葉の冠
羽の傷
石をめぐり
消えてゆく声
葉は羽になり
傷は消える
石の上に
残るささやき
木陰 波音
水から石へ
つづく足跡
飛び去る羽
曇に ...
詩 って なんだろうね?
君がぼくに訊ねる
ぼくは 脱いだばかりの
クツ下のにおいを無心に嗅いでいて
君の問いに答えられない
君の目とぼくの目とが ゆっくり重なる
たとえば 早朝の ...
はるのひなたのタンポポみたいに
ぱっとわらったキミのもとには
しあわせはこぶ きいろいチョウチョが
ひらひらと ひらひらと
...
「カイテイデミズカラノオヲカンデネムル
あなたは北で生まれたのね、
わたしは南。
北の子、
海の底で眠るあなた、
雷神が来る、もうすぐ
あなたを倒しに――
雷神がわたしを倒しに来 ...
闇空に 轟き咲いた 火の花束 川辺に並び 見る人々よ
浴衣着て 二人で花火 眺めつつ 悟られぬよう そっと手握る
冷めやらぬ 昂ぶり胸に 抱きつつ 人込みの中 紛れて帰る
熱帯夜 ...
白にだって
暗い部分はあり
黒にだって
明るい部分もある
規格化された文字にだって
心があり
心が豊かな人にだって
画一もある
すべてのものは
動き
動き続け
変化し
...
1
春一番がやってきても
私は寒さで震えてる
桜の花が咲いたけど
やっぱり吹雪が吹き荒れる
土筆が顔を出したけど
蕗の薹すら眠ってる
つばめが海を越えたけど
未だ雁が ...
あなたの間接的な答えが
会話の中でぽつんと置き去りにされているから
わたしはいつもその言葉を
あなたの指先や瞳の動きに合わせて
分析することで夜が終わる
眠る前に「おやすみ」が言いたくな ...
暗闇に
散りばめられた
光のかけら
伸ばした
指先に
静かにとまる
蛍のように
繰り返す
永遠の明滅
ただの憧れだけだったなら どんなに楽だろう
数歩先を歩く後ろ姿 顔なんか見えなくたって
笑っているのがわかる 距離
目分量で注いだ優しさ 芽吹く日が来るのはわかっていた
君の心と 僕の心を ...
あおいあめがふります、
貧しい地上に。
遠くのほうで、鈴を、
鳴らして。
真赤な、村で、眠る、
幾千もの、子供たち、
声を、ふるわす、なみだいろの、あめ
あおい戦争が ...
自らのベッドで夜が襲ってくる日
雨はかなしいという詩人と
孤独はさびしいという詩人の
穴という穴にキューピーマヨネーズを
入れたくなってしまった自分は
果たして自らが望んだ本当の自分なのだろ ...
沼に霧 立ち込める
そのように
寂しげな 繁華街の一角は
その 二階まで湿った汚泥
感情のむせび泣く 湿潤に覆われ
時は初夏
汚泥の沼に白蓮
救世の観音
その華に座す
...
「もういいかい。」
「まあだだよ。」
少しずつ小さくなる声と
少しずつ変わる風向きと
押しつぶされそうな恐怖。
全てが消える、その一瞬まで、
「まあだだよ。」
睡眠導入剤 入手
「 眠れないときがあるの!」
私と貴方の境界線
もう一度引き直して。
私と貴方の拙い距離感
もう一度 壊して。
今日の風は西から湿り気と
憂鬱の温度を運んで
まだ頑ななガクアジサイの毬に
青、を少しずつ与える
日増しに色濃いぼんぼりを灯して
夏空の予感を語るのは
滲む青と翠と
傘の冷た ...
まけるもんかと
うたってやるんだ。
まけないで
まけるもんかと
うたってやるんだ。
せかいじゅうにとどくくらい
おおきなこえで
うたうんだ。
かってないからって
まけた ...
ハリエニシダ
遠しといえど難からず
近頃の人間は半袖というものを着ない
だから腕に掻き傷のひとつもないのだと
おじさんは言う
茂みを抜けた岬の荒れ地は
見通しはいいけれど
とお ...
オレンジの夕焼けを背景に
寄り添う
小鳥のような
高校生の恋人達は
帰り道
逆光でシルエットになり
まるでひとつの
宇宙になった
確かに繋がった
純粋な手を
誰に引き離す権利な ...
両手に抱えられるだけ
かなしみを抱えて
捨てに行く
穴を掘って
花壇の真ん中辺りに
ここなら寂しくないでしょうと
ささやきかけて
そうしたら
...
まだ9:40
いつも通り電車に乗る
流れる景色は何くわぬ顔で
寸分の狂いもないフリをする
昨日と今日も
今日と明日も
寸分の狂いもないフリをする
気をつけて
騙されたら毎日 ...
君の声は依存性が強い なかなか電話を切れない
長い時間 話を聞きたい わたしから電話を切れない
会いたい 逢いたい 合いたい
アイタイ アイタイ アイタイ
あいたい あいたい ...
