(日本は夜でも宇宙から見るとはっきりその形がわかる)
なんて思いながら
トイレに行く
その廊下で
隣から
義理の叔父と叔母の
喧嘩の音がする
わたしは舅のことを想う
嫁いで二年目
...
しとしとと 雨のリズムは 跳ねるよに 色とりどりに 開く傘花
窓辺にて 紫陽花の夢 つらつらと 君が眠った 横顔を見る
愛してる も一度言って その言葉 濡れた路上に 虹が映った
...
宇宙の果てが見たくて
青いスカートを
風になびかせた
遠い水平線の向こうにも
遠い地平線の向こうにも
無い、終わり
いつか宇宙ロケットを作った日
校庭の真ん中から
噴射する水の圧力 ...
カップルよいちゃつけ
俺の目の前でいちゃつけ
公序良俗に反しない程度にいちゃつけ
俺がお前らのいちゃつきぶりを品評してやる
人前でいちゃついて人をムカムカさせるカップル品評委員会のこの俺が
...
どこまでも続く道を
「希望」と呼びたいなら、
その道の選択者は
よっぽど辛抱強くあるべきだろう。
あなたが好きだったアーティスト
なんだか鼻について嫌いだったわ
あなたが好きだった作家
なんだか生き様が嫌で好きになれなかったわ
あなたが好きだった食べ物
なんだか食感が妙 ...
おそらく男の多くが女の下着姿には興味がある。それが行きすぎて犯罪に手を染める人もいるほど。盗撮、下着泥棒などなど。罪を犯す人は典型的だけれど、男の多くが相手の女の事情をあまり知らない。私も含めて。
...
各駅停車しか停まらない
その駅のベンチに
ふと置かれた本が一冊
鞄に入れたつもりが
入らなかったのだろう
風でページがはらはらと
少しだけ浮き上がる
どこか心地よさそう
急行列 ...
娘の胸が次第にふくらんでいくのを
心ひそかに嬉しく思っていた。
と、母が告白する
だけど、ついには大きくならなくて
ちょっとがっかり。
などと、母め
シャツのボタンを上から順に
はず ...
外から帰ると乳房がつめたい
それは脂肪のかたまりだからだ
血の通わない、けれども
ゆたかに潤し育むことができるふくらみ
「脂肪のかたまり」と呼ばれた女は
蔑まれながら
馬車のなかで飢え ...
濁った空にひとつ白い煙を浮かべた
真っ白な夢が多い尽くしていく
(ここはどこ?)
静かな起動音と、雑踏の雑音
どうか聞こえないように
木の葉を揺らすそよ風
私は風になる
...
世界に組み込まれたい
世界を見下ろしていたい
自分も含めて他人事ならば
痛みも無い
過去にさらわれて
未来がないなら
いつまでも
布団とソファーの行き来で ...
余りにも多くの人に
あってしまい。
自分の中で
夢の中で消化できない
気持ちを理解するのに
時間がかかる
思いが塊となって
押し寄せてくる
胃が痛い
夜食を取る
太る
散 ...
人生を、
そう、
人生を、
棒に振るような生き方を
しようと思っていた時期があった。
今よりもずっと若かった頃に、
今よりももっと愚かだった頃に。
すべてを、
そう ...
蝉の声降り注ぐ非常階段で
噛み千切るみたいにして
きっと
これでもう最後だから
甘い汗の匂いも
舌に残る塩辛い苦さも
肺から洩れる吐息も
腰を掴む指の強さも
腿の内側を撫でる風 ...
(ミルクティを飲まなきゃいけないの
(ミルクティ、ある?
(歯を磨いたんだから、もう寝なさい
最近、きみは早く寝てしまうから
赤いランドセルの留金をひらいて
見てしまったんだ
...
「早朝の電話なんてろくでもない」
そんな吐き捨てるように言わないで
とかげのしっぽみたいに
自己再生機能があればいいのに
そうすればきっと彼女だって蘇生されるはずよ
私の ...
ジョセフィンのすすめで
アパルトマンに引っ越す
もう親離れしなければと
0号室は管理人の夫婦が
1号室からは芸術家の卵
ここは芸術を育てる部屋
変わり者がそろっている
特に私が気 ...
夜空から眠りながら流れ込んできた闇が目を覚まして何処かへ消え去ろうとする頃 夜明けがやって来る
生き物達は眠りから目を覚まし体を伸ばして1日の到来を冷たくなった皮膚や外殻に感じる
僕は今夜も ...
2007/06/07
困るんです
困るのです
困ります
困る
○
こら!
逃げるな!
逃げてはいかん
逃げては困ります
にげてはいけま ...
