肉のぬくもりは
肉のぬくもりでしか
うめられないの
耳のおくに感じる海鳴り
心たちが胸をおす
ふたりのさいごの
ため息にふたりは
なにをか忍ばせる
肉のぬくもりは
肉のぬくもりで ...
きみの胸に掌をあてる
肌をあわせて
聞こえてくるもの
体温はいつも懐かしくて
ふたりはさいごの息を吐く
たましいが
どこかの宇宙の片隅で
ふれあう。
きみの胸に掌をあてる
肌 ...
時を追いかける時よ
ひとり物語を語り続ける時よ
孤独と戦い続ける私の時よ
過去をふりかえれば
時は追いかけるだけの幻
孤独に気づけなかったあなたとの日々
時でさえなかったあなたとの日々
別れの理由
十一ヶ月考えて
やっとわかったよ
本当に好きでいてくれたから
ずっと拒めずにいたんだね
無理させちゃってごめんね
気付かないふりして
甘えてばかりだったね
...
夜の飛行場には
サヨナラが点在する
携帯電話のキーのような
小さな光の形をして
滑走路を疾走するもの
引き離されるもの
雲に呑まれるもの
星になるもの
僕らの住む街 ...
胃液が沸騰
ぐつぐつ
小爆発を繰り返しながら
ぷつぷつ
重い重い
頭にも響く
じっじっ
眼鏡の蔓がひるむ
ひっひっ
うずくまる自分の影
猫のまるい背中に
笑われている
彼は私にもう会えないといった
理由も聞かずに
いや
聞くことも出来ずに立ち尽す
彼が背を向けて
私はただその後ろ姿を見つめていた
それは昼下がりで
太陽が眩しくて
でも目を逸らすことが ...
辛い事がありました
それは他人とっては
どうでも良いことで
でも私にとっては
辛いことで
一人でいたら
笑うことも出来ず
泣くことも出来ず
でもみんな前で強がりな私は
...
山を見ろ
何かが聞こえてくるだろ
それが
ヤマトの歌だ
海を見ろ
何かが動いているだろ
それが
ヤマトの踊りだ
ヤマトは
自然という言葉を知らない
なぜならば
自然そのも ...
水たまり
シロツメクサ 浮く
かがむ肌 薄く
おちる髪 黒く
むね
百合のようにかぐわしくは
なく
シロツメクサの、浮く
水たまりに
これからめぐりゆくだ ...
ラムネのビー玉を取り出したいんです。
ほら、あのガラス瓶の中に入ってる別に綺麗でもなんでもないビー玉です。
ガラス瓶を割ったら簡単?
何も傷つけずに取り出したいんです。
例えこ ...
おふぇるよ
幕が垂れ下がる おれの 目の目の前に
耐えられる が物事の主流になる 分け前を与えられない
流れに任せて 今 だらだらと歩きまわる 街 ただひとつのマッチが午後
おお 傘がまわる ...
やぶれさっていると
はじめに 知っているから
湖にうつる 星をひろって
くりかえし 積みあげては
突きくずしている
わすれまじ
ここに永遠(とわ)にはおらぬことを
はなびらがめくれて
むせかえる花粉が
風にまみえ
この夕方 君においつく
滅びの唄をジュラルミン・ケースに詰めて歩く。
血がさんざめいて、夜。
吊るされた男と目が合って、
その目の中に死神を見た。
「貴方ノ狂気が見タイノデ、
夜に閉ジ込 ...
五月が終わると
雲の上にいる大きな孔雀が
ゆさゆさと翼を広げるので
太陽は陰り
うっすらと涼しくなって
雨が降ってくるのです
『六月の孔雀』
孔雀の羽根は
雨には強いの ...
こえ。
こえがたまっていた。
くだらない、つまらない、と
いわれるものでも
たまるのだった。
どうしよう。
たまっているけど
みつけちゃったから
じょうはつ
していく。
じ ...
トンテンカンテン
ボクはおもちゃの工場長
トンカチひとつふりおろし
ボクがつくるブリキのおもちゃ
ヒトのまねしたブリキのおもちゃ
みんないつでもニコニコえがお
だけどコイツ ...
あなたの微笑みは
幼いころ家族に愛されていた頃のままで
少年の頃の夏の日が思い出される
父さんや弟とした虫取りや
母さんの切ってくれた ...
口に重い想いをひとつ
あなたの口に移しても
もっともっとと欲しがりつづけて
想いは軽くなるばかり
想いは薄くなるばかり
あなたが書くものが詩であるなら
わたしが書くものは詩 ...
