夜中にヤカンで湯を沸かそうとした
ただカップラーメンを食べようとしただけだ
ふとヤカンの内側に汚れを見つけた
汚れは小麦粉のようだった
何十回も湯を沸かしても剥がれなかった汚れ
嗚呼そうか、 ...
走って走って
「ちょっと疲れたな」って
言えるような口すら
持ち合わせてない君

君は若干勘違いしている様だが
僕は君のそんな
強がりなところが好きなんじゃない
支えたい訳 ...
その家には寛げる椅子や
笑って囲むテーブル。
眠れるベットに
洗い流す洗濯機
外界に繋がる靴やらが
何処を探しても見当たらなかった
あったのは身を護るだけの服で
何枚も山積みになったそれ ...
例えば明日が疑いようのない明らかな未来なら。

運命は自分で切り開くものだけどでも、

少なくとも舞台は絶対に用意されるなら。

安心して良い夢が見れるかな。

それとも夢を見ないかな ...
薄暗がりにぼんやりと浮かぶお前のシルエット
 振り切れそうなフーリガンが俺の中で騒ぎ出す、堤防は決壊
濁流の中に投げ出された思春期の残り香がもがきながら見えなくなっていく

 あらしの ...
なあ
おまえがいないと
おれは飯も炊けなくて
酒の相手もいなくて
洗剤の量もまったくわからないし
だいたい
おれはバター派なのに
あの買ったばっかりのマーガリンどうするんだよ


...
それはまるで童話のように
二人でダンスをしていたわ
お花を摘んで頭の上に
お昼は小屋で食べようね
そう言う私はスキップし
そっと小鳥にキスをした

けれど私は迷ってしまった
振り返れば ...
散歩に行こうって
ドアを閉めた

右手をのばしかけて
気づいた

もう
右側にはだれもいない

わたしのあとを
誰かが埋めようとしているあなたの

手のぬくもりが欲しいの

...
今日も君と騙くらかし合い

きっと君の名前は僕の来世の恋人の飼い猫の前世の名前だね
なんて言ったら
僕の名前はメトロノームの親戚に違いない
なんて言ってくれたね
仕方がないから聞こえなかっ ...
あなたは私を暗がりでは
抱かない

ただ
感触で繋がっているだけ
それは
あなたの
言葉だから
一緒にいる

いう
感覚をつかむための行為

抱く
というときは
大 ...
涙の雫のような
透明な珠

光を集めて
輝きを集めて

まるで
明日が
あるかのように
ほんの少しの希望を探しに
出かけよう

傘は持たない
濡れてもいい

晴れるときがくるかもしれないから
敗北に酔いしれないように

俺はそっとやりなおしてみよう

足りないことを知ることは

そんなに悪いことじゃないよね


落ち込んで

極端なほうへ走らないで


敗北に酔 ...
都会の
雑踏のなか
たたずんで
想うは君の黒髪
かがやいて
夜空に瞬く星は
揺らめいて
逢える時間が
せまっては
身体のなかに
灯りは点る

ルララ
ルララ
恋の色差す
...
ねぇ。
体のふるえがとまらないよ
さむいんじゃないって
さびしいの




ねぇ。
携帯チェック、してもいい?
浮気してる証拠をみつけようなんて思ってないよ
浮気してないってしょ ...
あなたに聞こえるかな
クラクションの音
私の叫び
あの人が嫌いなんじゃない
エンジンの音
私の迷い
あなたが離れない
私の心から
あなたが居なくならない
私の思考回路から


...
まるでひとつの季節が終わるように
僕は死んだので
周りの誰もがそのことに
気がつかなかった

僕だって少し前から
予想はしていたものの
実際にははっきりと
自覚している訳ではなかった
...
「 誕生 」という地点から 
「 死 」へと結ばれる 
一本の糸の上を 
わたしは歩いている 

頼りなく両腕をひろげ 
ひとりきりのサーカス小屋の舞台上を 
よろよろつなわたる道化とし ...
まだ幼かったころ、危ないところへ行ったら駄目と怒られた。
あの丘も、あの川も。