小さな影に
小さな水が触れ
小さな手のひらのかたちとなり
雨の木陰に結ばれてゆく
風を後ろに
花はひらく
ひろく けむる
ひとつ ゆれる
野に落ちる光
川に立 ...
なんども欠伸をしたけれど
深い海鳴りはやまなかった
孤独なのは俺が
ひとには言えないことをしてるから
そうさ、それが
知らぬが仏、ということなのだろう
なん ...
アキレス腱をきられて
殺された少女は
濃い光のなかで
音楽を探し求めていた
セットされたような
絶望の瞳孔に
探し求めていたものを
少女は映したと思いたい ...
きみのなみだは
ぼくの別れを
失礼なくらいに
かくしていた
なぜだまったままなの
今日は何の風?
昨日は優しかったなぁ
今日が例え批判の嵐であっても
そこを切り裂けば
きっとそこにはソヨカゼが吹いているよ
悲しい夢を見たあとに
声を上げて泣いてしまったのは
その夢が悲しかったからではなく
その夢が現実にほど近い
記憶だったからかもしれません
昔のことですから
もう数えきれないくら ...
どんと一発ぶちかまされて
裏一面の穀物畑
なだらかに挟まれて
おじさんの古い農家につづく道
素直に手を引かれていた男の子は
急に独楽で遊びだし
ぶんぶんうなって動かない
洞窟のような ...
スプートニクという鉄の塊が
かつて 一匹のライカ犬と
七日分の酸素と水
わずかな食料と 強い願いと
未来への可能性を積み込んで
秒速8kmで地球の外に放り出され ...
バケツは横たわって喉を渇かしている
思いっきり蹴られて宙を二、三回転しても
着地のやり方はまちがってしまう
あれほど着地を練習したのに
いざ蹴られてみたら本番に弱いので
側面にへこみばかりが ...
愛すことを忘れた
曖昧な笑みで
あなたに似たあたしは
赤い糸を
あちこち千切っている
朝に疲れてしまった
あたしは、そっと
新しい夢を見る
明日を、探している
飽き ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夫婦
小原あき
自由詩
23*
07/6/7 14:29
雨の六首
おるふぇ
短歌
4+
07/6/7 14:16
セーラー
美味
自由詩
6
07/6/7 13:47
恋人達に告ぐ
新守山ダダマ
自由詩
4
07/6/7 13:34
エンドレス
むくげ
携帯写真+...
3
07/6/7 12:50
記憶のかけら
あずみの
自由詩
4
07/6/7 12:34
下着のプレゼント
深水遊脚
散文(批評...
11+*
07/6/7 12:28
忘れ物
ぽえむ君
自由詩
9*
07/6/7 12:10
おっぱい(天)
渦巻二三五
自由詩
11*
07/6/7 12:00
おっぱい(地)
〃
自由詩
4*
07/6/7 11:59
寝起き
白昼夢
自由詩
1*
07/6/7 11:04
凪
猫のひたい撫...
自由詩
1
07/6/7 10:41
ありがとう(2)
ペポパンプ
自由詩
5*
07/6/7 9:56
おっぱい
大覚アキラ
自由詩
3*
07/6/7 9:42
〃
〃
自由詩
3*
07/6/7 9:34
自由帳
佐野権太
自由詩
26*
07/6/7 9:13
ナントカ大学病院
めぐちみ
自由詩
3
07/6/7 9:03
アパルトマン
yoyo
自由詩
4*
07/6/7 5:27
夜明け前
はじめ
自由詩
7*
07/6/7 4:01
固まらない
あおば
自由詩
9*
07/6/7 2:13
緑と金 Ⅱ
木立 悟
自由詩
13
07/6/7 1:58
知らぬが仏
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/6/7 1:46
アキレス
〃
自由詩
2
07/6/7 1:40
カラスの少女
〃
自由詩
0
07/6/7 1:36
風
ダイワスカー...
自由詩
2
07/6/7 1:33
「悲しい夢を見たあとに」 (青年詩片)
ベンジャミン
自由詩
9*
07/6/7 1:25
昔の話
tomtom...
自由詩
0
07/6/7 1:14
放課後の音楽室からのピアノの音と想い出の中の時間の流れ方は良 ...
我辣波饅頭
未詩・独白
2
07/6/7 1:06
ラストシーン
小川 葉
自由詩
4
07/6/7 0:50
あ
山中 烏流
自由詩
10*
07/6/7 0:44
5475
5476
5477
5478
5479
5480
5481
5482
5483
5484
5485
5486
5487
5488
5489
5490
5491
5492
5493
5494
5495
5496
5497
5498
5499
5500
5501
5502
5503
5504
5505
5506
5507
5508
5509
5510
5511
5512
5513
5514
5515
6.12sec.