滴る血潮からは
羽を持つ馬と


赤い花が生まれた


『母の日のメデューサ』



母にとって
父の面影を落とす私は
恐怖の塊でした

父が何をしたのか
母がどんな目 ...
 支離滅裂な時代
 人の足跡が残っていない場所などない
 ありきたりな人生を
 嘆いたりふざけたり
 ふいに気付くあなたのやさしさ

 大それた夢は見ないことにした
 夕闇に浮かぶ月 ...
消えてく

光に別れを

背を向け

走り出した 友 に

餞 の 言葉 を

叫べ
 
微生物くらいまで
小さくなれば、
君の一粒の涙も
大きくなるだろうか。
 
砂浜で寝そべる、
波の一つ一つに違いはない。
微生物になれば
波に成れるだろうか。
 
 
その ...
がんばろう
苦しんでいるのは
自分一人だけじゃないんだ
苦しいと言っているだけじゃ
一つも解決しないんだ
何かしなくちゃ
何も始まらないんだ

がんばろう
辛いと言いたいのは
自分 ...
服買いに行ったつもりが ウクレレ買っちゃった

なんて 君は照れ笑いしながら

買ってきたウクレレ ポロンと鳴らす

知らなかったよ 君がウクレレ弾けるなんて

ポロン ポロン ポロロ ...
プレハブの 
休憩室の入り口に 
日中の仕事で汚れた作業着が 
洗ってハンガーにかけてある 

ドアの上から照らす電球の 
茶色いひかりにそめられて 
干されたまま 
夜風にゆられる作 ...
咲けなかった

私を折ったのは誰?
「かたまるな、走れ」って先生の声
ほっとして立ち上がる
さなえちゃんを蹴飛ばしちゃったら
泣いちゃったから

あ、またあの感じ
透明になる感じ
太陽がわたしの体をすけすけにして
なにも ...
ある日の{ルビ些細=ささい}な出来事で 
仲良しだった 
AさんはBさんの陰口を 
BさんはAさんの陰口を 
別々にぼくの耳は聞いていた 

夕暮れの 
空気のはりつめた部屋に 
Aさ ...
今日擦れ違えたのは偶然です
分かっているけど嬉しくて、今もにまにま笑顔です

いつものように お疲れさまですの挨拶をして
その後 暑いですねってあなたの声
眼がまっすぐわたしを見てて そ ...
全てを

全てを白紙に出来たなら

頭痛の晴れない日中を
捨て去り忘れて眠れるのにね


目が合って

すぐに逸らして何事も
無かったように振る舞えば

報わぬ恋は夢物語


簡単に拭えない

築いた ...
過ぎ去りし
思い出を
風が運ぶ
急ぎ足の
春を乗せて
‐  
斜影に射した
春の日差しが
匂い立つ華の香りを
引き立てる
‐  
田の畦に咲く
タンポポの
黄色に
命輝 ...
戦争を終わらせていく
疲れた瞼を押してでも洗った
展望を転がしてでも
果たさなければならないことを
鼓動で作り上げた

不意に浅く刺さってくるものと対峙する
埃を拾い集めている
子供た ...
君に、伝えたい

伝えたくて 伝えたくて

うずうずしてる


でも こんなこと言ったら

笑ってくれるかな?

困らせちゃうかな?


