君の家に行ってみれば君は食事中で
スパゲッティのソースが唇につきっぱなしで
一瞬だけ僕の顔を見て笑った

ソファの両端に座って「サムライフィクション」を見た
「天国から来た男達」は見られなか ...
あなたが

自分を必要としていると

思い込んでいて

勝手に

色々無理をしたりしました

勝手に

疲れたり

勝手に

悲しんだりもしました

だけど

...
夏の
夜が
激しさを増し
ぼくは
水が欲しかった
とても

海水浴
波に
持ち上げられて
足がもうつかない場所へ
つま先に虚無が触れ
頭上には
目を閉じても赤い
太陽

...
すごい良い詩になりそうなネタがあるけど

オンナノコウケしそうなので

公開せずに デート用に取っておこうか

それとも 投稿して 女性読者からの私信を待つべきか
ひやり冷たい春の朝
小鳥はもっと早起きよ
隣りの子に目覚めのキスを
洗いましょう 眠い顔を冷えた夜露で
梳かしましょう 透ける髪を小さな櫛で
すっかり気分も覚めたでしょ?

からさわぎす ...
これまで
たくさんの人と出会ってきた
ただぶつかっただけの人もいたし
ふり返るだけの人もいた
目線を合わせただけの人も
いい出会い 悪い出会い
たくさんあったろう
だけど私 ...
これから向かう家庭教師先の
国語のテキストを
電車の中で読んでいた

その内容はあまりにも悲しかった

戦争で両親を失い
家もなく食べるものも満足いかない
それでも生きようとする
子 ...
左手のダイヤの裏に隠された本当の意味知らぬ幸せ

寝言では私の名前が出ないよう 
         呼び名はいつも愛犬『ナナ』で

「ねぇ今日は記念日でしょ」と花束を 
        ...
「序詞」

ゆりかごの中で
小さな戦があった

理不尽な理由とプラントが
長い海岸線を覆いつくした

けたたましくサイレンが鳴り響き

その海から人は
眠りにつくだろう
 
...
 小雨降る夜中に佇む自動販売機
 主がくるのをひっそりと待っている
 
 暗闇が包み隠そうとすればするほど
 燃え盛る 胸の残り火

 歩きだしたら振り向くな
 自分に言い聞かす
...
すれちがいたち
ひびきたち
ある日ふたたび
はじまるものたち


雨のなかの火
海辺の火
生きものに囲まれ
朝の霧を燃す


髪の毛から見える
耳の応え
ひらい ...
私たちが校舎で出会うのは
おばけなんかじゃない
それは
だれかの通り過ぎていったあと
だれかの
いちばん子供だったときの
いちばん光に満ちた
いちばん軽やかな
いちばん無防備な歩み
...
サイレンに近づいてはならぬ

そは破滅をもたらすもの
そは災禍をもたらすもの

蒼き焔の説法
歌声がいかに甘美であろうと
美しき星が時を奪うように
その先には屈折した現実が
口をあけ ...
さ よ な ら

ロウセキでアルファルトに書いた

さ よ な ら

声に出して読んでみると
更に文字はアスファルトの上で白く浮き上がった

さ よ な ら

道行く人が小さく読 ...
月の海は命を抱え 日に日にその領域を拡げていった
ゆっくりと しかし 確実に

生まれてからずっと体内に飼っていたのに
拡張をし始めた途端 わたしの身の内に不安と安堵が交互に訪れる

わた ...
誰もいない体育館でシュートを決める
飽きる事はないだろう
バスケットゴールを見れば今でも疼くのだから


広い無音の空間はその音を生むためのもの
広い無機質な空間はその軌道を妨げないための ...
    庭土が連日の梅雨で 満足げに
         雑草まで育てている
   庭木も梅雨の晴れ間で 満足げに
      みどりの息を弾ませている
       そして 生垣の隙間には
...
寝床に入っていったから
ライトを消して
暗くしたのに
また起きてきたの?