【愛してる】
これ以外では表せず
君に捧げる五文字の心
友愛と恋の違いを知り得ずに
ただ愛だけが心を占めた
世界中誰に聞いてもわからない
【愛】の意味は自ら生み出す
田んぼに水が張られました。
田んぼの水が鏡になって空が映ってました。
田んぼの水が鏡になっておうちが映ってました。
田んぼの水が鏡になって人が映ってました。
田んぼの中で違った ...
つれあいと結婚した時、ニつの部屋がついている市営住宅に住んでいた。義弟もいて、三人で暮らし始めた。義父は亡くなっており、七回忌に遠方からの親戚を呼んだとき、私たちの結婚も報告した。住んだ部屋に ...
水平線に帽子を被せている人を見た
世界と対等に向き合うということは
それほど
難しいことではないのかもしれない
子供たちに蹴飛ばされた波が
海の向こうで
砂浜に描かれた絵を消している
...
ニヤニヤ笑う猫を見ながら
タバコを1本。
“この猫はバカだ”
と思いながら もう1本。
ひたすらあたしの周りを
くるくる回り
飽きたのか どこかへ行ってしまった。
この辺は質の悪い奴 ...
揺らんでいる暮れが
恋人の宵に口づけを落とし
昼間に日干しした布団へ
滑らかに泳ぐよう沈んだ
暮れが眠りについた頃
隣人の顔が宵色に照らされ
誰?と問えば
無言で言葉が返る
青 ...
ぼくの頭の修理を頼んだ
大工のたけさんが通った
「 ぼくの頭はやかんなので
やっぱり治さないでだいじょうぶ 」
「 あぁそう ならば
ちょっと不思議な部品を ...
ざざあ
ながしに水をすてる
空っぽの
やかんの中身をみていると
わたしの頭のようだった
風船の顔をした
君の彼氏が
口先ばかりの愛を囁くので
「 死にたくなった 」と
君は深夜のメールをぼくに送る
驚いて、瞳もぱっちり覚めたので
深夜の散歩で月を仰いで
川 ...
ことしもまた春が来て
暖かくなって
やがては暑くなる
またしても
煩い季節になりつつある
驕れる者 久しからず
正しきも
疚しきも
また同じ
そんな世捨て人のようなことを
つぶやき ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
肉のぬくもり
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
07/6/5 1:06
どこかの宇宙の片隅で
〃
携帯写真+...
3
07/6/5 1:03
時
小川 葉
自由詩
3
07/6/5 0:55
無題
佐和
未詩・独白
3
07/6/5 0:49
夜の飛行場
Rin K
自由詩
43*
07/6/5 0:28
胃液——暗殺Ⅱ——
tomtom...
自由詩
0
07/6/5 0:13
眩しいけど悲しいもの
キリエ
自由詩
2
07/6/5 0:08
なみだ
結華
自由詩
4*
07/6/4 23:34
ヤマトの歌
ぽえむ君
自由詩
12*
07/6/4 23:17
月を殺す
フユナ
自由詩
4
07/6/4 23:03
ビー玉。
戒途
自由詩
1
07/6/4 22:59
街がって
捨て彦
自由詩
1
07/6/4 22:59
そろもん(岸辺の話)
みつべえ
自由詩
1
07/6/4 22:54
君においつく
美砂
自由詩
7*
07/6/4 22:26
迷ひ路
朽木 裕
自由詩
3*
07/6/4 22:21
六月の孔雀
蒸発王
自由詩
4
07/6/4 22:20
こえ
花平すり
自由詩
1
07/6/4 21:58
ふぇいく
朝原 凪人
自由詩
4
07/6/4 21:49
微笑み
山本 ゆり
自由詩
1
07/6/4 21:36
ノート(おもい おもい)
木立 悟
未詩・独白
4
07/6/4 21:17
あい
秋桜
短歌
10*
07/6/4 21:15
違った世界
夕焼け空
自由詩
3*
07/6/4 21:14
仏壇
さかな
散文(批評...
1
07/6/4 21:09
考察 〈海辺にて〉
Tsu-Yo
自由詩
20
07/6/4 21:02
ホットミルク
あひる
自由詩
1
07/6/4 20:38
誰彼
し ん
自由詩
2*
07/6/4 20:34
やかん 〜2〜
服部 剛
自由詩
7
07/6/4 20:19
やかん 〜1〜
〃
自由詩
5
07/6/4 20:08
不思議な交際
〃
自由詩
14*
07/6/4 20:03
必衰
岡部淳太郎
自由詩
17*
07/6/4 18:53
5481
5482
5483
5484
5485
5486
5487
5488
5489
5490
5491
5492
5493
5494
5495
5496
5497
5498
5499
5500
5501
5502
5503
5504
5505
5506
5507
5508
5509
5510
5511
5512
5513
5514
5515
5516
5517
5518
5519
5520
5521
5.78sec.