誰かが どこかで
どこかの画面越しに見てくれて、いる
時として
リアルに 勝る
もの
少しだけ
よごれている床の
リノリューム
ひとこえ鳴いていました
げろり、と
走っています
けんめいに
硬いものが崩れるときの
ふるえが
伝わってきます
見上げるそらがない ...
夜明けの空の色は
遠い昔に
見た標本の
大きな蝶の羽の色
{引用=赤い蝶はいないの?と
無邪気に聞いた幼子に
私は多分
嘘をついた}
白々と明ける夜に
いつかの朝へ
蝶の群 ...
スライスしていた
ざっざっざっざと
タマネギは薄くなって水に落ちてゆく
やがてそれは
水を吸って透明になる
繊維が網の目のように残り
噛むと 少し甘い
僕の指がスライスされたとき
...
歴史の破片を背びれに纏い
化石のように 魚が眠っている
捏ねまわした岩彩を
私は疑問符と一緒に 魚に重ねていく
…それはいつから?
…餌は食べるのですか?
問 ...
直立した 現実 に 梱包 された 真実 は
レタッチ された 再循環 私 が 殺した あなた の 私
復元 された 死 は 再生 しました 生命 と
《革命》 はする 代謝 を 祝祭 ...
頼りない足取りをコンビニに向ける
マニュアル店員が挨拶をする
また、寝られない夜の序章
寝なくていいじゃん
友は言う
一日一日が走馬灯のように駆ける
喉に苦い唾液が出 ...
食欲の秋がくる
読書の秋がくる
夜長の秋がくる
スポーツの秋がくる
芸術の秋がくる
行楽の秋がくる
でも僕と君には
飽きは来ない
...
角張った言葉が僕の周りを囲んでいる
一つ一つ丁寧に磨いて
心地いい言葉に変えていく
詩という旅の途中
このままじゃ脳味噌が沸騰する
そんな角張った言葉にこのところ出会ってまし ...
金魚は夕暮れに尾びれを伸ばし
水際を弾いて飛ばす雫
橙の流れ込んだ窓辺で
白いレースのカーテンは濡れていく
オレンジは甘酸っぱいイチゴを核に
水際から懐かしさに痺れて
暮れなず ...
昨夜の暗闇がまだ腕に残っていて
深く吸い込むと、まだ匂いがする
目の奥まで染み込んでくる、とうめいな朝は
ついに溶け残ったあなたと私が、水溜りする隣で
新しい一枚を捲ろうと、もがき続けている
...
丹念な歯磨き
{引用=
月の光があたりを
照らしています
むかし海辺の寒村に
傾いた粗末な小屋があり
結婚間もない若い二人が
寝ていました
あまりに貧しくて
布団の代 ...
まっすぐに前を見ていた。君は。前以外に、見ることが出来なかった。
となりで君を見ていた。僕は。君以外に、見ることが出来なかった。
大きく見開いた目に涙がたまっていくのをみていた。
出口を失っ ...
明日の中秋の名月に向けて
今日の月は
雲の中でお着替え中
20世紀の赤黒い染みが
今でも時折りフラッシュ・バックする
黒い大きな瞳が見たのは何か
虐殺か
暴行か
母の死か
彼らの瞳の奥の悲しみを
計り知ることはできない
...
なにかしたい
ただ おおきなこの想いに おどらされ
きょうも 自分に いらいらする
夢中にさせてくれる
楽しませてくれる
現実を忘れさせてくれる
そ ...
信号の青が延延続いてて
都大路を駆ける跳ね馬
やさしいのか
やさしくないのか
雨の日のあなた
約束の時間に
遅れたわたしに
何も言わないので
カフェオレを頼んだきり
わたしも黙って俯いてい ...
ようやさけ 猶予だけ
踊り踊って空念仏
常人の温度じゃまだ
非常事態だってわかんねえや
いつだって麻痺 集団は
抜ける勇気ないけど
談合してる? 隙間なくしてく?
積め詰め ...
つれづれな
よるにあきたと
いざなえば
ひとようべなう
とかいのむすめ
ぐらすから
らんはんしゃする
まいらばー
らいとがはえる
すいーとはにー
いいなめを
いやしさ ...
頬づきの
われた視線 くびる
つけた 前髪敷く
地下に ひらいてる窓
写ってる 引き戸
つつぬけの
息 熱く ガラスに
かかしのように 突っ立って
だけだって 咲いてい ...