君への想い 打ち明けた ...
朗々と響きわたる


近代文学の子守唄


木漏れ陽の差す教室


初夏の午睡の時間


嬉々とした休講の掲示


なくしてしまったカレッジ・リング


合コンとい ...
智慧乃実の凹凸は
円い孔に嵌ると
憧憬の内に何百倍と膨らみ
何時か原型さえ支配するかと思われる


熟れたアーモンドは皆
障害無く通過する為の
放射線を刻み潤滑油を纏いて
孔を墜ちて ...
絹のような糸を編み
かざした月光下
浮かび上がる紡ぎは
運命を掬う


闇に差し出した孤独
降り注ぐ雫は
伝うことを忘れて
刹那を反射させていく

命を織り
月の淡さをたぐりよせ
揺れる生糸
そよぐ星 ...
見ろ
あれが孤高の星だ

ちらり ちらり

銀河から随分離れ
淋しいところではあるけれど
暗がりにこうこうと輝いているではないか

僕は屋根の上に寝転んで
呼吸をする

...
いつも暖かい心でいられるのは 難しいね
逢えない時間が長いと 切なさが積もっていくよ

魔法が解けていく 儚さを知っている
僕らの想いは 同じような色だろう

  今の僕らに大事なのは 信 ...
私は朝からずっと観覧車に乗っています
同じところをぐるぐるぐるぐると
朝からずっと回っています

病室の窓からは
あの人がこの観覧車を見ています
そして時折絵筆を取り出しては
...
パンドラの箱だったのか定かではない

黒い魔法の小箱の扉を開けてしまった
目新しい冒険談のまっただ中をうろうろ
見る物聴くものうきうき楽しくって
実体験しなくても経験値が倍増していく
...
日盛りのセルフスタンド満々と吹き抜ける風人それぞれに たとえばだれかのこうふくが
だれかのふこうのうえにあるとしたら
それはとてもかなしいことかもしれません
そのかなしみもまた
だれかのよろこびのかてになっていて
だとしたらとてもふくざ ...
彼女は死んでいる
悲しくはない
はじめから光などなかった 
彼女は死んでいた はじめから
なにもかもが闇だった 
なにもかもが星でも なにもかもが糞でも同じことだ
彼女は包んで欲しいと言う ...
過ごしやすい何かになりました
きっとそんなに悪いものでもなかったと信じています
あなたへ発せられた
中途半端に重力のかかった小言を忘れないで下さい

それはいつまでも
わたしの中できゅんき ...
暗闇に目が慣れた頃見えてくる何万匹ものヒツジの群れが

専属のスタイリストが欲しいです あなたとデートの日はいつも

会ってすぐ「ラブホに行こう」と言う君が清々しくて妙に愛しい

好 ...
何かが芽吹き
何かが産れる
何かが始まる
何かが動いた

魔法使いの呪文
水玉模様の服装
地を這ううなり声
そこはもう別天地

競い合うのは
もう止めよう
自分のペースでいい
...
プロフィール読んだら
すごく嫌いなタイプだけれど
言葉の使い方が上手いんで
ポイントあげます

いままで
まったく
こっちの作品には
ポイントを入れてくれてないけれど
描かれてる情景 ...
近くにいるときよりも、
離れて過ごしているときの方が、
もっと ずっと
気になるものなんだなあ。
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
母の日のメデューサ蒸発王自由詩9*07/5/29 23:17
いつか、きっと、僕も、あなたと山崎 風雅自由詩407/5/29 23:06
flower of life李伍 翔携帯写真+...2*07/5/29 23:03
ビーチ飴森自由詩207/5/29 22:55
がんばろうぽえむ君自由詩6*07/5/29 22:45
青空記念日オズ自由詩407/5/29 22:42
夜ノ電球 服部 剛自由詩15*07/5/29 22:17
それでも生きるfuchsi...携帯写真+...507/5/29 22:15
モーツァルト ピアノソナタ kv570 より、第一楽章美砂未詩・独白5*07/5/29 21:59
夕暮れ煎餅 服部 剛自由詩7*07/5/29 21:56
偶然はるこ未詩・独白307/5/29 21:12
見崎 光自由詩6*07/5/29 21:09
風想彌月自由詩4*07/5/29 21:06
決着ロカニクス自由詩2*07/5/29 21:06
今、伝えたいむむ自由詩207/5/29 21:02
キャンパスをめぐる残像渡 ひろこ自由詩6*07/5/29 20:47
An almondICE自由詩207/5/29 20:32
シルク〜蜘蛛の糸〜見崎 光自由詩1*07/5/29 20:26
孤高の星けんご自由詩307/5/29 20:24
寝起きの悪い2人北大路京介自由詩10*07/5/29 20:23
観覧車なかがわひろ...自由詩8*07/5/29 19:50
*デジタル・ワールド*かおる自由詩12*07/5/29 19:45
日盛りA-29短歌1*07/5/29 19:13
「すべてがつりあいのなかで」ベンジャミン自由詩6*07/5/29 18:50
抱擁氷水蒸流自由詩507/5/29 18:15
お父さんの形tonpek...自由詩13*07/5/29 17:48
こぼれおちるもの(其の三)快晴短歌5*07/5/29 17:30
ペポパンプ自由詩7*07/5/29 17:03
ポイントあげます北大路京介未詩・独白72+*07/5/29 16:35
心、揺れる。むくげ自由詩707/5/29 16:31

Home 戻る 最新へ 次へ
5495 5496 5497 5498 5499 5500 5501 5502 5503 5504 5505 5506 5507 5508 5509 5510 5511 5512 5513 5514 5515 5516 5517 5518 5519 5520 5521 5522 5523 5524 5525 5526 5527 5528 5529 5530 5531 5532 5533 5534 5535 
加筆訂正:
日盛り/A-29[07/5/29 20:12]
それぞれで→それぞれに
7.53sec.