ある日乞食は言いました。私にも人生があったのだと。少年はその呟きを、たまたま、通りすがりに聞いたのでした。
そうしてそれを聞いた途端、その場を離れなければ為らないと感じました。しかし、少年がいくらそ ...
酔っ払って
海岸に
遠くの音
ひずみの向こう
波は立ったまま
立っている

寒いのは
恋人を連れていないから
あたたかい手を差し伸べる人を

遅くまで起きていても
誰も叱らない ...
XXXへ


昨日はありがとう。
久しぶりに会えて楽しかったよ。


ちょっと気まずいこともしちゃったけど
それはそれでよかったのかなぁと思うよ。

私は意外とこういうことを真面目 ...
心臓を撃ちぬかれ邦人記者の身はミャンマーの路に倒れたりけり きみを傷つけてみたかった

やさしくなって、ね
実家に帰ると
父はいつも
私にポテトサラダを薦める
それが彼の好物だから

私はマヨネーズが好きでない
それでも父が皿に盛ったポテトサラダを
一応は受け取るようにしている

それに気 ...
荒涼とした原野に
流転の種は解き放たれ
十五夜の月が
黄金色の蜜を
大地に垂らし
豊潤の実りを
見つめている

舞う種は地に根付き
芽は硬い殻を破り
一息呼吸する ...
きみも 同じカタチに 見えているのだろうか?

きみも 同じイロに 見えているのだろうか?

きみも 同じセカイに 見えているのだろうか?


 たとえ もし きみが何も見えていなくても ...
 


「 シジン 」


      詩を書くひとが すべて詩人というわけじゃない。

      詩のような生き方が 
   
      詩そのも ...
昨日 おかんが泊まりに来た
おとんとの惚気話、散々聞かされた・・・

おかんよ
これでも うち傷心やねんで?
まぁ仲良うしてんねやったらエエんやけどな

今日 おかんが帰った
そしたら ...
「あと1分」
無骨な声が響きわたる

モニターは緑の直線を描いている

注射痕で赤紫に染まった
骨ばかりが目立つ手に
わたしはくちびるを そっとつける
将のなまぬるい肌が微か ...
犯した過ち数知れず

されど今更如何にもならぬ

二度と過ち繰り返すまい

幾度と自戒し

新しき日々を積み重ぬ
延滞金さえ払えば帰さなくてもいいですか君 レンタルみたいに


したかった 最初で最後のセックスを 春には里に帰る君と


無人駅 待合室に金の沈黙 止めても君は笑うだけだろ


お ...
体いっぱいに
内臓や肉や骨を詰め込んで
さあ出発だ
横断歩道を渡り
魚の肌を横切り
宇宙ができる以前から咲いている花を
アスファルトに練り込みながら通り過ぎて
コンビニとともに混濁する
...
              070925




こけら落としの上演には
伺いますと
従兄弟のこけしが呟いて
お財布の底を覗いてる
たった一枚
見せ金の一枚だけが
身を固くして ...
ねぇ、なんで生きていなきゃいけないの??

─それはね、君という人 が、この世に必要だか らだよ。


でもさ、人はいっぱいいるよ??
僕1人消えたって、他にいっぱい人いるじゃん
…僕、 ...
ぎらぎらと 
眼の光る犬が 
飼い主に首輪をつながれ 
通りすぎた 

わたしもあんな眼で歩き 
いつも空から{ルビ観=み}ている飼い主が 
今日という日にそっと隠した 
見えない宝を ...
弟と川辺で遊んでいると
親戚のおじさんが流れてきた
僕達の作った小さいダムを壊しながら進み
ちょうど僕と弟の足首に引っ掛かるようにして
おじさんはやっと止まった

おじさんは皮膚の中で ...
捨てられた便座の{ルビ蓋=ふた}が 
壁に寄りかかり 
{ルビ日向=ひなた}ぼっこしている 

日射しを白い身に浴びて 
なんだか 
とても幸せそうだ 
波あとのすなのうえについたあしあとを
くっきりとおぼえている
場面はかわっても流れている音楽はおんなじだった
われわれがみがきあげたタイルのうえを
仔どもらが駆け抜けていって
べたべたするあ ...
わたくしは
懐古主義者なので
懐中時計を買った
てのひらに
すっぽり収まる大きさで
二時の後に
六時になったりする
マイペースな銀鼠色の
愛いやつである

『浪漫主義』を
『ろま ...
ガラパゴス やりすごす

クアラルンプール 来る不安ブーム

イングランド 韻が乱動

アメリカ あ、目に蚊

オーストラリア どうするといいのか

フランス 腐乱す

...
掴み損ねたよ 淡くない何か 2006年8月25日

旅の話

世界遺産になっているしらかみまくり山地にいってみよー
ということで前日にお連れさん方と合流
わいわいやりながらレンタカーで走りました
私は後ろの席でぐう ...

