大型台風は 
太平洋沿岸を次第に逸れて 
中心の(目)を閉じていった 

数年ぶりに
{ルビ小動=こゆるぎ}岬に立てば 
鉛色の海に
幾重も立ち昇る 
龍の白波 

腰越港へと続く ...
今日は、煙草について話したい。私と煙草の付き合いも少しは人のためになるのではないかと。 初めて吸ったのは12歳ぐらいの時であった。 クラクラとしたが、気持ちが悪かったわけではない。 高校一年生から ... あまえてるのは判ってる

世界は大きいと思ってる僕の予想でさえ

現実にはほど遠い小ささなんだ



考えがあまいのは判ってる

いくら大人のふりして立派なこと言ったって

大 ...
青の世界
かたつむりの願いは
「みんな死ね。」
イコール永遠

雨の日
学校の帰り道は
湧き上がる哀しみに
気をつけろ

濡れた制服のにおい
興奮して自慰
じいいいっと凝視
...
ゆれて
みていたのは
まっすぐな
あなた
わたしが
まっすぐになったら
あなたが
ゆれますか
ずっと
どちらか
ゆれていて
かぜも
みなもも
はもん  ですね

...
 
カレンダーに
書かれてない日付
その日に
会いましょう
月の裏側で
バタフライキスをして
すこしだけ一緒に
宇宙の誕生を
でたらめに語るの
忘れないように
だいきらいな
...
何もすることないから

とりあえず弾き返して

君が歌う歌

それまるごと

ヘッドホンに納めるかのように

天井に雲を吊り下げて

くるくる回す
愛している彼女との性行為が終わり、僕は外に出た。気だるい気分に煙草を与えて空を見る。生暖かい温もりを感じた後の風は良い感じに熱を冷ましてくれる。喉に刺さる煙草は幸せに近い味がした。

次の日は起床 ...
 
産まれた時から
そこには あって
 
触れた感触などないのに
そこには あって
 
 
ちいさな
それはそう
とてもちいさな
 
 
溢れているよ

言うか言わまい ...
落ちつきを宿した呼吸

数えた正午の鐘の音と

湿気を帯びた稀薄の風

降下する冷気は

伝いの過程を経て

火照った躰を解いていく

愛撫の度に開かれていく弁

濡れた声の果てで見た

熟しを待つ
...
 
