秋の夜の 
冴えた月を見ようと思い 
夕餉の前に 
門を出る 

静まり返った虫の音の 
時折闇の茂みに響く 
川沿いの道を歩く 

背後から 
車の近づく音がする 

ステッ ...
語りおえたら
息たえる そんなふうに
純一の機能を
持たなかったから
よかった とも言える
呼びかける名を一瞬ためらって
声は父の枕元に落ちた

あの日
医師から告げられた、
難解な病名は
カルテの上に冷ややかに記されて
希望の欠片も無く
黒い横文字となって嘲い
無情に ...
(考え改め)
詩と批評は別の分野ながら、互いに密接に関係しあっています。
現フォ内における”批評”という分野の更なる発展を祈ります。
基本的に団員が、いろいろな作品に対して感想、批評を寄せるスレ ...
窓から忍び込んだ風 僕の生まれた季節を運ぶ
少し風邪気味だって言えば 心配してくれるかな

愛って凶器と 孤独って盾
矛盾を生むことは 必然だったのかな
最後の最後まで その優しさに 甘えて ...
季節はいつも駆け足で
先へ先へとすすんでいく。

知らぬ間に、
わたしを置いて。
罪を犯した私が
どこへ逃げようとも
誰の許しも乞うことはできない

たとえ誰かが許してくれたとしても
何も変わらない
置いてきた事実は
過去の中

あなたでさえ
私を許してくれるは ...
 新宿駅/十月某日/中央線/轟音/オレンジの車両/轟音/エスカレーター/南口改札/ざわめき/人/人/人/ヒト/ひと/ざわめき/僕の感情/(ガガーーー・・・)灰色の(ピーーー・・・)砂嵐(グシャ ... 赤ちゃんになった気分で
ベッドの上で眠っていた

あやす声や 子守唄を聞いて
がらがらをまわして わらっていたの

あなたはお父さんになって
そばで見詰めていた
きゃっきゃっとわらった ...
このままどっか持ってかれそう。
地下鉄の音はお喋りには向かないわね。

真実なんて知りたくなかった。
大体の見当だなんてついてたんだ。
このまま幽霊になりたい。
生きるって、そもそもど ...
月がのぼるころ

あたたかな屋根の下で
ふたりすごしたい

言葉なんて
いらないの

ただ寄り添って
手をつないで

眠るまで一緒に
躊躇いのプロローグ     /ためらい
鳴り響いて宿命        /さだめ
ときめいてフォルテ

くちうつし の ものがたり

うつろいのエピソード
爪弾きて一瞬
凍てついてアンダ ...
血縁に絶縁
裏切りに踏ん切り
ハッキリとした暗闇
遠慮はいらないな

泣きたいと思ったから泣いてやろう

ひざまづき
こうべをたらし
前のめりにちぢこまる

あとぐされなんて ...
今朝から
祈ってみた

軍人も同じ人間
天国へ行けるようにと

かわいい息子 娘もあろうて・・・

お父さんやお母さんが
地獄ゆきでは
子も泣こう

祈ってみた
天国の白光の ...
生を授かり、愛を受け、


自分の足で歩くようになり、


意思を持つようになる。


そして、


長い長い道のりを歩き続け、


たくさんの石につまづき、


...
サーチライト君のまなざし射抜かれて
    私の愛も浮かび来る海


夜海の波うち際に刻まれる
    星のなまえを覚えてねむる


永遠の星を探してしずむ船
    嵐の海に記憶も ...
子供たちは
キティちゃんのホークで
なぽりたんを召し上がる

何千キロという海の大きさも
何十万ガロンという容積も
その喫水の深さも
まるで想像できない
きっと、大切なことなのだろう
...
狂おしく 金木犀の 香る夜
 君との時を 抱きしめながら
愛おしく 切ない想い 溢れ出す
 確かなものは 得られない侭
昨日から続く ストリップ      窓から眺めるベジタリアン
ウィニー・ザ・プーの ストラップ  いろとりどりのプロテイン

足りないらしいカルシウム  上手く弾けないラグタイム

お腹 ...
いきなり野暮な事聞いちゃうけど
人間でいて幸せかい?
僕は不幸せ極まりない
だって君と僕
いつかは棺桶入っちゃって永久にバイバイ
もし先に僕が棺桶入っちゃったら
君が作る大好物のハンバーグ ...
ここは輝かしい地獄だ
そして同時に
ここは陰鬱な天国だ

