皆様
地球温暖化の影響で
まもなく北半球では
台風は
左回りから右回りになります
お見逃しなく
次第に雲の腕が縮んでいき
夜半を過ぎたあたりから
反対側に雲が伸び始めます
翌朝には
...
空がオレンジに染まってしまって
お前が生きた一日が終わる
そろそろ
水平線を被りながら
俺の視界の届かぬ場所にて
お前は眠りにでもつくのだろう
俺達は未だ
蛍になったか ...
大切な事までも
忘れてしまうのはなぜだろう
後ろから、言葉達が追い掛けてくる
彼らは私に追い付けない
鬼ごっこがしたかったんだ
時々、追い付いてくる鬼もいる
そんな時は
物陰に隠 ...
{引用=月日に添へて時の花咲き
前の花のいといみじふ美しき
おぼろなりて花の匂ひを忘る
あやめの花もまた同じなり
時の移ろひとはかくのごとくと
定めを知るなり}
花あやめ消えゆく色 ...
平べったい虫のようなもの
電車に揺られる
赤子のごとく
振り返り
振り返り
見つめる単眼
娘る嘆願
引きつり
皮に 壁を
はりつき
はい上がってくる
見つめながら
一個師団 ...
風にその行方を聞くように
雲に空の彼方を訪ねるような
そんな無意味な行き方を繰り返していた
若い頃
生きてるのが苦しくて 悲しくて
いつも虚しさだけ ...
赤いダリアがうつむいていた
街灯はちかりちかりと電池切れ
濡れることに疲れたわたしは
通りすがりの民家の軒下で雨宿り
出窓に座るドラえもんと目が合った
車が水しぶきをあげて ...
あたしは河だった。
両岸の、
親族と参列者を満たす河だった。
あたしは、
泣いて、
泣いて泣いて泣いた。
やがて涙は両岸に溢れ、
氾濫し、
洗い流した。 ...
カントリィ鳴っている
帰り道
軽トラ
揺られながら
むなしい得意どきを知る
俺には似つかわしくない街から
帰り道
カントリィ鳴っている
逢いたいから ...
そこはかとなく
カオス から はじまる
巣箱の なかで 羽音が する
複数が 単数を 響きあう
羽音が する
とおく 草陰に 一軒の 廃屋...
誰かの ...
雨が降ると いつも
あまだれをじっと見ている
子どものままで
いまも
樋の下でふくらんで
まっすぐ地面に落ちてくる
あまだれ 一ぴき死んだ
あまだれ 二ひき死んだ
あまだれ い ...
世界の端にあるラジオ局
リスナーは主に旅人達である あとは動物達
様々なメッセージやリクエスト曲が来るが全てに応えてくれる
いつも世界の端についての情報がO.A.開始時に流される
宇 ...
暗闇の中で二人布団に横たわりながら
アナタは火のついたタバコを指で挟んでフワフワと空中を舞った
時々くちびるに着地しては強く燃えて
また泳がせた
周りは全部真っ暗で
...
何度目かの夏が来て
また僕はさよならをしなきゃならない
こんにちはもしなきゃならない
どこかから来た夏に
どこかへ行ってしまう夏に
僕たちは
誰かの終わりから始まった
ということは続 ...
ホテルのバスタブで
泡の中に沈んでいくシャツやパンツやら
ぐるぐる回して素足で踏みつける
ベッドから彼女が這い出してくる
「プールで潜らない?」
抑揚のないいつもの声
ゴルフで痛めた ...
朝を銀色の風が運ぶ
そっと包まれる静かな時間
繰り返す透明なセンテンス
目に見えないエッセンス
窓越しにすれ違うあの子に
目配せをしながら通り過ぎる
本当は気がついて欲しいんだ
太陽 ...
安らぎを下さいと君が言いました
私はしばらく何と言っていいのか判りませんでした
ただ、黙って君を抱きしめました
もう泣かないで下さいと君が言いました
私は少しも泣いているつもりなどありませ ...
風に流れた手の残像に
小さな思い出が掴まれている
ちぐはぐなパズルを合わせるように
もがくそれを見送る
振り返ることすら出来ない
ここから手を伸ばす事も出来ない
届かない
飛び出した後は ...
あの頃の私は、死ぬ理由ばかり考えていた様に思います。
例えば風が強いとか、梅雨でもないのに雨続きだとか、
貴方に近付く事ばかり、必死に考えていた様に思います。
夏の日差しは、此処もあ ...
光景がこんなにも虚ろだなんて知らなかった
空が黄土色だとか
雲が赤褐色だとか
未来が錆付いているとか
過去が捻くれ曲がっているとか
稲光が音もなく過ぎ
彗星と勘違いして微笑
区別 ...
もうひとりの
あなたが
もうひとりの
わたしと
会っているとき
あなたは
電話で
会いたいね
という
もうひとりの
あなたが
もうひとりの
わたしと
けんかしてるとき
...
