蝉の声

花火とともに

消える声
僕の涙がいつか
暗闇を突き抜けて
光へと届いたなら
未来が顔を出す

君の涙がいつか
深海へたどり着き
宝石に変わったなら
それは過去になる

こんなにも悲しい世界 ...
体を椅子に委ね、月を眺めたら
古代の自分に戻ったような気がした
だが、この時間が短かった

 息子が私の膝に座った
「月がうごいた」
「いや、雲が動いている」
「地球が動いている」
「 ...
ようやくあなたの匂いが抜けてきた
それでもまだ胸の真ん中辺りにゴロゴロしたものが残っている
もう会うのをやめればいいのに
やめられない

今日を過ぎ 明日を過ぎて 夜の街
懲りずにあなたに ...
{ルビThat may be true.=それは事実なのでしょう}
{ルビBut I can't believe it.=けれど、私は信じたくないの}
{ルビI didn't know what ...
ココロのある場所が

一つだとは限らない。

だって、ほら

繋いだ手が

こんなに温かい。
素通りしていった
過去たちは
しらじらしくどこまでも
甘い余韻をちらつかせる

オチテシマエ
と、あなたが言ったから
女は 有漏に潜ったままで /うろ

もう底はないからと
手を伸 ...
真っ黒くて大きな影。
じっとこっちを見ている。
零れる涙。
君の瞳が濡れていく。
広いくさはらの真ん中で、
幼い影は二人ぼっち。
木々が擦れるざわめきが、
獣の呻き声に聞こえてきて、
...
あの人はね 
魔法の花が好きなんだ
夜に咲く黄金の花が
誰を待っているのか知らないけれど
あの人は待っている ずっと前から
満月の夜 
魔法の花は満開で
あの人の影が映るだけ・・・
出会う前に戻ったのに
どうしてこんなにつらいのかなあ

つないだ両手を離しただけで
まるでちぎれたように痛む
頭がね、わるくてわるくてわるくてさ 文系左脳で本も読めない



戻らない失ったなら何もかも それならミルクを床で舐めよう



やったのかやってないのかやったのか ...
だまされることばかり
気にかけて
誰かを
だますことには
疎いものです

それなりに
気に病むのだと
難しい顔を見せるのも
大人のたしなみです
使いこなすべき
道具です
...
水面はしずかに
うそをつく

その
うちがわに包む
かすかな声を
時間の
呼吸

ひとに
こころに
えがかせて
完全なる傍観者として
何ひとつ
あばかれない

...
貴方が飛びたいと言うのなら
私が翼になりましょう

どこまでも高く
どこまでも遠く

あなたの望むところへ
私が連れて行きましょう


そしていつかそれが汚れたなら
かま ...
口の中の味が
空腹で満たされたとき
かわいた舌の反応は
ひどくにぶくて
ただ咀嚼し続けるんだ
飯が甘くなるまで


明るくなってしまったから
朝ごはんにしよう
お腹が空 ...
まぼろしのわたしを
まだ探している人がいるようで
それもまたまぼろしの
空気の環っかが生す群れ

拭けばガラスに付いたほこり
きえてしまうでしょ
身体にしみついた その影も
洗い流 ...
小さな雪が消えた
春にはまだ少し遠い
小さな六畳間で布団に包まりながら
暖かだった昔を思い出している
子供の頃に感じたより
少し力の弱い空腹の中で
ただ眠れない意識が研がれていく
夢を追 ...
つたえて
全ては 今宵かぎりの悪夢(ナイト・メア)
十五夜が魅せた幻だと
どうか、いますぐに。



とまらないスパイラルの波
『間違いだ』って
何もかも 私の思い過ごしだと ...
月を見ている 事と
君を想う ことは

月に照らされ 水面に写る曖昧な事実

忘れた 事を思い

夢をみて

おもう ことを忘れる
確かな矛盾

穴のあいた月を見て

睡眠 ...
ぼくは彼女と校庭で
たったひとこと言いたくて
彼女はぼくと校庭で
たったひとこと聞きたくて
ぼくと彼女と校庭で
染まってたよね
たったふたり
小田急の踏み切り 急かす暗闇
私たちは歩いた
いつもと変わらないはずのコンクリートを
「どうってことはない」
毎日が過ぎていくことを除いて

「私たちでいたい」
願いは高慢であろう 君に ...
植物の哲学が
首を傾げる午後
古い印が刻まれた
かつての貝殻を
家にして暮らす
国のひとたちが
二通りあった
終わりに海の底で
少しずれながら
響いている
静かな鐘の音を
平行線 ...

