傷の手も
傷の足も
なくしたくない
破壊
それのみ
それはかわらない

疲労も
苦痛も
わすれたくない
激痛
それだけ
それしかのこらない
のこっていない

遮るように滞 ...
「 あさって帰る、戸締り頼む。」 

親父の書いた太い字の 
メモはテーブルに置かれ 
日頃にぎやかな 
家族みんなは婆ちゃんの 
米寿の祝いで熱海に行って 
ひっそりとした家の中 
...
産まれたのは透明な冬
冥王星のなまえをもらった



彼女は海に飛び込む
後姿は蝶の背骨
白い指で息を止めても
朝はきっと来ない
細い髪がやわらかくゆれる
スローモー ...
仮想世界の猫は
煙草をくわえて
色づきの悪い空
ばかり見ている

裸の水色人形は
壁に視線を向け
半永久的幸福を
指に感じている

依存的治癒音楽
による不治の病
鳥の音が橙色 ...
老夫の胸に
長い間蓋を閉じていた
遠い日の戦  

時折今も夢に見る
モノクロームの場面 
白飯を掻きこんだ後 
張り詰めた空気の部屋で 
就寝前 
心細く母のことを語らいながら 
...
ふいに目の覚めた深夜 
妻の亡いひとり暮らしの老夫は 
布団から身を起こす 

サイドテーブルに置いた 
リモコンを探りあて 
ボタンを押す 

テレビに映し出された 
モノクロ画面 ...
今日も一日、朝起きたらすぐに身体検査が始まる
俺は髪倒れは髪倒れは髪倒れは神だカミカミカミカミ
防護服を着た男が「ウィィィーン」とか言いながら機械音の真似
下から覗くようにカメラが移動 移動移動 ...
その突風
痛み
中途半端
だから誰も気づかないんだろう

その訳
腐った青
中途半端
いつも君は「防御」なんだろう

「失えよ」

そうだろう
そうやって死んでいくんだろう
...
初回だけフリータイム 500円

ホストお茶出す 良いお手前で
カップの中の恐怖が
蒸発しきってしまうまで
西日の当たる窓辺に置いて
忘れた頃に覗いて見ることにする
ガラス越しのプリズムが
灰色の壁にいびつな虹を映す
シーツとタオルケットの隙間から
...
満月に見つめられては照れ笑い アンナは有名な画家の娘。
幼い頃に母親を亡くした彼女は
父親の仕事を邪魔しないように
野花や虫達と会話しながら遊んだ。
それでもアンナは幸せだった。
ある時父親に連れられてやって来た
アマ ...
きんにくを やわらげるため
首をゆっくり 回す
伸びをして 深い息をついたら

本を読みつつ
心が弛緩して
魂が解放されてる

喫煙喫茶のいつもの席
音楽がたおやかに流れて
集う  ...
拘りは個性である
と 同時に
自分の可能性を奪うもの
でもある。

拘りは過去の習慣の産物で
拘りと呼べる程のものでもない
時もある。

それは拘りなのか習慣なのか
自分に問いかけ ...
***


目を細めて
少しぼやかして


灯りから
猫のひげがあらわれたら

いよいよなのだと思う


***
 
 
しらんだ空が
産んだ青い退屈
駄菓子屋の秘密
ゆうぐれのすきま
 
纏った仮面を振り回す
夏の日の少年
残像の香りはせっけん
ぶんぶんごま
 
鉛筆を構えるより
丸め ...
墓に酒を傾ける
世間の片隅でありつづけた君に
酒で石が黒くひかる


夜明けに
しらじら壁を見上げた
死ぬとはどういうこと



墓に酒を傾ける
羽虫がいっとき酩酊している
...
僕が見れない、世界。

素敵ですか?
ささくれをこんもりと
やわらげてくださいます
ように

こんな詩を書く必要が
ありませんように

つやつや光る葉っぱ
がありますように
窮理の唄


どーん、どーん
どん、どん
賢き童は申し候
賢きの、賢きの童は
拍子とり,一巻のくすしい唄を
うたい候
髭の相者はおわしせば
髭の相者の髭ひとひねり
窮 ...
パンプキンパイにかぼちゃの提灯
{ルビ魔女=ウィッチ}が月を横切って
仮装行列の子供たちは
「Trick or Treat !」
ポッケをお菓子でいっぱいに
今夜は楽しいHalloween
...
三次元で存在できないものは
二次元で存在できた
手元が狂って黄色い場所に着陸した/飛び出た剃刀
ああ、寒い
冬の風が力強く脈打っていた
お尻を向けられた顔面に
煙草の煙が雲散霧消する
入 ...
猿どもが街を歩いてる

