手の内におさまるほどの椀の中赤茶けた汁を泳ぐ鯨よ

飲み込んだ林檎の行方今何処智恵も叡智も遠い我にて

さよならの響きがこだまする校舎白亜の壁は赤く染まれり



{引用=今まで自分が ...
おじさんをたずねていくと

いとこの女の子が大きくなっていた。

久しぶりなので小遣いをあげると

喜び跳ねて菓子屋に行った。

秋入梅のなかで、妙に晴れたこの日に

おじさんはや ...
あの夜の出会いは一期一会だったのかなぁ

だって君とはもう二度と会えないだろうから

あの夜へ戻ることができるなら
  俺には似合わないけど
    笑顔でお別れをいってあげれるのになぁ
...
シルクでも ミンクでもない手触りで

愛想ふりふり ベンガル無敵



たい・まぐろ
 高級猫缶
  大好きニャ

嬉しさアピり
 またオネダリす



セルシオ ...
たいせつなものが
ばらばらになっていく

もしかしたら
拾い集めて

いつか
きれいな連なりに
むりしないでいい
背伸びしなくていい

つまづいたり
転んだなら
空を見上げて

蒼を焼き付けて
目を閉じる


風を肌に感じて
吸いこんでみれば

ささくれだらけの心が
...
 
 
鮮やかに彩られた鮮明なキャンバスに
生きる君
蝶より儚い蜉蝣だ
白い手首にずっしりと
筆先を落としたがる掌が
 
(ちらちらと
 
 
冬の雪は冷たすぎると
呟く君のホ ...
僕にはアリバイがある。

今まで積み重ねてきたモノが今の僕。

誰に疑われてもかまわない。

君も僕のアリバイを証明してくれるはず。

今の君がいるのも、アリバイを作ってきた過去の君が ...
頬を伝うスペードの影月光浴びて

滝のそばで膨らむぬいぐるみの静けさ

想像上入り組んでいる鯨は筒

生まれ変わる前に貸した三輪車でやって来た

髪を外に垂らす日の夜の長い髪

船 ...
いま 欲しいもの

    アナタを満足させられる才能
コスモスのピンクが、夕陽までも染めている
川端を飾るのは、彼岸花の火花の群れ
それらは秋風にしなやかに身を任せ
冬を迎える憂鬱を柔らかに受け止めてから
羊雲へと放ってくれる。

...
気付いたの

アタシの真ん中に
ぽっかり空いた穴は
アタシの想像以上に大きくて

アタシは無意識に
その穴を埋めるナニカを求めてた

穴を吹き抜ける風が
冷たくて冷たくて
凍えて ...
ピアノという家具の冷たさの{ルビ傍=そば}で 偉大な 来光を祈る
密かな 朝焼け
夜たちの気息が
静かな 朝焼けに 消える

黙したまま 祈る

日輪の再生
精緻な 軌道の再現
来臨の風
小鳥はさえずり

長き不在の今日
...
さよならを
告げられずとも
久々に
夢で逢えたら
気が済むつもり
とくん、とくん。

と、生きてるようです。

何で、スタートしたのだろう。

何で、生きてるんだろう。

何で、死んでしまうんだろう。

ゴールはどこなんだろう。

何もかも、 ...
冷めたコーヒーおーけー 怖い夢を見た   気がする
目を覚ますと記憶からこぼれた感覚に襲われた

何もする気が起きなくて
しばらくぼーっとする

仕事に出かけ同僚より早くタイムカードを押す
瞬間的に押される時間 ...
恋の終りはいつも突然で女に追い縋る男を横目に僕は歩き出した





恋の終りと始まりが重なる事はそう珍しくは無く
世の中の恋の大半はそうやって終末を迎えているだろう


新し ...
暗闇の中、声を押し殺して泣いた。
誰にも聞かれないように。
誰にも知られないように。

けど、本当は気付いてほしかったんだ。
私の苦しみ、悲しみ、辛さを。

あなたに抱き締められ
『 ...
煙草の煙が頭に染み付いている
医者がいくら胸部のレントゲンを取ろうが
脳が灰色に色付いているのだから
透視でもしない限り異常には気付かない
肺はもともとピンクらしいが
灰色の肺のほうが洒落て ...
 あいしてる

