まばらな枯れ葉を飾った街路樹
細い枝先が交差して編んだような
小枝の投網にひっかかり
捕われてしまった晩秋の月


きっと月の頬には
網目の痕がついているだろう
憂鬱な月の溜め息が
...
あなたと
いつでも
たのしく
いれたら
たぶん
わたしは退院したら

ポッケに手を突っ込んで
口笛吹いて

どこまでも歩いていくだろう

ポッケは空っぽ

だって
もう怖いものは
なんにもないんだもの

どこまで ...
それが楽しみで少し早く起きたりするの
いるのかな、いないのかなって
いつくるかな、こないのかなって
ちょっとソワソワするのも好き

いざ見つけ出したら急に視線はずしちゃったりして
ちょ ...
ジャストサイズを選んだはずが
いつのまにかもの足りなく感じる

酷いことだって分かっているけど
追いかけられると逃げ出したい時もある

あとを濁してばかりのこの暑さも
街で香るつけす ...
仰向けになって
ずっと天井を見てると

なにか
いろんなものに見える

小さい頃の
熱を出した時のように

あの点とこの点を
くまにしたり
小鳥にしたり

だけど

点と ...
薄暗くなったのら

おいらは寝床にもぐりこむ

片腕のない人形と

ピリカラのフライドチキンの骨と

あの子のくれた大風呂敷にくるまる
あなたが、見えない敵にマシンガンを撃ち込むならば
わたしは、見えない敵を見えるようにしてから、あなたにライフルを渡す

あなたが、感情や状況を叫ぶのならば
わたしは、その風景の中で生きる、身体 ...
悲喜(ヒキ)とりどり
色鮮やかな
あの日の絵画

ただ「アリガトウ」と
隅に書き添え
まだ夏だというのに部屋は霜が降りてしまった
吐く息は牛乳みたいに濃い白で
手も足も真っ赤になってうまく動かせない

そうだ、
わたしがぴったり収まる浴槽に湯を張ろう

蛇口を捻ると出 ...
革命を起こそうと考えている俺は
一匹狼のレジスタンスだ
レジスタンスも凡人で
腹が減っては戦ができぬ
そろそろ、おやつの時間だ
時代の匂いMAXと書かれた最近流行の
コンビニに立ち寄った
...
電気を付けたまま寝ていると
母が怒って消しに来た
俺は無意識に
「暗いから、怖い」
と言って泣き出した
すると父がやってきて
「付けておいてやれ」
と優しく言いつけて
二人で静かに去っ ...
かなしくはないと云ってよあおい檸檬
    軽く齧ったあなたとわたし


黒髪が胸にまつわり痛くって
    あなたを睨むそろえ前髪


爪を噛むしぐさを憎むいっそすぐ
    指を ...
肌の上に立つ水へ
重ならぬ葉と重なる葉
朽ちた枝を流す金
音は羽へ羽へと変わる


鏡の熱さ
肌の熱さ
指の腹の魔
鏡の熱さ


金に溶けてゆく色が
空をまだらに ...
生まれ変わったら

猫になろうと思うの。



君はベランダに足をぶらつかせながら

ミントを手に
はしゃいだ。



雨粒のリズムに
猫のあしあと。

てん てん ...
胸の内

誰にも言えない

寂しさは

あなたがくれた

恋なのよ
練習船
黒い尖塔
木馬の何頭かを失ったまま
メリーゴーラウンドは廻転している

空はいつでも鋭角
時折少年が墜落してくる

旗竿の上で
燃え尽きる旗
その下でそれでも昏い宴はつづく ...
変わらない時間

それが繰り返されている

そういう場所が

きみの心にはありますか


きまりきった場所を、

足ばやに、ゆき過ぎる、

魂を、みがく暇すらありません、
...
 

ぼくのこころを止めたら、きみのそれはひどく痛むと言ったから
レモンすらさえぎらない孤独感を、
キャンディーでは賄えない愛を
(つぎはぎだらけの靴下につめこんだ。)



