鎖骨に君がいつまでもいて
消えてゆかない
朝が生まれ変わる度
君がいることを確かめて
私を何枚も脱ぎ捨てても
君はいたずらっこのように
チョコンと鎖骨にいる
白いサマー ...
その午後に
虹色の球体と
銀で縁取られた黒の正三角形と
無色透明の六角錐とが
話していたことは
宙吊りになった中庭に
置く角度を間違えられたまま
置かれている白い日時計のことであった
...
「僕は生まれた」
その一行で終わった詩があった
誰もその意味を理解できず
無視した
読み流した
そして、
その他大勢の詩の一群として
呑み込まれ
忘却の海に沈んだ
「僕は生まれた ...
夕暮れを待たずに
森から逃げ出した木陰たちは
灼けた道路を飛び跳ねながら渡る
防波堤をみんなですべり降りて
はじめて歩く砂浜に騒ぎながら
穏やかに寄せる波に驚いたり
...
朝8時
バス停にある
虚無主義(ニヒル)の目
息の空想
煙草の科学
空から堕ちた星のカケラと
春のはかない桜の花と
迷えど天秤
決めかね憐憫
月の静かな雫の涙と
夜道に影する小さな街灯
夜道は神秘
はかない心機
迷えど天秤
決めかね憐憫
...
日時計は正面に
しずかな「時」をひろげている
蒸気いろした綿雲のように
日時計は背後に
せわしい「空」をかかえている
地球を取り巻くCO2のように
...
ただ静かに穏やかに
普通に生きていたかった
幼い頃の僕は甘えん坊で
思いやりに溢れていた
それを無理矢理に
ねじ曲げたのは誰だ?
人をわざわざ怒らせて
恐 ...
「マジックや超魔術は、タネがある。」
「サンタクロースは、お父さん。」
「恋愛バラエティーは、やらせ。」
「あの巨乳アイドルは、胸にシリコン入れてる。」
「あの人気女優は、整形美人。」
「あ ...
目の前に落ちてきたのは
蒼い羽を生やした一匹の蝶
僕のように立ち止まり
何も見えない瞳は
堕落して泣いている
翼を捥がれた蝶は空に飛べないで居る
「同じようになりたく ...
新宿駅からの
都庁を目指す道は
緑の多い道
街路樹や植え込みが多い
道沿いのビルにもツツジや何か
ビルの中には流れや滝もある
道の突き当たりは
新宿中央公園
こんもりと盛り上がる緑 ...
心に溶ける美しいメロディー 空に広がるピアノの声
静かに揺れる繊細な指先 僕はゆっくり眼を閉じた
伝える君の気持ち 伝わる君の気持ち
ぼやけた夢の形 浮かべて見える装置
なにも変わ ...
とりあえず一服させてくれないか?
仕事は仕事でちゃんとやるからさ
昨日のメールも今日中に返すから
とりあえず一服させてくれないか?
喫煙所はこの先しばらく無いから
あなたの嫌いな煙を風下 ...
“三歩下がって付いてゆきます”
いつだって女は
そう思っているの
紅差し指に光る
永遠の絆
永遠なんて
そんな簡単に掴めるものじゃない
わかっている
わかっているから
...
駅までは歩いて十数分
雨の日は五分も待てばバスが来る
車と人の道も分けられて
目的地までは
黙ってまっすぐ進めばよい
この道は
多くの人のために作られた
そしてこの道には
多くの人 ...
春が逝ってしまったので
とりあえず泣いてみた
道端で通り過ぎる人々に
誰彼構わず縋りつきながら
警官が現われて
ぼくを羽交い絞めにして
無理矢理パトカーに押し込めた
パトカーの中 ...
ちいさなころの わたしは いじめられっこ
クラス中の男の子が 「ばいきん」ってよぶ
先生まで ばいきんあつかい
先生も いじめっこ
わたしのかいた 詩も
わたしのかいた 小説も
私の ...
指絡め柔ぬるい舌食んでいる今この時を吸い尽くさんと
北の北の大みそか
美香子はおこたでうす茶色の玉ねぎ一つ見つめてた
小さなめんこい玉ねぎを
電気きれた ガスもとまった お水もとまった
おさいふには一円玉が2つだけ 石油を買いにいけない ...
朝の
アスファルトの冷たさの上に
巣から落ちた小鳥が震えている
拾い上げて
掌の中で
戸惑う様を見つめる
鳥が
一羽の鳥が
号泣しながら
地平線の向こうに飛んでゆく
...
肩が外れた
外れた肩を持って闇市に行った
拾ってきた新聞紙を広げ
粗末な店を開き肩を置いた
たくさんの人が前を通り過ぎた
みな急ぎ足だった
しばらくして
職業軍人らしき人が買っていった
...
