水面に揺れていた
ゆるやかに身体は倒れ
一番優しかった記憶に包まれる

透き通る青色を見ていた
ゆるやかな振動が伝わり
水中に炎の原型が生まれる

水中回帰

眠りの中で眠りながら ...
とうちゃんとアナルを突きあって
かあちゃんのマンコを突いてやった
にいちゃんのチンコをぺろぺろして
ねえちゃんのおっぱいをべろべろした
おとうとのたまぶくろを握りつぶして
いもうとのしきゅう ...
 ぼくは、古いほうの町立図書館で、目の玉を血走らせながら、二〇〇四年週間激写ボーイ九月号を探していた。いくつもの棚を片端から調べていったが見つからなかった。それでもぼくは黙々と次から次へと虱潰しに棚を ...  その長方形の囲みから抜け出したくて。

 十九時半には、冷凍食品ばかりの飯とばあちゃんのしょっぱい蕪の漬けものを食い終わり、風呂で念入りに自らのそれまでの穢れを洗い流し、最近やっと再就職したばか ...
空っぽに 空っぽに
嫌な事って 大嫌い

朝、テレビのスイッチを入れてみます
  一日の気分はそこから
  餌に群がるハイエナ
  裏側ってそんな感じ


外に出よう


昼、 ...
変わらない、と


思っていたのは〈雲〉でした




大切にしていた「かたち」は
吐息ほどの微風で
変わってしまう程度のもの

アドレナリンが放出すれば
入道雲のように
...
ごみばこを あさって
まだ つかえるもので
でっちあげる もっと
ぶざまに あさましく
いきるための うたを
その社会は
そこに住む人たちを
豊かな生活をさせるために
必要以上のモノを作り
必要以上のモノを買わせ
必要以上のモノを捨てさせ
常に不足への不安と
新しいモノへの欲求を
同時に進行さ ...
滅茶苦茶にされた背伸び
搾取されゆく背伸び

二つの背伸びの距離を
埋めようとする僕とあなた
そのとあなたのとを
掬い上げようとした光の差す隣人

帰ってきた隣人
かつて山羊だったか ...
陽がのぼることをよろこぶ彼女は
しろい色したどうぶつだ
泣き顔がうつくしいと言ったのは
まぎれもない事実だよ
うまれた瞬間そう感じたんだ

ほしがうまれてしんでゆく
ぼくが手をつなげない ...
自動車の後を
忘れ物が追いかけている
財布のようである
その財布の後を
忘れ物が追いかけている
免許証のようである
その免許証の後を
忘れ物が追いかけている
顔写真のようである
その ...
晴れた休日の朝
シャベルで宙を掻いている男に出会った
都会の街中の少しだけ開けた場所
陽光は空気中の水分に乱反射し
景色に鮮やかな色を落としていた
平和すぎる風景の中
男はシャ ...
 
採石場の跡地を
ヒトコブラクダが
ゆっくり歩く
かわいそうな気がして
コブをもうひとつ
描き足してあげた
耳の奥を覗くと
夜が明けるところだったので
慌てて帳面を閉じた
 
気持ちをなだめてくれる 
けやきの葉たちの向こう側

濃い青の空に 夏雲が湧き上がって
激しい季節の予感

夏雲たちは 次々に力を秘めた体を起こし
見渡す限り 雲の輪に囲まれる

...
恋をする魔法があるなら教えて欲しい あなたにそっとかけてみるから

おはようとおはようございます それだけの関係だけど気になるんです

ぴかぴかの1年生にもなりきれない 恋愛初心者 でも恋 ...
虹色の透明なシャボン玉は

きらきらと太陽を反射して

青空に高く高く舞いあがり

初夏の爽やかな風に乗って

一番高い杉の木の真上まで

わたしたちの祈りと願いを
...
夜霧は闇を深くする
鼓動が響く夜の公園で
あなたのその堅い腕が
私を優しく包んでしまった


(涙なんかで釣る気もないわ)

いつだって ただ残酷で
愉快で笑って
馬鹿げて ...
隣屋の塀にはびこる つたの青
さみだれに色 尚つやめきし

散歩にと さいそくにくる愛犬の
うったえる瞳に 重き腰あぐ
その男とはセックスしかしていなくて、
それはつまり
良い本ではあったけど返し読もうとは思わない(思えない)もの
と、近いような感覚で
彼と連れ立ちどこかへ行こうと思えない(映画館?ましてやウィ ...
生きる確証も死ぬ確証もなく
ただ生きる虚無感がある