窓辺から光が差していたから
ああ 今日もいいお天気だと呟いたのに
カーテンを開けたらそこは
灰色の海だった
少年はいいお天気だと思っていたから
ビックリして首を傾げている
空は嫌なこ ...
振りむいてみる

この影は

月の影か

夜空の月

鏡のように照る


宇宙の

影は実体だろう

宇宙の

鏡は生命だろう


振りむいてみる

この影 ...
ならんだふたつの石を見つける

それだけで寄り添いあえていた

それに我々をかさねていたのだ


きょうも中秋の月は輝いていた

三叉路で

大人たちが行く先を探している


ならんだふたつの石を見つ ...
大きなクリの木を
蹴り上げて
うずくまり

道端のまだ青い
イガイガを触って
小首をかしげて
泣いた

上手に想い出を折り畳めなくて
冷たく湿った土の上に
焦げついた記憶 ...
温かい、涙を誘う詩も、

悲しくて、綺麗な詩も、

どれもこれも、うまく表せなくて。

あの時の涙は、偽物だったのかなぁとか

あの悔しさは、僕に何も残さなかったのかなぁとか

い ...
東風吹いて

「 松や竹より梅が好き 」


     上七軒に  水色の華
二人で歩いたこの道
独りだと涙で前が見えなくて
後を振り返る
手を伸ばしても触れるものは無く
過去と未来の境界線で動けない

貴方と私の時間は止まったまま
窓に写った景色だけが流れる ...
北風が公園の遊具を
カラカラと転経するかのようで
あわてて耳をふさぐと
もう名前も忘れたあのひとが
私を呼んでいるのに

声は私を忘れて
名前はだれにも届かない

やっとちぎり取った ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
蝉の声でんぼ川柳007/9/27 17:36
アースライト・アースナイト1486 1...自由詩6*07/9/27 17:25
月見 我が家の天才詩人里欣自由詩207/9/27 16:35
【二日酔い】つむじまがり自由詩1*07/9/27 15:29
Could you tell me how to get t ...桜木 ハル自由詩107/9/27 13:22
おすそわけ來稚自由詩3*07/9/27 13:17
オトシモノ九鬼ゑ女自由詩207/9/27 12:27
『小夜曲』東雲 李葉自由詩3*07/9/27 10:17
待宵草未有花自由詩11*07/9/27 9:22
1-1=?つばくらめ自由詩2*07/9/27 8:17
ばいばいくあせ@ふじ...短歌107/9/27 8:05
流行最前線千波 一也自由詩9*07/9/27 8:02
運河自由詩5*07/9/27 8:01
優飛自由詩6*07/9/27 7:50
ごちそうさまが聞こえないくあせ@ふじ...自由詩1*07/9/27 7:48
私は幻唐草フウ未詩・独白7*07/9/27 6:03
振り子時計と雪の記憶プル式自由詩3*07/9/27 5:48
full moon和歌こゆみ自由詩207/9/27 3:40
月見水口わする自由詩107/9/27 3:19
ぼくと彼女と校庭で小川 葉自由詩207/9/27 2:05
刹那の月影ソラノツバキ自由詩107/9/27 1:57
その時まで小川 葉自由詩1*07/9/27 1:04
_西藤ウサギ自由詩007/9/27 0:56
夜空の月吉岡ペペロ自由詩407/9/27 0:37
三叉路で携帯写真+...207/9/27 0:36
夏の白日shu自由詩3+07/9/27 0:04
例えば情けない夜に短角牛自由詩7*07/9/26 23:39
平安ブルー 06北大路京介短歌3*07/9/26 23:29
止まった時間@ショコラ自由詩307/9/26 23:18
夏の望遠鏡たりぽん(大...自由詩11*07/9/26 22:57

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加筆訂正:
Could you tell me how to get to your heart?/桜木 ハル[07/9/27 17:23]
訳見ずらっ
言葉たちの反乱/atsuchan69[07/9/27 14:43]
最終連。群青が、薔薇色の空の合間に/ふたたび顔を覗かせた。→薔薇色の空の合間に/群青が、ふたたび顔を覗かせた。
くるくるり/まりも[07/9/27 0:53]
変更しました。
6.15sec.