ある者は
今日一日を生き延びたことを
心から感謝し
また
ある者は
明日も生きねばならないことを
心から呪っている

...
そう 色鮮やかに
狂い咲いた 花達よりも


そっと泣き出すように
窓辺を照らす 月明かり
大切なものだけが
全て 全て 手のひら 零れ落ちた

ベッドの中 いつまでも見ていたんだ
...
夕食は小料理屋ですませ

芋焼酎ですこし速くなった息を

ぶらぶらと冷やしながら歩いた


知らない町が夜の顔をしている

電光の看板が寂しい

そこに紛れ込んだ影ひとつが俺


夕食は小料理屋ですま ...
何もない空一面の爽やかさ


月ひとつ私を見てる夜の窓


夕暮れになくした道を思い出し


きらきらと空は大漁鱗雲


天の川銀河鉄道夜を往き


曇り空ひとり淋しく留 ...
涼しげな 東
日光を額に集めて

ヘッドホーンでKoяnを聴いている

美しい景色 
爽やかさ
乱れる 光線のなか

地獄の叫ぶ Koяn
バターに溶けた錫を流し込む 堕天
黒 ...
猫の発語器官は発情期間よりも長く
そして低く尾を引く
ルトゥラ まだ{ルビ私語=ささや}いてる
名前を逆立てて
毛並みを呼ぶ君の
体内は群れを為し
ねむりのポーズで音に鳴る
...
きみが記してくれた言葉を考えながら歩く
きみが付けてくれた目印を探しながら進む

あとからおいで、と
迷わないように、と
くじけずおいで、と
待っているから、と

言葉を深読みしながら ...
今日もまた誰かが死刑台への階段を登っている
死刑台からの眺めはどんなものなのでしょう

死刑台に立つあの人に慈愛を

だって僕達は皆罪人なんだから
                071021

どういうわけか
イライラするとビートが欲しくなるのだよ
グーグルアースがささやいて
ひまわり畑を探し出す
モリマサさんの声がして
ひまわり ...
友達と向かいのベンチに座って話す

「あの娘かわいいな」

え?なになに?

身を乗り出すように、がばっと振り向いて

その瞬間に体中に電気が走ったんだ。

こんなの初めてだった。 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
隣の荷風 服部 剛自由詩207/10/24 21:12
そろもん(終の歌)みつべえ自由詩107/10/24 20:48
父のこと銀猫自由詩16*07/10/24 20:48
東方見聞録(旧新撰組)会議室07/10/24 20:33
君離れ蒼穹自由詩5*07/10/24 20:28
駆け足風音未詩・独白2*07/10/24 20:28
置いてきた事実は過去の中sekka自由詩5*07/10/24 19:49
新宿ホワイトノイズ草野春心自由詩207/10/24 19:42
とおいcradleいすず自由詩4*07/10/24 19:38
メランコリー・ハニー。菊池ナントカ自由詩507/10/24 19:30
月がのぼるころ風音携帯写真+...4*07/10/24 18:54
ものがたり九鬼ゑ女自由詩107/10/24 18:10
今日という日にいたずら戦隊...自由詩007/10/24 18:00
軍人昇天委員会アハウ自由詩1*07/10/24 17:05
空を夢見るスターリット...未詩・独白107/10/24 16:22
星のなまえ石瀬琳々短歌5*07/10/24 15:07
キティホーク佐野権太自由詩21+*07/10/24 14:54
芳しい夜ライチ短歌3*07/10/24 14:20
mur mur北大路京介自由詩3*07/10/24 14:04
Bye-byes殿様が得る自由詩007/10/24 13:41
回り続ける星の上で大覚アキラ自由詩607/10/24 12:56
Lost butterflybilly自由詩107/10/24 12:00
ホテルまで吉岡ペペロ携帯写真+...007/10/24 10:56
空模様Ⅲ未有花俳句4*07/10/24 10:17
KOЯNの群量アハウ自由詩007/10/24 8:20
rThuL'A10010自由詩007/10/24 4:32
後/疑vi未詩・独白1*07/10/24 3:59
死刑台鋼鉄漢自由詩3*07/10/24 1:35
ひまわりあおば自由詩3*07/10/24 1:17
恋にオチて短角牛自由詩007/10/24 1:12

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