生きているだけで 幸せ は違うよ
幸せ=辛くない
とも言えない

辛いけど生きることが幸せな人は、
生きる喜びと希望を知り
...
柔らかに
穏やかに
緩やかに

流れて
流されて
せせらいで

途絶えることのない
序章の語らい

四季を幾重にも織り
魅せられてゆく背景を
美化することなくそのまま
鮮明に映しだし
時代を縫ってゆく ...
世界が滅びて 
ただ一輪そこにある花を
太陽が照らして

空虚な僕は問いかける

すべてが消えて自分だけが残り愛もない世界で
どうして君は咲いているのかと

花は答えた 
あ ...
名古屋にも

とつぜんの雨とカミナリ

神戸のあなたからの

メールから数時間後のことだ


天気は西から来るのよね、

夕焼けきれけりゃ、あしたは晴れよね、


名古屋に ...
夜が深くなると

風が太くなっていた

六月の風が

ふたりの熱もさますだろう

月が外灯よりも白い


泣きたくなるときは

ひととうまくやれない

だから過剰になるよ ...
駅をでると

ファミマ、焼きとり屋、

造りかけの学校

郊外の夜道が垂れていた

オレンジの明かり

三叉路で道が狭くなると

懐かしい風がながれた


記憶の再現が ...
そっと でいいから
ふれてみたい
あなたの零した一雫のわけを

どこから
流れてきたのですか

まりのような白い雲が
あちこち 漂っている
空なのに
雪解け水が激しく流れる季節は
...
受け取る形の器に手紙などよそう

近年から銀を塗られた鹿が来る

顔から火が出る者は仰向け 二十時の火

森の一本の木を凍らせ水場のグラフ

宇宙というカテゴリーに血で結ばれ挙式

...
触れるかもしれません、私の心が欲しいのです、
心が小刻みに歩くのをもう一度静かに感じたくて、

ただ重なってみて下さい、
それゆえに、即興の声は、用意される度に、気が狂っていくのです、

...
今日はしとしとと雨なので
天体観測は中止

傘を持ってこなかったけど
濡れて帰るのは楽しい

口々に喋る子供たち
「ヘビ座、トカゲ座、ミドリガメ座・・・」
ほこりっぽかった道は
黒々 ...
その名が彷彿とさせたから
コンビニで買う「冷たい潮らあめん」

ふたを開け中身をとりだし麺のカバーを外し
透明な冷たいスープを染みこませる
めんま、海老、のりなど乗せて出来上がり

聴く ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
水中回帰mayaco未詩・独白407/6/10 21:54
ぼくのチンコとマンコの主義主張マーチ土田自由詩207/6/10 21:52
二〇〇四年週間激写ボーイ九月号自由詩007/6/10 21:52
般若心経と妹のパンツと汁が飛び交う嬉し跳び大作戦決行日自由詩307/6/10 21:52
リセットは脳をトロトロにして酸素の枷自由詩2*07/6/10 21:36
変らない雲赤月 要自由詩007/6/10 21:16
そろもん(リサイクルの話)みつべえ自由詩507/6/10 21:13
豊かさの代償ぽえむ君自由詩2*07/6/10 21:05
背伸びロカニクス自由詩507/6/10 21:01
しろい色したどうぶつの、アルビノ自由詩707/6/10 21:01
忘れ物小川 葉自由詩4*07/6/10 20:20
空を掘る朝原 凪人自由詩5*07/6/10 19:05
たもつ自由詩2407/6/10 19:01
夏雲いねむり猫自由詩507/6/10 19:00
夕暮れ時にはるこ短歌307/6/10 18:45
二人遊びあずみの自由詩7*07/6/10 18:35
泣き虫ロリータ℃。自由詩307/6/10 18:17
平成19年6月9日土曜日 17:45むさこ短歌12*07/6/10 18:01
繋がってなんかいない、繋がってなんか小松 Ann...未詩・独白2*07/6/10 17:57
自殺成功者ちいさなきお自由詩007/6/10 17:17
時代見崎 光携帯写真+...507/6/10 16:52
滅び行くその時にアマル・シャ...自由詩9*07/6/10 16:04
神戸のカミナリ吉岡ペペロ自由詩207/6/10 15:45
六月の風自由詩307/6/10 15:42
赤池にて自由詩407/6/10 15:37
教えてください乱太郎自由詩20*07/6/10 15:08
13回メリー黒川排除 (...川柳607/6/10 14:13
暖かい感触鈴木カルラ自由詩007/6/10 13:53
雨なのでふるる自由詩10*07/6/10 13:30
冷たい潮青の詩人自由詩0*07/6/10 13:06

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加筆訂正:
森番—透過する森のなかへ/前田ふむふむ[07/6/10 14:28]
題名、若干の修正
森番—透過する森のなかへ/前田ふむふむ[07/6/10 14:26]
一部、思うところがあって大幅に修正しました。詩の流れとしては、ほとんど、変りません。
7.5sec.