花は散り
葉が開く
ベルの音
オレンジ
人に頼られ
人に好かれ
人が優しく
尊敬される
思わぬご褒美
永遠の薔薇を
重圧を感じる
裏切を封じる
すべての生きものに終わりがあるように
今日という日が暮れてゆく
プラスチックの透明感が
美しいと感じられない
空っぽのペットボトルを
赤く染まった空に透かし
屈折す ...
今夜半からの雲に覆われた月の光は
それでも雨粒に溶け込んでアスファルトにあたるたびに
ぴんと張った鼓膜をゆるやかに振るわせる音で
うずくまった街並みの背中をそっとなぞっていくから
...
斜めに降れば避けたかもしれない/その日の外出で
けれど
雨は真っ直ぐに降りて来て
アスファルトの先へと繋がれて行った
朝を迎える人々の傘と一緒に
*
肩は
それほ ...
誰かのことが思い出せない
交通事故のショックであなたは自分を守る為にある記憶を抑圧されているのです と入院先の医者から言われた
僕は何の記憶が抑圧されているのか色んな人々に聞き回った しかし ...
いつもの時間
いつもの場所
いつもの景色
幸せな空間
それでいいと思う
何も欲しがる必要ないと思う
これ以上は望まなくていい
今がきっと最良だから
...
阿佐ヶ谷を散策をした。
みすゞという名の猫がいる、狭い古道具屋を見つけて長居をした。
今年の4月に阿佐ヶ谷の外れにぽつんと営業し始めたお店で、土間の様になっている店の部分と、一段上がった畳 ...
旅立つ日の前は
あなたからたよりが届く
あなたが無事に帰ってきたい理由は
唯一つだから
私に「行くよ、」と
祈りのように告げていくのだ
私は願をかけてあなたを送る
きっと無事に帰って ...
“もう、会うこともないだろうけど。”
その言葉で、一人の人間の存在が葬り去られた。
“もう、会うこともないだろうけど。”
私の言葉で、
出会った人が死んで、
...
おろしたてのラバーソールで闊歩してみたい
おろしたてのスーツでダンスしてみたい
誰かに陰口叩かれ後ろ指まで差されて
煙草を吸えば職務質問
パスポートなんて持ってねぇよ
だから君
ちょっとお ...
あの日私が信じた彼は
「大人」だと思っていたんだ
でもね
喧嘩するし
玉葱食べれないし
朝起きるの弱いままだし
間違いなんてしょっちゅうで
二十歳を過ぎれば
振 ...
瓦礫の最後の一滴
落ちたのです
すべてが静かに固まりましょう
涼しく消えてしまいましょう
瓦礫の最後の一瞬
めぐり逢ったのです
氷が薫る時みたいですね
空が揺らぐ時みた ...
僕は 僕は!!
この粉をすべて掬いあげたい
手から一つ一つが
暗闇に吸い込まれていく
僕は服を使って
口も使って
両手も使って
全部残らず掬い上げる気持ちで
かき ...
「アリュール」
{ルビ汚=けが}れならば五月雨川に流せりと誘ふその手は{ルビ梔子=くちなし}に似て
「ブラック」
黒髪に触れし指先奏づるは重なる肌のあつき旋律
...
あんなおれ
こんなおれ
そんなおれ
みんなおれ
おれだおれ
帰り道の踏切が夕陽の中でけたたましく鳴って、し
ばらくして私の前を、快速列車が辺りの熱を巻き込
みながら走っていく。自転車のペダルを踏み出しや
すい位置に蹴り上げる。
学校を出たのが5 ...
たとえてみるならガランドウ
気分でいえばそんなからっぽなはずが
石ころコトリ落ちていく空間もないほどに
枯れ枝はりめぐらされた
小宇宙、胸の中
新しい夢追うごとに
芽吹きの季節のたびに ...
その日はとてもいいお天気で
猫ですらも暑そうだった
私はベッドにうつぶせになって
布団に体を沈みこませていた
そのうちに
耳に聞き慣れた音が忍びより
私を、不安に陥れる
また、やって ...
広島への出張なんて
もう馴れたと思ってたけど
今日は新幹線の
閉まる自動ドアが恨めしい
これから会議だっていうのに
君の涙の理由ばかり
そればかりが気がかり
帰り道、駅までの路地 ...
終着の浜辺
そこで未来が終わる場所
たどり着いた人々は 待っている
時の呼吸が止まる予感
心地良く吹く海風が
凪ぐように
たくさんの思い出と祈りが
もはや何処へも流れ ...
取っ手は行ってしまった
バイクの音がかすれた墨汁を片足で飛ばす
埠頭の上でバケツは
なわばしごの底にくるまれた
千鳥足の洞窟を
掘り起こすため釣りをしていた
エンジンのトマトは酢を ...
