なめらかに透き通った朝に降り立つ
 地上の空気は優しいから
 
 とびきりおしゃれして
 愛しい彼女に会いにいく
 昨日の電話の話の続き
 
 見守る太陽ありがたい
 灼熱の青春 ...
あなたのひとみから
こぼれ落ちた悲しみが
約束された事象の
織り込まれた糸を伝い
ぼくを貫く

海底のような
揺らぎのなかで
ふたりの合わさった痛みは
祝杯をあげるように
胸の水盤 ...
朝火事かなし 東京駅地下 有楽町駅前 ベットタウンの駅前に
見栄っ張りな民どもの osare ショッピングセンター乱増殖
どこも決まって大手アパレル及び食品企業の劣化ブランドが群れをなし
買い物客に時代の最先 ...
 以前書いたある文章への反応に、作者である自分からしたら思いもよらないものが返ってきたことがある。その文章は自らを特別な存在のように見做してしまう「詩人」へのエールのようなつもりで、同時にひとつの作品 ... 君と私が会うと
言葉を 眼差しを交わすと
りんどう色の深淵が しずかに生まれてゆく
言葉を 眼差しを交わすほどに
それはしずかに 深まってゆく

二人して覗き込む
そのなかば透きとおった ...
正しい 陽光が見える
肌に心地よく
暖かな圧をともなう

今日を確信させる
無色・透明の公正な陽射し

なんぴとも
この太陽を正しく享受して
あまねく
全人的に正しく暮らさねば
...
そのくちびるから
なまえが
あふれるたび
わたしのひとみは
ちいさく
またたいたあと
もろもろを
こぼすことを
ゆるされる
のです
 
 
うつりこんだ
むらさきいろの
そ ...
 
折角の休日、あまふり、かぜふき
計画は台無し。君のひとことに救われる
「一緒にいれれば、」 それだけで。

僕の部屋はきたなくってごめんね。
でもいつだって、
ふたりがすわるだけの面 ...
 皮肉だ
 看護婦が白いナース服を着ているなど
 脳ミソを解体して血管を切り裂き
 撥ねた血が生地にしみこみ
 次第に血を見てもなんとも思わなくなる
 人が死んで真っ白になっていくのを
...
いつもみたいに笑った
滲む感情を奥へ押し戻すために
いつもより多く笑った

一冊分にも及ぶ会話の中
話したいことは声に出来ないままでいる
隙間の無い会話は
途切れた後の沈黙が ...
つちやかいのひたで
おりとおまいは
おどぅぉりをおどぅぉる

みじゅでぬれたような
どろからてをぬいたような

おまいはそりでよいと
くりかえすぃまきかえすぃ
あえぎ

おり ...
雨が
秋、という題名の絵の上に降り注ぐ

細かな水滴が
キャンバスをしっとりと濡らし

少し滲んだ秋が
白い空のバックの中、
浮かび上がる


辺りは静まりかえり
落ち葉のカサカサする音も
どんぐりが ...
ふと孤独を感じた
頭をよぎる悲しい想像
俺の居るべき場所は荒れ果てた荒野なのかもしれない
俺はここに居てはいけないのではないか、と

ふと不安を感じた
疑念の気持ちに心が痛む
真実は残酷 ...
ピアノのあしは楽器を支えているのか
それとも音楽を支えているのか
ギターをかき鳴らす仕草は
そのあしに似て、共鳴する独り言
マイクを持って空を指したとき
ひとはただのマイクスタンドでしか ...
部屋の額縁の中で 街が夜に変わった
君はどの光の下で 何に笑ってるの?

光をなぞる目が ひとつの点にとまる
君がそこにいる気がした けど多分気のせいだ

昔見た星空を真似して 見渡す ...
現実はいつも
残酷な音をたてるからね


いまだに
感情をふりきれないこの男は

情けない、と

つぶやくコトバ以外を思い浮かべられなかった


あてもなく
わらい顔をつくっ ...
藍色のカーテンを
閉め切った部屋で 
スタンドの灯りに
照らされた机に向かい 
すれ違うこともないだろう 
百年後の誰かに手紙を書いた 