 
狼のように
ばっくりと口を開き
世界中の悲しみを吸い込めたら
どんなに平和だろうか
 
 
夏の夜に
ふと気づくと手元にある
一枚の折り紙は
すやすやと寝息を立てて掌にす ...
べいび べいび べいび
雨が降っても祇園祭でござる

べいび べいび べいび
風が吹いても祇園祭でござる

ゆかたの おんなのこが カワイイコばかりとは
かぎらんでござるよ

「奇麗 ...
愛してるなんて 誰でも言えるよ
多くの人間が 都合良く使ってきた言葉さ


愛してるなんて 誰もが言えるよ
言葉にできない想いを 都合良く表してきた言葉さ


愛してるなんて 誰だ ...
嵐かぜが激しくて

風鈴の絶え間ない動きは

趣も何もあったもんじゃない

それでも開け放した窓を

騒がしくて仕方ないのに閉められないのは

わたしたちこそこうして

うるさ ...
濡れた緑で
夜空を見上げる
数秒後にこの星空が崩れてくるのを知っている
そんな目で
おまえは言う

なんて きれい

薄い唇は街の光を捉えて
俺はその前に沈黙して ...
朝ごはんの時間だね
なかよく食べてね

少し金魚っぽくなってきたね
大丈夫
もう、泣かないよって
叫んだあとの
雨の日
 
寂しがりな僕たちは
分からない雫を
溢す
 
 
隅っこが
好き、なんだよって
笑ったあとの
晴れの日
 
夢を見 ...
私達はこんなにも美しい土地に生きている

森から抜け出したような おまえのやさしい歩く姿や
泉から湧き出しているような 子供達の笑い声
頬をなぶる風のような母親の言葉

季節毎の自然に課せ ...
灰色がかった厚い雲に覆われた大空
ところどころ仄かに煌めく
その煌めき
たちまち稚魚となり
大空を泳いだ

稚魚
風に煽られつつも
しっかり雲に身を寄せ
必死で風の流れにのっている
...
地球がゆれる
人間をふりおとしたいんだって
たぶん
 
きみが火星にとんで
あたしが木星にとんで
 
フォルダみたいに
分かれていく
 
単体は寂しい
 
--
 今日はまだ ...
雨が止んだ
そして他の誰よりも
最初に光を見たのは
ぼくだった

光は止まっていた
その光をくぐるようにして
白い蝶が飛んでいる
風も止まっている

雨が止んだ
閉じていたものが ...
うつくしい白を見た
白はすなわち無、というわけではなく
様々な存在を表現していた

 やさしくあたたかな白を見た
 白は世界をつつみこむかのような
 やわらかな空気を生みだした
 ゆるや ...
ポタ、トタ、ポトタ
ポタ、トタ、ト

雨ふり天井
ポタ、トタ、ト

ポタ、トタ、ポトタ
ポタ、トタ、ト

眠っていると
ポタ、トタ、ト

ポタ、トタ、ポトタ
ポタ、トタ、ト
...
 今 君の為に愛の詩を書いているよ
CHE.R.RYを聴きながらね
 春の正午の風が暖かくてとても気持ち良いよ
 実在しない君に詩を書いているのかもしれない
 本当の「君」は想ってくれてい ...
あなたの歩んできた道こそが、
最短距離だったのだと思う
足元の
蟻は点で
点は繋がって
線になるのなら
わたしたちも線なのだ
けどちぎれたたましいは
そのまま

拗ねたそぶりをして
気を引きたいけど
君が見てるのは
空なの
大きいね ...
廃墟の中に忘れた四肢を
気球に乗って取りに行った

夢心地に浸り
痛みにバター塗った


くるくるまわる
コーヒーサーフィンみたいな憂鬱は
ティッシュに包んで昨日へ投げた


...
適度な勢いで放たれた ミニチュアのダンプカーが 長い走行の果ての夕方 陸の終わりを越える 一万年にもひけをとらない 長い長い減速がもたらされた きわめて水平な 乾燥地帯の終わりに 高い崖があり 崖下に ... 俺が生きてるって事は
イコール何百何千何万の食べてきた命を背負ってるって事じゃん?
俺の中でブタさんやニワトリさんが
ブーコケ泣いてたんだと思うと
本当悪い事したなぁって
 
でもさ、これ ...
床に流れてくわ

わたしの液体

蒸発して

青く満ちる

うかんだわたしは

ねているよ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
腰越服部 剛自由詩6*07/7/15 14:33
面白人生講話(6)生田 稔散文(批評...107/7/15 14:22
胸張って偽善者哀音自由詩0*07/7/15 14:05
あめうたゆうさく自由詩3*07/7/15 13:49
うつしネクタイ自由詩107/7/15 13:22
ほしのうた葉流音自由詩107/7/15 13:19
ピックガードブロッコリー...自由詩307/7/15 13:09
後の煙草流希-Яuk...自由詩007/7/15 12:59
未熟児青井 茜自由詩8*07/7/15 12:39
風景見崎 光携帯写真+...2*07/7/15 12:01
かなしいうたゆるこ自由詩7*07/7/15 11:48
雨の祇園祭北大路京介携帯写真+...6*07/7/15 11:45
愛してるなんて自由詩7*07/7/15 11:32
風と風鈴ポッケ自由詩4+*07/7/15 11:26
賛美歌水在らあらあ自由詩31*07/7/15 10:56
金魚幼児weed &...携帯写真+...3*07/7/15 10:26
すみか山中 烏流自由詩6*07/7/15 10:25
麦の穂をゆらす風いねむり猫自由詩007/7/15 9:34
雲の子hiro自由詩9*07/7/15 9:03
弧星倉持 雛自由詩8*07/7/15 8:30
雨の後にぽえむ君自由詩14*07/7/15 7:27
アキラ自由詩4*07/7/15 6:20
あめふりプル式自由詩0*07/7/15 5:59
CHE.R.RY(結ばれることを願って)円谷一自由詩3*07/7/15 5:13
つぶやきFUBAR未詩・独白5*07/7/15 4:41
ちぎれてももんが自由詩307/7/15 4:02
或る夜の喜劇ゆるこ自由詩5*07/7/15 3:43
衛星砧 和日自由詩4*07/7/15 3:18
カミのリサイクル殿様が得る自由詩107/7/15 2:39
液体れんげ自由詩107/7/15 2:37

Home 戻る 最新へ 次へ
5453 5454 5455 5456 5457 5458 5459 5460 5461 5462 5463 5464 5465 5466 5467 5468 5469 5470 5471 5472 5473 5474 5475 5476 5477 5478 5479 5480 5481 5482 5483 5484 5485 5486 5487 5488 5489 5490 5491 5492 5493 
7.64sec.