微熱をおびた日々が連なる
 しばらく太陽に照らされていない
 湿った空模様
 僕の心を映すよう

 梅雨は別れの季節
 あの子は闇の中で
 泣いている
 一人っきりで

 や ...
花を褒めるような言葉で
君を傷つけてみたい
月を愛でるような文字で
君に刻んでみたい

どんなにやさしくて
気持ちのいい言葉も
押し開くことのできない
君の肌の下
暖かいものが満ちた ...
おまえがまっすぐまえをむく

なみだこらえてつよいかおをしている

わかれのくるまのなかでおまえはないた

おれもはじめて

おまえにきづかいもせずにないた

さいごのひ

さ ...
三十年前
嫁入り道具として
持ってきた物の中で
二番目に
大切な物たち
あ から を までの過程をたどる
日本語というのは あ から を までの流れのなかで
ことばが組みあわされ、いろんなおもいを伝えるわけで
さいごに ん で輪を閉じる
ん。っていったらしりとりで ...
ぼくたちの先生はいつも
ぼくたちにはできないことばかり
言っていて
ぼくたちができないと
何をしてんだと
いつも怒ってた

隣のクラスは
優しくて人気のある先生
楽しそうに過ごしてる ...
【蛍】

綺麗だよと
撫ぜる貴方の掌が
無性に熱くて
二人を隔てる
皮膚さえ疎ましい

貴方は蛍
夏を照らした
光の欠片

カミサマお願いです
どうかこの恋を ...
碧に緑で描かれた円が
四羽の鳥となって飛びたつ
地には器と光が残され
祝いの言葉に響きつづける


泣いてはめざめ
泣いてはめざめ
水をほしがる子の手を握り
しずくの径に消え ...
ちょっと足らないだけだものね
八時二十分を指している
あなたの眉毛の上に
ボールペンかざしてあげる

いざ出かけようとしたら
小糠雨降り出して
傘を差そうかどうしようか
迷うのにも似て ...
尾崎豊を聴くと

すこしだけど荒れた

胸のぐぅの跡が

すこしだけど餓えた


日本語圏の

かつての少年たちに

あいつはまだ

まっすぐに吠えている


尾崎 ...
さかなになってる
きみの意識のなか
すいすいおよぐ
片目をつむって笑う

love&tures
なんだって判る
くだらない世界のこと
水の裏から透き通って見えている

額のうえに
...
人違いをした
人違いしたのは
はじめてではなかった
はじめて人違いしたのは
デパートのおもちゃ売場で
母親とまちがえて
知らない女の人に
おもちゃをねだったときだった
知らない女の人は ...
自分を探す旅だって言って、リュックに詰めた誰かのカケラ

自分を食わす為だって言って、切り売ってきた自分のカケラ


無くなっちまった中身、抱いて

いなくなっちまった自 ...
{引用=




  くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが 
  よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
  とじる かんかくを きく ...
元気な赤ん坊が産まれますように


そして


そのことが嫁にばれませんように
驟雨きて あわてて上る物干に
後より夫も手助けにくる

クレーンにて運び込まれし銀杏の木
菰に巻かれて道に横たふ

北山は時雨るるらしく雲たれて
行く手に燕低く飛び交う
好きなところを数えるのは
大天井岳のてっぺんで星を
数えるようなものだから
その暗闇まで含めて
全部が好きなんだ

そしたらあなたは私を
うそつき、と言った

ほんとうには
遠かっ ...
どこまでも晴れ渡った空を見上げて
あの頃のわたしたちを思った

何をしても楽しくておかしくて
些細なことで涙を流して笑いあって
寂しさも嬉しさもみんなで共有して
いろいろな新しい ...
満天星というと
ドウダンツツジのことだったり
するのだが
いつだったか見た夜空は
まさに満天星という感じで
あれはいったいどこの
キャンプ場だっただろう
キャンプ場の中に
アーチェリー ...
不意に
日記日和だと感じた日は
ペンを
離さないで過ごす
 
