ジャックは豆の木に登らない
代わりに木の台に座る
そうすると
(地面にいる虫たちに邪魔されない)
らしい


犬らしくないジャックは
だけど、海賊でもない
ただのジャックだった
犬 ...
若草色のかざぐるまに
しがみついていた、あの人が
夕風にさらわれて
私の中を流れてゆきます

水たまりの映す青さの
ほんとうを
確かめるまえに
軽々と飛び越えて
もう
行ってしまっ ...
詩と詩論(2)




:*横瀬夜雨について

 プラトンが言っているのですが。哲学は学習できるものではないとね。詩もそう言うことができるのではないかと。この詩人は生涯廃疾の身、つまり体 ...
エレベーターの扉が開く
すると真直ぐ伸びた一本の手が
容赦なくあなたを引きずりこむ
下降する
下降する
下降する
どうしてあなたは無抵抗なのですか

あなたは考えている
捕われの日々 ...
空で繋がってるなんて

この空の色を君は知らないのに

この雲の作る影を君は知らないのに
先生僕の足が遅いのは
決して母親のせいじゃありません

先生僕の為に学級会をひらいても
僕はうれしくありません

先生僕の机にこっそりと
三角定規はいりません

先生僕は決して
悲 ...
薔薇の刺は痛い
美しさに消える
透明な悪魔よ
いつもそうだった
冷えたビールの缶をちびちびしゃぶり
歯のあいだをぬって通るアルコールに
心任せ
自我に負け
全てが油絵の具で書かれた、繊細かつどろどろな
そんな毎日

ぼろぼろなスリ ...
すきなひとがいる

わたしを、すきでいてくれる

{引用=
   恋愛は共同責任よ

   うまくいくのも失敗するのも 二人の責任だわ

そのとおりだ

自分ひとりだけが、恋焦 ...
髪を短く妻は刈った前とちがってちょっと残念だった

妻が勤めに見送ったさびしい体操をして元気をつける

また妻と二人西武百貨店に行って喫茶で話しをしよう
窓の外は
すいこまれそうな
青空

雲が 羽に変わり
私を 呼び寄せる

空から見上げる景色は

街では
車や 電車 人々が 
テープの早送りのように
忙しそう

穏やかな ...
説明不足のままで
鳴らしていた警報は
今はもう、空気に溶けて
宇宙へと
気化している
いるから、
 
正論をぶつけたと思っている
君の思考から
ネジをほどよく外して
考えることを
...
"母の日"に 母に贈った『四つ葉のクローバー栽培キット』

クローバーの葉には それぞれ意味があって
たしか『希望』、『信仰』、『愛情』
そして、四つめが『幸福』とか

...
?.


眠っているとき
おまえは
ほんとうだから
なあ
なんで
眠っているときだけ
おまえは
本当なのかな







?.


...
きみが泣くのを
眺めてた

街のネオンは夜の海
きみは寄せては去ってく波を眺めて
怖いと言って
泣いていた

抱きしめて
あげたくなかった

泣いてるきみに嫉妬した

ふたり ...
 君と曲がりくねった梅の道を行く 霧が降ってきて先が見えない
 この世界はまだ創造されていない あるのはこの梅園だけだ
 頂上に着いて木のベンチに腰掛ける 君は大人しい 黙ってこの視界の悪い景色を ...
どこまでも澄んだ音色で
鳴る笛に
すすきの野を一陣なでてゆく風

音色に誘われて4匹の猫が
野のくらがりから
躍り出てきて
おおきなウッドベースの上に飛び乗る
4本の弦の上でのんびりと ...
あなたのもと
斥候に出す毛むくじゃら
抱きしめるのは
持ち帰らせたぬくもりを
少しでも感じてみたくて

それだけじゃ飽き足りず
薄暗い路地
後頭部に湿布をはりはり
不機嫌顔のペンギン ...
肩を痛めた母さんネズミ

肩をトントンしてやると

子ネズミたちが感謝して

回線の中をちょろちょろと

回って僕のメッセージ

あなたの元へ届けてくれる
誰が決めるのか

人生には勝ち組と負け組と

そんなのがあるらしい

私は何組でもいいけど

可愛いおばあちゃんになれたら

それがなによりだなぁって

そう思う今日この頃 ...
(以下、2006年RTでのひとりごとを転戴)