駐車場で暮らす人と知り合いになった
駐車場の
車一台分に四角く区切られたスペースに
うまくお布団を敷いて
机を置いて
入れ替わり立ち替わりする車のヘッドライトを灯りにし
雨が降れ ...
君はもう忘れたんだろ角にあるセブンイレブンでキスをしたのは


冗談にならない嵐 外に聞き“永遠はない”わかってはいる


「もしもし」とのろい私を罵ってくれるウサギが君ならよかった

...
+桃色檸檬+

 辛いもの好きだけれど激辛を中辛と言えないあたしは甘い女

 左胸青と赤が輝くくせに澄ました顔でピンクレモネード


+泡沫檸檬+

 ビーフカレー当然のように辛口な ...
手の平

すり抜けて

失ったもの

ひとつ

ふたつ

いくつ


手の平

合わせて

守ったもの

ほんの

かすか

わずか


最後の夢見 ...
猫になりたい
しなやかな肢体を丸めて
吐き気をもよおす雑踏の臭いに鼻をひくつかせて
大きなエメラルドグリーンの瞳は死んだ目をしたサラリーマンを捉える

コンクリート砂漠の片隅で
1、2、3 ...
のぞいてごらん、おまえは蓮華畑で興奮している、鼻腔を刺激する春の芳香のなかで、何かを追いかけ、また何かに追われて、ちいさな蓮華の花を踏み潰すたびに熱くなっている、いけないことをし過ぎて気持ち良くなった ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【童話】ある乞食の話(第一話)プル式散文(批評...0*07/9/29 1:21
折れ曲がったふるる自由詩9*07/9/29 1:08
手紙まりも未詩・独白107/9/29 1:07
弾圧A-29短歌2+*07/9/29 1:00
伸びた爪ゆうと自由詩0*07/9/29 0:26
愛のある食卓亜樹自由詩107/9/29 0:25
生きるshu自由詩207/9/29 0:10
同じカタチ北大路京介携帯写真+...5*07/9/28 23:52
シジンae96自由詩107/9/28 23:44
ありがとうなライチ自由詩3*07/9/28 23:30
DEATH US NEVER DO PART池中茉莉花自由詩2+*07/9/28 22:10
ライチ自由詩5*07/9/28 21:55
君、帰郷す町田アキラ短歌7*07/9/28 21:46
sa-葉leaf自由詩9*07/9/28 21:40
親戚の欠片あおば自由詩1*07/9/28 21:33
ねぇっ!!amor自由詩107/9/28 21:08
犬の眼 服部 剛自由詩4*07/9/28 20:47
親戚の欠片朗らか自由詩3*07/9/28 20:46
ゴミ置き場 服部 剛自由詩5*07/9/28 20:35
(無題)キキ未詩・独白407/9/28 20:24
浪漫通り亜樹自由詩307/9/28 19:20
_黒牛乳自由詩007/9/28 19:00
創書日和「淡」 はざま半知半能携帯写真+...307/9/28 18:18
葦間さんの旅日記その3mizu K未詩・独白307/9/28 17:46
出会った人々についての話吉田ぐんじょ...自由詩23+07/9/28 16:46
君ならよかった町田アキラ短歌8*07/9/28 16:33
+果実恋歌+ちと短歌207/9/28 15:57
*夢見月*自由詩007/9/28 15:39
西藤ウサギ自由詩007/9/28 14:48
収穫はらだまさる自由詩13*07/9/28 14:04

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加筆訂正:
DEATH US NEVER DO PART/池中茉莉花[07/9/29 0:09]
若干訂正しました
(無題)/キキ[07/9/28 23:41]
誤り修正しました
6.38sec.