(する ...
むねには だれかの だれもの むねには
川がながれて
ことばと さえずりは
甘かろうと苦かろうと
橋のざいりょうです

そらにかすりきずのような
雲があって
おもいだすのは
きずをつ ...
吐気がした

私は悪い夢を見てるらしい


私の目の前に広がるのは
あまりにも

塗り重ねられた世界だった

人間臭さに支配された

惨めな世界だった。

全て
計算 ...
see me!see me!
僕を見て
僕を見て


中心に
座して根をはる
ナルチシズム


Identity
殺して生きる
マゾヒスト


...
愚者の唄
己が小心
奮わせた声


変えられぬ
視野狭窄の
人生観


塵芥(ちりあくた)
拾い集めて
意味を組む


ソクラテス
唱えた ...
三言に
二言「眠い」
朝ぼらけ


磨き粉と
洗顔料を
取り違え


あと5分
スヌーズ機能は
脳内に


ウィダーイン
飲むも5秒後
ベットイン


...
包帯 が
巻かれた
そこから
光 が差し込むのならば
身体いっぱいに
包帯 を
巻いてやれ
観察日記の
最終ページにある
やさしさは時に
人を不幸にする
の文字が
青く滲んでいる
向こうには
形跡が虹みたいに
消えていて
雨でも降ったのか
経験のように
過ぎ去る日々はま ...
始終電車の中で揺れているような一日だった
駅のホームで一息をつく 
そんな感覚でベランダへ出て 
ジーンズの裾を捲り 風が吹くのを待つ

どこか遠くの方では 
花火が上がる音が聞こえている ...
なぜ君ら
かかわって来るんだ
少し黙れよ


雨の日に
濡れる右肩
君に見とれる


必要ないんなら
教えてくれない
やめるから


青春時代の青臭い
どうにもやりきれ ...
矛と盾を生み出して

火の無いところに煙を立てる

白と黒を混ぜ合わせて

どっちとも取れる色を作る



そんなもんです



軟体動物に串を刺して

こいつにも ...
ラジオステーション#12で
女たちの嬌声がはじまっている
ぼくたちは通信を確立しようとする
月は襞におおわれながら、
打ち破られるのを待っている
低周波電流で筋肉をびくつかせ
煙草と硝煙の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
フルムーン・ラプソディー渡 ひろこ自由詩12*07/9/29 20:15
かしら文字。自由詩6*07/9/29 19:56
口笛吹いて風音自由詩2*07/9/29 18:58
早起き蒼依自由詩207/9/29 18:55
日曜の朝自由詩307/9/29 18:40
ずっと見てると風音携帯写真+...11*07/9/29 18:33
ねるちょび自由詩107/9/29 17:23
プレイヤーとフィールド狩心自由詩2*07/9/29 17:09
『ムカシバナシ』しろいぬ短歌3*07/9/29 16:36
お風呂のこと(1)西藤ウサギ自由詩007/9/29 15:45
レジスタンス狩心自由詩2*07/9/29 14:57
寝室の出来事結城 森士自由詩3*07/9/29 14:43
あおい檸檬石瀬琳々短歌13*07/9/29 14:00
声とめぐり木立 悟自由詩407/9/29 12:49
  雨猫 。Sa;自由詩007/9/29 11:29
恋する蛍でんぼ自由詩207/9/29 11:09
Quest塔野夏子自由詩9*07/9/29 9:49
ふるさと吉岡ペペロ自由詩207/9/29 7:59
ぼくが言う、 しあわせ。哀詩自由詩207/9/29 7:30
ねむれば秋唐草フウ自由詩10*07/9/29 7:12
無機質パレット赤澤るろる自由詩107/9/29 6:46
『自己同一性』しろいぬ川柳1*07/9/29 6:39
『foolfoolfool』川柳007/9/29 6:38
『sleepy sleepy』川柳007/9/29 6:37
神秘FUBAR自由詩6*07/9/29 4:57
観察日記小川 葉自由詩207/9/29 3:04
ポケットと速度自由詩1*07/9/29 3:02
三行詩のさんざめきプル式自由詩5*07/9/29 2:56
そんなもんです相良ゆう自由詩107/9/29 1:52
DANCENUMBER構造自由詩107/9/29 1:52

Home 戻る 最新へ 次へ
5252 5253 5254 5255 5256 5257 5258 5259 5260 5261 5262 5263 5264 5265 5266 5267 5268 5269 5270 5271 5272 5273 5274 5275 5276 5277 5278 5279 5280 5281 5282 5283 5284 5285 5286 5287 5288 5289 5290 5291 5292 
加筆訂正:
犬の眼 /服部 剛[07/9/29 20:05]
2連目を推敲しました。 
/ブライアン[07/9/29 18:47]
9/29、修正。
生きる/shu[07/9/29 13:19]
クドイので短くしました。
中秋/ささき[07/9/29 7:04]
点を入れた
6.94sec.