そうして君は、と
切り出した言葉の奥で
俯いたままの昨日は
指をくわえて
泣き崩れていたりする
引き金を引いた僕と
受動態を貫いた君の
どちらが正しいのかさえ
僕には分からなくて ...
全てのものに意味があり
全てのものに価値がある
だけど
価値のあるものに何かを足すと
その価値が崩壊してしまう
どんなに感動的な絵画も
どんなに衝撃的な歌詞も
どんなに有名な ...
感情には雑音が乗る
試験中の静けさに
胃が重たくなり
口中が乾いて
窓の風音と
斜め向かいの机の
名前が思い出せない
級友のシャーペンが
刻む音が気になり
目の前の紙には
集中 ...
心では泣いているのに
鏡の中では笑っていた
本当は辛いのに
鏡の中では笑っていた
症状が 表情が 賞状が 処女が
ギギギギギ銀行からカネをおろせ パンツおろせ! そのまま座れ!
そのまま吸われろ オレは銀行強盗だ 手を挙げろ!
母の日はカーネーションだ 忘れるな 用意しろ! ...
第一歌 テレマコス、父の消息を求める旅を決意する
【人物】
オデュッセウス…イタケの王。トロイア戦争の英雄。今は放浪の身
テレマコス…オデュッセウスの息子
ペネロペ…オデュッセウスの ...
うずまき柄のシマウマ
性格はひねくれていて
曲がったやつだ
見たことないって?
ふふ ひねくれているから
人目に顔を出さないんだよ
それで山の奥地で一人寂しげに
...
思いは線で形になる
文字という
不確かな形に
虹のように曖昧な
色とりどりのモールを
くしゃくしゃに丸めて
誰彼かまわず投げ付けていた
文字になりかけた絡まりは
はじかれ
ベ ...
飛び込めないのは25メートル先の地上
あたし 空なら飛べるわ
耳鳴りがやまない
自分が嫌で吐き気のする夜
夜の闇に溶けたら君のもとまで行けますか?
鉄柵のうえで足を投げ出して
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
変心
大井圭
自由詩
4
07/7/13 12:51
夕焼けの終着駅
黒子 恭
自由詩
7*
07/7/13 12:51
こどものあそび
狩心
自由詩
2*
07/7/13 12:37
あやめ ★古語の宴 参加作品 ★
ぽえむ君
短歌
6*
07/7/13 11:46
虫
大井圭
自由詩
1
07/7/13 10:48
私の未来を買って下さい
明香璃
自由詩
1
07/7/13 9:59
夕立
あずみの
自由詩
7
07/7/13 9:44
「 泣いて、泣いていない。 」
PULL.
自由詩
18*
07/7/13 9:35
むなしい得意どきを
吉岡ペペロ
自由詩
1
07/7/13 7:55
くちぶえ
モーヌ。
自由詩
18*
07/7/13 7:31
あまだれ
yo-yo
自由詩
12*
07/7/13 6:49
天国へのメッセージ
円谷一
自由詩
2*
07/7/13 5:23
ホタルごっこ
稀
自由詩
2*
07/7/13 4:23
夏風
雨宮 之人
自由詩
2*
07/7/13 3:47
A wandering fish
shu
自由詩
7
07/7/13 3:08
君のえくぼにつまづいたんだ
プル式
自由詩
4*
07/7/13 2:54
安らぎの鐘は月に浮かぶ
〃
自由詩
3*
07/7/13 2:54
記憶の残像 風の黎明
〃
自由詩
3*
07/7/13 2:53
秋の羅刹
ヴィリウ
自由詩
1
07/7/13 2:17
裏切られ者の愚痴
松本 卓也
自由詩
0
07/7/13 1:38
話し中
小川 葉
自由詩
4
07/7/13 1:16
無題
山中 烏流
自由詩
8*
07/7/13 1:08
蛇足
電子ノ猫人
自由詩
3
07/7/13 0:40
濾波
ねなぎ
自由詩
1
07/7/13 0:37
鏡
電子ノ猫人
自由詩
1
07/7/13 0:14
小常識 賞状式 症状
狩心
自由詩
4*
07/7/13 0:14
ホメロス「オデュッセイア」メモ 1-2
hon
散文(批評...
1
07/7/13 0:01
シマウマ
hiro
自由詩
3*
07/7/13 0:01
象形
ポッケ
自由詩
1*
07/7/12 23:59
夜を泳ぐ
朽木 裕
自由詩
4*
07/7/12 23:54
5457
5458
5459
5460
5461
5462
5463
5464
5465
5466
5467
5468
5469
5470
5471
5472
5473
5474
5475
5476
5477
5478
5479
5480
5481
5482
5483
5484
5485
5486
5487
5488
5489
5490
5491
5492
5493
5494
5495
5496
5497
加筆訂正:
紫陽花
/
松本 卓也
[07/7/13 1:20]
誤字修正
8.44sec.