ガタピシのワゴン車でぶっ飛ばす
モップの台車にバケツたちへ
さっきからずっと唸っている
スピーカーから流れてくる
ぼやけたこうだくみの声は
もう一生分聞いた
螺旋状の道を青白い光り ...
フケ太郎は雨を降らす
地面につく頃には
雪になっている
雪太郎は黙っている
静寂を両肩に載せて
軒下よりも背は高く伸びた
巨太郎は物語の中に収まり切らない
こちらの方 ...
失恋したら髪の毛を切る、
なんて古風な習慣は持ち合わせていないけれど、
髪を切らずにはいられない日は確かにある。
例えば、傘をさして歩いても心が雨漏りしてくるような日。
例えば、通いなれた一本 ...
美しが丘5丁目の
Y中学校脇の坂道の頂上で
朝日を、夕焼けを、月を、
もう10何年も眺め続けた
朝日は時に足取りを重くし
夕焼けは時に涙を流させ
月は時に孤独を連れてきた
それでも今日も ...
いつもしがみついてた
あのレコード
いつもしがみついてた
あの絵本
いつもしがみついてた
あの場所
いつもしがみついてた
あの思い出
そろそろ 捨てなくちゃ
いつ ...
遠いのは
距離じゃなかったのに
測ろうとしてしまうから
道のりはわからない
暗闇をいいわけにして
風に吹かれる案山子
守る実りは刈り取られ
朽ちていく
それが老いるということだと
思 ...
もし僕になにがあっても
君が助けてくれるんだと
そう甘えていた そう信じていたんだけど
いざとなりゃ君は消えていて
どこにも倒れ込めずに
受けた傷が広がっていくばかりだよ
恋の ...
ニーハオ
ニーハオ
わたし『ウルトラマン チャイナ』アルヨ
ちんどーがんちゃお
どうぞ よろしく
わたし 本物の偽物
ニセモノのホンモノのウルトラマン
宇宙の彼方からやて ...
ふと嘘が
口からこぼれた
あ、いけないと
拾おうとした
その手を
かずみがふんづけた
あれは、小学校3年生のときだったね
兄弟が欲しかったんだよ
ただ
それだけだ ...
遠い日の想い出も
甘い記憶の中に輝いて
朝の光にまどろみながら
指先が貴方を探してる
さっきまで直ぐ傍に居たのに…
目が覚めると私の瞳から消えてしまう
嗚呼、貴方には
夢の中 ...
「天国と地獄」なんて振り幅の広い恋にあこがれて咲く
片すみで温めすぎた恋心冷たい指先ひらいてにぎって
「今日きみを思った時間10000秒」なんて数値化できない愛しい
君の ...
布団から離れられず
寝て過ごす
毎日
あなたの好きな
オムライスだって
作りたいのに
そんなささやかな
自由さえなくて
わたしは ひっそり
涙を流す
だけど
...
憧れていた物は何だろう
キミといると部屋は広いのに
窮屈に感じてしまう
内側が小さく丸まってゆく
愛しているとキミは
何度も何度も言うけれど
文字が心に届かないよ
何も響かないの ...
夕焼けが雨雲に隠れて
使った後の絵具バケツみたいな色になる
マクドナルドの店先で備え付けの灰皿に吸殻を押し付けながら
やがて来るだろう雨の気配に唇をゆがめている
「オレンジの缶詰を買ってくる」 ...
ぬれると しなだれて
くずれおちる 砂の花
わたしらも ひとしく
装飾の房を ほぐして
うけいれる 水の戒告
腰を痛めて休養中のある日
一本の万年筆を右手に持ち
ノートを開いた
机に向かっていた
窓の隙間から吹く風に
浮かび上がるカーテンの
見上げた空にはいつかと同じ
つばめの群 ...
鼻をかもうと
男便所の扉を開けたら
トイレットペーパーは
三角に折られていた
便器を囲む壁に取り付けられた
ベビー用の小椅子には
説明シールの絵が貼られ
腰を丸めておじぎ ...
黒のグルーヴを、ナイチンゲールの手招きと共に
(嗚呼、僕は夜に取り残された)
お前の色眼鏡からのパースペクティブを、錆び切
った東京の夕焼けの肴に、メインディッシュに
染み入っ ...
『「人」という字はお互い支えあってできています』
と金八先生は言うが
子供に嘘教えちゃいけない
「人」という字をよく見てみなさい
ほら。
...
敵の居場所は知っている
私の中の私自身
不細工な顔でこちらをみてる
敵の居場所は知っている
私の中の私自身
敵が憎い
敵が嫌い
敵は無力
...
ものがたりをしよう
こんな淋しい夜更けには
ものがたりをしよう
青いペアグラスは粉々にくだけ
私の心は深く傷ついた
銀のスプーンを強く噛んで
一人ドアを閉じ貝になる
永遠などない ...
