夏も近づく梅雨の晴れ間 
老人ホームのお風呂場に 
次から次へと送り込まれる 
体の動かぬお年寄り 
丸い背中をごしごし磨く 

自分の姿を鏡を見ると
いつのまに 
ずぶ濡れのTシャツ ...
忍び入る指先  
ふれる 
隠れた琴線

ふいに、漏声

女の器 
指でつまびく 
ヴァイオリン  
夏の

終わりの

蜩は



7日で

命を

全うするのだと

言われている
...
議題「RT会議室の合評会について」



スミマセン。論議と告知を一緒にすることに気が引けるので、
もう ...
さようなら 

なんて
言わないはずだったのに




さようなら



ふたりで作った
桜のしおりは
あの日以来 挟んだまま
日記には
もう あなたのことを
書 ...
バス降りて 草むら行けば足もとに
稲穂ゆるがし イナゴ飛び立つ

秋雨のやうやく上りし宵の月
ジャンケンをして大人賑やか

耳もとに娘がつぶやきぬ生え際の
薄くなりしと夫のことをば
...
好きなあの子が
綺麗になった。
嬉しかった。
悲しかった。

好きなあの子が
体調不良で
会社休んでいる
悲しかった。

好きなあの子が
勇気をくれた
いったい誰が
好きなん ...
揺れる、
ということを
幾度も揺れながら

風景は、
まったくとおい
わたしで
あった


えがかれてゆく、海

まっ白なのに
それはもう
古いかげ

波 ...
おもてに映るのは
笑って
泣いて
嘘を吐いて

うらでは何を
映しているの?
遠い空しか
見てないの、ね



仰向けに眠る癖は
やっぱり
私なんか
あなたのどこにも
...
洋介のなかに
空洞が巣喰いはじめた


仕事をしてさえいれば
誰とも話をしないで済んだ
忘れたいものばかりがあって
日々をやり過ごすうち
世界そのものをやり過ごしてしまった

...
{画像=070629164751.jpg}


我が家にもドラえもんがやって来ました。
否、唐突に未来からやって来たのは、ドラミちゃんのほうでした。
未来というよりもそれは、空きチャンネル色 ...
アイウエヲとかきくけこを足したらさしすせそになった。
アイウエヲの気持ちはカキクケコ二はわからない。でも二人は仲良しだった。 
友達づたいの言葉に
涙浮かばせたって
真実には映らない


うそつくことなく

映るのは

白いケーキにのった
季節外れの
赤い苺の


季節外れの涙
瞳に反射するわ ...
あの時
「ごめんなさい」と言えなくて
けれどもその後
勇気を出して言いにいったけど
君はもう帰ってしまった

あの時
「ありがとう」と言えなくて
けれどもその後
がんばって言おうとし ...
つぶれたステーキハウスの駐車場に
制服を着た男の子と母親らしき人が立っていた
二人でじゃんけん遊びをしていた
昨日も同じところにいるのをバスから見た
違う遊びを楽しそうにしていた
毎日あ ...
【月と兎】

目を瞑り
耳を塞ぎ
口を閉ざして
貴方以外の
何もかもを
感じたりしなければ
このままずっと
二人で居られるの?

硝子の鳥籠
哀しいほど痛く
...
ごみ捨て場に
ものさしが捨ててある
とても使いこなされた
古い単位のものさし
やはり捨てないことにしたよ
と父が来て
拾いながら横目で
お前のものさしはいいな
と言った
二人にはまだ ...
 ニフティのF文学(文学フォーラム)には、『いまのは倶楽部』という短歌・俳句の会議室があり、私はそこで読み書きをしていました。
 私が参加しはじめたころは、発言数は一日四つか五つくらいだったでしょう ...
                     こうず まさみ
青い竹林が 景色を切る
その間を 小径が すっと伸び
旅人をいざなう

