うちの最寄り駅は
大笑いなことに愛野というのだ
駅にほどちかい工場の連中は昔バンドを組んでいて
そのバンドの名は
大笑いなことにラブフィールドといったのだ
そいでもってうちの近所の
つまり ...
そのときが来たら
必ずいってしまう
わかっているのに
訪れるのは唐突で
待って、と言って
新芽をのばすのに
青く繁るようにと
その場をゆずられ
未熟な葉桜は枝を
ざわざわとゆらす
...
何も
何も ない
ただ 広がる
空を 見上げる
都会の喧騒を
歌 と いう名の
他人 の 世界で 打ち消しながら
貴方の いない
この 世界 に
僕は また ひとり
...
クヨクヨしてるだけじゃ なにも始まらない
嫌なことは忘れちゃおう
悔しさバネにして 飛び上がればいいじゃない
位置につき走り出そう
...
いまから。
戦争するから、
戦闘するよと言われたので、
ぼくは真っ先に、
一番高いところにいる。
ヤツを殺した。
勝った。
勝ったので、
ぼくは成り上が ...
だって
考えることが同じだとは限らないでしょ?
誰もが同じ視点から世界を見てるわけじゃないんだ
あたしが存在したって良い
人はみな誰でも
いつも夢を抱えている
その夢が見えなくなった時
空を見上げれば
忘れた夢が浮かんでいる
何でもなかった白い雲が
何かの形に見えるでしょう
人はみな誰でも
いつも ...
葉桜の枝下に濃き影のある人気の無さよ海の寂しさ
ここからは月しかみえない
ゆらゆら波打っているが
満月だということはわかる
手をのばしても触れられるわけもなく
遠くなっていくばかりだった
背中になにかがあたったとお ...
寂しい顔で見ないで頂戴
心でそう呟いた
貴方は言葉を出すのが下手で
私の嫌味の返答もせず
ただまっすぐ私を見つめ
切ない顔で私を抱きしめる
寂しさを埋めるためと
そう思いたいのに
...
熱がある
からだのふちを{ルビ象=かたど}るように
白く明滅する波
その中に
おぼれている
ひかる 虫
いくつもの
目を瞑れば
しんしんとうなされて
寝汗
小さく ...
今歩いているこの路地が
たとえば海沿いにしかれたひそかな町の
その奥に抱かれた狭い路地だったとして
世界一小さいという砂粒が
つもって出来た町だったとして
もうあと何件かの民家を越え ...
ぶつぶつ
ひとりごとをいいながら
ひとが
えきのかいだんをのぼっている
おそらく
なにかたいせつな
くんれんをしているのだろう
ことばをはっするたびに
すこしずつ
もれていくもの ...
「たいして格好よくもないし金もないし
これといってとりえもないのに
なんで俺みたいのと一緒にいるの?
どこが好きなわけ?」って訊くから
「あなたのそういうとこ。」って答え ...
雛たちが 親に
さえずる 朝
甘えたい 甘えてる
そんな朝
自然のなかの
優しき メロディ
ピピピピ と可愛い
メロディに
親を信じ 餌さを待つ
雛の ...
捻れて
ひねくれて、
螺旋を描いた それは
縦に縦に伸びて
真っ直ぐになった
本当は
最初から最後まで
真っ直ぐなものなんて
ないんだよ、と
諭すように
...
緑の草原の中の静かな輪廻転生
ガサガサ音を立てる
鳩の胸を貪る名前
風が吹いて倒れた草の
(修飾しています)
冒頭で死んだ幾人かの名前を
読み上げてい
とても遠いところから凧を焚く
て ...
君が 初めてだった
僕が病気であることを敬遠したりせずに心から心配してくれて
僕が詩人になることを笑いもせず誰に言うこともせず(病気のことだってそうだ)まるで夢物語を聴くみたいに心から応援し ...
蝶々が飛んでいて きれいな
掴まえにかかる やさしく やさしく やさしく
やさしく 掴まえにかかれば誰かが先に掴まえる あらっぽい手つきで
そんなのはたいてい 三つ数えてる間のはなし
故郷が絵に描いたような田園風景だったら
よかったのに
なぁーっ
「あの美しい」って
帰るところを修飾できたらいいなって
ビルとビルの隙間から生まれ
コンクリートと酸性雨のあいだで育ち
...
そうね例えば、
あたしがブリトニーなら、
あたしのもったいぶった言い方も、
あなた、
関心持ってくれるのかしら。
あたしがどうしてこうなったのか、
あなたも ...