中学校の2年だったよね
はじめて、君にあったの
覚えてる?
あたらしい教室に入ったとたん
笑顔に出会ったんだ。
大きな瞳のショートカット
小さな華奢な体
が、きらきら
プロミネンス ...
あれはいつの頃だっただろう
こたつに横になりながら
テレビでミュージカルをみていた
うとうとしながら
主演の女優さんの歌を聞いていた
ボリュームのある豊かな声で
彼女は悪者達に負けない ...
眠る前に
いつも
キミのこと考えてしまう
そのまま
眠っている間も
キミのこと考えてしまう
どうしよう
別に
好きなんてことじゃなくて
だって
私が誰かを好きになる
なんて
あ ...
青と緑の区別がつかない
私達は 東の国の出身です
昇らない太陽を見つめている
私達は 寒い国の出身です
満ちない月を夢見ている
私は どこかの国の出身です
神様、いらっしゃいますか
私の話を聞いてくれていますか
私は
話すのをやめて
笑うのをやめて
色がなくなっていきました
こんなものにも
神様は幸せを与 ...
旅行から帰ったら、メールしますねって
彼女はポーランドへ旅立った
体、弱いって言ってたけど、大丈夫かな
日当たりの悪い牛丼屋で食った豚めしは、薬品のにおいがして
自分と同じにおいだった
...
日々の行動で見つめたもの
枕で見たもの
忘れられないもの
覚えていないもの
夢の中の夢
夢の外の夢
書いても読む人もいないと
否定されたって
この奇妙さだけで 立派な生きがいだ ...
子守唄のかわりに醜い話をしてください
泣いたりしません
僕はいい子だから
その後
あなたの望み通り
静かに
眠ります
けれど
あなたの望み通り
僕は
瞼を閉じたりはしま ...
きっと待っている
一時間だろうが二時間だろうが
必ず 待っている
絶対 待っている
こっちの心を汲み取ることができないときの
無理な笑顔
己が無知を恥じ入るときの
控えめすぎる笑顔
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜と夜
太郎冠者
自由詩
2
07/10/29 2:31
シリーズ
ヨルノテガム
自由詩
1
07/10/29 2:23
散髪
Tsu-Yo
未詩・独白
1
07/10/29 2:20
5丁目の坂
快晴
自由詩
13
07/10/29 0:55
ピーターパン或いは思春期と言われるもの
kei99
自由詩
0
07/10/29 0:49
波、背に寄せて
たりぽん(大...
自由詩
10
07/10/29 0:15
折れたアシ
北大路京介
自由詩
6*
07/10/28 23:56
ウルトラマン チャイナ
〃
未詩・独白
6+*
07/10/28 23:49
嘘
池中茉莉花
自由詩
5*
07/10/28 23:30
甘い記憶
@ショコラ
自由詩
3
07/10/28 23:16
奔り出すもの
ポッケ
短歌
2*
07/10/28 23:07
あまのじゃく
池中茉莉花
自由詩
4*
07/10/28 23:02
もう終わりたい
AKiHiC...
自由詩
1
07/10/28 22:20
べつに渇いちゃいない(Do you like me?)
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
07/10/28 21:13
そろもん(雨の歌)
みつべえ
自由詩
5
07/10/28 20:56
「 空のつばめ 」
服部 剛
自由詩
2
07/10/28 19:48
夫の姿勢
〃
自由詩
6*
07/10/28 19:40
防衛機制それは遣り甲斐の無い出来事、
manabe...
自由詩
1*
07/10/28 17:38
「人」という字は
むむ
自由詩
2
07/10/28 15:54
未来
三奈
自由詩
10*
07/10/28 15:52
ステラマリス
石瀬琳々
自由詩
25*
07/10/28 14:48
笑顔
草野大悟
自由詩
6*
07/10/28 14:03
歌姫
砂木
自由詩
4*
07/10/28 13:57
言葉の恋人
Hitots...
自由詩
0
07/10/28 13:13
民
路守 緒世留
自由詩
1
07/10/28 12:44
Dear GOD
cass
自由詩
1*
07/10/28 12:21
ポーランドはドイツの隣ですよ、ってどういう教え方なんだ
しゅう
自由詩
1
07/10/28 10:34
奇妙な夢たち
里欣
自由詩
1
07/10/28 9:26
けれど、許してください
太陽の獣
自由詩
3*
07/10/28 8:57
カタチ
FUBAR
未詩・独白
8*
07/10/28 4:56
5260
5261
5262
5263
5264
5265
5266
5267
5268
5269
5270
5271
5272
5273
5274
5275
5276
5277
5278
5279
5280
5281
5282
5283
5284
5285
5286
5287
5288
5289
5290
5291
5292
5293
5294
5295
5296
5297
5298
5299
5300
6.97sec.