町並みが息を潜めているのに
プロムナードは息を吹き返している
空がセレナードを奏でているのに
海はレクイエムを歌っている
風が雑木林へ愚痴を ...
誰かの置いた
みちしるべ
ふらふらと道を歩いていると、車に轢かれそうになった
ふらふらと道を歩いていると、誰も道を尋ねてこない
「私はこの町に誰よりも詳しいのですよ!」と叫ぶと、
人々が全て消えた、車も一匹残らず消えた、 ...
そのおとこ 通るところ 嘘で固められた花が咲く
そのおとこ 通るところ 人々が夢見心地で死んだ
事故直後
脳天からは救命ボート
脳天からは釣り糸を垂らして
午前八時三十分
午後 ...
これは私のわがままだけど
君のこともっと見ていたかった
元気に走る君
寝息をたてる君
幸せそうな顔
もう叶わない
こんなことなら
いっぱい思い出作るん ...
薄ら寒きベンチに座してビールとパンのささやかな昼餉
寒き朝駅に列車を待つときも心引き締め未来をみつむ
立派な書物さえ並んでおればそれだけで書斎は良く見える
駅に向き歩き来たれば傍らに ...
ほんとに本気?
確かめたくなる。
目があうたびに
あなたがマイナス百五歳になった
目印としての蝋燭一本を
代わりに吹き消してあげると
微かな声だけ残したあなたの
ありがとうが耳に響いた
睡魔が
風に乗って
教室へしのびこみ
誰かをいねむりさせる頃
遠い国では
核ボタンを押す
大統領が
睡魔におそわれて
世界は救われる
かみつこうとする
ライオンの疾走は
あえなく ...
めずらしく早く目覚めた僕のからだを
新鮮な蒸し暑さがつつむ
起き上がりカーテンを開けると
朝焼けが感傷的に笑っている
四階のベランダから道路を見下ろし
高 ...
明日また現実に戻るんだ
オフィスレディの宿命みたいに
あのチェアーの回転具合の悪さ
どうにかしてよ
勤務歴1年
もう慣れ親しんだ仲みたいに
言わなくても分かるを合言葉に
書類を投げる ...
ただ、ただ、幸せになりたい
そう思うのは罪ですか?
ただ、ただ、強くなりたい
そう目指すのは無駄ですか?
許してくださいそんな都合のいいことを言わないが
もう僕は忘れれるよ、ごめんね ...
利休の茶室は
入口が小さかった
天下を取った秀吉が
身を屈まねば
入れぬほど
弟子の手がすべり
お茶を畳にこぼす
利休は
(まぁ気にするな)と
...
アナタはフェンスの向こうに行ってた
フェンス越しにアナタの赤いマニュキュアをした指を
顔を
風になびくスカートを
アタシはしばらく見ていたらなんだか凄くチュウがしたくなって
...
近い過去
傷口を庇いながら
痛みを無視して
紅空を愛してた
今
認めなかった傷を
直視して解けた意味
幼さと至らなさと
自我欲の赤い泪
白空を求めている
近い未 ...
得意な挨拶はさよならです
こんにちはさよなら
あなた だれだっけ
久しぶり どのくらいぶり
だめよ 忘れてしまった
はじめまして さよなら
またね いつ ...
ひらひらと蝶と魚影に紙吹雪
風の支配 村人たちは生き戦
外した眼鏡を水田に蛙現れる
花多く残像にして這う稲妻
錆びるまで湖にすそひたす喪主
ミカの怒り裏返しに口だけ見え
...
その日僕は水溜りを歩いた
誰かの言葉でもう世界を見上げたり
水分を求めたりするのは止めようとしたんだけど
やっぱり僕は水溜りを歩いた
兄の居る戦争地帯へと
手紙を携えて
詩人よ戦う事が ...
梅雨の合い間に晴れた空
光が大地に降り注ぎ
静かな時の始まりか
風も涼しく穏やかに
白雲浮かぶ青い空
豊かな緑浮き立たせ
夢見る時の始まりか
心鎮まる和やかに
畑の作物採りに行 ...
乳母車の乳児のバイバイに
こたえた手
布の端をひとかがり
だっこされている乳児を
泣かせた作り笑い
布の裏に斜めの縫い目を見た
横断歩道を渡る小学生に
掲げた手
布 ...
真っ赤な帽子をかぶって
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから
彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
...
街という無機質な生き物は
少し見ない間に急成長している
彼のばあちゃんが作った大きな玉ねぎと
出荷できないからと知り合いから分けてもらった
真っ赤なトマト(何が悪くて出荷できないかまったく不明)と
うちの玄関先のプランターのバジル
全部のっけて朝 ...
