きらいじゃないんだ、ほんとうは
ふたをあけてみればそう
まるでうそをついているみたい
ことばだけじゃ、いつだって
しんじることはできないから
かみなりさま、どうか
きげんをわるくしない ...
風の精が
ひとり
病院のベッドを
駆け抜けていった
きみは
ぐっすり
眠っている
1
鮮やかな生に焦がれて
無意識のうちにこめかみに
魂の弾丸を撃ち放つ
立ち籠めていた紫の煙
視界の中に映るのは
生の匂いを放つ花
前世を占えば
俺は天使
2
...
部屋の中は蒸し暑い
狭いベランダに出て
物干し竿と手すりを利用し
布を張り
テーブルと椅子を出して
小さいおうちができました
レモンの鉢植え
ホウセンカ
ハナスベリヒユ
あと、分 ...
一人だけ何でも言える人がいる
ただそれだけが笑顔の理由
ひとりきり過ごす一日時長く
窓際近く微睡む陽射し
独り言呟きポツリ溢れ出し
止めど流るる滴と共に
...
カーテンが頬を撫で
柔い夢を
そっと与える頃
ワタシという私は
教室と意識の狭間で
青インクを
走らせている
緑を模した声音が
頭上を掠め、そして
空へと還ると
ワタシは私に ...
だれよりも
上手にできることは
よいことですか
きらびやかで烈しい舞
なめらかに、ひとつのまちがいもなく
うたうように、ひたすらのぼりつめてゆく
けして息ぬきなんて
できない
みん ...
植物園まで
はちの子を送っていく
バスは回ってこないから
自転車でまいあさ運んでやる
自由ぐらい自分で守れと
けさ見た夢の話をしながら
ペダルをこいで坂道を登る
はっぱの裏に書いてあるこ ...
我が家に
最新型のテレビを入れてみた
だからといって
家族の会話が増えたわけではない
そもそも家族全員が
揃って家にいるときはない
増えたのは
番組録画の数だけだった
自分の付き合 ...
艶やかな君の身の曲線
終極を教える鐘の音
眩しい程の朝焼け
交わらない運命を選んだ
その言葉に罪の意識を覚え
殺したばかりの愛が生き返る
指先を合わせて重ねて
伝わ ...
僅かな希望の芽を摘み取る
君の手は狂気に染まっていた
少し透明な爪が痛々しい
心に閉じ込めれた過去
出会いの中にいくつ別れを感じればいい
答えのない質疑を繰り返す
木々 ...
美しい夕方だ
そう彼は言った
わたしは気付かない振りをする
コーヒーが熱を奪われていく
あなたは答えない
清潔なベットの上で
わたしは服を脱がされる ...
言いたいのは
たった四文字
伝えたいのは
いろんなこと
声にならなくて
もどかしくて
言葉にしたくて
うまく纏まらなくて
いっぱい ...
(強がる心は知らぬふり
くちびるが嘘をつくから、ね)
夜の糸は はりつめて
私と貴方を繋ぐのでしょう
その糸をゆっくりゆっくりと
地獄から手繰り寄せるもの、有り
からりから ...
ぎらつく 太陽色のシトリンが
ルチル混じりの水晶に恋をした
お堅いあの子のクラックは 虹色に光り
分かれて散乱したトルマリンは 七色に光る
フロウ ライトに憧れて
...
いもうとは
もうすっかり大人になって
今ではもう三人も子どもがいる
少女だったいもうとは
母になって
まるでロボットのように
家事をこなし続けている
リビングの隅の
古くさいカセッ ...
一匹の{ルビ蜻蛉=とんぼ}が
脚の間をすり抜けて
小さくさざ波立つ水田
暮れ翳り始めた空に
フラミンゴの色の雲
エミール=ガレの作品集を
撫でる指で繰っていた
男のこと
苗のき ...
これでも頑張ってるの。
頑張ってバカやってるの。
みんなに、笑われても
嫌われても
一生懸命バカやってるの。
大人になったとき
あぁ、あん時バカやったなあ。
って
笑いながら、言えるよ ...
早朝ニワトリと共に起きちゃって
洗顔、歯磨き、お化粧即効
一着しかないスーツに着替えて
let's go to office!
駅まで歩く曲がり角
もうお肌も曲がり角
もう人生も曲 ...
今朝 駅にむかう途中に
烏が道で ぺちゃんこになっていて
その上を 車が何度も通るから
僕の目の前で
烏はどんどん ぺちゃんこになっていった
夕方 駅から帰る途中で
ぺちゃんこになっ ...
耳から
抹茶がこぼれてしまうという
朝になるとシーツは
たっぷり緑を含んでいて
洗うたびに
深みを増していくのだという
(この時期だけなんですの
と
さして困ったふうでもなく
さらさ ...