君への想いを詩としてメールで送ったら
翌日の返信メールには 君が作った詩が書いてあった
嬉しかった
追伸の
「詩なんて書いたことないから恥ずかかったけど 頑張って書いたよ 」
が ...
空がゴロゴロ鳴って
神様たちのボウリング大会が始まった
やんややんやストライク
まだまだやれるよスペアを狙え
ゴロゴロ
ゴロゴロ
神様たちのボウリングは始まった ...
何年ぶりかのあなたの電話から
あなたの声が少し枯れているのを聞いて
風邪などひいていなければいいのにと思います
時折繰り返される思い出話に
あなたの笑う声を聞いて
なぜか少し安 ...
「水流の果て」
円
鼓膜をふるわす深緑の葉音
幸せな季節のうららかな羽音
流れる
幾何学をまとった馬車の轍の下で
土の動物の思惟と哲学は時に溶けゆく
地球の宴には
...
東京、ぼくの見た東京
髪や服に滲みついた煙草と、酒と青春と
01/06/2007
イヤフォンは四六時中、質問を繰り返す
だから答えばかり眺めている
きみのいないところで
間違い ...
みんな嘘をついているから
私だって生まれていいんだ
嘘
嘘に紛れて
貴方のメーラーは
見張られているらしいので
私は
何度も文字を消す
せいぜい
そちらの雨はどうですか、とか ...
夏の雪ダルマ
季節外れで笑っちゃう
好きになってもいいですか
キミのことを
雪ダルマは真剣だ
雪ダルマには時間がない
私の前で
あなたが消える
好きになってもいいですか ...
厄日だから 外出しないで
朝から カレーをつくった
ハチミツを たっぷりいれ
世界の底から かきまわし
いちにち 火のそばにいた
アラハバキ
傷のあつまり
攻め滅ぼされても
なおよみがえる
ただひとつの欠片から
なお猛々しくよみがえる
アテルイ
胸に突き立つ矢と刃
ひとつの穴のような赤い花
背の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
愛の人
ペポパンプ
自由詩
13*
07/6/9 7:00
「黄昏る」
ベンジャミン
自由詩
5*
07/6/9 6:50
徒然ー「夜半」
ワタナベ
自由詩
5
07/6/9 6:44
外出
焼石二水
未詩・独白
4*
07/6/9 4:08
抑圧された記憶
はじめ
自由詩
3*
07/6/9 4:01
違和感
優飛
自由詩
10*
07/6/9 3:40
言葉の形
猫のひたい撫...
散文(批評...
2
07/6/9 3:33
旅立つ人
紫翠
自由詩
2*
07/6/9 3:30
もう会うこともないだろうけど
mikari...
自由詩
3
07/6/9 2:46
おっぱい
虹村 凌
自由詩
2*
07/6/9 2:34
大人
赤月 要
自由詩
1
07/6/9 2:10
瓦礫の終末
鈴木カルラ
自由詩
2*
07/6/9 1:55
小さな君
doon
自由詩
3
07/6/9 1:45
パルファム
Rin K
短歌
32*
07/6/9 1:36
おれ
小川 葉
自由詩
2*
07/6/9 1:23
ダイアリー・ダイアリー 3・21
平山ネムデ
自由詩
1
07/6/9 1:17
ガランドウ
七尾きよし
自由詩
3*
07/6/9 1:09
暗闇の中から、また叫ぶ
麻生ゆり
自由詩
11+*
07/6/9 0:55
麗ちゃんで「7番」
たりぽん(大...
自由詩
8*
07/6/9 0:51
終着の浜辺で
いねむり猫
自由詩
3*
07/6/9 0:44
チョン 2
砂木
自由詩
5*
07/6/9 0:44
平安のトビウオ
北大路京介
未詩・独白
7*
07/6/9 0:36
神様のボウリング
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/6/9 0:18
声に
〃
自由詩
2*
07/6/9 0:17
水流の果て
古河 セリ
自由詩
3
07/6/9 0:04
東京無音日記
はらだまさる
自由詩
32*
07/6/8 23:56
お天気ドール
uminek...
自由詩
5*
07/6/8 23:53
夏の雪ダルマ
〃
自由詩
3*
07/6/8 23:37
そろもん(結界の話)
みつべえ
自由詩
1
07/6/8 23:35
ノート(我いまだ まつろわず)
木立 悟
自由詩
5
07/6/8 23:19
5471
5472
5473
5474
5475
5476
5477
5478
5479
5480
5481
5482
5483
5484
5485
5486
5487
5488
5489
5490
5491
5492
5493
5494
5495
5496
5497
5498
5499
5500
5501
5502
5503
5504
5505
5506
5507
5508
5509
5510
5511
7.26sec.