(1+1)/4 [22:07:09]
やんややー、やんやっ! ややんや!
(1+1)/4 [22:09:31]
…やっほいほい。 今日は本ち ...
少年になれない大人の男が、

少年の青さを嘲笑う、

本当は俺も少年になりたいなと、




家から職場までの歩数はいつも同じで、

今日も新聞を読んだだけだ、

果たして私 ...
遠い山の向こうへと繋がる
七色の虹を
その人は背負っていた
重くないですか
と尋ねると
その人はすこし微笑んでから
紺色を私に手渡し
故郷の虹は六色でした
と寂しそうに呟いた

空 ...
なかないで
よくあることよ
これが あめ なら
そのうち やむわ

わたしは とてもひどいのよ

あたまのなかでなら いくらでもやさしくできるの
どこのだれかもわからないあなたに
あ ...
今夜 ぼくの織り姫にならないかい☆ 君はひとりじゃないよ そう言ったあなたは 笑顔でわたしをひとりにしてしまうんだよ

ありがとう 無理やり喉元から 無機質な記号を吐き出した

それじゃあまたね 大きく手を振られ 小さく頷いた
...
今日 気持ちに

濁点がつきました


かぞくも

こいびとも

ともだちも

じぶんも


爆発しそうなかんじょうが

生々しい濁点の上の

現実的な関係です
...
さかさまな夕日のあと

街は裏切るように

鏡の星を浮かべている

環境破壊のキーワードは

未来

それをみんなのまえで

話せる時代だから

悲しみは暇つぶし

焼 ...
庭に張り出した大きな出窓のある亡父の書斎にて
毬栗頭の英次は家政婦の運んだカルピスを飲み、
しかし人類の英知はやがて信仰との境をなくすという

それじゃあ、近代主義者の信じるまっとうな学問はど ...
田舎のバス停は屋根があって、周りには木しかない。
屋根の下には、やっぱり木のベンチあって、
もう虫がぶんぶんしている。
だけど、真夏の蒸し暑い日でも、
空気はひんやりしているから
たとえバス ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ジャックは豆の木に登らない小原あき自由詩14*07/7/4 13:03
風待ち佐野権太自由詩31*07/7/4 13:00
詩と詩論(その2)生田 稔散文(批評...3*07/7/4 12:59
帰巣者んなこたーな...自由詩207/7/4 12:33
繋ぎとめることもできなかったfuchsi...携帯写真+...307/7/4 12:26
先生プル式自由詩2*07/7/4 12:18
般人もしくは自由詩0*07/7/4 12:02
なくなったその・・・柴田柴助自由詩307/7/4 11:07
あなたのもとに、帰ってきたよ逢坂桜自由詩12*07/7/4 9:53
さびしい生田 稔短歌507/7/4 9:07
海と空の青鈴鈴自由詩4*07/7/4 8:56
終演山中 烏流自由詩1407/7/4 8:28
四つ葉のクローバー栽培キット北大路京介携帯写真+...14*07/7/4 7:02
きず水在らあらあ自由詩34*07/7/4 6:00
I love meそらいろ☆コ...自由詩1*07/7/4 5:55
想像と行動の結果円谷一散文(批評...2*07/7/4 5:13
イメージ・猫ワタナベ自由詩707/7/4 4:50
夢想FUBAR自由詩3*07/7/4 3:50
マウスhiro自由詩107/7/4 3:10
クラスマッチ優飛自由詩8*07/7/4 2:38
pb 喜怒哀楽・歓苦悲について(1+1)/...未詩・独白2*07/7/4 2:34
一人狩心自由詩6*07/7/4 2:25
考察 〈野原にて〉Tsu-Yo自由詩907/7/4 2:06
ある曲のイメージ(1+1)/...自由詩1*07/7/4 2:01
七夕の夜は 織り姫狩り北大路京介未詩・独白4*07/7/4 1:34
ひとりでいてほしい楠木理沙自由詩4*07/7/4 0:54
こころ(心)自由詩8*07/7/4 0:45
計算機たたかれて吉岡ペペロ自由詩607/7/4 0:39
夏草の葉陰にatsuch...自由詩5*07/7/4 0:28
田舎の初恋大小島自由詩307/7/4 0:21

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