新しい政治について
今日、「法の精神」(モンテスキュー)の三回目の通読を始めた。90ページまで読み、
得るところがあった。彼は議員の抽選制について述べている。一考に値することである。
彼 ...
あんたが生きたかった毎日を
死にたい死にたい言うて生きてる人もいて
そんな人と命の交換ができたら
どんなにええんやろうと思うよ
うちが生きることしかできひんなったんは
あんたが ...
雨が降ると
花は喜ぶのだろう
ごはんだね、ごはんだよ
日向がはじまると
猫は喜ぶのだろう
暖かいね、暖かいよ
空が広いと
鳥は喜ぶのだろう
気持ち良いね、気持ち良いよ
水 ...
焼き飯の唄
捨てるにはもったいない
一山の残飯
ねぎを刻み
いり卵をこしらえ
焼き飯にしたら
妻がおいしいという
ふと若い若い頃を
思い出す
不良少年でしょうの
なか ...
夏葱や魔法使へた少年期
麦藁帽誰かの思い出波に消ゆ
夏草や旅の鞄に陽が落つる
いきおいよく少年が飛び込んだ
水しぶきキラキラ
太陽の光に照らされた、色とりどりの宝石は
産み出されては、一瞬で消え
産み出されては、一瞬で消え
やがて人々がいなくなると、水はそっと眠り ...
集めなさい
欲しいもの全部
誰がどう言おうと
感じなさい
あなた自身の感性で
誰の言葉も聞かなくていい
壊しなさい
目前の限界全部
誰が止めようと
教えなさいあなたの輝き ...
雨の日は泣こう
晴れの日は笑おう
雷の日は怒ろう
曇りの日はため息
シャボン玉吹いて
ロウセキで絵を描いて
野球して
三振して
ウグイを釣って
猫に食べられ
クーラーの下
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノート(石と冠)
木立 悟
自由詩
3
07/5/28 23:29
もいっぺん、童謡からやりなおせたら(第二稿)
角田寿星
自由詩
16*
07/5/28 23:24
しあわせのきいろいチョウチョ
a/t
自由詩
5
07/5/28 23:09
ヨルムンガンド(無限との対話)
下門鮎子
自由詩
1*
07/5/28 23:04
夏—花火と恋にまつわる歌四首—
凍雲 月歌
短歌
1*
07/5/28 22:56
月と太陽
ぽえむ君
自由詩
14*
07/5/28 22:53
春よ来い
麻生ゆり
自由詩
6*
07/5/28 22:38
曖昧な片想い
深雪
自由詩
4
07/5/28 22:36
きらめき
weed &...
携帯写真+...
7*
07/5/28 22:26
ふたり
蒼穹
自由詩
10*
07/5/28 22:20
てのひらの銀河(ノート)
青色銀河団
未詩・独白
4
07/5/28 22:10
厳しさと厳しさとキューピーマヨネーズ
土田
自由詩
4+
07/5/28 21:57
大白蓮
アハウ
自由詩
8
07/5/28 21:57
かくれんぼ
ANNA
自由詩
3
07/5/28 21:43
眠れぬ夜には
灯和
未詩・独白
4
07/5/28 21:29
夏までの波
銀猫
自由詩
21*
07/5/28 21:25
こどもの挑発
ブルース瀬戸...
自由詩
6*
07/5/28 21:09
ハリエニシダ 2
「ま」の字
自由詩
8*
07/5/28 21:02
幸せの風景
小原あき
自由詩
9*
07/5/28 20:51
五月考
嘉野千尋
自由詩
10*
07/5/28 19:15
愛の形
哀音
自由詩
0*
07/5/28 19:04
好き、君の声
北大路京介
自由詩
6*
07/5/28 18:12
新しい政治について
生田 稔
散文(批評...
0*
07/5/28 18:07
命の交換
なかがわひろ...
自由詩
7*
07/5/28 17:14
相思相愛の宇宙
小原あき
自由詩
13*
07/5/28 17:00
焼き飯の唄
生田 稔
未詩・独白
5*
07/5/28 16:45
少年期
村木正成
俳句
6*
07/5/28 15:55
夢見る水
壺内モモ子
自由詩
6
07/5/28 14:36
SUPERNOVA
森川仁
自由詩
1*
07/5/28 14:13
今日は天気?
ペポパンプ
自由詩
8*
07/5/28 13:33
5497
5498
5499
5500
5501
5502
5503
5504
5505
5506
5507
5508
5509
5510
5511
5512
5513
5514
5515
5516
5517
5518
5519
5520
5521
5522
5523
5524
5525
5526
5527
5528
5529
5530
5531
5532
5533
5534
5535
5536
5537
加筆訂正:
五月の街
/
前田ふむふむ
[07/5/28 20:04]
前半部分の大幅修正しました。
6.74sec.