万年筆を机に置いて 
深夜の散歩に出かけると ...
緩やかな下降を見ていられなくて
 
そっと断ち切ったのは、わたしの方から

虹の見えるところまで歩こうと言ってたあなた

おもっていたよりも傷はずっと浅くて

涙が出た

万華鏡の ...
巨大な檻の中で保障される安全

独房に飾られてるのはホルマリン漬けのモラル

殺菌して焼き増しされたカルトはまた媒蝕され

リンチ中毒の平和主義者共に何度となく不具にされる

何処へ逃 ...
広大な海が
目の前に広がる

そこにボクは
ちっぽけといる


もし海がなくなったら
皆が騒ぐだろう

もしボクがいなくなったら
誰が騒ぐだろう
***


明日の
天気に
首をかしげたり


紅茶の中で
角砂糖が詠うほわほわと
スプーンを遊ばせたり


そうでした


ぼくは

ぼくをさがさなくてはいけない ...
 詩作品がうまれて、詩集という形になるまでには様々な出来事がある。大部分は詩集を手にする読者には分からない。でも時々それらのエピソードの一部が栞やあとがきに書いてあって読者の知るところとなることがある ... 日曜の午前九時
小さな風と太陽の光
ホームには数人の待ち人
レールの先はどこへ
夢だったならば全て捨てて

一時間の空白
潰し方が見つからない
それでも待つと決めた
待ち時間と過ごす ...
 夢の季節は終わった
 通りを歩く人は僕の知らない人
 僕を知らない人
 何か知ってる人

 皆がそれぞれ肩に荷物を背負って
 皆がそれぞれ想いを胸に秘めて

 どうなるか分からな ...
桜吹雪の中
傘をさす贅沢な午後

蝶の心で 空を舞う夢を見たの
あの真昼の月を掴むのなんて
容易い事だと告げている

誰にも見ないけど きっと

疼く左手の薬指を隠して
貴方に ...
夜中の台所に響く 静寂
たくさんの食べ物がある 飽和状態

何も求めない
何も求めていやしない

譲ることに慣れすぎた
長女気質

良い子でいたくて
貴方にできる
全てのこと ...
おんなのこ

あ、そこのけそこのけ

変態が通る
「何ていうか、それって重いよ」
そう言って君はファミレスを出た
手付かずのままのサラダとコーヒー
窓を叩き付ける激しい雨

本当に好きだったから
離れたくなかったから
何度も ...
子供色に笑う
頭の後ろ側で鳴るのは海
煙草の似合う指先
済ませたのは過去の清算
這うような空

呟いてばかりの二人
静かな場所が好き
観覧車の窓を君が曇らせる
ま ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
二人きり山崎 風雅自由詩307/11/5 11:29
落日shu自由詩607/11/5 11:25
連絡 七A-29俳句007/11/5 11:24
osare人種コピペ厨NSEW-L...自由詩3*07/11/5 11:02
特別であり普通である私たち岡部淳太郎散文(批評...1+*07/11/5 10:44
りんどう色の塔野夏子自由詩11*07/11/5 10:42
光の選択アハウ自由詩407/11/5 10:18
きょよう山中 烏流自由詩2*07/11/5 9:44
ほおがつたえる。哀詩自由詩007/11/5 8:31
点滴の奥にあるものdoon自由詩007/11/5 7:04
「止まった世界で」菊尾自由詩4*07/11/5 6:53
月光かたや 剛自由詩007/11/5 5:23
秋、イツリ自由詩307/11/5 4:30
霧の向こう鋼鉄漢自由詩207/11/5 2:06
そう結局は深夜ひとりで眠る、それだけのことたりぽん(大...自由詩26*07/11/5 1:10
F9もる自由詩007/11/5 1:07
ぽぽろんわら自由詩10*07/11/5 0:37
宛名の無い手紙 服部 剛自由詩6*07/11/5 0:12
万華鏡徒歩5分自由詩007/11/5 0:05
リンチ中毒白川水自由詩207/11/4 23:55
鼈甲自由詩1*07/11/4 23:42
.о5かたくりо自由詩707/11/4 23:40
詩集に纏わるエピソード (1)深水遊脚散文(批評...7*07/11/4 22:55
日曜日の駅とねお未詩・独白2*07/11/4 22:51
ほっと山崎 風雅自由詩007/11/4 22:42
*蝶の心*サバオ*自由詩3*07/11/4 21:22
*静寂の果て*自由詩4*07/11/4 21:01
酔っぱらい川柳その2udegeu...川柳007/11/4 20:57
重い1486 1...自由詩2*07/11/4 20:55
「チョコレート」菊尾自由詩6*07/11/4 20:27

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