ー盲目ー
まだ陽の上らぬ未明の朝
風紋が鮮やかに浮き出る灰色の砂丘を
暁の月へとむかう 黒烏
凄絶な月の海に至る道は
煌々と白い光に照らされて
泥だらけの足で踏みこんで ...
緑色いっそう深まり空曇りスズメさえずる朝の机に
わずかなる胸の痛みと音楽の耳にいりくる今朝の心に
マンネリか歌に心はずまずに昔作りし懐かしき歌
陽は上り妻の植えにしかわゆ ...
遠いところから ようこそ
朝早起き大変だった?
それとも楽勝だったのかな
バスに揺られ 長時間
何を思ってた?
私のこと考えててくれたかな
再会のとき
ちょっと場所違った ...
{引用=
さざ波の上の真昼
季節の道を飛ぶ鳥は
大気のつぶやきを浴びながら
虚構の街に舞い降りていく
その日も
...
泣くのはやめてよ
飽きてくるから
笑うのはやめてよ
殺したくなるから
殴るのはやめてよ
愛おしくなるから
痛がるのはやめてよ
羨ましくなるから
甘えるのはやめてよ
哀 ...
抱きしめたもの
全部ひっくるめて
冷蔵便で送るよ
君にとってはもう
要らないものばかり
かもしれない
{引用=fromAB}
スキップらんらん
今日は晴れ
何か良い事ないかな
わくわくハラハラ
顔を触られ
頭をつけられる
ご機嫌斜めの君
コーヒーを出される
眠い5時間しか寝てない
目覚ましなしで起き ...
人生が一幕劇の舞台なら
あたしの物語は中盤を過ぎて
ファンファーレを打ち鳴らして
クライマックスを迎えても良いはずなのに
なんか、パッとしない
ゴトーを待ちながら的乗りのおはなしより ...
カーテンと
鉄骨の隙間から覗いた
スカートを捲る
そこに、秘密はない
白く染まった床と
天井の間で眠る
ストッキングを破る
そこにも、秘密は見当たらない
ステンレスの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
YOUR MARK
さくらほ
自由詩
9*
07/6/5 17:55
空白的な午後
塔野夏子
自由詩
7*
07/6/5 17:48
誕生
おるふぇ
自由詩
3
07/6/5 17:37
木陰たちの夕宴
相馬四弦
自由詩
2*
07/6/5 17:12
朝8時
殿様が得る
短歌
1
07/6/5 16:56
迷えど天秤
プル式
携帯写真+...
4*
07/6/5 16:07
日時計
信天翁
自由詩
2
07/6/5 16:01
変革
森川仁
自由詩
5
07/6/5 15:59
のんふぃくしょん
北大路京介
未詩・独白
7*
07/6/5 15:46
Deep blue butterfly
流希-Яuk...
自由詩
3
07/6/5 14:45
新宿駅からの
ふるる
自由詩
13*
07/6/5 14:07
ぴあの
北大路京介
自由詩
13*
07/6/5 13:54
【一服】
つむじまがり
自由詩
4*
07/6/5 12:52
紅差し指
小原あき
自由詩
18*
07/6/5 12:38
都会の温かさ
ぽえむ君
自由詩
13*
07/6/5 12:03
ハローワーク
大覚アキラ
自由詩
2
07/6/5 11:44
逃走
池中茉莉花
自由詩
9*
07/6/5 11:41
蜜壷
いまいまい
短歌
4*
07/6/5 11:39
玉ねぎ一つ
池中茉莉花
自由詩
7*
07/6/5 11:37
告解
大覚アキラ
自由詩
6
07/6/5 10:52
東京パック
たもつ
自由詩
13
07/6/5 10:42
月の朝(あした)
リーフレイン
自由詩
9*
07/6/5 10:23
二人できよく
生田 稔
短歌
8*
07/6/5 10:13
会いにきてくれたあなたへ
えりす
未詩・独白
2*
07/6/5 10:11
紫陽花の面影
まどろむ海月
自由詩
8*
07/6/5 9:42
ただただ、ふたりで一緒にいようよ
うおくきん
自由詩
2*
07/6/5 8:48
東京パック
AB(なかほ...
自由詩
10
07/6/5 8:40
コーヒー
ペポパンプ
自由詩
6*
07/6/5 8:38
*戯曲*
かおる
自由詩
8*
07/6/5 8:16
ない
山中 烏流
自由詩
12*
07/6/5 8:15
5479
5480
5481
5482
5483
5484
5485
5486
5487
5488
5489
5490
5491
5492
5493
5494
5495
5496
5497
5498
5499
5500
5501
5502
5503
5504
5505
5506
5507
5508
5509
5510
5511
5512
5513
5514
5515
5516
5517
5518
5519
加筆訂正:
なみだ
/
結華
[07/6/5 8:16]
題名がかぶっていたので少し変えました。すみません。
5.09sec.