  あなたのセリフ

   あたたかで

    あいもかわらず

     あたしとろける
僕のふりをしていた木が
いつのまにかいない
僕のふりをすることに
疲れたのか
あるいは木のふりをすることに
僕が疲れたのか
新しい図書館の椅子に座ると
声が聞こえる
ここにいたのだ
一人ぼっちで
影を踏んで遊んだ、帰り道
空は何者かに犯されて
真っ赤に燃えていたことを
それだけを、ただ
覚えている
 
無垢な手のひらを伸ばした
見知らぬ稚児の瞳には
あれは、鮮や ...
狂うほど 心ねじれる想いごと


京都御苑にサファイアの雨
{引用=閉じられた扉を内からノックする
「お願い、誰か、…わたしを見つけて――…!」}


もしも、とか。
ほんとは好きじゃないけれど(アンバランスだ)と影が言うので


あの人に恋し ...
かつて絆という
名前があったように
離れてしまった言葉の
名前を呼び続ける
声と声が平行して
共鳴する音色は
美しくせつなくて
呼び方は違っても
意味は等しく
軌跡となり
記される ...
ノート

忘れられた言葉

終わりもみつけられずに

さまよったまま

静かに痛んでゆく紙のうえで

呼吸をつづけている

あのひとの、
いつかひらめいた
あのひと ...
 
 
シとドの間の秘密
密林の光を探す処女
口笛は
美しくもはかない時代の産物だと
誰かが呟いた
 
永遠を笑うこどもたち
中指は輝きながら点滅して
たくさんの蛍を呼んだ
 
...
すし詰めの車内で私は玉子
握りの玉子じゃない
握りの横に添えられた 数学の図形に似た飾り物の玉子
入り口の支えに身を預ける
頭の焼印を日差しが照らす

不意に電車がカーブにかかると
バラ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
変換遊び亜樹短歌4*07/10/2 19:22
嫁入り短角牛自由詩307/10/2 19:10
一期一会fuji自由詩207/10/2 17:47
にゃんにゃん猫 零壱北大路京介短歌6+*07/10/2 17:36
ネックレスのように風音携帯写真+...2*07/10/2 17:01
深呼吸秋桜自由詩307/10/2 16:51
いのちのつくりかたゆるこ自由詩207/10/2 16:31
アリバイ作りサル自由詩007/10/2 14:53
ひかりきこえない黒川排除 (...川柳907/10/2 14:25
欲しいもの北大路京介自由詩4*07/10/2 13:24
北陸の秋megie自由詩107/10/2 12:12
嗚呼、勘違いライチ自由詩5*07/10/2 10:02
経験 二A-29俳句4*07/10/2 9:17
来光を祈るアハウ自由詩107/10/2 9:00
夢で逢えたらかとうゆか短歌207/10/2 7:13
TRACK。狠志自由詩207/10/2 1:23
経験A-29俳句1*07/10/2 0:47
ロボット以下tatsuy...自由詩207/10/2 0:38
さぁ、口付けを杉山 さち自由詩107/10/2 0:32
母なる温もりRinka自由詩2*07/10/2 0:25
一服木屋 亞万自由詩1*07/10/2 0:20
 『あ』むむ自由詩1+07/10/2 0:14
擬態小川 葉自由詩7*07/10/2 0:12
ゆふぐれ山中 烏流自由詩607/10/1 23:39
平安ブルー 10北大路京介短歌5*07/10/1 23:33
かくれんぼ vol.1士狼(銀)短歌5*07/10/1 23:18
日々の果てまで小川 葉自由詩107/10/1 23:07
忘れられた言葉美砂自由詩3*07/10/1 23:07
vuoto cantoゆるこ自由詩1*07/10/1 22:49
すし詰めラプソディー楠木理沙自由詩207/10/1 22:42

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加筆訂正:
沈黙する夜の始まりには/りゅうのあくび[07/10/2 19:11]
訂正しました^^20071002
7.96sec.