マニキュアや街の隙間に山赤く
髪をすく仕草で届きそうな月青い温度は抱きしめて知る
スカイタワー高層ビルに隠された月を映せり「ひとりじゃない」と
宇宙には同じ星などないそんなことは昔に確かめ合った
...
あかいあかいいちご味
提灯に照らされあかいのか
キミと手を繋いでいるからなのか
みどりにすきとおるめろん味
夏の海にも似たこころ
私たちはまだあおいあおい
きいろくひかるれもん味
...
桃の実は人を裁くと言う
僕が試験に落ちたとき
確かに桃の実はわらっていた
お前本当は桃の実じゃないだろう
僕はそいつをもぎ取り
皮をむいてみた
白くて柔らかい果肉があった
食べてみたら甘 ...
全てに疲れ果てて 涙を流す 君がいた
こんな自分には もう価値なんてないと呟いた
でも そんな涙を流せる心にこそ 価値は宿るんだ
目に映らないものばかりで 溢れているのは
交わらない二つの ...
千利休が七輪でツバメを焼いて食べている、
そんな絵葉書が一枚届く
彼女はそれを見ながらテレビ画面を舌で舐めている
その姿が、どことなく黄昏ていて
テレサ・テンの歌声とともに
無限増殖するスー ...
眠れなかった寒い朝には
あったかいココアなんか
飲みたいな
ふたり
ひっついて
離れないで
パジャマ着たままで
そろそろ出かける時間だなんていいながら
はやく着替えなきゃなんて ...
わたしの 心の 奥底に
降り続く 雨を
見抜いたのは きみ
幼い頃の あの 忌まわしい過去も
人前では 何もかも
笑い飛ばして 切り抜けて来たのに・・・
「隙を見せた方が負けなん ...
夕方が透明になる
桃いろが黒ずむせつな
夕方は透明になる
そして
藍いろは夜に向かうのだ
あたしのこと忘れたことも忘れる頃にあたしは君を忘れるんだろ
何もかもうまくいかないそんな日々 カレーさえ悲観的な味付け
鈍行の列車の速さでは駄目だと堪らなくなり目を閉じている
...
淫らを着飾った少女の懐に /みだら
報酬がイイワケを押し付ける夜
遮断された感覚がしつこく蘇る
いいかげんの蔓延した景色が
記憶という車窓を通り過ぎるたび
う ...
{引用=
「あいしています」
}
言えないんじゃなくて、
言わないだけなのさ。
この日常すらも失うのが怖くて。
{引用=
「そこにあるものが幸せだとは限らないのに」
}
桃色の夕方は
いっしゅんで
冬に向かう夜になっていた
目をはなすと
世界はいつも
そうやってゆき過ぎてゆく
またあした巡りあえる
それはわからない、と
...
彼は殺し屋
40人の教室にやってきた
先生が連れてきた
私たちは目を伏せた
選ばれないように
選ばれたらお仕舞いだ
彼は殺し屋
黒板の前を行ったり来たり
吟味するように行ったり ...
わたし 本当のことを言っているのに
いつまでたっても 信じてくれないの
だって ここで嘘をついたって
後から また苦しくなるだけ
だから 恥ずかしいけど
ここで ...
『月に群雲 花に風』など云へど
変わらぬものに興味はわかぬ
群雲の隙間に覗く恥じらひも
をかしきものと思ひもすらむ
風そよぎ靡く花房ゆらゆらと
遠き故郷へ香り仄かに
...
病院内で知り合った
女の子が
儚くなった
茶色い長い髪を
くるくるとカールさせて
フリルやレースの
かわいい洋服を着て
いつも微笑を湛えていた
その彼女が
もうい ...
見失う
三行の言葉
見失う
午後の光に
のばされる腕
花を
摘みとることなく摘みとる手
灯の上の灯の道
水の上にしかない陽とともに
水のたどりつくとこ ...
縮めた手
ゆるりと解き
産声を
始まりの
鐘鳴り響く
左胸
Startline
越えたら死ぬまで
進むのみ
閉じた世界
こじ開けて来た
胎児さえ
...
切れそうで
切れない夢のあと
僕らの恋愛装置は
発火する
共同幻想のなかを
漂いに漂い
僕らは僕らの
父と母に出会う
リンガとヨー二を一つに抱き
存在の不確かさを確か ...
まよなか、ドウナツを食べる
(what do you think about?)
ぼくの好物、茶色いドウナツ
(do you feel happy?)