すこし 歩くと
ひょっこり名も知らぬ小さなお店や 喫茶 ...
閉めっぱなしじゃなくて

たまには窓を開けて
空気の入れ換えをしようよ

そうすればなにか違う発想が生まれてくるよ

だから窓を全開にして

外の空気を吸ってみようよ
あなたがお腹にいると分かった時

どんなに楽しみだった事でしょう

あなたが産まれてきて、

どんなに幸せを感じた事でしょう


小さなあなたに

どれだけの幸せを願った事で ...
あなたと 命を分かち合う 夏だ
二人で出そうとした 文芸誌
この夏の熱気に溶けてしまった

文化祭のため夏休みを燃焼させた 八ミリ映画
これが あなたの遺影
あなたのスナップ写真

こ ...
    *a Harvest
蒸気に捩れるジョーカー 食器、ティーカップに満ちる収穫
  —Tanトゥゥ-rwル・Tanトゥゥ-rwル・Taxxゥエii-ルウrwル'ルェ 
ハートの ...
{引用=
タカ派ですか? ハト派ですか?



スズメ派です! チュンチュン
な ぐ り...

名栗村 そして 澤

やみ夜を 求めずとも えられる

その 名まえを 記す ことは

もはや うたの なかの 出来事

うたに 遊ぶとき それは  ...
「偽りの愛なんて いらない」

そう思って生きてきたけど
嘘でも良いから 好きだと言って
あたしの肩を抱き寄せて

あと百年も 生きていようなんて思ってないから
騙し続けてよ
真実じゃなくったっ ...
休日

別れても同じき神の園に住み共に奉仕をつづけてゆかむ
(クリスチャンの友人との別れ)

9千円妻と買いけり一幅の絵黄色いバラの静と咲きけり

たびたびに訪れる西武百貨店われら夫婦の ...
コップに水を満たす


ごくり
夜のなかにひろがる
水域


遠い水を飲みこんでは吐き出す
夢のそとへ
背泳ぎで渡る


水が満ちる
遠くまで水が満ちる
とう ...
長所はね 床上手だと言い続け
何度目になる 童貞の夏
波打ち際にふたり立っていた
足元の砂を波が洗う
掬われるような流れに
チリチリと歯がゆい思いで

―カモメのように
  飛べたらええな
とおまえは言う けれど
鳥はいつで ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
年寄りの湯 服部 剛自由詩307/6/29 21:24
ヴァイオリン 自由詩207/6/29 21:06
【 蜩のように 】 - ひぐらしのように -豊嶋祐匠未詩・独白2*07/6/29 20:59
RT会議室の合評会について過去ログ倉庫07/6/29 20:44
約束乱太郎自由詩18*07/6/29 20:34
27P 「短歌2」よりむさこ短歌11*07/6/29 20:33
好きなあの子ペポパンプ自由詩11*07/6/29 20:00
波間の住人千波 一也自由詩13*07/6/29 19:58
嫉妬小原あき自由詩18*07/6/29 19:45
創書日和「窓」 窓紅大村 浩一自由詩307/6/29 19:30
1家に1台ぜひ...。散文(批評...5*07/6/29 17:04
あ。い。う。え。ヲ 。すぬかんなが...未詩・独白007/6/29 16:33
真実つちやしほ自由詩407/6/29 14:03
もう君はいないぽえむ君自由詩25*07/6/29 14:03
じゃんけんたもつ自由詩707/6/29 13:16
月と兎華水蝶子自由詩207/6/29 13:08
ものさし小川 葉自由詩1107/6/29 12:34
パソコン通信の思い出 3渦巻二三五散文(批評...1207/6/29 11:28
京都断章肥前の詩人自由詩007/6/29 11:27
窓を開けようOLGA自由詩507/6/29 10:53
わが子へ宮本 心自由詩6*07/6/29 10:36
友を偲びアハウ自由詩1007/6/29 9:27
1st Song六崎杏介自由詩4*07/6/29 9:24
参院選まであと一ヶ月北大路京介未詩・独白7*07/6/29 8:55
誘われし澤の奥でモーヌ。自由詩17*07/6/29 8:23
騙してよ北大路京介携帯写真+...10*07/6/29 8:11
休日生田 稔短歌2*07/6/29 8:01
水域yo-yo自由詩9*07/6/29 6:38
童貞の夏北大路京介短歌4*07/6/29 6:21
波打ち際shu自由詩1107/6/29 6:08

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