ひと足踏み入れば
彩る花弁の甘い香りが
しあわせの時を与えてくれる

いつの日も
六月の雨に濡れている足が
軽やかに茨を縫って進み
見え隠れする背中を追う
赤い薔薇、白い薔薇、あなたの ...
わざと伝わらない方法でひとびとに
なんらかの事柄を宣言したうえで
わざと絶望してわざと孤独のうえにのぼる



たとえば月をそれまでとはちがった
何かとしてうったえようとする。


...
叫んでも無反応
世間の風の冷たさよ
けれども俺は雑草さ
踏まれども蹴られども
起き上がる強さを持つ

ピーターパンになりたかった
チェ・ゲバラになりたかった
真逆の想念が
俺を突き動 ...
ぼくを飲みこんで黒く星めいてしまった
午前2時の
愛想笑いがすずしく響く夜に
夏がぼくらを均等に汗ばませてからかった後に
もやもやとやるせない断崖を絶壁するのです
きみはあたかも宇宙のように ...
夏の風
運べや運べ
思い出のせり
揺れませや

空に水しぶき
虹のオナニー
耳をすましや
弾ける{ルビ花音=かのん}
心地よかのん
あっちに見えるは
ちぎれ雲の大群だ。

空 ...
日常の中にいて
この間まで
自分がいた
非日常な世界を
眺めている
いつでもあっちは
キラキラ
していて
本当なのは
あの時の私なのか
今の私なのか
それとも
両方なのか
あ ...
わたしは自転車に乗って

同じところをぐるぐる回って

後悔と

希望と

哀れみと

幸せと

悲しみと

喜びと

憎悪と

感謝を

ぐるぐる回って

...
ひたむきさは許されず
素直さは捻じ曲げられ
行く当てはなく
なにもないわけではないけれど
ざわめくのは、やはり僕もであって
目的地なんて季節のように
移ろい続けるんのだろう

しとしと ...
流れ星

お空からの贈り物

いつかどこかで

何かが動いた

わたしも

動いているんだと

何も語らないお空は

身を持って伝える

気づいて

ちょっと動いて ...
抱き締めて
抱き締めて
抱き締めて、よ

君の風邪なら幾らでもうつしてくれて構わない
キスをしようよ


最近、君が半袖を着てくれる
付き合って1年10ヶ月の私でさえ
今まで4、5 ...
{引用=「序」


万華鏡に
甘い想い出だけを そっと詰めて

くるくるまわして のぞきこむ

金平糖のじゃれあうような
さらさらした音がはじけて

あまりの甘さに 歯を痛めて  ...
今日から私が貴方の宝石になってあげる
その声で乞うがいいわ
愛して欲しいと叫ぶがいいのよ
そんなもの簡単に踏みつけてあげる
何て屈辱的なのでしょう

それでも私だけと思うのなら
追いかけ ...
思い出の残骸が
懐かしさという形で
たむろする畔
平気な顔で笑えるようになった昔を
織り交ぜて偲ぶ時間は
秒針に静寂を傾けながら
絹を編み始めた


繊細さのたゆたう
か細い枝を広げ
撫でる髪
面影を ...
夏の交差点で
朝に出会ったのは
真っ赤なトマトと
黄色のトウモロコシだった
トマトはトウモロコシの甘い匂いに
胸がきゅんとなって
さらに赤くなった

夏の交差点で
昼に出会ったのは
...
薄桃色の花は手のひら
包んだ途端灰に変わって
冷たい風に
さらわれてゆきました
どこか見知らぬ街の
誰かの頬をざらりとかすめて
ほんの小さな
でも確実の
いたみを芽生えさせました

...
触れそうに近かったあの日
話の接ぎ穂は見つからなくて
別れた後に思い出し
改札の向こうを振り返る

夜毎広がる星空のように
寄せては返す波のように
君みたいな人が現れて
...
満天の星空から舞い降りたのは
優しい淡い恋の炎でした

柔らかく瞬きながら
山奥のひっそりとした水辺を
泳ぐように飛んでいました

「わたしたちは人知れず
ただ恋情を募らせ ...
セブン、ローソン、ファミマと渡ってついに君は「ハンバーグが食べたい」小学生かよ


へたくそだった「業」たくさん書いたけど虫がたくさんいると思ってダメだ


卵の殻に閉じ込めて ...
せっかくの連休も 僕は家に独り
遊びに出る お金もないし テレビの前で寝転がる

僕の愛しいサトミちゃんは 男と旅に出るんだって
日帰りではないみたいだから なにもないわけはないな

いつ ...
自分の名前を失くしてみた

自分の名前をてのひらにのせる
初めてちゃんと手にとってみたそれは
案外に硬く
今までそれを身に付けていたにしては
まだ馴染みきっていないような感じがした ...
たそがれにはまだはやい昼さがり
   水無月のかげをのみこんで
       「もぅいいかい」
        「まぁだだょ」
  公園広場のいとけないぬしが
       とびまわっている ...
青磁は和の花に合うんだって 知ってた?
そんな会話をしたら、どんな顔をされるかな
コデマリの花は白くて清純 夢のなかのひかりみたい
そうだねっていってくれるかな
今育てている観葉植物が、かなし ...
喜びを悲哀に吸われ
その中で戸惑う心と変わらぬ顔