君がチョコの包み紙で折った鶴が
私の部屋にいて
羽を休めている
君に置いてきぼりにされて
これからどこに飛んでゆこうかと考えている
触れて離れて
覚醒の夜風は君を連れ去る
...
初夏の昼下がり
窓には涼しい風がふき
私はひとりまどろむ
夢の中で
私は、金、銀、宝石の衣装をつけ
夜の砂漠を駱駝に乗り旅している
夜の砂漠は、暑く ...
いつぞやの夢はまさに夢
思い出すも叶わぬまさに夢
混ざりっ気の無い私のみた夢
再度みるには叶わぬその夢
混じった私にはみれぬ夢
それは滝を昇る言の葉
それは深海に沈んだ小石
それ ...
愛とは?
と聞かれたら
あなたが私にとって
必要である事を
忘れない事と答えます
愛しい人よ、どうか
忘れないで。。。
忘れさせないで。。。
真っ新な紙に文字が沁みる
字面になり損ね、はじけたもの
とばしった点と点
不必要に思われたものが
繊維を沈み込んで行く過程で
必要なものゝ如く
一本一本に記憶を残して行く
...
昔ね人はお月さまに住んでいたの
だけど色んな事があって
お月さまと喧嘩しちゃったの
人間はわがままだったから
もうお月さまなんて嫌い
無くなっちゃえって
魔法をかけちゃったの
お月さまは ...
リラの香に噎せ返り
答案用紙に回答する
温い湿度に噎せ返り
白紙の答案に怯える
リラの香に噎せ返り
正解答を知りながら
ぴくりとも動かない
意気地なさげな ...
百点満点の自分なんて、
そうそうあるもんじゃないけど、
あの時、彼女の立ち位置を羨んだ自分は
素直に誉めてあげたいんだ。
私は今でも
自分の声に、自信を持っている。
鬼のいない鬼ごっこ
僕は
ひとり走る
走り続けて
辺りを見渡す
雲一つない空
と
限りのない草原
が
僕を囲む
囲む
鬼を追いかける
自分が
追っているのか
追われ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かみなり
ゆうと
自由詩
6*
07/6/1 23:07
風の精
草野大悟
自由詩
2*
07/6/1 22:52
俺は天使
おるふぇ
自由詩
8
07/6/1 22:51
ベランダ
ふるる
自由詩
11*
07/6/1 22:44
ひとり
秋桜
短歌
6*
07/6/1 22:38
四時間目
山中 烏流
自由詩
12*
07/6/1 22:31
えらばれた人への哀歌
美砂
自由詩
6*
07/6/1 22:27
植物園まで
若原光彦
未詩・独白
10*
07/6/1 22:23
最新型の詩
ぽえむ君
自由詩
27*
07/6/1 22:17
死の狭間で
海月
自由詩
2*
07/6/1 21:52
終曲
〃
自由詩
2*
07/6/1 21:52
性
三条
自由詩
3*
07/6/1 21:51
あなたに
秋桜
自由詩
5*
07/6/1 21:46
或る雨の夜に
朽木 裕
自由詩
3*
07/6/1 21:26
フロウ ライトに 憧れて
箱犬
自由詩
2
07/6/1 21:10
いもうとワルツ
大覚アキラ
自由詩
4
07/6/1 21:06
予感
かや
自由詩
23*
07/6/1 20:38
いいわけ
愛心
自由詩
2*
07/6/1 20:26
OLブルース
yoyo
自由詩
7*
07/6/1 19:13
ぺちゃんこを集めた道
我辣波饅頭
自由詩
2
07/6/1 19:03
抹茶佳人
佐野権太
自由詩
31*
07/6/1 19:00
くちづけ
さくらほ
自由詩
9*
07/6/1 18:21
月の砂漠
山本 ゆり
自由詩
1
07/6/1 18:12
いつぞやの夢
太陽の獣
自由詩
1
07/6/1 18:06
愛とは?
森川仁
自由詩
1
07/6/1 17:56
文 字
をゝさわ英幸
自由詩
3
07/6/1 17:39
ごめんねお月さま
プル式
未詩・独白
4*
07/6/1 17:18
自動記述
Lyenna
自由詩
0
07/6/1 17:02
唯一のプライド
むくげ
自由詩
2
07/6/1 16:40
ひとり
美月朱恋
自由詩
4*
07/6/1 16:28
5488
5489
5490
5491
5492
5493
5494
5495
5496
5497
5498
5499
5500
5501
5502
5503
5504
5505
5506
5507
5508
5509
5510
5511
5512
5513
5514
5515
5516
5517
5518
5519
5520
5521
5522
5523
5524
5525
5526
5527
5528
加筆訂正:
抹茶佳人
/
佐野権太
[07/6/1 22:31]
少し修正
5.49sec.