夢で見たことや
その日にあったことを
全て
日記につける
 
 
例えば
夢に出てきた男の子が
かっこよかった、 ...
ぼくは 最後のヒーローになる


剣も盾もいらない 
魔法なんて使えなくていい


救いたいのは 一輪の野の花
救えるのは 一輪の野の花


君が{ルビ咲=わら}ったその時
ぼ ...
ぽえまない

おれは
ぽえまない

かなしくても
つらくても
せつなくても

ぜったいに
おれは
ぽえまない

でも
たまには
ぽえみます

ぽえむを
わすれるため ...
ガリガリ ガリガリ ガリガリ
休日だというのに
朝から電動バリカンの音が
騒いでいる
庭の木の手入れがすでに
始まっていた

ようやく訪れた休日なので
今日は一日ゆっくりしていたい
...
バス停で、バスを待った
ついでにあなたも待ってみた
落ち椿がアスファルトに色をつける季節
中途半端な寒さをからかうために
あたしの背筋はピンと伸びる


ゆっくりとバスがきた
あな ...
みんなの幸せを願った言葉を
みんなに届けようと
誰の顔も見ることなく
誰の心も見ることなく
蒼い天に放った

不自由な言葉は重力にひかれて
わたしの顔にへばりついた


ひっぱった ...
東急東横線菊名行の最終電車を逃して
ふて腐れてホームに座り込む
曲がった煙草を取り出して咥える
ジッポを探している間に
駅員に咥え煙草を取り上げられる
仕方無く切符を千切って駅を出た

...
パンダの白い部分を
ピンク色に変えたら
アポロチョコの味がする


ビール の
プール に
入れる と

浮いたり 沈んだり する


ピンクのパンダは アポロの味がする

...
じゃぁまた と

また最初から

アタシの中の世界を変化させる

小さくて狭いから

色んな事を知るたびに
色んな事を見るたびに
色んな人に会うたびに

どんどん ...
あたしを土壌にして
きみの心を蒔いて
あたしは水をあげて
とけて
てのひらかざすみたいで
自由の光りは湾曲して
吸い込まれて
それって
ふわふわで
白いの息だよねって

...
この 曇天のはるか上方
頂が雲の上に突き刺さる

巨大な山体は その裾野を引き
見上げるべき万年雪の銀嶺が
来光とともに不動の姿を現す

薄ピンクに染まる白の世界は
輝きが横たわり
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
四文字の重み山崎 風雅自由詩007/7/11 0:05
トレジャーたりぽん(大...自由詩9*07/7/11 0:01
なみだがわいてくる吉岡ペペロ自由詩607/7/10 23:59
嫁入り道具weed &...携帯写真+...4*07/7/10 23:40
あをの過程mizu K未詩・独白21+*07/7/10 23:31
ぼくたちの先生はぽえむ君自由詩8*07/7/10 23:12
華水蝶子自由詩107/7/10 23:02
つばさいす木立 悟自由詩1407/7/10 22:37
明日になれば恋月 ぴの自由詩35*07/7/10 22:37
尾崎豊吉岡ペペロ自由詩307/7/10 22:31
さかなmoof. 自由詩007/7/10 22:29
人違い小川 葉自由詩907/7/10 22:16
『Hello myself』しろいぬ自由詩307/7/10 21:13
hibikiはらだまさる自由詩16*07/7/10 21:01
短冊に願いをむむ自由詩107/7/10 19:26
30P 「短歌2」よりむさこ短歌6*07/7/10 19:09
コマクサたりぽん(大...自由詩12*07/7/10 18:32
泣きたいほど高く蒼く澄んだ空あずみの自由詩207/7/10 18:05
満天星weed &...未詩・独白1*07/7/10 15:19
日記日和山中 烏流自由詩4*07/7/10 15:11
*最後のヒーロー*ちと自由詩0*07/7/10 15:07
ぽえむ大覚アキラ自由詩4*07/7/10 14:33
電動バリカンぽえむ君自由詩7*07/7/10 14:22
14.06発茜井ことは自由詩1*07/7/10 13:43
摂動悠詩自由詩5*07/7/10 13:39
創書日和「星」虹村 凌自由詩3*07/7/10 12:56
ピンクのパンダ北大路京介未詩・独白11*07/7/10 9:19
一つを柱にすると自由詩2*07/7/10 9:09
野畑〜生えた先の双葉鯨 勇魚自由詩407/7/10 8:57
山体アハウ自由詩307/7/10 8:41

Home 戻る 最新へ 次へ
5462 5463 5464 5465 5466 5467 5468 5469 5470 5471 5472 5473 5474 5475 5476 5477 5478 5479 5480 5481 5482 5483 5484 5485 5486 5487 5488 5489 5490 5491 5492 5493 5494 5495 5496 5497 5498 5499 5500 5501 5502 
6.62sec.