時々生きている事を
忘れてしまっている様な気がするんだ
来るぞ死がやってくるぞ
避けるんだ回避するんだ
そんな事もう忘れてしまったんだ
その代わりに蝕む ...
2007/04/23
牡丹が咲くと
必ず風が吹くのです
誰かがそんなことを言うから
今日も不機嫌そうに
風が舞い降りて
牡丹芍薬百合の花を
へし折ってやる ...
名前盗みはいつもその人の
一字だけをガリガリと齧り取る
決して全部は食べない
いろんな味を試したいから
名前盗みに名前を齧られると
そこだけぽっかりと
まるでそれすら名前の ...
また買ってしまった…
飲みたくもない抹茶みるく
あなたがおいしいって言ったから
もう忘れたはずなのに
私は抹茶のほうが好きなのに
あなたが私にみるくを入れたから
もう抹茶には戻 ...
約束の時間になっても
あまがえるは姿を現さなかった
もうすぐぽつぽつと青苗が植えられる水田は
今日の雨を十分に吸収して
ちょっとした池の様だ
ゲコゲコ
申し訳なさそ ...
春障子わたしをごっそり抜け落ちて
イチコが僕の家にやってきたのは
今から十年余り前のことでした
四月の暗い雨の日でした
皆が雨で桜が散ってしまうと
嘆いていた日でした
当時住んでいたアパートの玄関 ...
雨で消える博多がある
石橋をたた…いててて
石橋をたた…み屋さんがほらめずらしい今どきチャリで
えーと
あー乗ると皺になるじゃないかー
あーのるどしわになるっぢゃねっがー
アーノルド・シュワル ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
愛野讃歌
佐々宝砂
自由詩
6*
07/4/23 18:36
いってしまう
ポッケ
自由詩
4*
07/4/23 17:54
e l e g y
李伍 翔
携帯写真+...
5*
07/4/23 15:08
Stand Up!!
北大路京介
自由詩
7*
07/4/23 14:09
「 せんとうかいし。 」
PULL.
自由詩
6*
07/4/23 13:23
許可を欲しがるなら、教えてあげる。
瑠音
携帯写真+...
1
07/4/23 13:12
人はみな誰でも
ぽえむ君
自由詩
13*
07/4/23 12:39
遠の海
A-29
短歌
3*
07/4/23 12:36
湖
優羽
自由詩
4*
07/4/23 11:17
何も言わずに
茉莉香
自由詩
2*
07/4/23 11:14
熱
水町綜助
自由詩
24*
07/4/23 10:27
海沿いのまち なみ
〃
自由詩
23*
07/4/23 10:19
くんれん(ことば)
たもつ
自由詩
16
07/4/23 9:47
どこもかしこも
優飛
自由詩
5*
07/4/23 8:31
朝のメロディ
鈴鈴
自由詩
2*
07/4/23 8:18
D N A
山中 烏流
自由詩
5
07/4/23 7:05
で・に
黒川排除 (...
自由詩
6
07/4/23 6:39
泣ける詩
はじめ
自由詩
4*
07/4/23 4:02
頭でっかち
たいにぃぼい...
未詩・独白
0
07/4/23 3:50
どうか、ノスタルジア
〃
自由詩
1
07/4/23 3:49
「 そうね。 」
PULL.
自由詩
5*
07/4/23 3:08
Rape Teen Spirit
maynar...
自由詩
2
07/4/23 2:57
五感する
あおば
自由詩
7*
07/4/23 0:40
名前盗み
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/4/23 0:39
抹茶みるく
夕焼け空
自由詩
5*
07/4/23 0:31
雨、尽きた後に
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/4/23 0:10
うららかな
曳舟
俳句
3
07/4/23 0:07
イチコが死んだ日
十
自由詩
16*
07/4/22 23:56
なげーよ春
A-29
俳句
4*
07/4/22 23:48
シャンプー&リンス3
〃
自由詩
0*
07/4/22 23:40
5578
5579
5580
5581
5582
5583
5584
5585
5586
5587
5588
5589
5590
5591
5592
5593
5594
5595
5596
5597
5598
5599
5600
5601
5602
5603
5604
5605
5606
5607
5608
5609
5610
5611
5612
5613
5614
5615
5616
5617
5618
加筆訂正:
桜色の夜
/
LEO
[07/4/23 0:40]
最終行 雪の白さ→無垢の白さに変更しました。
葉桜の下、一度きりの。
/
佐々宝砂
[07/4/22 23:41]
縦にすべき作品とはまるきり思わないが理由あって縦にした。
7.67sec.