「おめでとう」
言葉が重くのしかかる
笑顔で返せぬ弱った我が身


無理をして笑顔を浮かべ悔しがる
風呂場で流す涙と疲れ
...
http://johnyorizo.exblog.jp/



僕の記憶力は
はっきり言って頼りない。

自分で感じるくらい
本当に頼りないのだ。


例えば、
昨日食べたはず ...
猫の毛並誉めて帰りの客の背に
急に舞いきし小雪がかかる

じみな服着る吾れに娘が口紅を
つけよと はたに寄りきてぞ言ふ

すっきりとせざる胸うち雪となる
気配の空に雲低くたる

...
私は じっと心の奥底で
身を潜めていなければならない思い出

なぜ私が封印されたのか
もう忘れてしまった

ただ、私が想起のフィールドに
浮かび上がると
警報が鳴り響いて
私は再 ...
酒好き

ヘビースモーカー

パチンコ好き

ジジ馬鹿

親バカ

ハゲ

デブ



だけど、好き
だから、好き



優しくて
厳しくて

過保護で ...
胸を焦がす通い路に

記憶が潤う水無月の

雨を追って滴るは

留められぬ水晶の

溢れて已まぬ隠恋慕



君を想おう

いついつまでも
僕は浜辺から海を見つめていた

人々は海で泳いだり波打ち際ではしゃいだり

楽しそうで眩しくて僕からはとても遠い

波の煌めきやしぶきが飛ぶ様をぼんやりと眺めていた

僕だけがここに取 ...
愛しいあなたの温もりが私の体をまだ包みこんでいる

別れて随分たつというのにその感覚は生々しい


深く心に刻み込まれたあなたの愛情は

今でも私と共にある


一生忘れられない互 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
薔薇と背中と、止まない雨LEO自由詩33*07/6/18 1:39
わざと構造自由詩607/6/18 1:34
雑草おるふぇ自由詩507/6/18 1:11
きみはあたかも宇宙のようにnm6自由詩207/6/18 1:00
少年ラストデイズゆうさく自由詩2*07/6/18 0:38
非日常weed &...未詩・独白2*07/6/18 0:33
お空と大地と美由自由詩6*07/6/18 0:16
月は見えない山崎 風雅自由詩4*07/6/18 0:16
流星美由自由詩5*07/6/18 0:02
1年10ヶ月越しの衣替え朽木 裕散文(批評...4*07/6/17 23:40
ある雨の日よりもも うさぎ自由詩48*07/6/17 23:27
凍りの心AKiHiC...自由詩407/6/17 23:15
見崎 光自由詩4*07/6/17 23:04
夏の交差点ぽえむ君自由詩14*07/6/17 22:23
かや自由詩10*07/6/17 22:21
東へbjorn自由詩3*07/6/17 21:56
恋に焦がれて啼く蝉よりもあずみの自由詩9*07/6/17 21:39
OokiieeDookiieee!!ピッピ短歌407/6/17 21:28
連休北大路京介自由詩12*07/6/17 20:49
自分の名前を失くすはなしUtakat...自由詩1207/6/17 20:27
平安信天翁自由詩207/6/17 20:19
まなざしのヒカリいすず自由詩2*07/6/17 20:14
歓喜と悲哀に秋桜短歌6*07/6/17 20:10
僕の記憶力Hantam...散文(批評...107/6/17 19:52
19P 「短歌2」より 昭和四十六年むさこ短歌6*07/6/17 19:28
より鮮やかになっていくいねむり猫自由詩207/6/17 19:26
父へ秋桜自由詩8*07/6/17 19:26
*かくれんぼ*ちと自由詩4*07/6/17 19:26
青と白とajisai自由詩6*07/6/17 18:48
悲恋Ⅲ自由詩3*07/6/17 18:41

Home 戻る 最新へ 次へ
5451 5452 5453 5454 5455 5456 5457 5458 5459 5460 5461 5462 5463 5464 5465 5466 5467 5468 5469 5470 5471 5472 5473 5474 5475 5476 5477 5478 5479 5480 5481 5482 5483 5484 5485 5486 5487 5488 5489 5490 5491 
6.59sec.