チョコ!チョコ!
寝言を言って泣く息子を抱いている妻
こないだスーパーでチョコはもうだめって言ったから
きっとその夢よ
夢の中のチョコはどこへ行ったのか
それは僕の夢にあらわれた
息子 ...
ただ、あなたに逢いたい
愛しい愛しいあなたに
なのであなたがいるつもりで
腕を抱きしめる形をとってみた
でもそこにはただ
空気があるだけ
あの広い胸に届くわけではなく
空気があるだけ
...
俺はインターネットカフェでスカウトされた、
とにかく本格的なホームページを作りたいとのことで
W3Cの勧告に対して正しく記述したマークアップ言語の
謂わば真っ当な【ホームページ】を作れという
...
ぼくのココロとかいう愚がプラスチックでできているらしい、とのことを知った夜だった。冷蔵庫は突然ブイーンとか鳴って、唐突な哀愁の、青色を特集した雑誌がぼくらをブルーに攻め立てる。明日いつどこだか知らない ...
あの頃
私は何をしていたんだろう…?
眠れない夜
ふと振り返ってみた
あなたは知りはしないでしょう
私がいかにあなたを好きでいたか
私がいかにあなたを恨んでいたか
いつまでも ...
こんな時どうする?
と言うような心理テストで
気の利いた言葉一つ思い浮かべず
見て見ぬ振りでお茶を濁す
きっと求められた答えとは
かけ離れていると思ったけれど
それが何より自分らしかったか ...
母の筏に乗る子供を
クロールで追いかける
ときどき中州に立って
子供と手のひらを見せあう
中州を指差すと母は
あれはお父さんよとおしえている
また手のひらを見せあって二人笑う
筏が中州か ...
寝乱れて 残り香の 漂う
翌朝に 睡眠薬の 後遺症
やってくる あなたへの 依存症
ふあふあと 歩いては たどり着く
通勤の 満員電車 へばりつく
...
血まみれに
砕けた鼻っ柱で
胸いっぱいに
吸った空気だけが
俺の居場所を
教えてくれた
...
いつだってきみは笑いながらやってきて
灰色だらけのわたしのココロの
いちばん奥の奥底にある
ひみつのスイッチにふれていく
いともかんたんにふれていく
そして世界はきれいなみずいろに
満員電車の中のつり革を
片腕を伸ばしたまま
必死になって握り締め
このつり革は自分ものだと
態度で主張する
そんなわずかな場所が
そんなに欲しいのかい
数分後にはみんな降りてしまうよ
...
{引用=――夢との婚姻}
俺は泳いでいる
泳いでいるから 俺はひとりだ
息をしたり
腕をふり回したり
脚をばたつかせたり
それぞれの動作を単独で行う時には
自分の側に他人を必要とする ...
北国にも短くて長い夏がやってきた
こんなところでそだったから、素子はあつさに弱い
ぎんら ぎんら の お陽さまは こころを もえたたえてくれる
でも 素子のけあなは すくなすぎる
お陽さまが ...
愛してるだなんて
口にだして言えない
猫のように
丸まってしらりす
存在の価値など
あなたなしでは
今はもう癒えない
そうだまって
落ち葉の中を
踏みしめていくように
空が近いだろ ...
傷つけたくありません。
だから
この『想い』は、心に、秘めることに決めました。
貴方の私に対する『想い』
私の貴方に対する『想い』
全く違うものだと知っているから。
何も言わずに、 ...
よく晴れた日
玄関を開くと
小さい{ルビ向日葵=ひまわり}の植木鉢が
倒れていた
恋に傷つき震える
君のようで
ぼくは{ルビ屈=かが}んで
倒れた鉢を両手で立てた
...
吟遊詩人は詠うでしょう
小さなひとつの島国を
四季折々の
顔がある
小さな小さな島国を
吟遊詩人は詠うでしょう
春には
梅の木が香り
桜が咲き乱れ
至る所で生 ...
詩
放たれた矢は射手の胸に刺さる
ゆえに詩は死
死は史にも通じ
後者は一般に過去を記録した事象を示す名詞である
詩が死であるところの史とは死の記録
過去とは死者の王国である
つまり どん ...
蟻を殺した朝、標準サイズの柩を、隠居した大工に発注し、旅に出た。
旅の始めに、風の響動(どよも)す隧道の中で、旅を終えようとする、男の声をきいた。
「…え?」
「え」のみが、耳殻に ...
わたしは 成就しない
文字通りには ならんでいない
お別れの前に 千年を封印して
完全武装で 食卓につく
パンの耳の 慈愛のふかさ
笑顔を求められ
強く生きることを求められ
死ぬことも消えることも許されず
貼り付いたペルソナは次第に現実と乖離し
ひずみは徐々に大きくなり
もうもとの形を失って ...
あなたは私の虹でした
歓び
恋の炎
止まらない涙
人は言います
でも
仕方ないんでしょう?