金色の砂糖の粒が散りばめられた
...
あの頃
純粋なままの
恋は
積もる事のない
幼い雪
まどろみに
サイレンはやみまして
午前二時は
時計の音が迫るころです
わずかばかりの寝息が
胸にかかれば
布団かけなおして
あのこと
あやまって
ゆるされる気でいるのです ...
あのオンナに負けないように イイオンナになりたいのに
追いつくどころか 引き離されていく
どうすればいいの?
嫉妬するしかないの?
運命を呪うしかない 第二恋 ...
灼熱の町
赤い海
ゴミと化した人の山
切り裂く金きり音
降り注ぐ金属体
吐き気のする死臭
大量の真っ赤な液体
倒れていく知人
猛烈な空腹
埋め尽くされる川
...
夏の終わりに
巨大な鳥の夕焼け空で
大きく開けた嘴の中に 夕日がおちた
巨大な鳥は 薔薇色の雲にちぎれていって
後ろむきの 月が
踊る
なぁ
寂しい
ヘリウムを吸ってるよ
僕と
僕の分と
二人分
針葉樹の季節が来てる
服と
ココアが
二人分、冷えてる
黙って伏せれば
机だけ 温かい
...
わたし桜の花になりたい
ふたり出逢ったころ
空を埋めつくすように咲いていた
あの満開の桜の花になりたい
わたし風になりたい
いつもふたりのまわりを取り囲んでいた
あのやわらかな風になり ...
あいの里
しのつく秋の{ルビ雑木=ぞうもく}
湯ぎりのしずく
かじかむむねのめぐみよ
髪を結い
知らぬみちをぬけて
はにかむ街へ
いつか人とはぐれて
ふちにたたずむ
銀のあかりあ ...
ハヤク、 はやく
コトバが逃げてしまうよ。
アイディーもパスワードも
まにあわない速度で
言葉の滴はこぼれおち
またうみだされるまで
感情の中を
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
壮年 十
A-29
俳句
0
07/10/1 22:28
LUNA
Rin.
短歌
8*
07/10/1 21:33
なないろのあめ
零椅
未詩・独白
7*
07/10/1 21:22
桃の実
葉leaf
自由詩
5
07/10/1 21:11
よつばばたけ
蒼穹
自由詩
8*
07/10/1 21:10
ボブソン
はらだまさる
自由詩
10*
07/10/1 21:09
寒い朝
風音
自由詩
11*
07/10/1 20:55
悲しみの雨をひき連れて
Lucy.M...
自由詩
2
07/10/1 20:53
透明な夕方
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
07/10/1 20:36
特急を待つ
町田アキラ
短歌
6*
07/10/1 20:07
運命共同体
九鬼ゑ女
自由詩
2
07/10/1 19:42
言わない
神音
自由詩
4
07/10/1 19:33
覚悟
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/10/1 19:22
彼は殺し屋
相良ゆう
自由詩
2*
07/10/1 18:46
長い告白
森下 流華
自由詩
2*
07/10/1 18:41
魅力
秋桜
短歌
2*
07/10/1 17:56
無能
風音
自由詩
4*
07/10/1 17:04
brighter
木立 悟
自由詩
4
07/10/1 15:34
『Let’s begin the world!(さあ世界を始 ...
しろいぬ
川柳
0*
07/10/1 14:25
夢のあと
シホ
自由詩
0
07/10/1 14:04
ドウナツ
hhhma
自由詩
2
07/10/1 13:12
幼い雪
でんぼ
自由詩
0
07/10/1 13:08
午前二時
naho
自由詩
1
07/10/1 12:59
嫉妬
北大路京介
自由詩
5*
07/10/1 12:35
日本にないモノ
doon
自由詩
1
07/10/1 11:47
空
リーフレイン
自由詩
4
07/10/1 11:47
不眠
フクロネヅミ
自由詩
2
07/10/1 11:43
ひだまり
月下美人
自由詩
5*
07/10/1 11:31
鏡恋歌
佐野権太
自由詩
10+*
07/10/1 11:01
ココロ、コトリ。
Sa;
自由詩
0
07/10/1 9:18
5248
5249
5250
5251
5252
5253
5254
5255
5256
5257
5258
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5260
5261
5262
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5265
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5271
5272
5273
5274
5275
5276
5277
5278
5279
5280
5281
5282
5283
5284
5285
5286
5287
5288
加筆訂正:
夢
/
「ま」の字
[07/10/1 21:09]
07.10.1小改。13.5小改。
7.09sec.