分別もついたころ、僕は丘へも川へも行った。
こっそりと。
母さんは、 もう 気にしないから好きにしなさい ...
あなたは
空を見ている

そして
夢を見ている

希望とか
理想とか

明日へと
将来へと
光射す未来へと
繋がる何かをつかまえようと


空を見ている

わたし
...
ふたり帰り道
一緒に見たね

寒くて
息が白くて

体を寄せ合った
ほのかな暖かさ

いつか
一緒にみた夕陽

今は
ひとりで見てる
うずまきうずまきぐるぐる巻いて
いつか解けなくなるといい
いつかひとつになるといい


木枯らしが吹いて淋しさが増すのは何故だろう
乾ききった落ち葉を踏むと靴がカシャカシャと音を鳴らす
...
うずまきうずまきぐるぐる巻いて
いつか解けなくなるといい
いつかひとつになるといい

木枯らしが吹いて淋しさが増すのは何故だろう
乾ききった落ち葉を踏むと靴がカシャカシャと音を鳴らす
騒が ...
私達は宇宙の静寂に包まれている。
その内の一人、A君(35歳独身)は一人考え込んでいた。

誰も居ないこのチャットルームで俺が全力疾走したら、
誰かが俺と一緒に走ってくれるだろうか。
四畳半 ...
羊水を飲み込んで
胎内で、死ねたらいい

なにも知らないまま
黒の髪をたゆたわせ、あなたはふたり
目をつむったまま
茶の髪をたゆたわせ、わたしはふたり

出口のないアイホールで
眼球 ...
最近、寒くなってきたと思ってましたら。

紅葉が美しく、太陽が暖かい。

秋になってきました。

まだ、淋しさは感じません。

暖かな陽射しのおかげで、笑顔になれますので。


P、S。
そちらの季節 ...
ある日蛤は石につまずいて転んだ
石は蛤を笑った
蛤も蛤を笑った
蛤は転んでも焼かれても捨てられても笑っていた

なぜなら蛤は喜びの象徴だから
象徴としての蛤は蛤である前に象徴であり
象徴 ...
 なんと感覚が強情に張り切っていることか。
本は内容なのに、本の表面がこんな感想を招くとは!
作者の感覚は本の表面、本の置かれている環境にのみ及ぶ。
見解や感想の違いだといわれれば、その通りだろ ...
                  071114


月平線に地球が近づいたので
夜なのか
朝なのか
分からなくなって
月の兎に電話をしたら
声が届く前に
地球は見えなくなっていて
...
            071114


昼休みにうしろを見ると
日本語に親しみましょうと
大きな文字が現れて
大きな文字が
日本語に
親しみましょうと
決めつけた
誰かの声が聞こ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜中のヤカン智哉自由詩307/11/14 23:25
剥げ!三条自由詩007/11/14 23:24
窓に映えた花園揚羽 欄符自由詩1*07/11/14 23:15
本音探究②短角牛自由詩007/11/14 23:12
三日月の夜、フーリガンとエクスタシーが相対するセミダブルホロウ・シカ...自由詩2*07/11/14 22:48
帰ろうなつぎ自由詩7*07/11/14 22:38
花冠揚羽 欄符自由詩1*07/11/14 22:34
手袋を買おう風音自由詩1*07/11/14 22:31
まどろっこしい紫苑自由詩2*07/11/14 22:27
せいめいしいこ。自由詩107/11/14 22:20
光の珠風音携帯写真+...2*07/11/14 21:57
この空の下で携帯写真+...3*07/11/14 21:52
俺はそっと吉岡ペペロ自由詩207/11/14 21:37
恋はSiriusの遠くゆらめいてりゅうのあく...自由詩4*07/11/14 21:17
嫉妬深いの。たのうち自由詩107/11/14 20:53
聞こえる平 哉人自由詩2*07/11/14 19:59
本日松本 涼自由詩607/11/14 19:45
彫刻の顔 服部 剛自由詩6*07/11/14 19:24
気にしないから好きにしなさい みへき渉未詩・独白107/11/14 18:36
いつかあなたに追いつくから風音自由詩1*07/11/14 17:51
いつか見た夕陽携帯写真+...2*07/11/14 17:44
うずまきうずまき冬の恋榊 慧自由詩507/11/14 17:27
うずまきうずまき自由詩207/11/14 17:24
同性愛者の孤独 : 深夜のチャット : 宇宙の闇を飛行狩心自由詩4*07/11/14 16:13
わたしのカリカチュア目子自由詩307/11/14 15:36
やっぱり。狠志携帯写真+...107/11/14 15:09
【蛤の詩】つむじまがり自由詩0*07/11/14 13:59
[本」についてぎょうてんか...散文(批評...007/11/14 13:11
小春日和あおば自由詩10*07/11/14 12:29
昼休み自由詩2*07/11/14 12:13

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