あなたは遠ざかる陸地
沈黙の島
冷たい便箋
あなたがもしこの文を読むこと ...
「もうだめかもしれない」
君が言った
「そんなことない」
僕は言った
「そんなことない」
君が言い返した
…本当にそんなことないのに…
僕は少し悲しくなった
...
家も無く
吾を知る者も
今は莫し
根無し草とぞ
人は言ふらむ
風荒ぶ
夜の旅路に
光差す
命の灯火
いざ、行きめやも
黎明に
はためく翼は
輝きて
火の粉振り ...
頭が割れそうに痛い
昨日から僕はどこか
大切な思考回路を落として来たように思える
正当化しなければ保てないアイデンティティーの前には
僕という一生命体では抗えない
なぁ、否定したいだけ ...
白と黒の密林
そいつがこのノートです
はあはあ
詩、
詩はありますか?
「ありません」
無愛想なおばさんが言う
白は詩
黒はそうじゃないもの
この詩は
白? 黒?
胡散臭い灰色? ...
年を重ねる度
少し背伸びをした
大人になったね
そんなふうに思われたかった
3年前にとまった身長と
手のひらサイズの心
変わらない自分に苛立ちと不安
変化という義務感に圧迫さ ...
ねぇ、昨日ロンドンから帰って来たのね
「卵が孵化していく」
ランチには野菜と、豆腐のスープを創ったのよ
「ヨーロッパで錠剤が廃止される」
空回りしすぎているわ
...
すみません
難しい言葉じゃダメですか?
何かを語るのも
何かを伝えるのも
そもそも何かって何?
何かを伝えるのも難しいのに
難しい言葉で語っても
伝わったのかを理 ...
傘持ちて吾子を迎えに行くことも
久し振りなり雨もまたよし
さりげなく扇風機の風 吾が方に
向けてくれし子は漫画読み継ぐ
見知らぬ子 通りがかりの吾れに寄り
トンボが居るよと ささやき ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
チョコ
小川 葉
自由詩
4
07/6/6 1:03
独白
麻生ゆり
未詩・独白
1*
07/6/6 1:03
アニキの好み♪
atsuch...
未詩・独白
8*
07/6/6 1:02
プラスチック・メイド
nm6
自由詩
6
07/6/6 0:57
心の断片ども
麻生ゆり
未詩・独白
2*
07/6/6 0:09
乙女心の分らぬ男に詩を書く資格は無いかもしれない
松本 卓也
自由詩
0+
07/6/5 23:39
日曜日
小川 葉
自由詩
6
07/6/5 23:30
愛憎劇場
yoyo
自由詩
5*
07/6/5 23:21
【 無心 】
豊嶋祐匠
未詩・独白
2*
07/6/5 23:00
みずいろスイッチ
a/t
携帯写真+...
6
07/6/5 22:58
悲しい占領地
ぽえむ君
自由詩
26*
07/6/5 22:52
島
高宮シンゴ
自由詩
2
07/6/5 22:44
ちゃんぷ
池中茉莉花
自由詩
4+*
07/6/5 22:10
恋歌
yoyo
自由詩
1*
07/6/5 22:04
告白の前日
愛心
自由詩
2*
07/6/5 21:18
白蝶
服部 剛
自由詩
13*
07/6/5 20:59
吟遊詩人は詠う
結華
自由詩
5*
07/6/5 20:55
Poesie
The Bo...
自由詩
3*
07/6/5 20:49
柩の音
をゝさわ英幸
自由詩
2
07/6/5 20:49
そろもん(聖餐の話)
みつべえ
自由詩
1
07/6/5 20:45
道化師の慟哭
あずみの
自由詩
5
07/6/5 20:26
虹
けんご
自由詩
3
07/6/5 19:56
ふたりぼっちの部屋
我辣波饅頭
自由詩
1
07/6/5 19:50
旅人
秋桜
短歌
10*
07/6/5 19:44
いたがる
黒子 恭
未詩・独白
4*
07/6/5 19:03
ゼブラノート
おるふぇ
自由詩
8
07/6/5 19:03
18歳
倉持 雛
自由詩
15
07/6/5 18:36
神よ! Ⅱ
那津
自由詩
2
07/6/5 18:28
語ちゃ語ちゃ
酸素の枷
自由詩
1*
07/6/5 18:09
8P 「短歌2」より 〜 昭和四十年
むさこ
短歌
10*
07/6/5 18:06
5478
5479
5480
5481
5482
5483
5484
5485
5486
5487
5488
5489
5490
5491
5492
5493
5494
5495
5496
5497
5498
5499
5500
5501
5502
5503
5504
5505
5506
5507
5508
5509
5510
5511
5512
5513
5514
5515
5516
5517
5518
加筆訂正:
東京パック
/
あおば
[07/6/5 19:21]
注としてJTBの沿革追加
6.27sec.