できれば
君を抱きしめてしまう
あの日にもどりたい
あの日
君を抱きしめさえしなければ
今も
君の隣で笑っていられたかもしれない
かもしれない
かもしれないだけなんだけ ...
疲れ果てた制服
ひとり、風を切って歩く
見慣れた通学路
憂鬱のひとつ
いつもの癖
何年も前に短く切り落とした髪
触りながら嫌気を紛らわせる
首筋を
秋の風が駆け抜ける
...
宮島の鹿に案内されるように観光地巡る人は賢い
雨上がり光差し込む弥山から見下ろす瀬戸の島は目覚める
東京の路線図を見てすごろくと勘違いする幼稚園児
新宿の高層ビルに阻まれて目的地には ...
友達
いらない
僕の心臓ぐらい
家族
なくていい
僕の存在ぐらい
恋人
手切れ金の代わりに
性器をあげるよ
残ったものは餌にでもなればいい
袋売りで「ナイルの神秘、モロヘイヤ」冒険の前に裏書を読む
食卓にトルコ風の変化球、漬け物ばかりに箸はこぶ父
昼前に起きて強気の勢いのまま揚げ始めるイカリング(えいっ)
菊 ...
精神科病棟に
閉じ込められた私に
夜景が美しすぎて
これは
天使の迎えを
失敗した罰
神さまは
私を
見捨てたんだろう
胸の孤独に 居場所がなくなるとき
懐かしい場所に帰りたくなる
プラットホームの人混みに まぎれてしまえば
夢を見ながらでも行けるはず
時を止める力など ないけれど
...
君が俺のことを
『好き』
だとか
『嫌い』
だとか、わかんんないけど
一つだけ確かな思いがある
俺は君を愛してる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ここに、いる
長谷川智子
自由詩
4*
07/9/25 3:31
コンクリートがとおい夜
月見里司
自由詩
0
07/9/25 2:26
朝の蝶
亜樹
自由詩
2
07/9/25 2:15
ATGC
haniwa
自由詩
2
07/9/25 2:01
眠り魚
九鬼ゑ女
自由詩
1
07/9/25 1:52
砂の虚塔
白川水
自由詩
0
07/9/25 1:46
大事なことってなんでしょう?
山崎 風雅
自由詩
1
07/9/25 1:39
秋がくる
むむ
自由詩
1
07/9/25 1:27
詩を心に乗せて
山崎 風雅
自由詩
1
07/9/25 1:17
やっぱり足が欲しい
木屋 亞万
自由詩
0*
07/9/25 0:48
それと、いくつかの朝
霜天
自由詩
2
07/9/25 0:35
壮年 五
A-29
俳句
0
07/9/25 0:10
月下逍遥
まどろむ海月
未詩・独白
3*
07/9/24 23:58
くだらない
rabbit...
自由詩
3
07/9/24 23:45
明日はお月見
OLGA
携帯写真+...
1
07/9/24 23:35
悲しみの大地ルアンダへ
渡 ひろこ
自由詩
4*
07/9/24 23:31
合わない休み
ユウ
自由詩
0
07/9/24 23:28
平安ブルー 04
北大路京介
短歌
3*
07/9/24 23:23
金木犀
嘉野千尋
自由詩
27*
07/9/24 23:12
愛・地球博
げ
自由詩
0
07/9/24 23:08
おきゃんむすめ
殿様が得る
短歌
3
07/9/24 22:32
くもる者
砂木
自由詩
7*
07/9/24 22:05
Oo
こころゆくま...
自由詩
6*
07/9/24 21:53
秋季登校女子物語
緋月 衣瑠香
自由詩
6*
07/9/24 20:20
地名
夏川ゆう
短歌
2
07/9/24 19:43
失/捧/奪
太陽の獣
自由詩
1
07/9/24 19:19
幸福堂々
ポッケ
短歌
3*
07/9/24 18:59
夜景
風音
携帯写真+...
5*
07/9/24 18:44
懐かしい場所
西尾
自由詩
3
07/9/24 18:19
確かな思い
fuji
自由詩
2
07/9/24 18:10
5260
5261
5262
5263
5264
5265
5266
5267
5268
5269
5270
5271
5272
5273
5274
5275
5276
5277
5278
5279
5280
5281
5282
5283
5284
5285
5286
5287
5288
5289
5290
5291
5292
5293
5294
5295
5296
5297
5298
5299
5300
6.32sec.