しい人物だ
僕も友人のことを全て知っている
無限とも思える夢の中で 初めて会った時に僕達は阿漕な宇宙が ...
賽は振られた
目が六では足りないから
賽を追加
七
きっちりと納まる
そう、確率の問題なんだ
一番出やすい目で
一番望まれる数
二つの賽を手放す前後
前には出目の総てを握り
後には ...
そうして…
ふと口ずさむ歌に思い出した君は 遠い過去
口癖の様に語った夢は歳に不似合い 笑いの的
耳をふさいで眼をつぶり がむしゃらに生きて
そうして…
学生時代の幼なじみ ...
曇を知らずに
ついばむかたち
花のかたち
あこがれ
うしろめたさ
午後の砂の輪
置き去られた目の幾つかが
むずがゆくからだにひらいても
窓を見つめることがで ...
非常階段の隅っこに小さな灰皿
割とヘビィな銘柄の吸い殻
押し付けられて そのまま
残された抜け殻か それは
空気を震わせながらする呼吸は
僕の部屋ではやけに神聖な行為で
深く閉じた ...
一人で 足を伸ばして
ぼんやりと 考え事をする
お風呂の時間が大好き
でも 貧しい我が家では
気づかないうちに
浴槽の中は 冷めて 妙に寒くなってくる
あなたと一緒に入っていたときは
...
静かに窓を閉じる
終わってしまった映画の後で
部屋の明かりを静かに閉じると
空間が水の中に満ちたようになる
溺れてしまうと、答えは出るだろうか
息継ぎをすれば、漏れてしまうだろうか
...
ポイントは、スロウ
誰かが間違ったとか、テレビが吐き出しているけれど
それが本当かどうかなんて誰にも、分からなくて
無駄なものを省いてきた、そんなつもりの生き方だけれど
結局何も捨て切れて ...
それはもう私の中で始まっていますか
とか、君は問いかけて
僕は聞いてない振りをしながら
大きく頷いたりする
海へ突き出した街へ向かう電車は
青い車体に、菜の花が描かれていたりして
最近 ...
「あんた、何したん」と母が言った。
「えらい言う事きくようになってたわ」
そのころ家で飼っていた犬は、まさに野放図というか、散歩の度に急に向きを変えて走り出したり、ヒモを引っ張っても頑としてその ...
闇に流れ込む
冷えた空気
海辺に
忘れられた
硝子の破片
そこには只 自然だけが
そこには只 自然だけが
幸福な女優は、金持ちの男を好んだ。
或る日のことである。
彼女は都内の高級ホテルで、大富豪のF氏と寝ようと試みた。
F氏は、83才。無論、機能しなかった。
―夜が明けた。
それ以降、彼女 ...
陰口言うヤツはどうして
俺の前で堂々と文句言わねぇんだろう
卑怯だ卑怯だって僕達の前で
散々愚痴を言うじゃない
聞かされる方の事も考えて欲しいよ
君がしている事はアイツらと
どう違 ...
いつかそんな風の中で、
僕らは、
(僕らは、といっても、極極限られた世界の中の
回る。
くるくる回る。
その霜を吹き飛ばす?は、知覧一体の茶畑の中に{ルビ犇=ひしめ}く林立し、
...
(そこはそらのとおりみち
なもないとりがとんでいて
はながたくさんさいている
そんなゆめをみた
ゆめはずっととおくまでつづいていて
そらはすんでいてとってもきれいだった
だからきがつか ...
この詩は、僕自身のために書く極個人的な詩である。
僕は世の中にある、
極普通の24歳である。東京在住のさえないサラリーマンである。
僕が世の中にあって感じていることをここでは、言葉の力と形を借り ...
大木にそっと手を当て歳を聞く
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜明け前をゆく
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/5/13 10:03
やわらかい肩
たもつ
自由詩
11
07/5/13 9:42
ある親友
まどろむ海月
自由詩
14*
07/5/13 8:55
人の間
yaka
自由詩
3*
07/5/13 8:54
お母さん
秋桜
短歌
7
07/5/13 8:43
不細工なカーネーション
快晴
自由詩
7*
07/5/13 8:22
谷川俊太郎氏への手紙 〜名詩を読む①〜
服部 剛
散文(批評...
6+*
07/5/13 8:12
*やわらかい肩*
かおる
自由詩
9*
07/5/13 7:53
曇った空の中で
ぽえむ君
自由詩
11*
07/5/13 7:22
いつまでも
doon
自由詩
1
07/5/13 7:14
対岸
ロカニクス
自由詩
4*
07/5/13 6:57
言の葉
優飛
自由詩
6*
07/5/13 6:05
ブルース聴かせて
黒田人柱
自由詩
22
07/5/13 4:17
夢の友人
はじめ
自由詩
7*
07/5/13 4:01
エンド ファイル ナンバー賽
秋也
自由詩
1*
07/5/13 3:30
ふるさとはどこですか。
板谷みきょう
自由詩
1*
07/5/13 3:15
ひとつ まばゆく
木立 悟
自由詩
8
07/5/13 3:00
君の来ないアパート
藤原有絵
自由詩
6
07/5/13 2:36
お風呂
ななこ
自由詩
5
07/5/13 2:35
フォルティッシモ
霜天
自由詩
6
07/5/13 2:34
アンダンテ
〃
自由詩
11
07/5/13 2:34
ピアニッシモ
〃
自由詩
6
07/5/13 2:33
従順
hon
散文(批評...
1
07/5/13 2:03
間
アザラシと戦...
未詩・独白
2
07/5/13 1:41
幸福な女優
蔦谷たつや
自由詩
10*
07/5/13 1:39
愚痴
AKiHiC...
自由詩
3
07/5/13 1:34
開聞岳
ひろっち
自由詩
2*
07/5/13 1:29
夢の中の夢
白昼夢
自由詩
6*
07/5/13 1:19
鼻歌
落第生
自由詩
1
07/5/13 1:04
キトハナス
めぐちみ
自由詩
1
07/5/13 1:03
5589
5590
5591
5592
5593
5594
5595
5596
5597
5598
5599
5600
5601
5602
5603
5604
5605
5606
5607
5608
5609
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
5619
5620
5621
5622
5623
5624
5625
5626
5627
5628
5629
8.13sec.