飛び魚が川を逆流しながら跳ねてる 胸焼けを起こしそうな景色 を手を繋いでみている ぼくときみ ぼくときみ ぼくときみって言いたいだけの 今日が連鎖している そのうちしなくなる そういう景色 トゥデ ...
散歩より帰りし犬の足を拭く
吾が顔のぞき されるがままに
くちなしの{ルビ香=かおり}ただよう くりやべに
千日紅の赤が寄り添う
{引用=初冬}
桜の葉 すでに
落ちて 紅に
一枚 拾うか
拾うまいか
{引用=実はこちらが第一作目}
夜が眠れない
耳は音ばかり
追って また戻る
くるま くるま
...
おやつを我慢しては 花火を買った
刹那の輝き 一瞬の煌めき
向日葵が枯れ始め 陽が落ちるのが早くなり
セミの声がヒグラシに変わる
緑の山も夕焼け色に 少しずつ染まっていく
「 ...
ワタナベ [5:20:55]
看板=とびいれっ ひとりぼっちの寸評会
ワタナベ [5:21:31]
てな感じで時間をつぶさせていただきます
ワタナベ [5:21:44]
未詩、独白への寸 ...
今日見えたものが
明日も見えると信じてるから
生きて行けるのですか?
さながら私たちは
籠の中の鳥にもなりきれずに
開け放たれた扉を
行ったり来たりの繰り返し
振り向けば ...
「ヘンリーってのは
どこの国のサッカー選手だい?」
ねえ、母さん
ヘンリーはアイルランドの選手だ
ヘンリーはアイルランドのカレッジのチームで
今日もベンチを温めている
ヘンリ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
にびいろの声紋(六)
信天翁
自由詩
3
07/7/8 19:07
まっすぐ
smorza...
携帯写真+...
6
07/7/8 19:03
浮遊術
狩心
自由詩
1*
07/7/8 18:59
地盤沈下、暮らせない土地
〃
自由詩
1*
07/7/8 18:57
君に
東風
自由詩
0
07/7/8 18:45
手帳に記されていた歌(2)
生田 稔
短歌
5*
07/7/8 18:22
君はいつもそうだから
日朗歩野
携帯写真+...
9
07/7/8 17:22
蝋燭
ロカニクス
自由詩
1
07/7/8 17:14
睡魔
小川 葉
自由詩
5
07/7/8 17:13
逃げ水
草野春心
自由詩
4
07/7/8 17:10
迷い子のホリディ
りぃ
自由詩
1
07/7/8 16:40
cloud
黒沢華虚
自由詩
7*
07/7/8 15:49
茶人と将軍(共作版) ー 銀猫・服部 剛 ー
はっとりごう...
自由詩
7
07/7/8 14:21
いつの間にか
稀
自由詩
2*
07/7/8 14:16
「あお。」
見崎 光
携帯写真+...
6*
07/7/8 13:46
さよならの彼女
三条
自由詩
3
07/7/8 13:29
ファブリカハウ
黒川排除 (...
川柳
9
07/7/8 13:23
オコーネルの唄
那津
自由詩
3*
07/7/8 12:16
夏の光が浮いている
ぽえむ君
自由詩
13*
07/7/8 12:08
まつり縫い
悠詩
自由詩
8*
07/7/8 11:44
くちづけ
水在らあらあ
自由詩
30*
07/7/8 11:19
それは生き物のようで
OLGA
携帯写真+...
1
07/7/8 10:27
土と水と太陽と
a/t
携帯写真+...
5
07/7/8 10:18
おっぱい
れつら
自由詩
1
07/7/8 10:02
平成十九年七月六日 十八時八分
むさこ
短歌
9*
07/7/8 9:21
なんちゃって琉歌(2007年上半期版)
吉岡孝次
伝統定型各...
3*
07/7/8 9:01
また夏が来る
北大路京介
自由詩
28*
07/7/8 8:30
復活!!一人100人斬り(於早朝会議室A) -2
ワタナベ
散文(批評...
1
07/7/8 6:14
NOT FOUND
優飛
自由詩
12*
07/7/8 5:37
HENRY
Tsu-Yo
自由詩
10*
07/7/8 4:56
5467
5468
5469
5470
5471
5472
5473
5474
5475
5476
5477
5478
5479
5480
5481
5482
5483
5484
5485
5486
5487
5488
5489
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5500
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7.89sec.