さっきも俺はすれ違った

猿の延長線上にいるヒトモドキどもが今日も群れを作ってる

猿にはなりたくない

勘違いの学校を飛び出せ、

勘違いの会社を飛び出せ ...
置き去りにされた僕は
改札から出れずに未だ夏を探している

葉っぱが紅くなるのは夏の名残で
太陽を映しているらしい

君の時計は三秒だけ僕より早く進んでいるの?

冷たい風は快速電車が ...
ベッドの柵は
覗けば
底が見える

こころの底は
どこに
カミーユの様に、ジョーの様に、廃人になってしまった方専用です。
まさに、廃人専用。シャア専用ではございません。
時々、廃人になります。
受験勉強のしまくりや、ハッと気づいたときに「わ、わたして、 ...
今夜のおかずは何かしら それは私と子豚が言った
切り刻まれて火に焼かれ その食卓に並ぶのでしょう

誰があの子の息の根止める? それは俺がとパパンが言った
誰があの子の体を捌く? それは俺がと ...
1.
ひとりの旅人と行き逢った。夕焼けのきれいな日で、
暗くなりはじめた道を鮮やかな赤色がずっと染めてい
た。道端の小さな岩に腰掛けて、旅人の勧めてくれた
煙草を吸いながら少しずつ話をする。巡 ...
愛する男を傷つけることしかできない人

哀れな 癒せぬ女


困難なことから 逃げるだけなら簡単で

可愛いだけで 我が侭が通るのは若いうちだけで

年老いた社会は 理不尽なこと ...
存在するために
薬さえ飲む
どうでもよいことばかり
世界にはあふれていて
秋の微弱を感じては
明日という名の薬を飲み
夢を好む
昨日の事が
縮図のように
うごめいていた
春でした
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
未来スコップショウドウ自由詩107/10/31 20:05
「 暖炉の炎 」 服部 剛自由詩7*07/10/31 19:50
冷え切った冬の最果てアオゾラ誤爆自由詩2307/10/31 19:48
少女凛々椿自由詩407/10/31 19:41
鉛色の街 服部 剛自由詩407/10/31 19:31
深夜の老夫 自由詩407/10/31 19:12
監禁狩心自由詩2*07/10/31 18:58
激痛ショウドウ自由詩107/10/31 18:58
あだると 08北大路京介短歌3*07/10/31 18:01
プレイ大覚アキラ自由詩507/10/31 16:53
満月夏川ゆう俳句107/10/31 15:55
アンナ1486 1...自由詩3*07/10/31 15:42
ねえ 細胞がふるえてるアハウ自由詩7*07/10/31 15:24
偽りの拘り美琴自由詩107/10/31 15:03
.о2かたくりо自由詩107/10/31 13:54
青いセピアの入道雲ゆるこ自由詩2207/10/31 13:39
創書日和【酒】 墓酒大村 浩一自由詩7*07/10/31 12:52
うしろ。狠志携帯写真+...407/10/31 12:43
照葉樹/////自由詩307/10/31 12:25
窮理の唄生田 稔自由詩707/10/31 10:57
Halloween未有花自由詩6*07/10/31 10:16
不可能物体狩心自由詩2*07/10/31 9:38
人間になろう戒途自由詩107/10/31 9:30
FALLIN'000自由詩207/10/31 6:20
見えない風音携帯写真+...3*07/10/31 4:37
廃人がポツリとつぶやく部屋7過去ログ倉庫07/10/31 4:20
晩御飯風見鶏自由詩2*07/10/31 4:02
星の子供たちUtakat...自由詩407/10/31 3:41
赦せない北大路京介自由詩8*07/10/31 2:35
小川 葉自由詩107/10/31 1:58

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