でも眠そうだね
兄弟達が助けを呼んでいる
僕は駆け出す
金持ちのようなダンスを踊る
止めて欲しい
この街でいつも孤独なアゲハチョウは風を浴びて天使を待つ僕の懐にいつも突然に
飛び込んでくるような錯覚 ...
夜の列車に乗り
窓に頬を近づけて
ガラスの列車に乗っていく
列車の中と同じ人たちが夜の闇に透けて
線路のない道をすべるように

窓に身を寄せて
車体に体を溶かしながら
闇に透ける切符を ...
パンのあいだに
イロニーを はさんで
たべない べっとり
エロスを ぬったくって
ことごとく すてる 
七月の空

この空虚

大人しい光

さすらう駅前の

若者たち

その群れ

爆発や地震

どこかで

バイブレーション


愛を重ねて

豆腐屋のラッパ鳴 ...
雨音のぱたりぱたりと心地よくけぶる視界にひらく番傘 なにも伝えられない
こんな夜は

静かにあなたの詩でも読んでいよう

なにも言えない
こんな夜は

静かにあなたの歌声でも聴いていよう


今夜だけは

あなた
ひとりでい ...
そこは新宿の雑居ビルが立ち並ぶ一角の
地下にある場末のバーだった
薄汚れた階段を下りていった記憶はあるが
すでにかなり酔っていたので
なぜこんな場所で飲んでいるのかわからなかった


そ ...
嗚呼もう疲れたのです。
身も心も他人も全てが
秘密は最初は楽しいけれど皆に言えないことが哀しいのです。
終われ、終われと叫ぶ
心も身体も他人も全てが
前に進むにはこの恋を壊すしかないのです。 ...
手の上にカプセルの薬あそばせて
次ぎ編む服の配色と決む

夢に見しことくり返し夫語る子等は
留守にて話題ひとこま

硝子戸に写る雪影大きくて二人の夜が
童話めきくる

首すじ ...
向日葵は上を向いてなにやら
太陽とお話をしているようだ

太陽さん、
私と一日だけ交代しませんか
お疲れでしょうし

太陽は答えた
そうですね
一日くらいお言葉に甘えて
休ませても ...
荷物を取り上げられ
 髪を切られ
 消毒され
 写真を撮られ
 左腕に囚人番号を刺青されて
 工場・鉄工所・炭坑で働かされて
 木で作られた三段ベッドに
 マットレスの代わりに
  ...
こんなベンチに
ふたりで
ただ座っていたいの

…だめ?

そんなに難しいことじゃ
ないでしょ?
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ロイド、肺まで吸い込む虹村 凌自由詩1*07/7/18 0:19
独り上手yoshi自由詩307/7/18 0:16
ふるる自由詩12*07/7/17 23:58
ある男性詩人の悩み北大路京介未詩・独白9*07/7/17 23:42
小妖精と春のある風景Itha自由詩0*07/7/17 23:32
永遠の誓い麻生ゆり自由詩6+*07/7/17 23:18
それでも生きているぽえむ君自由詩10*07/7/17 23:07
adultery十六夜短歌507/7/17 22:47
詩群「その海から」(01〜10)たもつ自由詩31*07/7/17 22:43
残り火山崎 風雅自由詩207/7/17 22:37
みどり よびこ Ⅱ木立 悟自由詩807/7/17 22:31
おばけなんかじゃない美砂自由詩6*07/7/17 22:26
サイレン悠詩自由詩7*07/7/17 22:21
さ よ な ら松本 涼自由詩607/7/17 22:12
月の海橘 睡樹自由詩3*07/7/17 22:09
作曲:シューター太陽の獣自由詩007/7/17 21:42
ひととき信天翁自由詩907/7/17 21:33
あら?weed &...携帯写真+...3*07/7/17 21:30
僕は目を覚ます時にリズムをライムに乗せる日の龍だ那津自由詩6*07/7/17 21:22
夜行列車暗闇れもん自由詩107/7/17 21:18
そろもん(食事の話)みつべえ自由詩107/7/17 21:07
この世のすべてに吉岡ペペロ自由詩107/7/17 20:50
ツキニムラクモリュウセイ短歌5*07/7/17 20:41
こんな夜は乱太郎自由詩24*07/7/17 20:30
甘く危険な香り(妖精篇)渡 ひろこ自由詩4*07/7/17 20:16
壊してと泣く黒沢華虚自由詩007/7/17 20:14
36P 「短歌2」よりむさこ短歌6*07/7/17 20:13
太陽と向日葵hiro自由詩6*07/7/17 19:49
アウシュビッツの惨劇円谷一自由詩2*07/7/17 19:43
空っぽのベンチ風音携帯写真+...3*07/7/17 19:32

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